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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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課外授業のデイウォーカー
  ツェペシュ側とカーミラ側との協定×三大勢力との停戦と和平

リゼヴィム達が立ち去った後、俺らは残党狩りとドウター狩りをしていた。カーミラ側とツェペシュ側に邪龍量産型を討伐していた国連軍ルーマニア支部治安維持部隊とカーミラ側にて待機していたトレミー1番艦と2番艦。

待機してたティアとMS部隊の活躍によって、双方の城下町の被害は最小限に抑えられたのが二人の王に言われた注文。対邪龍&ドウター戦によって破壊された城下町は、俺の持つ再生により破壊前まで戻す+補強されていく。避難完了してた民達は、俺らに向けて礼の言葉をもらう。

「こちらツェペシュ側城下町、カーミラ側にいる治安維持部隊の諸君。応答を願いたい」

『こちらカーミラ側城下町配属のニールです』

「こっちは最小限で終わったが、そちらはどうだ?」

『問題ありません、住民は既に避難完了済みでしたので死傷者ゼロです。戦闘終了したので、現在住民避難解除して城下町に戻っています』

「了解。こちらも最小限に済ませたし、そちら側は引き続き作業してくれ」

『了解しました、織斑少将』

通信完了と同時に城へ戻る俺だったが、こちらも作業を終えてボロボロとなったツェペシュ城を再生により攻撃前の状態へ戻す。老朽化してたとこもあったので、そこも補強済みであるが、クーデター派の吸血鬼全員が邪龍量産型となって討伐した。今ここに居る吸血鬼は現政権の者達であったが、地面にへたり込んでたエルメを発見した。

「そこに居るのはエルメだが、何か悲しい出来事でもあったのか?」

「織斑様・・・・私達の中に裏切り者が居て邪龍と化して祖国がこのような状態となってしまいました。幸い織斑様達のお陰で最小限となりましたが・・・・」

「例え仲間だった者が邪龍量産型の中に居たとは・・・・悲しい出来事でありエルメでよければ俺の胸で泣いてくれ」

「う、う、うわぁぁぁぁぁん!」

エルメ付近に居る女性エージェントも一緒に泣いてスッキリした笑みを浮かべて、俺達に礼を言ってきたがそれは全てを終えてからだと告げる。吸血鬼世界を守ったのも全ては蒼い翼とCBに助けを求めて来た事であり、天界の御使いが来た頃には邪龍討伐完了とされたから出撃の意味がなかった。ギャスパーは最下層に居るヴァレリーを迎えに行ったが、こちらに戻って来たらアイツがギャスパーの前に立つ。

「・・・・・・」

「ギャスパーお帰り。ヴァレリーの状態はどうだ?」

「一真先輩の延命措置により昏睡状態ですが、心臓や脈に問題はありません」

「ふむ。見ただけでも大丈夫に思えるが、何やら言いたそうだから静かにしておこう」

無言でギャスパーを見つめるヴラディ家当主であり、ギャスパーの父親だが俺は普段通りに会話してて唖然していた。今と昔で違う子に見えたのか?

ゲオルグの禁手化は既に解除済みで、長時間結界装置守りながら戦ってくれた治安維持部隊の為にと思い、ゲオルグは部隊の連中に感謝の念を込めた回復魔法を使った。

治安維持部隊はブラック・シャークから派遣者とは言え、人間とハーフが多いけどルフェイと一緒だから無茶はしない。ギャスパーは臆せずに真っ直ぐ宣告する。

「私はリアス・グレモリー様の眷属悪魔『僧侶』のギャスパー・ヴラディです。今までお世話になりました、私はもう二度とここへ戻るつもりはありません。ヴァレリーも連れて行きます。私達のお家は日本にありますから」

「との事だからコイツらは連れて帰る。ヴラディ家当主に拒否権など無いし、変わり果てたギャスパーは昔と大違いな程だ」

「・・・・頼みます。息子をよろしくお願いします」

俺らと合流後、ヴラディ家当主は俺に聞こえる声にて頼まれた。瞑目し一礼、父親と最後の会話となりながら頼まれたと言う返事の代わりに手を振った。襲撃から余り時間経ってないけど、ギャスパーと共にこの町の中央広場に集合。もうすぐ日の出となるが、吸血鬼達が寝る時間。その前に一目見ようと俺とこの町と国を守った治安維持部隊を見に来てた。

「ここにいる全ての吸血鬼達よ、我の名は創造神黒鐡兼赤龍帝であり私設武装ソレスタルビーイング総司令官と国連軍日本支部第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークの長をする織斑一真少将とは俺の事だ。ここに居る国連軍ルーマニア支部治安維持部隊の諸君とお前らの町を守ったCB兼黒神とグレモリー眷属!」

改めて宣言し、CBとブラック・シャークの長が同じ人物だと再認証させた。全隊員の敬礼からの一礼、CB側兼黒神側とグレモリー眷属とシトリー眷属の二人も一礼したら大きな拍手で迎えた。日の出直前までお礼が聞けた後、城下町の民達は各家に帰り眠りに付いた。

現政権ツェペシュの王とカーミラの王に各幹部達は、後々にある両政権での停戦と共に三大勢力と和平してもらう予定。俺以外は駒王学園に帰還するが。

「まさか本当に停戦と和平を行うとは、流石一ちゃんだぜ!」

「最初からそのつもりだからな。それにツェペシュ側とカーミラ側からのオーダーであり、まず和平を行うが少し時間が掛かる。その後三大勢力トップである天使長ミカエル・現四大魔王の一人であるサーゼクス・堕天使総督アザゼルの三人と吸血鬼側の両王と幹部達を俺が仲介として。ちゃんと仕事果たさないと戻るつもりはない」

「裏取引として両王が和平するならと言う取引をしたので、我ら蒼い翼の全面協力の元で行われます」

「あとはヴァレリーの意識が回復すれば全部解決するんだけどねー」

朱乃とイリナが言うように、中央広場に集まって治安維持部隊は配属先である国連軍ルーマニア支部に報告書を作成するんだと。で、引き続き留まる事となり、戦闘前後に備品の確認を夜になってから回るらしい。巡回でもあり、今回の戦闘では既に避難完了後だから一応な。

《あっし達もドウター退治に参加させてもらいましたが、いい勉強になりましたぜ》

「・・・・俺もだ、それにヘラクレスとは何時かサシで勝負したい」

「それについては俺も同感だ」

ベンニーアもルガールも今回の対ドウター戦で勉強になって良かった。ルシファーの指示によって動いたそうだが、俺は改めてアザゼルとシャルロットにヴァレリーの様子を窺う。しばらくすると答えが出たそうで、アザゼルに貸した端末は既に返却済み。俺らの技術を盗まれると厄介だから。

「やはりヴァレリーの意識を戻すには、リゼヴィムの野郎が奪った聖杯を入れないとダメのようだ」

「そうですね、三個でワンセットとはとんでもない亜種聖杯ですね。私自身も驚きで一杯ですけど、一つ強奪されて何とか意識保てたようでしたが二つ目を取り出されたショックで意識が完全に止まったようです。直すには本来あるべき姿に戻す方法しかないですが、一真さんでも何とか出来ませんか?」

「何度回復魔法を当てても身体は何ともないが、やはり意識だけは回復できんな。これについては、あのバカの手にある聖杯を取り戻すしかなさそうだ。俺が創った疑似聖杯を彼女に入れてみたから・・・・これで意識は何とか回復するか?」

疑似聖杯を入れて時間が経つと何とか意識だけは戻るが、俺の名を呼ぶぐらいの声しか出せない様子。彼女の聖杯に合せて後遺症も無さそうだし、寝たきりの状態のままだろう。これに関してギャスパーに感謝された。ま、三個ある聖杯一つだけ取り出したのは単に一つで充分だからと俺は思う。

「創造神黒鐡だから彼女が持つ聖杯に合せてみたが、意識戻るだけでも良かったからいいとして残りはリゼヴィム達『クリフォト』だな」

「奴とは何時か決着付けるさ、俺の手でな」

「吸血鬼側を泳がせる為と言う政治面で無さそうなら、聖杯一つ以上の制御が面倒だからと判断したのだろ。奴の会話聞いただけでも一つで禁手化可能だし、マリウスがヴァレリーに使わせた時も主に一つの聖杯で機能してたと見た。二つ以上の使用は彼女の体に負荷が掛かる、恐らく彼女自身が無意識に発動を抑えてたとしか言い様がない」

「いくら亜種聖杯でも三個もいらんよな。吸血鬼の強化に邪龍化までやってしまう輩だ、それと今回初お披露目したチビドラゴンズは反射を使った攻撃方法だから俺とヴァーリにしか使えんよ」

「反射もそうだが一ちゃんの報告にあったレプリカ赤龍帝についてだが、人工神器の応用・クローン技術・聖杯の力・その他諸々により相当無茶振りした形を整えたとしか思えねえ。だが倍加有りと倍加無しのユーグリットと一ちゃんが戦っても分かる事だが、よくもまあ倍加無しで殴ってからのドラゴンブラスター進化版ツインサテライトドラゴンブラスターキャノンでぶっ放すとは」

「ドライグが一真さんに宿ってる限り、赤龍帝の籠手が二つ存在するのは有り得ないですしね。私が創った神器をレプリカにするとは驚きでしたが、一真さんの敵にならないから大丈夫でしょ。レプリカと言うより粗悪なデッドコピー、使用してる本人が相当な実力者で上回っても一真さんはそれ以上のスペックを持ってます。オリジナルとレプリカの違いはありますし、一番は宿主スペックだと思いますから」

基本性能でも衰える事なく機能してれば問題無い。語り合った後、ギャスパーは改めて聖杯に関して必ず取り戻すと宣言した。封印前とは思えない程の成長振りを果たした事なのか、リアス達は驚いた顔をしてが日の出見た後にヴァレリーをグリゴリ研究施設に預かる事にした。蒼い翼でも良かったが、アザゼル側に置いといた方がいいと判断した。

俺以外のメンツらはトレミー3番艦へ搭乗して日本へ帰還。全トレミーと共に。俺はここで仕事しなければならんので、治安維持部隊と共に夜を待った。待機任務なのでこちら側にとって睡眠や鍛錬で時間潰したが、俺は基本的に人間ベースとして過ごしてるから昼夜に報告書を纏めてた。カーミラ側から来るモニカと共に来る手筈となっており、しばらくエルメと待ってると馬車と一緒に護衛者が来た。

「ついに来ましたか、我らの女王様が」

「ああ。今回はツェペシュ側でとなるが、(いず)れは男女共存吸血鬼世界にしたいと俺は願っている」

エドワードも既に戻ってるし、モニカも停戦と和平する為に馬車で通過後に俺とエルメはヘルメットを被り乗った。そんでツェペシュ城到着し、馬車と護衛者が通過後にメイド達が居るとこまでバイクで通されて降りる。

バイクとヘルメットを空間にしまうが、馬車から降り立つカーミラ側女王のモニカ・カーミラと側近が降り立つ。エルメはモニカに近寄り、無事に任務を果たした事と今回起きた裏切り者に関しては知り合いだったらしい。

『ツェペシュ城へようこそいらっしゃいました、モニカ・カーミラ様と側近の方々。私達はツェペシュ王と共に歓迎致します』

「よう、モニカ。よく来たな」

「お久しぶりです、織斑様。あの時は連絡用魔法陣での通信越しではありましたが、改めてご挨拶を。私はカーミラ側現女王のモニカ・カーミラ、織斑様とCBにはこちら側に住んでいる民に代わりお礼申し上げます。私達の国を守って下さり誠にありがとうございました」

「ま、今回防げたのも未来予知によってだが。さて立ち話もいいが、あちら側の王が待ってるからさっさと行こうや」

一礼の代わりに互いに握手してからモニカと一緒に中へ入る。カーミラもツェペシュもファミリーネームらしいし、メイドを先頭に俺とモニカで王の間に向かう。モニカは俺の腕にくっついてたが、エルメ曰く俺をとても気に召したようだ。

後ろに側近とエルメで歩いてるが、流石に王の間へ到着すると離れてくれた。兵士達は相変わらずだがこちらの護衛はルアとルカ達だが、詰所に戻りモニカの護衛は俺だけで充分だ。

「・・・・では、現政権の王への謁見を。それと織斑様、我が王を御救い下さいましてありがとうございます」

珍しく礼の言葉であるが、まあいいとして扉が空くと同時に王の間へ入った俺達。そこに座ってた現政権の王で裏取引でカーミラ側に避難してたが、クーデター終了後に怪我を治療してから玉座に座ったエドワード・ツェペシュ。近くにいる側近と幹部達はエドワードと一緒に逃げ込んだ事により、邪龍化しないで済んだし扉が閉まってから俺は中間辺りに移動する。

「これよりツェペシュ側とカーミラ側の和平停戦と共存する為の交渉を行う。進行は仲介役は、創造神黒鐡兼私設武装組織ソレスタルビーイング&国連軍日本支部第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークの長をしてる織斑一真が執り行う。まずは双方の自己紹介せよ」

「我が名はエドワード・ツェペシュ、現政府の王である」

「我が名はモニカ・カーミラ、こちらも現政府の女王よ」

「さて、これより吸血鬼同士の争いを止めて共存する目的として、わざわざカーミラ側の女王をここまで来させた。和平停戦終えてからの共存について思う存分話し合うが良い。我は語り部となり、端末にて話し合った事を記憶媒体である端末でな。偽りのない会話を進め、これからの吸血鬼について語ればよい。・・・・エドワードも何時までも座ってないで、こっちにある席に着席してモニカと話し合え」

「すまない織斑様、では早速今後の吸血鬼の生き様を語ろうじゃないか」

中間に俺が居て、横長の机に椅子が置いてあって双方の王が着席する。そんで今後について話し合って和平をして停戦協定後、共存について語り合ったが喧嘩腰にならないで済んだ。それが救いでもあるし、話し合いから一時間経過していても語り部として。

たまにメイドが飲み物を持ってきてくれたが、配膳にて喉を潤して双方の約束事を取り付けて誓約書を出す。原本と複製を作成して拝見後に、男尊のツェペシュと女尊のカーミラの誓約書を互いに見てサインした。

「これで吸血鬼サイドでの小競り合いは無くなると言う事か、あとは民達が文句言わなければの話だな」

「それなら大丈夫でしてよ、織斑様。ここに来る前に民には話してありますわ、それもエドワードとの和平協定と各勢力との停戦もね」

「僕らもだよ、モニカが来る前にちゃんと民達には説明済みさ」

「誓約書の原本と複製をし、こちら側でも保管しておくんで互いを名前で呼ぶ程の仲良し記念として写真でも撮ろうや」

左右にエドワードとモニカと中央に俺が居て、手を重ねたままの記念写真。停戦協定成立させてCBと蒼い翼経由で各勢力に伝わるだろうが、こちら側が終わった頃に今度は三大勢力との停戦協定だが既に準備済み。

「こちら吸血鬼サイド、駒王学園にいる三大勢力のトップ共、応答せよ」

『こちらアザゼル。一ちゃんの言う通りもう和平と停戦協定を終わらせるとは、毎度ながら驚きで一杯だ。で、こちらは既にミカエルとサーゼクスにセラフォルーも居る。CB側からは前四大魔王に元神も居るけどな』

「なるほど。ホントならそちら側でやりたかったが、今回はテレビ電話を魔法陣で介した方法で執り行う。詳細はルシファーに聞いてくれ、こちらも準備するから」

『了解したぜ、一ちゃん』

通信を一度切ってから、王の間全体を大型魔法陣に入れてこちらの映像をあちらに転送する準備は整った。この方法は前にモニカがやった通信用魔法陣で通信時だが、今回は大掛かりな準備と言っても簡単な機材を置いてここと駒王学園側との風景が見えるような感じで。あちら側に端末を配置させてるのは、普段整備士やってるイアン達。

こちらを暗くさせて、あちらの準備待ちまで俺の言う通りに座る俺達。日本に居る駒王学園の会議室に居て、時間的には十四時で会談場所も随分前に三大勢力との会談場所となってる。アザゼルが吸血鬼側に居る俺に通信させて、ルシファーに聞くアザゼル。

「ルシファー、一ちゃんからの指示であちらは魔法陣でテレビ電話をするようだ。詳しくはルシファーに聞けと言ってたが」

「アレの事ね。一真も手回しが早くて助かるわ、イアン。アレをこの部屋にて準備してくれる?」

「了解した。ミレイナ、アレを持ってきてくれ」

「了解です~整備班と一緒に準備するです~」

イアンとミレイナ達整備班が色々と機械を持ってきて、一真達が座る場所に取り付ける端末を確認していく。イアン達はアグニ達の知り合いとしてアザゼルに紹介したけど、機械や端末を色々してたので、アザゼルは興味津々で質問してた。

「確かイアンと言ったか、トレミー3番艦の整備士として」

「その通りだが、CBやら次元パトロール隊の総合整備士としてやっている。主にガンダムやISとかの整備してるが、ワシらはアンタ達の事をよく知ってるよ」

「パパの言う通りです~『って事は娘なのか!?』そうですよ、と言っても年齢は止まってるのです~」

イアンとミレイナが親子関係だと知って驚いてたが、機械のセット完了と共にトレミーブリッジを経由した通信にてあちら側に取り付け完了したと。すると端末から現れた俺と吸血鬼の王二人に側近と幹部達が出現した。俺ら側はヘッドセット装着してマイクテストにて発声。

『あー、あー、聞こえるかな?日本の諸君』

「凄い!何なんだこの技術は!聞こえるよ、一真君」

『ホントはそっちで行きたかったけど、今回はこれで会談をさせてもらう。自己紹介をさせよう、エドワードにモニカ』

『うむ。皆さん初めまして、私はエドワード・ツェペシュ。ツェペシュ側の王です』

『同じく初めまして三大勢力トップの皆様、私の名はモニカ・カーミラ。カーミラ側の女王ですが今は互いが王ではありますが、何れ吸血鬼側でのトップを決めたいと思います』

「うわー、ホントに和平をしちゃったのかー。凄いよ一真君」

俺らは自信たっぷりに言って今度はトップ側からの自己紹介から始まり、三大勢力トップで天界側はミカエルとガブリエル・冥界悪魔側はサーゼクスとセラフォルー・冥界堕天使側はアザゼルとシェムハザとなる。

CBからは吸血鬼側に行ったメンツとグレモリー眷属とシトリー眷属が居て、全員揃った所で俺から話が始まり語り部として聞いてたが仲介側として進行する。和平協定と停戦協定の二つを語り合い、あちら側から準備した誓約書を空間から取り出して書類を見る。確認後、エドワードとモニカにサインをさせる

『サインしたので、そちらに送る』

「ホントに摩訶不思議だぜ、お、来た来た。ふむふむ、確認したぜ一ちゃん」

「これで吸血鬼側ともやっと停戦が出来ましたね」

『特にミカエル、教会側に伝えるんだな。吸血鬼とは停戦したと』

「分かってるさ、今シスター・グリゼルダに各教会へ通信入れているから大丈夫さ」

『ならいい、じゃあこれにて会談は終了となる。俺はしばらくこちら側に居るが、用事が済んだらすぐに戻る予定。確か駒王学園で真夜中に話し合いがあるんだろ?その頃には戻ってるさ』

「待っているぜ、それとエドワードにモニカよ。これからは仲良くしような?」

『ああ。こちら側はいずれ吸血鬼のトップを決めるつもりだよ、でも今はまだツェペシュ側の王だけどね』

『私もよ。それにこちらにいる兵藤様には感謝しているから、裏切るつもりはないわ』

『という事で会談は終了だ。お疲れさん』

会談終了となりヘッドセットを回収した。大型魔法陣解除し、やっと仕事が終わったと思い俺はルア達が居る宿泊場所に行く。今後の事については俺無しで話し合ってほしいし、背伸びしながら治安維持部隊のとこに行くと丁度宴をしていた。

勝利の美酒だが、今までツェペシュ側とカーミラ側の二つの勢力に別々で働いてた仲間との送別会かもしれん。そんで久々に酒を飲んでから客間に行き、たまには一人で寝るのも悪くないと思った。 
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