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IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。

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子供編
  姉上………。ごめんなさい。

 
前書き
やっとハルメーン様に追いつきました。
お気に入り登録ありがとうございます♪ 

 
アンネローゼ姉上が皇帝陛下の寵妃になることが、決定しました。
父上は、最大限に抵抗しました。
私も、たまたまそこにいたので最大限の努力をしました。
今から、ラインハルト兄上とジーク、レオンにその経緯を話さなければなりません。
父上には、頼れません。
私が、お願いした事を叶えて下さるから。
アンネローゼ姉上も、却下ですが、話を補足して貰うと思っています。

悔しい、悔しくてたまらない。
何故、忘れていたのでしょうか?
もう、自分が嫌になりそうです。
やっと、幸せな家族に戻れたというのに。
アンネローゼ姉上が、勉強が出来るようになり、ラインハルト兄上にジークとレオンという友達が、出来たのに。
父上の事業が軌道に乗ったのに。

嗚呼、後悔している場合ではありませんでしたね。
こちらを射抜くように睨んでいるラインハルト兄上に説明しなければ。
「ラインハルト兄上、ジーク、レオン。
アンネローゼ姉上は皇帝陛下の寵妃になることが決定しました。
これから、その経緯を説明しますね。」
そこまで、私が言った時ラインハルト兄上が
「何で、クラウディアはそんなに落ち着いているんだ!」
と吠えるように言われました。

私が、、、落ち着いている?
今の私は、泣きたい。眠りたい。すべてが夢であったら良かったのにと思っているのに?
でも、説明しなければ、アンネローゼ姉上と引き離される前に。2度と会えなくなる前に。すべてを失う前に。
さあ、クラウディア。勇気を振り絞って、前を向いて。立ち向かって。
ラインハルト兄上の蒼青色(アイスブルー)の瞳をじっと見つめて。

「ラインハルト兄上。私の話を聞いてください。
アンネローゼ姉上の後宮入りは、半年後です。
それまでにアンネローゼ姉上を貴婦人にします。
ラインハルト兄上を紳士にします。
ジークとレオンと一緒に。
お願いします‼︎ラインハルト兄上。ジーク。レオン。
アンネローゼ姉上と一緒に私に利用されてください!
私は、もう2度と家族を失いたくありません‼︎
アンネローゼ姉上と2度と会えなくなる何て嫌です‼︎
それに、私もラインハルト兄上もジークもレオンも父上も利用されるなんて御免です‼︎
お願いします‼︎助けて下さい!
ラインハルト兄上。ジーク。レオン。」
じっと3人の蒼青色(アイスブルー)の瞳、青色の瞳、翡翠色の瞳を見つめます。
どれほどの時間経ったか分かりません。
でも、私にとっては、永遠に等しい時間でした。
最初に口を開いたのはレオンでした。
「良いぜ。助けてやるよ。
利用もされてやる。ラインハルトもジークもそれで良いよな?」
ジークはにっこり笑って
「もちろん!アンネローゼ様に会えなくなるのは嫌だし、
ラインハルトやレオン、クラウディア、セバスティアン様と会えなくなるのは嫌だしね。」
ラインハルト兄上は、鼻をフンと鳴らし
「嗚呼、それで構わない。クラウディア。助けてやる。話せ。」
と少し頬を赤らめて。
私は、その話を聴いた瞬間、思わず笑顔になり3人にぎゅーっと抱きついてしまった。
でも、3人とも抱きしめ返してくれた。
「ありがとう‼︎ラインハルト兄上!ジーク!レオン!」 
 

 
後書き
これからは、暁様で投稿していきます。 
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