| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

1部 始まりは突然に
2章 ドキドキな小学校ライフ
  面倒な戦い

 GWと母の日も終わり
学校もやっとこなれてきたところだと思う。
そうは言っても、授業はつまらないがやはり学校はいい場所だと思う。
俺もなのは達以外とも
やっと少しずつ交流を持ち出している
でも相変わらずお昼等は
仲良し3人組で食べていることが多いけれど、
そう思い煩っているといきなり俺の机を叩いた馬鹿がいた。

「サイツ君いきなり私の机の上をたたかないでくれる」

「なぁいいじゃないかよ一戦交えても!」

 これも最近の挨拶に近くなった。
小学生通しならこれでもいいけれど
大人同士しならかんぐられる言葉でもある。
別に俺自身はバトルマニアじゃないしできれば避けたい戦いでもある

「なぁ、良いだろ」

 こんな状態だからひうわさも立って来ているのも知っていた。
サイツが俺を好きだということ
聞かれたらお互いにこういうだろう
「「それは無いと」」

「昨日も誰かとけんかしてきたんでしょ」

「仕方ないだろ、たかりゆすりなんて葛のやることだ俺はけんかは好きだけど弱い者いじめはしなぜ」

 いやいやサイツ君大声出して言う台詞ではありません

「なら私は外れるわね」

「あ~そりゃねえわ、嬢ちゃん」

 俺のことは必ずこのように言ってくる
それ以外にはきちんと名前で言うのに
これもうわさの尾びれの一環

「今は納得するぜ」

「いくら言っても受けないからね」

そう言いながらやっとあきらめたのか俺の席から離れて行ったのと変わってアリサ達が近づいてきた。

「またあの馬鹿来たの?」

「まるで熱烈なアプローチだよね」

アリサやすずかがこのように言ってきた。
 なのはは俺が何かを言うのを待っているみたいだった。

「アプローチって私は色恋も喧嘩にも興味がないからね」

 小声でアリサが
「あれを使ったら終わるでしょ」
「むやみに人を傷つけるのは良くないよあれは勉学だから」

 嬢ちゃんか・・
多分こういいたいんだろうな
丈ちゃんと、本当女の子でよかったよ

 ここ最近はへんなことも起きず
それこそ転入してきたときみたいに
人恋しさもなりを潜めていたときだった。
ストーカー運と闇討ち運の厄を払いに行こうかな
帰宅中に空気が変わった。
相変わらずの周囲結界

「誰かしら」

「あぁ俺だ 池田丈」

 金髪に革ジャンとパンツ
そして斬馬刀に近い武器を持って現れた
現海鳴地区小学生番町
サイツだった

「何のことって言っても仕方ないか?何のようだ!」

「だから言っているだろう一戦交えたいと」

「肉弾戦やっても勝てないからいやだ、結果が分かる戦いはしたくないのと、
全部使うと絶対に勝てるから絶対にいやだ」

「駄々言うなよ。俺がいつまでもお前が知っているサイツだと思ったらダメだぜ
多分全ありでも俺は勝つぜ!」

駄々言ってるのはお前だって

「ほら今俺女の子、そんな野蛮なことしたくないわけよ」

「その割には神威と戦って無事勝利しているよな」

「ははは・・・あれは振り払う火の粉はね」

「神威とは戦えて俺とは戦えないのか親父」

「親父って言うな」

 そりゃ俺が作ったキャラクターだから
父親って言われても仕方ないけれど

「戦ってくれたら親父って言わないし、嬢ちゃんとも言わない
それに子供のわがまま聞くのが親じゃないのか?」

「でも今のままなら俺勝つし、
お前のプライドも壊れるんじゃないの?」

「さっきも言っただろ! 
俺が生まれてくるときに俺にも特典があるんだよ
だから俺が勝つ」

「戦っても俺にいい事ないじゃん」

「秘密を守る」

「別に言ってもいいよ。誰も信じないし」

そりゃそうだ
俺たちは2次元の世界に転生してきたものだと
誰も信じないだろう

「ジョーが勝ったら何でもできる事を聞くぜ」

「乗らないとこの結界外してくれないのだろ」

「そういうこと」

「俺に勝ったらお前は何を望むんだ!」

「勝ち負けなんてやってくれたら
俺の望みはかなえられている
俺が勝ったら
ジョーが修行して俺に挑戦する事でどうだ」

どうだって言われても
なんでこんなバトルジャンキーになったんだろう

「俺をただの小学生番町と思うなよ」

「御託はいい早速やろうか」

 聖祥の服に手をかけての

「変身」

 一回転をして上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った
ファンタジーの王道みたいなスタイルかもしれない

「私の平穏無事な生活のための
犠牲となってもらうよ サイツ」

「俺は楽しければそれでいい 
強ければ強いほど燃えるぜ!!
神威を倒したその能力ためさせてもらうぜ!!」

 それじゃすぐに終わらせて家に帰っておやつを食べよう。
人形態(ひとけいたい)のサイツは空が飛べないから

「ワッ・クオー」

 力ある言葉を唱える

『黒鳥嵐飛(レイ・ヴン)』

 高速飛翔呪文
これを使って上空からシューティングで勝てるはず

「ははははぁあああああああ」

 サイツが大笑いした。
あきらめて開き直ったのかな

「俺がいつまでも地面を這う生き物だと思うな」

 そういった瞬間
サイツの背中から金色の竜の翼が出てきた。

「忘れたか俺は黄金龍の王サイツ
人間形態でも空が飛べるようになったわ~」

 プラン変更

「驚いたようだなジョー」

「その名はもう無い。今の私は綾だ言い直せ!」

 俺は力ある言葉を発した

『聖爆(クローミング・ロー)』

 唱えた瞬間
光の光線がサイツに向かった
サイツに当たる瞬間

剣で光を当てた
「ぐおぉおおおおおおおおおおおおおおお」

「ブレイジ~ングカウンター」

光の粒子は跳ね返してこちらに飛んできた。
それを間一髪かわした。

しまった今ので見失ったけど、あれを跳ね返すって本気か!!

「ファルコンスマッシュ」

 上空からの一刀両断
瞬間的に気付き俺は剣で防いだのだがいかんせん力負けする

「うっ」
 
俺は耐えきれなくなって刀を離して距離を置いた。

「どうするんだ~これで身を守るものがなくなったな」

やばい接近戦では分が悪い

 だが、俺が何も無い空間から手をかざすと
一本の剣が俺の手元に収まった。
それは先ほど落とした刀だ
俺の愛刀
神刀夕姫
持ち主の所に戻ってきてくれる優れもの
他にも炎を纏わせれる効果とかがある

「ほぅそれは夕姫か、また珍しいのを持っているな」

 サイツがこちらに手のひらをかざした。
『ブレイジングカノン』

手のひらから火炎の攻撃が来た

 これは黄金龍のブレスを手のひらから出す攻撃

 俺は炎の剣を前に構えて精神統一をする

ずががががぁああああああああああ

 俺は逃げることが不可だと思ったので
炎の攻撃だったら炎の剣で防御ができるんじゃないかと思い
抵抗

 抵抗成功

 やばい
先手が取れない
だが今の爆発の余波で俺は力ある言葉を発する


「魔界の公爵 大いなるトニムアよ 古の契約を行使せよ(スー・アン・ドア・ステー・ルー)」

『 雷電怒濤(ライ・オット)』

雷撃がサイツに向かっている。

両手をかざして炎を出した

「ダブルハンドカノン」

相殺しやがった

マジ厄介

 ただの精霊魔術ではなくて暗黒魔術でもあるこの呪文を相殺ってやめて欲しいものだ

 その瞬間
俺は頭上から肩に攻撃を食らって地上に落ちた。

サイツは地上に降り立ち

「やっぱり俺は喧嘩も強い上に男前!!」

「おれは創造主に勝ったんだ」

 そういった瞬間俺の姿は跡形も無く消えていった。
消えた瞬間
俺はサイツの後ろから首筋に刀を軽く当てた。

「私の勝ちですねサイツ」

「あぁ~幻覚(イリュージョン)か」

「ご名答」

「きったね~」

「いやいやだって呪文って非殺傷ないし、
俺、殺傷能力が高い呪文しかないし
殺傷能力が低い呪文なんてサイツに効かないし
実際ライオット意味無かったし
肉弾戦では分が悪いしね
別に殺し合いしているわけないし
もう君は戦士だから言いけれどね
私は基本魔法使いなの
殺さないで戦うことってめちゃくちゃ難しいんだよ
あの光線技だって非殺傷なんでしょ」

「あぁ俺の人間形態は戦士だからなぁ
技で非殺傷にしてあるぜ」

「あまり大怪我もさせたくないし
大変なんだよ
ぎりぎりでのイリュージョンなんて
一歩間違えたら負けるし
分の悪い賭けだよ」

「でも勝ったんだからいいんじゃない」

 そう言いながらサイツはにかって笑った。

「サイツらしくないじゃん。気絶したかしてないかを確認していなくて、勝利宣言なんて」

「それだけうれしかったんだよ」

そっぽを向いて話し返してくれた。

「そう」

「それでお前が勝ったんだから何をしてほしいんだ」

「ん~将来だけど1度だけ力を借りるかもしれない」

「それじゃあこれをやる」

犬笛みたいな笛をもらった

「これを吹けばどんな場所でもこれるって言うか召還される。
俺様黄金龍の王サイツがな」

「いつまでその格好でいるの」

「あぁ人間形態か。
まぁ飽きるまで人は強いということをあの時知った。
その根本を知るまでもう少し居ようとは思ってる。」

「ふ~ん」

「これありがとう。
でも着替えてよかったよ
じゃないと制服ぼろぼろだったよ
また両親に心配をかけるところだった」

私は制服姿に戻った。

「今日は楽しかった。またやろうな」

「絶対に嫌」

 サイツは向こうに歩きながら剣を消してから指を鳴らした。
その瞬間封鎖結界が壊れた
そしてまた平和ないつもの海鳴が戻ってきた。
サイツは単純でまっすぐだからいいけれど
他にも俺が作ったTRPGキャラが
この世界に来ているのか
それとも神威みたいに転生者はいるのか
ただでさえ面倒なのにもっと面倒にならないでほしいと思った。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧