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魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー

作者:末武克之
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第9話 覇王の想いと聖王の願い[後編]

 
前書き
大魔王獣 マガオロチ

ウルトラマンガイア

ウルトラマンダイナ

ウルトラマンティガ

登場 

 
ガイはマガオロチとの戦いに敗れ夢を見ていた。

「オリヴィエ、クラウス!」

ガイは両手を夢中で伸ばした。

二人はガイに近づきガイの手を掴んだ。

「ガイさん?」

オリヴィエの声は違う声だと気づいたガイはよく二人を見た。


ーーー現実ーーー



目を開けるとヴィヴィオとアインハルトがガイの手を掴んでいた。

「ガイさん大丈夫ですか?」

ヴィヴィオはそうガイに聞いた。

「ヴィヴィオとアインハルト?」

ガイはそう言って起き上がろうとした。

「まだ寝てないと駄目ですよ!」

ヴィヴィオはそうガイに言った。

「俺に構うな」

そう言ってガイはふらつきながら立ち上がろうとした。

「ガイさんまだ体が完全に治ってないんですから休んでいてください!」

ヴィヴィオはそう言ってガイを座らせた。

「ヴィヴィオ!あの怪獣の封印されていた石碑に何かヒントがないか調べに行こう!」

リオはヴィヴィオにそう言った。

「えっ、でも」

ヴィヴィオはガイを見た。

「気にするな、お前らはやりたいことをしろ」

ガイはそう笑顔で言った。

「わかりました!」

ヴィヴィオ達四人はデバイスを持って走り出した。

ガイは腰の横に手を当てた。

そして気づいた。

「ない!ウルトラマンさん達のカードがない!」

そう言ってガイは走り出した。



ーーー王の眠る森ーーー


ヴィヴィオ達は王の眠る森に入りクラウスとオリヴィエの墓標を探していた。

「見つかりませんね」

そうアインハルトは言った。

「きっとあるはずです!」

ヴィヴィオはそう言って辺りを見た。

「こら!君達何をしてるんだ!」

ヴィヴィオ達に声を掛けたのはミッドの防衛軍のダイゴ・マドカだった。

「すみません」

リオはそうダイゴに謝った。

「あれ?皆何してるの?」

後ろからスバルが顔を出した。

「スバル隊員」

ダイゴはスバルを見た。

「あっ!スバルさん!」

ヴィヴィオはスバルの名前を言った。

「あれ?ヴィヴィオとアインハルトにリオとコロナじゃんどうしたの?」

スバルはヴィヴィオ達に近づいた。

「スバル隊員の知り合いですか?」

ダイゴはスバルに聞いた。

「うん!妹のノーヴェの教え子達だよ」

そうスバルはダイゴに説明した。

「そうだったんですか」

そう言ってダイゴはヴィヴィオ達に頭を下げた。

「オーイ!ダイゴ!」

後ろからアスカとガムが走って来た。

「アスカ!ガムどうしたの?」

ダイゴは二人に聞いた。

「あの怪獣を倒す方法があるってガムが言った」

アスカはそう言ってガムのノートパソコンの画面からデータを見せた。

「あの怪獣にはオーブでも歯が立たなかった、でもこのデバイスウルトラマンのカードを使えばあの怪獣を倒せるかもしれない」

そうガムは言った。

「なら俺達であの怪獣を倒すしかないな」

アスカはそう言ってデバイスウルトラマンのデバイスを掴んだ。

「アスカ!まさかウルトラマンになるきなの?」

そうダイゴはアスカに聞いた。

「ああ、子供達が笑顔で居られるなら俺は死ぬ覚悟はあるぜ」

アスカはそう言ってデバイスを強く握り締めていた。

「なら僕も戦うよ」

ガムはデバイスを掴んだ。

「僕達3人はあの怪獣を倒そう」

ダイゴはそう言って最後のデバイスを掴んだ。

「スバル隊員この場所を頼みます!」

そう言ってダイゴ達はバイクに乗り走り出した。

「ヴィヴィオ!見つけたよ!」

リオはそうヴィヴィオに言った。

「本当!」

そうヴィヴィオはリオに近づいた。

「これは間違いありませんオリヴィエとクラウスの墓標です!」

アインハルトはそう言った。

「早く復元してみよう!」

コロナはそう言った。


ーーー橋の下ーーー


ガイはウルトラ戦士のカードを探していた。

「どこにいったんだ?」

そう言ってガイは探していた。

「探し物はこれか?」

ガイに話掛けたのはジャグラス・ジャグラーだった。

「返せ!」

ジャグラーの片手掴みウルトラ戦士のカードが入ったケースを取り返そうとした。

しかしジャグラーは回し蹴りでガイのボディに打ち込んだ。

「お前カッコ悪いよ!いい加減俺の勝ちを称えろよ!」

そう言ってジャグラーは姿を消した。

ガイはふらつきながら立ち上がった。


ーーー破壊された街ーーー


ダイゴ達はバイクから下りてデバイスを起動させた。

「いくぜ!ダイゴ!ガム!」

そうアスカは二人に言った。

「ああ!」

「うん!」

二人はデバイスを強く握り締めていた空に向けた。

「この世界を救うために僕達は戦う!」

ガムはそう大声で叫んだ。

「ダイナ!!!!!」

「ガイア!!!!!」

「ティガ!!!!!」

そう3人は大声で叫んだ。

その瞬間デバイスが光はじめて3人は光に包まれた。


ーーー空中ーーー


「こちらノーヴェ・ナカジマ!今から怪獣に攻撃を仕掛けます!」

ノーヴェはそう言ってミッドマッキー2号機に乗り攻撃を仕掛けた。

ダンダンダン!

マッキーのバルカンはマガオロチに直撃した。

しかしマガオロチは全く効いていなかった。

その時地上から三つの光が人の形になり三人のウルトラマンが出現した。

「チャア!」

「ダァ!」

「ジュウワ!」

三人の力が伝説の巨人ウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアを誕生させた。

「ウルトラマンが3人?」

そうノーヴェは言った。

3人のウルトラマンは走り出してマガオロチに攻撃を仕掛けた。

ダイナはマガオロチのボディにパンチを繰り出した。

ガイアは回し蹴りでマガオロチの脚を攻撃した。

ティガはチョップ攻撃でマガオロチの頭を攻撃した。

3人はギリギリまで攻撃を繰り出した。


ーーー王の眠る森ーーー


ヴィヴィオ達はオリヴィエとクラウスの墓標の復元に成功した。

「これで大丈夫かな?」

そうコロナは言った。

「何も起きませんね」

アインハルトはそう言った。

「どうして?」

リオはそう言った。

「何が足りないんだろう?」

ヴィヴィオは頭で考えた。

「何してるの?」

ヴィヴィオの頭に手を置いて聞いたのはなのはだった。

「なのはママどうして?」

ヴィヴィオはなのはに聞いた。

「ん?何かよくないことがありそうだったからかな?」

そう言ってなのはペットボトルをトートバッグから取り出した。

「なのはママ何してるの?」

ヴィヴィオはなのはに聞いた。

「大地はね命を待ってるんだよ」

そう言ってなのは水を地面に垂らした。

その時水を浴びた土から花が大量に咲いた。

「あっ!」

スバルは墓標が光出したのを見て驚いていた。

そしてそこから二人の人間の姿が現れた。

それはヴィヴィオのオリジナルのオリヴィエとアインハルトの先祖のクラウスだった。

「オリヴィエ!クラウス!」

アインハルトは二人を見て驚いていた。

そして二人は強く光出してどこかへ行った。


ーーー破壊された街ーーー


ダイナとガイアとティガはマガオロチに攻撃を繰り出すがマガオロチにはダメージが全くなかった。

「二人とも!合体光線でトドメを刺すぞ!」

そうティガは言った。

「おう!」

「うん!」

ダイナとガイアは頷いた。

「ゼペリオン光線!」

「ソルジェント光線!」

「クァンタムストリーム!」

3人の光線はひとつの光線になりマガオロチのボディに直撃した。

しかしマガオロチのボディは必殺光線を弾きながら口から稲妻を放ち3人のウルトラマンを吹き飛ばした。

ダイナとガイアとティガは稲妻の攻撃を喰らい立ち上がれずに光を失った。

3人のウルトラマンは元の人間の姿に戻った。

「何だよあいつ!」

アスカは立ち上がろうとしたがダメージが体全体に着ていた。

ガムとダイゴも同じだった。


ーーー破壊された街B ーーー


ガイは片手にオーブリングを持って走り出していた。

「ハァハァ!」

すると空からゆっくりと二つの光がガイの近くに降りてきた。

「ガイ、久し振りです」

光の正体はオリヴィエとクラウスだった。

「オリヴィエ!クラウス!どうしてお前達が?」

ガイは二人に聞いた。

「貴方に渡すものがあります」

そうオリヴィエは片手に持っていたカードをガイに渡した。

「ゾフィーさんが封印してくれていたんですね」

ガイはそう言ってゾフィーのカードを受け取った。

「そしてこれも」

クラウスはガイにもう一枚のカードを渡した。

「べリアル!」

そうガイはクラウスがくれた闇のカードを受け取った。

「強すぎる力はあらゆるものを破壊し殺してしまいます、ですがガイは私達のようにはなりません」

そうオリヴィエは言った。

しかしマガオロチはオリヴィエとクラウスに気付き口から稲妻を放った。

「セイクリッドディフェンダー!」

オリヴィエは義手でマガオロチの稲妻を防いだ。

「オリヴィエ!」

ガイはオリヴィエの心配をした。

「ガイ、早くカードを!」

そうオリヴィエはガイに言った。

「ガイ早く!」

クラウスはガイに言った。

「ゾフィーさん!」

[ゾフィー!]

『ジュワ!』

左にゾフィーが出現した。

「べリアルさん!」

[・・・・・・・・・・・・]

音は鳴らずにカードはガイを弾いた。

「ぐああああ!」

ガイは吹き飛ばされた。

「っぐ!」

オリヴィエは力を最大にしてマガオロチの攻撃を防いだ。

「オリヴィエ!」

ガイはオリヴィエの名を呼んだ。

「ガイ!そのカードを使いこなしなさい!」

オリヴィエはそうガイに言った。

「べリアルさんお願いします!」

そう言ってガイはオーブリングにべリアルのカードを入れたがカードはスキャンされなかった。

「っぐぐぐぐぐぐ!」

オリヴィエは最大の力でマガオロチの攻撃を防いでいた。

スッ、

オリヴィエの片手に誰かが触れた。

それはクラウスだった。

「クラウス!」

ガイはクラウスの名を呼んだ。

「ガイ、今まで僕達を忘れないでいてくれてありがとう」

「ガイ貴方は貴方の道を生きて下さいまた墓の前であの音楽を奏でてください」

そう言って二人はマガオロチの稲妻を喰らい消滅した。

爆風が起こりその場に居た二人の姿はなくガイはマガオロチを睨んだ。

「うぁああああああああ!」

[ウルトラマンべリアル!]

『ファア!』

べリアルが右側に現れた。

「デゥワああああああああ!あー!」

ガイはオーブリングをリードしてフュージョンアップした。

[フュージョンアップ!ウルトラマンオーブサンダーブレスター!]



ーーー破壊された街Aーーー


オーブは地面に着地して体の赤いラインが光そのまま走り出して回し蹴りでマガオロチに攻撃を仕掛けた。

マガオロチはその回し蹴りのパワーでかなりふらついた。

オーブはビルを掴みそれをマガオロチに向けて投げた。

グウワァシャーン!

でかい音がしてビルの中の紙がばら撒かれた。

「うおおおおおおお!」

オーブはパンチを打ち込みマガオロチの尻尾を掴みそれをドラゴンスイングで振り回した。

そしてマガオロチをビルに直撃した。

「ぬぉおおおおお!」

オーブは片手にゼットシウム光輪を出現させてマガオロチの尻尾を切り離した。

そしてその尻尾を武器の様に使いマガオロチにダメージを与えた。

マガオロチは負けじと口から稲妻を放った。

しかしオーブは尻尾を盾にしてマガオロチに近づき首を掴みそのままマガオロチを片手で持ち上げて900mも投げ飛ばした。

オーブはカラータイマーを黒と白に光らせて両手を十字に組んで必殺光線のゼットシウム光線を放った。

究極の一撃を喰らったマガオロチは体が爆発した。

そしてオーブは空へとジャンプした。


ーーーーーー


ガイは元の人間の姿に戻って歩き出した。

「よう、お前の姿カッコよかったよ。あれがお前の姿みたいだな」

そうジャグラーはガイに言った。

「そんなことは!」

ガイは否定しようとした。

「いい子ぶるな!お前も俺と同じだ!」

そう言ってジャグラーはウルトラ戦士のカードをガイに返した。

そして姿を消した。


ーーー王の眠る森ーーー


ガイは力がないように歩いていた。

「あっ!ガイさーん!」

ヴィヴィオはガイに抱き付いた。

「よう、どうしたんだ?」

ガイはヴィヴィオに聞いた。

「今から皆でパーティをするんですけどガイさんも一緒に着ませんか?」

そうヴィヴィオはガイに聞いた。

「ああ、構わないぞ」

そう言ってガイはオリヴィエとクラウスの墓の前でオーブニカを吹き始めた。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

ガイのメロディーに合わせるようにヴィヴィオは鼻歌を歌ったらしい。


続く 
 

 
後書き
ガイ ガイのウルトラヒーロー大研究!

ガイ 今回のヒーローはこの人だ!

[ウルトラマンべリアル!]

ガイ 闇に落ちた戦士べリアルさん、かつて光の国に反旗を翻したんだ。
最強の技のデスシウム光線はゼロさんのゼロツインシュートを上回るほど強力なんだ!


ガイ 今回の怪獣は?

[マガオロチ!]

ガイ 大魔王獣マガオロチあらゆる魔王獣の能力を持っているんだ!

ガイ 次回も見てくれよな!


次回予告
ヴィヴィオがこれまでのオーブの戦いをデータにするらしいがそんな事できるのか?

まぁ、俺も暇だし手伝うとするか!

次回 心のデータ整理

闇を照して悪を射つ 
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