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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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180部分:第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその四


第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその四

「張昭殿と張紘殿か」
「そうだな」
「確か玉座から見て右手の方が張昭さんで」
「左手が張紘さんなのね」
 孔明と馬岱もこう話をしていた。
「揚州では周公勤さんや陸遜さんと並ぶ知恵者で」
「相当頑固だっていうあの」
「こりゃ絶対の忠誠心の持ち主だな」 
 馬超もその二人を見て言う。
「それに相当口煩いな」
 その通りだった。二人の長老達はまだ言っていた。
「孫権様に対する刺客といい」
「近頃物騒ですし」
「だからです」
「ここは一層」
「あの方々の忠誠心は揚州で随一なんですよお」
 陸遜がそのにこやかな顔で一同に話す。
「もう凄いんですから」
「主に対しても直言を憚らないですね」
「だから」
「はい、そうなんです」
 こうナコルルと香澄にも話す。
「凄い人達なんですよお」
「ううむ、しかし厳しいな」
「かなりね」
 キングと舞も驚く程だった。
「その二人が教育係か」
「シャオも大変なのね」
「まあ菊」
「桜もね」
 孫策と孫権がそれぞれ張昭と張紘に少し苦笑いを浮かべながら言う。二人共その口元をひきつらせてだ。そうして言うのであった。
「お客人達もおられるし」
「これ位でね」
「むう、わかりました」
「それではです」
 二人もようやく矛を収めた。本当にようやくであった。
「では。お客人達」
「宜しいでしょうか」
 二人はあらためてだ。一行に対して言ってきた。
「こちらにおられるのが揚州の牧であられる孫策様です」
「そして妹君であられる孫権様です」
「宜しくね」
「今後共宜しく」
 二人はにこやかに笑って一行に挨拶をしてきた。
「小蓮が世話になったそうで」
「有り難うございます」
「いえいえ、それは」
 関羽が謙遜して応える。
「縁あってのものですし」
「中々楽しい旅だったのだ」
 張飛も言う。
「長江も見られたしよかったのだ」
「凄いでしょ、長江は」
 長江の話が出るとだった。孫策の顔がさらに明るくなった。
「あの大河が孫家を育てたのよ」
「そうなのか。孫家は河で育ったっていうけれど本当なんだな」
「あれっ、貴女は」
「確か」
 孫策と孫権がだ。馬超を見て言うのだった。
「西涼州の」
「馬超だったかしら」
「ああ、そうさ」
 馬超もにこやかに笑って二人に応える。
「あんた達のことは涼州でも聞いてたよ」
「それじゃあ隣にいるのは」
「馬岱さんかしら」
「はい、そうです」
 馬岱は元気よく二人の言葉に応えた。
「宜しく御願いします」
「それに天下屈指の弓の使い手黄忠もいるし」
「盗賊退治の黒髪の美女もいて」
「黒髪の美女!?」
 その言葉を聞いてだ。すぐに明るい顔になる関羽だった。
 
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