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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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177部分:第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその一


第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその一

             第十六話  孫策、刺客に狙われるのこと
「うわ、凄いね」
「全くなのだ」
 木の船、しかもかなり大きなそれに乗りながらだ。馬岱と張飛は驚きの声をあげていた。
「黄河も凄いけれど」
「この長江もかなりのものなのだ」
「確か中国の二大河川でしたよね」
 香澄もここで言う。
「確か」
「そうよね。何回か見たことがあるけれど」
「そうなんですか」
「タンさんや秦兄弟と戦った時に見たのよ」
 舞はこう香澄に話す。
「その時になのよ」
「あの人達とですか」
「そうなの。タンさん達も普通にこの国にいるのかしら」
「タンさんっていいますと」
 ここで周泰が二人に言ってきた。
「タン=フー=ルーさんのことですか?」
「ええ、そうだけれど」
「御存知なんですか?」
「最近一緒に戦ってくれることになったんですよ」
「あら、そうだったの」
「タンさんもですか」
「他にもダックキングさんやビッグベアさんも」
 彼等もだというのだ。
「皆さんとてもいい人達ですよ」
「ちょっと癖のある面々ね」
「そうかも知れませんね」
 舞と香澄はその三人の名前を聞いて述べた。
「けれど元気でいるのね」
「この世界に」
「はい、揚州もいい人達が来てくれています」
 そんな話をしていた。その中でだ。
 陸遜は黄忠と話していた。その刺客の話だ。
「ではその男の人は」
「不思議な事に姿を消していました」
 その殴り飛ばした男がというのである。
「私がそうしたらすぐに」
「そうですか」
「おかしなことですね」
「そうですねえ。逃げたんでしょうか」
「逃げるにしても早過ぎないか?」
 馬超がそこに突っ込みを入れた。
「黄忠さんが殴ってすぐだったんだよな」
「その状況では狼狽しているのが普通だがな」 
 趙雲も腕を組んで述べた。
「それですぐに消えられるか?」
「相当な手繰れか。黄忠殿を襲ったのは」
「真名で呼んでいいわよ」
 二人に対してだけでなく一行に告げた言葉だった。
「紫苑でね」
「ああ、じゃああたしは翠」
「星という」
「愛紗だ」
 二人だけでなく関羽も名乗った。
「宜しく頼む」
「ええ。それにしてもあの刺客は一体」
「普通に考えて宮廷の宦官の人達ですけれどお」
 陸遜は右手の人差し指を自分の口に当ててだ。そのうえで言うのだった。
「何かおかしいですねえ」
「おかしいですか」
「あの人達は普通に自分達の刺客を送り込んでくるんですよお」
「普通にか」
 キングがそれを聞いて剣呑な顔になった。
「随分と厄介な連中だな」
「それで孫策様も孫権様も大変なんですよ」
「じゃあシャオちゃんも危ないんじゃないの?」
 馬岱がこのことを指摘してきた。
「それだったら」
「はい、それでなんです」
「私達も心配していたんです」
 陸遜と周泰がここで言う。
 
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