| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

462


シンジ:「、、、」



シンジが見つめる先、そこには、、



サトシ:「ギャロップ!」



ギャロップ:「ギャロッ」


サトシに”はがねのつばさ”が直撃する瞬間、
ギャロップはツノでサトシへの攻撃を
間一髪で防いでいた。



シンジ:「ふんっ、、」



ギャロップ:「ギャロッ!」


ブワァ(かえんほうしゃ)



エアームド:「グォォッ」


スッ(回避)


ギャロップが至近距離で”かえんほうしゃ”を
放ったが、”こうそくいどう”で
素早さが上がっているエアームドは回避した。



サトシ:「ギャロップ、助かった!」



ギャロップ:「ギャロッ」


サトシ(シンジ、、)



シンジ:「ふん、、命拾いしたな」



サトシ:「命拾いだと?、、ふざけるな!!」



シンジ:「だが二度目はない、、。
スリーパー!奴らの動きを止めろ!
サイコキネシス!」



スリーパー:「スリィ!!」


カッ(サイコキネシス!)



サトシ:「!!」


ギャロップ:「ギャロッ!?」


カラカラ:「カラッ!」



スリーパーのサイコキネシスで、
サトシ達は動きを封じられ宙に浮いた。
そして、ギャロップとカラカラは
サトシの場から離され、サトシは
空中で(はりつけ)にされた。



シンジ:「次で最後だ、、」



サトシの前方で、エアームドが
再びラスターカノンの態勢をとる。



サトシ:「くっ!、、シンジ、、お前!!」




シンジ:「(うら)むなら自分を恨め。
全ては事の真意を見抜けず、覚悟を
履き違えてシルフと対峙した貴様自身をな」


カァァッ!(光を収束するエアームド)




サトシ:「くっ!」



シンジ:「、、、これが現実だ」



エアームドはラスターカノンを
放とうとした。




その時、、、




バキューン!!!(銃声)




シンジ:「!?」



突然銃声が鳴り、
シンジの頬を銃弾が(かす)った。



スリーパー:「スリィ!?」


そして銃声でスリーパーの集中力が切れ、
サトシ達は地面に落ちた。




シンジ:「、、、」



サトシ:「今の銃声、、、」



サトシは銃声のした自分の後ろを見た。
すると、、、













ヒカリ:「はぁ、、はぁ、、」




そこにいたのは、タケシに支えられながら、
銃を構えるヒカリだった。




サトシ:「ヒカリ、、、」







シンジ:「、、、」











ヒカリ:「サトシに、、何すんのよ、、」



ヒカリはよろめきながらも、
銃を握りしめシンジに向けた。




タケシ:「ヒカリ、、はずして良かったな」
タケシ(一丁だけ改良するの忘れてた、、)


発電所突入前にタケシがヒカリに渡した銃は
麻酔銃ではなく本物の銃だった。



シンジ:「、、フンっ。
こいつ(サトシ)より事態を
分かっているようだな」



ヒカリ:「ふざけないで!!
貴方いま、サトシの事を、、、」



シンジ:「貴様らにも教えてやる。
貴様らがやっている事は、無謀な(あらが)いだ。
シルフに刃向かうと言う事は、
命を捨てると言う意味だ」



ヒカリ:「勝手な事を言わないで!
あたし達は、、
誰も命を捨てたりなんかしない!」



シンジ:「今に分かる、、。貴様らの
やっている事が如何(いか)
無駄な足掻(あが)きなのか。そして
足掻く果てに待ち受けるものをな、、」



シンジは戦闘を()め、斜め空を見上た。



サトシ:「、、、」


ヒカリ:「えっ、、」


タケシ:「、、、」



激しい戦いの後、
まるで音が消えたような静けさが
サトシ達を()み込んだ。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧