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ユキアンのネタ倉庫

作者:ユキアン
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FGO 侵蝕異界森林ヘルヘイム

 
前書き
スランプです。仕事も忙しいです。その結果がこれです。
 

 



オレはただの高校生、元の名前は忘れて今は鎧武と名乗っている。いつものように所属するダンスチームの仲間と共に練習をしていると、昨日までは見かけなかった植物を目撃した。見たこともない植物を見るのに夢中になっていたオレ達は、背後から近付いて来る、背後から忍び寄ってくる怪物に気づかなかった。オレ達はその怪物に何かを打ち込まれ、目が覚めたら怪物になってしまっていた!!

何故かオレだけが意識を保ち、姿も異なっているが仲間どころか上司とかリーダーとして見られている。だがこのままでは警察やそっち側の組織に襲われ、反撃してまわりの人間にも危害が及ぶ。読んでいた漫画の助言で正体を隠すことにしたオレは、怪物の姿から元の人の姿に戻る努力をした。その間に植物は世界の各地に現れ、人間は、いや、地球の生物は絶滅の危機にひんしていた。

そんな中、ごく少数ではあるがアーマードライダーを名乗る者達が戦ったが多勢に無勢。オレも力を貸したが、オレのような同位階の怪物の前に次々と倒されていった。最終的にアーマードライダーの一人がオレの同位階まで上り詰めたが、戦いに生き残ったのはオレ一人だった。そして戦いは終わってもあの植物が生えている異界、ヘルヘイムの森の進行は止められず、オレ達の地球は滅んだ。

そこからオレはヘルヘイムの森に移り住み、怪物、インベスを狩り続けた。オレの同位階の存在がいるのか、オレに襲い掛かってくるインベスの抵抗が強い方向へと突き進む。何度も大きな群れを滅ぼし、何度も繰り返した先に見つけることが出来た。そいつは強かったのだが、どこかやる気がなかった。生きるのに疲れたような感じがした。何とかそいつを倒し、そいつの力の源らしい黄金の果実を手に入れた。オレは更なる力を身に着けた。

だが、それだけだった。何も変わらなかった。ヘルヘイムの森は色々な世界へと根を伸ばし、侵食し、幾つもの世界が滅んだ。オレに出来たのは精々ヘルヘイムの森にいるインベスの進行を止めることだけ。だが、植物についた実の毒にやられてインベスになってしまった世界の住人を止めることはできなかった。

あの黄金の果実を持っていた奴もこんな気持ちだったのだろうな。だが、オレは諦めてやるものか。








どれだけの時が過ぎたのかも定かではないが、随分長い間眠っていたようだ。ヘルヘイムの森の侵食を抑えることに成功はしたが、その代わりにオレは深い眠りに着いていた。つまりオレが覚醒したということは何らかの異常が発生したということだ。感覚を広げて森の異変を探す。だが、それよりも先にこちらに向かって何人かの人と思われる気配が走ってくる。それを追うように下級インベスの群れが走っている。そのインベスに追うのをやめるように伝えても何故か命令を聞かない。

困惑する中、逃げてきている者達の姿が見えた。先頭は金髪の赤いドレスの女、その後ろに橙髪でどこか学生服に似たような服の少女とその背に背負われている顔に傷のある少女、最後尾に大きな盾を持った少女だった。

「奏者よ、前にも何かがおる!!」

「挟み込まれた!?」

女達がオレに気付いて声を上げる。

「ああ、日本語か、懐かしいな」

「喋った!?しかも日本語だよ!?」

驚いて足が止まってしまっている。このままでは追いつかれるな。仕方あるまい。

身体に巻き付いている蔦などを引きちぎりながら立ち上がる。

「むっ、力を奪われているのか。仕方ないか」

まだ人だった頃の姿に戻り、残された力をかき集めてオレ達の世界の人類が作り出した叡智の結晶を2つ生み出す。

「えっ、人だったの!?」

片方を腰に巻き付け、もう片方のスイッチを入れる。

『オレンジ』

それを腰に巻き付けたベルト、戦極ドライバーのバックル部分に装着して固定する。

『LOCK ON』

「変身!!」

カッティングブレードを倒すと同時に、頭上にオレンジアームズが出現する。

『ソイヤッ!!オレンジアームズ!!花道オンステージ!!』

オレンジアームズが落ちてきて装着が完了する。

「オレンジが鎧になった!?」

「下がっていろ。ここからはオレの独壇場だ!!」

無双セイバーと大橙丸を抜いてインベスに向かって走る。オレの命令を受け付けない時点で少し不安だったが攻撃は十分通じている。強さも変わっていないということは、オレより力の強いオーバーロードが産まれたか、代わりになる存在が居るということだ。

下級インベスが一箇所に固まるように切り捨てた後、走りながら無双セイバーと大橙丸を放り投げて、カッティングブレードを1回倒して飛び上がる。

『オレンジ・スカッシュ!!』

「セイヤァ!!」

オレンジ型のエネルギーを潜り抜け、飛び蹴りをインベスの群れに叩き込む。インベスが吹き飛び、爆発する。

「あ、貴方は何者なの?」

「一番最初は人間だった。その後はインベス達のボスのオーバーロード、そしてその中で一番強い王。今は、その抜け殻のような力しか残っていない何かだ。こんな森だ、すぐに引き返すことをオススメしよう。背中の彼女のように毒に侵されることになる。毒が回りきればインベス、先程追って来ていたやつのようになるぞ」

変身を解除して、4人の中でリーダーと思われる少女の背中で苦しんでいる少女の傷口に手を触れて毒を抜き出す。

「この森の空気にも毒が含まれているし、果実には濃縮された毒が、インベスにも毒が含まれている。この森は、今は異常が起きている。逃げれるなら早く逃げるんだ」

『ちょっといいかな?』

「通信か何かか?質問があるようなら答えられる範囲で答えよう」

『ありがとう。僕はロマンだ。まず聞きたいのは、この森に関してだ』

「ヘルヘイムの森、オレの出身世界ではそう呼ばれていた。森に侵食されて既に滅んだがな。オレは唯一の生き残りだ」

『それはどうやったんだい?』

「偶々オレが毒に耐えれる身体を持っていた。そのおかげで意識だけは失わずに身体が作り変わった。森の力を超越した存在、オーバーロードにな。他にも一人だけ毒が少しずつ回る内に毒への抗体を得てオーバーロードになった者がいたが、戦いの中で散っていった」

『すまない』

「古い話だ。気にしていない。それよりも君達は元の世界に戻れ。対策がなければ此処ではすぐに毒が君達を殺すことになる。君達の世界への侵食はオレが止める」

『原因は分かっているのかい?』

「何か外からの異物がオレがこの森の封印に使っていた力を汲み上げたような状態だろうからな。オレの力の方向に向かえば自ずと原因が分かるだろう」

『そうか。実は僕たちはその原因に心当たりがあってね。出来れば協力してくれるとありがたいんだが』

「そうは言っても毒への対策がないなら足手まといにしかならない。先程も言ったがオレも抜け殻に近い。多少の力を取り戻しても一人分の戦極ドライバーしか用意できそうにない」

『戦極ドライバー?』

「簡単に言えば毒を取り除くフィルターだ。そしてインベスに対抗するための鎧、アーマードライダーへの変身ツールだ。オレの世界の叡智の結晶だ。だが、量産が間に合わず、森の侵食が早かったために戦況をひっくり返すことまではできなかった」

近くにあった果実をもぎ取りロックシードに変化させる。おっ、スイカアームズだ。ラッキーだな。

「戦極ドライバーにこのロックシードを装着することでアーマードライダーの鎧と武器を構成する。今のオレはこれに頼らなければ戦うことが出来ない」

『なら、毒を防ぐ方法に心当たりは?』

「触れるな。攻撃は躱すか、弾くか、それとも装甲で受けるかだな。大気中の毒はあれだ、超高性能なフィルターを用意すれば多少は防げるはずだ。多少の解毒ならしてやれるが、少しずつ侵食されていると考えてくれ。オレが限界だと思ったら絶対に退却することだ。インベスになったなら、オレが斬り殺す」

『それはこちらでも気をつける。彼女には絶対に倒れてもらっては困るから』

「彼女?彼女たちではないのか?」

『ああ、それはだね』










「なるほど、人類の全てを背負ったか」

「はい」

「オレも似たような感じだが、結構辛い。投げ出したくなることもあるだろう。だから、似たような先輩からアドバイス、周りを頼れ。オレは出来なかった。全部自分の内に抱え込んで、誰にも頼る余裕が無い状況にまで追いつめられたからな。だが、君は頼れる仲間達が居る。いつかきっと君は人類を救えるさ」

「はい、ありがとうございます」

『和んでいるところをすまないがサーヴァント反応だ』

「インベスも向かってきているようだ。まだ多少の時間は残されている。サーヴァントを入れ替えるなら今のうちに済ませておけ。変身!!」

オレンジロックシードで変身して構える。

「そう言えば、名前聞いてませんでした。私は藤丸立香です」

「デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトです」

「オレはとうの昔に忘れた。鎧武とでも呼んでくれ」

サーヴァントの切り替えが終わり、出来るだけ鎧を着ている者と遠距離武器を持つもので揃えたようだ。

「下級インベスは任せる、行くぞ!!」

向かってくるインベスの中に3匹混じっている上級インベスの方へと走る。

3対1で若干苦戦したが、なんとか倒した所でそいつは現れた。メロンの皮のような模様が入った鎧と盾に大きな三日月の兜飾りのアーマードライダー。

「お前は!?斬月!!」

「知り合い?」

「死人だ。アーマードライダーを製造していた会社の社長。そのアーマードライダーだ。毒の気配はないが、強いぞ」

さらに悪いことは続くのかインベスの大群が斬月の後ろから迫っている。上級もそこそこ混じっている。ここはスイカアームズを使うしか無いだろうな。

「すまないが、斬月を押さえておいてくれ。オレはインベスの群れをどうにかする」

「だ、大丈夫なの?」

「とっておきを使う。むしろこっちのほうがすぐに終わるから」

走り出して安全を確保してスイカロックシードのスイッチを入れてオレンジロックシードと入れ替えてカッティングブレードを倒す。

『スイカアームズ!!大玉ビッグバン!!』








鎧武さんがインベスの群れに走りながら腰から説明の時にもぎ取った果実から産まれたロックシードを戦極ドライバーに装着する。

『スイカアームズ!!大玉ビッグバン!!』

スイカか。オレンジだと刀だったけどスイカだと何なのかな?ふと、気になって鎧武さんの方を見ると、ものすごく巨大なスイカが降ってきて鎧武さんを押しつぶした。

「ええええええっ!?」

「どうしました、マスター?」

マシュが盾で私を守りながら振り返り、大きなスイカに驚いている。

「マスター、アレは一体!?」

「鎧武さんがアレに押しつぶされちゃった!!」

「そんなっ!?ではこのままだと挟み撃ちに」

「あれ?」

「どうしました?」

「あのスイカ、傾いてない?」

「そう言えば、いえ、確実に傾き始めてます!!と言うか、転がり始めました!!」

マシュの言うとおり、スイカが転がり始め次々とインベスを踏み潰していく。それを止めるように、私達が戦ったのとは違う姿のインベス、たぶん上級インベスなんだろうけど、それが5体位が飛びかかった瞬間、スイカが変形して鎧武者になり、どうみてもスイカバーにしか見えない武器でなぎ倒す。

「えっと、大丈夫みたいだね」

「はい」

マシュが生返事でしか返せないぐらい衝撃的な光景だった。私達と戦っていた斬月っていうのも不利と感じたのか逃げてしまった。それと同時にインベスも退いていく。

「逃げられたか」

鎧武さんが側までやってきてスイカから降りてくる。うん、またスイカの形に戻ってる。鎧武さんが降りてしばらくするとスイカが消えてしまう。

「どうやら異変の主がアーマードライダー達の親玉をやっているんだろうな。インベスの指揮権を与えているようだ。目的はわからないがな」

鎧武さんが鎧を解除しながら説明してくれた。

「これからどうしましょう?」

「ロマン、索敵の範囲内に斬月みたいな反応はあるか?」

『斬月以外に一体だけ一瞬だが反応があった』

「参戦してこなかったのが気になるが、まずは斬月に集中するしか無いな」

『だが、インベスの反応はかなり多い』

「ある程度削ってから一気に大将首を取りに行く。それしかないだろう。運が良ければ斬月を倒すことでオレの力を取り戻せるかもしれない」

『力を取り戻すとどうなるんだい?』

「オレはこの世界の王だ。森に属する全てを支配下における。つまりはインベスもだ」

『つまり探索が用意になるのか』

「そういうことだ。どうする?オレは一人ででも戦うつもりだ」

「協力するよ」

「先輩が決めたのなら私も」

「短い付き合いになるだろうが、よろしく頼むよ」







 
 

 
後書き

鎧武
クラス:バーサーカー 真名・葛葉紘汰 星4
HP11952 ATK9896

スキル
戦闘続行E

突撃思考B
自身の攻撃力をアップ&自身のスター獲得率をアップ&自身のNP獲得率をアップ&自身の防御力をダウン(デメリット)(3ターン)

直感(偽)A+
自身に回避状態を付与(3回)

クラススキル
狂化C--
対状態異常B

宝具
スイカ・アームズ カード:バスター
ランクC
種別:対人対軍宝具
敵全体に防御無視の強力な攻撃。宝具使用不能を付与 (デメリット)(3ターン)

コマンドカード

クイック×1 バスター×2 アーツ×2

《プロフィール》
キャラクター詳細
ヘルヘイムの森の侵食を乗り越えた超越者。ヘルヘイムの異界侵食を抑えるために長きに渡り眠りについていた。現在はオーバーロードの力の殆どを失いアーマードライダーとしてヘルヘイムの異常の調査に乗り出す。

《パラメーター》
筋力B+(A+)   耐久B+(A)
敏捷B-(B+)  魔力C(EX)
幸運D         宝具C(EX)
( )内はオーバーロード態時

絆Lv1で開放
身長/体重:198cm・97kg(オーバーロード態時)
出典:仮面ライダー鎧武の平行世界
地域:日本
属性:中立・善 性別:男性

絆Lv2で開放
原作の仮面ライダー鎧武とは異なり、ヘルヘイムの進行が激しくかなり早くオーバーロードになってしまった。心までは化物になりたくないと人間態を取り戻してからは大々的に量産された戦極ドライバーとオレンジアームズを手にインベスとの戦いに身を投じた。

絆Lv3で開放
『スイカ・アームズ』
ランクC 種別:対人対軍宝具
戦極ドライバーで扱える最高クラスのロックシード。一騎当千の力を得るが数が少なくヘルヘイムの進行を止めることはできなかった。また、一度使用すると暫くの間、ロックシードが色を失い使用ができなくなる。

絆Lv4で開放
狂化C--
ヘルヘイムに飲み込まれる幾つもの世界を救うことが出来ずに正気を失わなければ自身を保つことができなかった。現在はある程度の対応策を手に入れたことで落ち着いている。
突撃思考B
ヘルヘイムの進行に、安全策を取る時間すらも浪費と捉え、一体でも多くのインベスを倒す必要性が生み出した。
直感(偽)A+
長年インベスや他のオーバーロードとの戦いによって染み付いた戦闘経験が齎す第六感。初見の攻撃すらも知っているかのように躱す事ができる。

絆Lv5で開放
自分の世界の終わりの始まりから終わりまでを肌で実感してしまい、元の明るい性格は鳴りを潜めてしまった。その後も何度も世界の終わりの始まりから終わりまでを経験し、時には侵食されている世界の住人からも襲われ傷ついてきた。その心と体が癒される日は--- 
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