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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

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Turn:46 メグミVSマコト

 
前書き
いよいよ始まった決勝戦
先陣を切るメグミの相手はマコト
親戚同士であり仲のいい二人の対決
互いの全力をぶつけあう激しい戦い
実力で上回るマコトにメグミは全力で食らいつく 

 
「いよいよこの時がやってきました………ヴァンガードチャンピオンシップ全国大会!決勝戦の開幕です!」
実況の言葉と共に紙テープが舞い煙が上がるとその中から両チームが入場してきた
「前回チャンピオン、ホープデスティニーに挑むのは今回初参加、チーム結成して間もないという新進気鋭のチーム、クレストロード!はたして栄冠に輝くのはどちらのチームなのか」
デッキを握りしめ顔を上げたメグミが一歩前に出る
「それじゃあ、いってくるね、二人とも」

Turn:46 メグミVSマコト

メグミがコンソールに立つと反対側にはマコトの姿が
「いい顔になったわね」
手札を引きながらマコトがメグミに声をかける
「全国大会の修羅場を潜り抜けてきたお陰かしら」
「今度は負けないから」
そう言ってメグミも手札を引く
「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」

惑星クレイ、ドラゴンエンパイアの高原で対峙する二人
「ライド!BN-PRISM エメラル!」
「ライド!クラウンホルダー・ドラゴン、サイシンのブーストでアタック」
「ノーガード」
「ドライブチェック」
【スパークエッジ・ドラコキッド】クリティカルトリガー
エメラルに前脚で攻撃するクラウンホルダー・ドラゴン
更に続けざまに口から電撃を放つ
【PRISM-I サンシャイン・ローザ】トリガーなし
【BN-PRISM エメラル】トリガーなし
「ライド!PRISM-I サンシャイン・ローザ!さらにリュミエールをコール!クラウンホルダーにアタック!」
ローザが精いっぱいジャンプしてクラウンホルダーに頭上から尾を振り下ろす
「ドライブチェック」
【BN-PRISM エメラル】トリガーなし
振り下ろされた攻撃がクラウンホルダーを直撃する
「ダメージチェック」
【ドラゴニック・デスサイズ】トリガーなし
「リュミエールでアタック!」
「スパークエッジでガード」
リアガードの攻撃は防がれダメージは2対1

「マコトさんは今回もきっとレギオンを狙ってくる」
「こんな序盤からガードする理由はそれしかないだろうな、レギオンでドロップゾーンのトリガーを戻してドライブチェックで引く可能性を上げる、レギオンデッキの常套手段だ」
マコトの戦い方はよく知っている
タイガも一度マコトとファイトし苦しめられた
あの時はなんとか勝てたが
「それでも、マコトさんはまだ何か奥の手を隠し持ってる」

「ライド!ダストプラズマ・ドラゴン、魔竜戦鬼 チャトゥラと毒心のジンをコール」
マコトもユニットを並べ始めた
とくにリアガードのチャトゥラは十分な警戒が必要だが
「ジンの効果でソウルに移動、パワーをチャトゥラへ、ライジング・フェニックスをコール、ソウルブラスト、1枚ドロー」

「チャトゥラを確実に当てに来た!」
チャトゥラはリアガードをアタックできないデメリットを補って余りうる強力な効果を持っている
だがそう言った効果は総じて警戒され、狙って成功させることは難しい

「ダストプラズマ・ドラゴンでリュミエールにアタック」
ヴァンガードでリアガードに攻撃、一見意味のない行為だが………」
「(こっちのドロップゾーンに確実にカードを置くなら、この方法しかないわよね)ノーガード」
「ドライブチェック」
【神槍の抹消者 ポルックス】クリティカルトリガー
「効果はすべてチャトゥラに、そのチャトゥラでアタック」
リュミエールの退却と共にチャトゥラがローザに向かってくる
「ガードできない………ノーガード」
【PRISM-R リュミエール】トリガーなし
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし
「チャトゥラの効果、1枚ドローして、そちらのドロップゾーンから1枚バインド」
リアガードを倒されダメージも一気に4点
いきなり苦しい展開となり眉を顰めるメグミ
ふとマコトの方に向きなおると彼女は真剣な眼差しだった
「今回も本気なんだね、マコ姉」

彼女とマコトは幼い頃から何度もファイトしてきた
何度かメグミが勝ったこともある
だが地区大会、マコトとのファイトは終始圧倒され、手も足も出なかった
本気の彼女を垣間見て、自分がちっぽけに感じた
「けど、今は違う………私だって」
そう言ってドローしたカードを手札に加えると別の1枚を手に取った
「この全国大会で、タイガたちと一緒に頑張ってきたんだ!だから!今度こそ負けない!ライド!PRISM-I ヴェール!」
ライドしてすぐメグミは盤面を確認した
「(マコ姉のドロップゾーンは三枚、次のターンでいきなりレギオンを狙うこともできる、けどあの能力を使うならこっちがリアガードを展開していなければいけない、それにダメージも足りない、なら)このままアタック」
レギオンを警戒してリアガードを置かず向かっていくメグミ
「ノーガードよ」
「ツインドライブ!」
【PRISM-P プリンセス・ケルト】トリガーなし
【PRISM-P プリンセス・レイテ】トリガーなし
「(いける!次のターンこの二枚で一気に攻めに転じる)」
「ダメージチェック」
【ダストプラズマ・ドラゴン】トリガーなし
「深紅の龍よ!出でてその猛き力を振るえ!轟け!私の分身!ライド!ドラゴニック・カイザー・クリムゾン!」
姿を現したマコトの切り札
この状況でのレギオンは意味をなさない、とすれば
「ストライドジェネレーション!雷竜騎士 ゾラス!」
選択肢はおのずとストライドに絞られる
「チャトゥラをもう一体コール!雷竜騎士 ゾラスでアタック!」
手札を確認するメグミだがゾラスの攻撃を防ぐことは出来ない
「ノーガード」
「トリプルドライブ!」
【ライジング・フェニックス】トリガーなし
【クラウンホルダー・ドラゴン】トリガーなし
【ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン】トリガーなし
ゾラスの放った電撃がヴェールに襲い掛かった
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし
「ゾラスのスキルでサファイアを退却!そしてバインド!」
再びリアガードを退却されるメグミ
しかもダメージ5
リアガードの攻撃もまだ残っている
「チャトゥラでアタック」
「アドリアでガード!」
「ライジング・フェニックスのブースト、もう一度チャトゥラでアタック」
「カナリアでガード!」
残りの攻撃はなんとか防ぎ切ったメグミ
だが苦しい展開であることに変わりはない
「ストライドジェネレーション!PRISM-P プリンセス・ラブラドル!スキルでレイテとケルトを指定、ヴァンガードにアタック!」
「ノーガードよ」
「トリプルドライブ!」
【BN-PRISM ガーネット】トリガーなし
【PRISM-M カナリア】クリティカルトリガー
「クリティカルトリガー!クリティカルはラブラドル、パワーはケルトに」
【PRISM-M ティモール】ヒールトリガー
「ヒールトリガー!パワーはケルトに!ダメージ1枚回復!」
ラブラドルの起こした水柱がクリムゾンに襲い掛かる
【ドラゴンダンサー アナスタシア】トリガーなし
【毒心のジン】クリティカルトリガー
「パワーはクリムゾンに」
「ケルトでアタック!」
ケルトにはチャトゥラ同様ヒットすることで発動するドロー効果がある
「ポルックス、ライジング・フェニックスでガード」
ヒットさせないためにもマコトはこの攻撃を確実にガードしに来た
「攻撃終了によりレイテとケルトは手札に、レイテの効果でソウルチャージ」

「あえて前列を開けることでクリムゾンのレギオンアタックを封じに来ている」
「レギオンが使えない以上、マコトの手札のクラウンホルダー・ドラゴンはその真価を発揮できない」

「リアガードを手札に戻すことが出来る、バミューダ△だからこそできる戦い方」
「デッキの特性をフルに生かしてマコトさんの攻撃力を押さえている………けど」

「それで勝てるほど甘くないと、あなたも知っているはずよ、ストライド・ザ・ジェネレーション!」
コンクエスト・ドラゴンが得物を構えヴェールを見据える
リアガードを空けてレギオンを封じてもマコトにはこのカードがある
「クラウンホルダー・ドラゴンをコール、コンクエスト・ドラゴンのスキル発動」
メグミの前列にユニットがいないことですべてのユニットのパワーが10000上昇する
ダメージ4のメグミにとってつらい展開だ
「ライジング・フェニックスのブースト、チャトゥラでアタック」
「ノーガード」
【ハートフルエール ファンディ】ドロートリガー
「1枚ドロー、パワーはヴェールに」
「コンクエスト・ドラゴンでアタック!」
コンクエスト・ドラゴンの鎌から放たれた電撃がヴェールへと向かっていくが
「ジェネレーションガード!波間の美唱 ナージャ!スキルで手札のガーネットを公開、シールド+5000!更にカナリアでガード!」
「トリプルドライブ!」
【魔竜戦鬼 チャトゥラ】トリガーなし
【ワイバーンストライク ピグルマ】トリガーなし
【ダストプラズマ・ドラゴン】トリガーなし
「チャトゥラでアタック」
「ガード!」
アドリアとレイテがチャトゥラを阻む
これでマコトの攻撃はすべて終了
何とかメグミも凌ぎ切った
「今度はこっちの番よ!」 
 

 
後書き
次回予告
文字通り死闘を繰り広げるメグミとマコト
激しい戦いの中でついに解き放たれるマコトの切り札
その圧倒的な力に全力で迎え撃つメグミ
死力を尽くした二人の戦いは思わぬ決着を迎える
turn:47 目標 
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