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Fate プリズマクロエ お兄ちゃん強奪計画

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綺糺の最期?

 身に覚えがあり過ぎて、目を泳がせながら後退する綺糺、何か相方のギル様まで敵に回りそうな雰囲気で、何組か二人づついるのも目を疑ったが、とりあえず逃げようとした。
「「まあ話聞けや、綺糺、クロエちゃんの前でワシの顔潰すなや」」
 この世界線では綺糺の愉悦をけしかけていなかったギル様も、エルキドゥの鎖を出したままだったので、相方に鎖を巻き着けて逃がそうとしなかった。
「あら、ありがとうオジサン。そうね、真相はこうよ。帰国が近くなったはずの言峰さんは「たまには銭湯にでも行きましょう、広い所で師匠と弟子、男同士で汗でも流しましょうか?」と言って時臣さんを誘惑。お酒の席とか賑やかな所は断った時臣さんも、ちょっと下心があったから「YOU来ちゃいなYO」には逆らえずに「ウホッ、いい男」とか「すごく大きいです」とか言いたくなってホイホイ付いて行ってしまったんだわ」
 まるでその場を見ていたような名探偵の推理?に驚く綺糺。クロエの鍵を開ける能力で心を読まれてしまった。
 葵と凜はそう聞いて「え? パパ、ナニしに行ったの? 浮気?」と思い始めた。
「でもその銭湯は、土日の夕方にはハッテン場に変わる有名な場所だったのよ。土曜14時半には六尺褌が飛び交って「オッス、オッス」の連呼、オス*発射し放題の場所だと知らなかった時臣さんは、足にロッカーのキーを巻いてしまって誰専(相手は誰でも良い)だと思われて、体を洗った後、他のお客さんの「オッス(ヤ*ないか?)」と言う問いに、普通の挨拶だと思って「オッス(オッケー)」と答えてしまったのよっ」
 この世界の父の死の真相に近づいてしまった凜は、体の中からガビーンとか擬音を出して驚き、桜は汚いことを聞いてしまったように顔を背け、葵は余りのショックに車椅子から立ち上がった。
「わ、私もそのような場所だとは知らなかったのだ、師匠を陥れるなど有り得ない」
「いいえ、貴方は知ってたわ。そして師匠に貰ったアゾット剣じゃなくて、後ろから自前の剣?にボディソープを付けて時臣さんを挿してしまって「アッーーーー!」って言わせたのよっ(時臣の表情、zeroアニメ版と同じ)」
 葵が何か記憶を取り戻したのか「キャーーー!」とか悲鳴を上げたり、凜がorzの体制になったり、ギル様も笑いだして「お前、ワシと契約する前そんな悪いことしとったんか?」と言った。
「後は分かるわね、誰専だと思われた時臣さんは、前から後ろから口の中から脇の下まで、次々に知らないオジサンから…」
「もうやめてぇっ!」
 レイプ被害に遭ったのを思い出したのか、時臣が自分の体を抱いて女の子の目で泣き出してしまった。
 まるで自慢の筋肉でアメリカに筋肉留学して、ゲイの聖地でレインボーカラーのタイダウンでキメた、なかやまきんにくんのように、パンツ一丁でサイドチェストのポーズを決めながら、黒人男性多数の舐めるような視線に見られながら写真に納まり、その後は「使用前、使用後」みたいな感じでうつむいた表情になり「アメリカとは恐ろしい所だ」と独白して自慢の筋肉もパンプアップせず萎んでしまったように、時臣も沢山のケイケンを済ませてしぼんでしまったらしい。
「可哀そうな時臣さんは処*?を失って体中ボディソープ?まみれで茫然自失、どうやって出たのか覚えていないぐらいの状態で教会で座っていたのを、雁夜オジサンに見付かってしまったのよ」
 泣き出してしまった遠坂一家。また雁夜が関わっていたのを知った桜も「ペッ!」と言って唾を吐いた。
「銭湯のハゲしくても優しかった?オジサン達とは違って、雁夜オジサンは「お前が葵さんと桜ちゃんをっ!」とか言って乱暴に… それが元で時臣さんは突発性脱肛症とイン*ンタマ炎に感染してしまって帰らぬ人に…… それを見てしまった葵さんは夫が浮気して、それも相手が男性で、幼馴染の雁夜さんと関係があると思って吊ってしまったんだわ」
 時臣の死因は、進めパイレーツに出てきたような恥ずかしい病名で亡くなっていた。
 葵は雁夜に「貴方は人を愛したことが無いくせに!」とか言わなかったので、首絞めレイ~プされずに済んだが、夫の惨状や浮気?多数の男性から乱暴された結果、これまた多数の病気に感染して死亡したのを知って吊ってしまい、紐が切れて命だけは助かっていた。

 ここにもいた名探偵を見ながら「え? なんでバレたの?」みたいな顔をしている綺糺。
 密室風呂場殺人事件?で完全犯罪?だったのを、クロエ君に犯行の経緯まで晒されて「犯人はお前だ!」まで言われたので観念した。
「綺糺、あんたがパパをっ! 今まで私を騙してたのねっ!」
 第五次聖杯戦争の時に言うようなセリフだったが、綺糺も「果たしてそれはいつから騙されていたと思ったのかね?」とか言う余裕もなく、どうにか手首の関節を外して神性も無かったので鎖から抜け出して逃げるだけになった。
 桜人形は異世界の父の恥ずかしい死因と犯人を知り、異世界の姉に、おずおずとキャスターのカードを差し出し、インクルードするのを勧めた。
 この世界の生きている方の桜も、先程桜人形から貰っていたバーサーカーのカードを出し、姉妹で並んで転身。
「「インクルード!」」
 遠坂姉妹、初めての姉妹共同作業であった。
 カードで変身するので、電子加工された音声で「ディディディ、ディケイド」とか「ファイナルベント」と聞こえそうな感じで転身する遠坂姉妹。士郎は変身できたので、凜も桜も生身なので無理とか固いことは言わない。
「「待てーーーーー!」」
 八極拳で鍛え上げた足で逃げるが、空飛んで来るキャスター姿の凜にガトリングガンドを乱射され被弾。
 インクルードして人外になっている遠坂姉妹に追い付かれ、両側から攻められたが左右の腕で傾聴しながら、ひんがら目で攻撃を受け流す。
「フフッ、少しはやるようになったな、しかし私の八極拳の前に… ぐはあっ」
 別に素手での攻撃とは限っていないので、バーサーカーのナインライブスで体ごと払われ、ガトリングガンドで穴だらけにされた後、毒が塗ってあるルールブレーカーでメッタ刺しにされる綺糺。
「とどめよっ」
「ええ、姉さん」
「「ファイナルベント」」
 腰の変身ベルト?にカードを入れ、ライダーキックのファイナルベントを用意した二人。
「「ライダーキーーック!!」」
 サーヴァントの属性と言うか階層のライダーじゃない方のWライダーキックで葬られた綺糺。ショッカーの怪人ぐらいの爆発をしてから消えて、悪は滅びた?

「これが最後の言峰綺糺じゃないわ、あらゆる風土気候に耐え、その場所に適応して生きているのが全て言峰なのよ」
 サスケの中で「猿飛」の解説でもするようなクロエに教えられ、ゴジラかナメゴンみたいに第二第三の言峰綺糺が現れると予言された遠坂姉妹。
 次はオキシジェンデストロイヤーや塩水で死ぬ怪獣ではなく、塩水を吸収して無限に巨大化、繁殖するナメゴンが地球に送り込まれると石坂浩二のナレーションが入り、ケムール人かバルタン星人みたいな宇宙人が操作しなくても、石を銀紙で包んでもビルの上で嘔吐しないで攻撃し続けるガラモンが送り込まれるらしい。
 異世界とか並行世界では無くても、別の街の教会に行ってセーブしようとすると言峰綺糺がいて、ポケモンの街みたいにポケモン病院に行くと保健医のカレンオルテンシアがいて、警察に行くとバゼットでもいるらしい。

 名探偵の推理と逮捕?が終わった頃、傷あり士郎とアンジェリカが帰って来た。顔でも合わせずらいのか顔は背けていたが、手は恋人繋ぎで繋ぎ合って、結構良い雰囲気である。
「アラ、お帰りなさいじゃなくて、いらっしゃいだわね、どうだった?」
 もうアンジェリカも漲っておらず、地面に付いて歩いていたので、一皮剥けたというか大人の女になったような雰囲気を醸し出していた。
「ありがとう、クロエ。また親父と両親に会えたよ」
 士郎の両親と切嗣は連れて来ず、騒がしい場所で留守番しているようだが、息子と義理の娘に会って色々話せたようで、士郎も満足していた。
「そう「後は若い二人に任せましょう」って感じ? で、どこまでイったの?」
 アンジェリカに肘でツンツンしながら戦果を確かめるクロエ。
「うむ、シローの本当の両親に会ってご挨拶した。キリツグにも挨拶をして交際を認めて貰った」
 何やら鼻から蒸気を吹いて満足しているアンジェリカ、「これで私が一番リードしている、何せご両親とキリツグに感謝され、交際の許可まで貰ったのだからな」みたいに自慢げであった。
「エ?」
 どうやらご両親の前でのチューすらしていない二人を見て驚くクロエ。ありがとうのハグだけで冷やかされて引き下がったらしい。
「その後はどうしたの?」
 単に興味本位で聞いたのではなく「オマエラそれから何一つハッテンしてないんかい?」と言うニュアンスで聞いた。
「シローのご両親が夫婦漫才を披露してくれてな、最初は喧嘩しているのかと思ったが「大口に吸い込まれる~」とか奥さんがシバかれて「プロペラ飛んだ~」までしていたので仲良くやっているようだ」
 関西人なので、家が倒壊するとき自分を守らなかったとか、崩れそうになった時真っ先に自分だけ逃げ出した、とかでモメているようだが、アンジェリカはネイティブ関西人ではないので気付かなかった。
「そ、それから?」
 肝心な行為が何一つ出ないので、言うのが恥ずかしくて黙っているのかと思ったが、本当に何もせず夫婦漫才を見ていたのではないかと思って震えだすクロエ。
「ああ、お義母様から「あんたキンパツにしとるんか~、士郎お前ヤンキーのお姉さんと付き合うとるんかいな、あら? 目まで青いがな、うわぁ、アンタ見てみ、ホンモノのガイジンさんやで~、肌も白いしオッパイも大きいがな? ちょっと触ってもええか~?」と驚かれてしまって」
 ネイティブ関西人ではないが、小さな頃からテレビや学校で馴らされ、ヒアリングとモノマネは完璧だったアンジェリカ。
 士郎では無く、母親にモミモミされてしまって満足し、父親まで「ほんならワイも一寸」とボケで触ろうとして「何でアンタが触んねんっ、どついたろか?」というか本当にドツかれてわざとコケて、士郎まで「ああ、そんならワイが」と言いながらアンジェリカの乳を揉もうとして母親にシバかれ、ボケとツッコミが成功して「「「もうアンタとはやっとられんわ~、は~サイナラ~」」」までやり切って切嗣人形の目を点にした関西人三人。
 切嗣に育てられたとしても、所詮子供時代までコテコテの環境で育ってしまった関西人の士郎であった。

 そこまで聞いてプルプル震えだしたクロエ。
「正座」
「「ヘ?」」
「二人ともそこに座れ、ワシが説教したる」
 急に目付きも喋り方も関西人になったクロエ、まず二人をその場で正座させた。
「オマエラ何晒しとんじゃっ! そこは感激して抱きおうてチューして、親ほっといてでも別室籠ってパコパコするとこやろがいっ! ええかげんにせんかいっ!」
 アンジェリカと士郎の二人に、大回転エビぞりツッコミと言う荒業を繰り出した。
 切嗣とアイリも標準語の日本語やドイツ語で話す親だったが、テレビでは関西弁が垂れ流され、友達も全員関西弁でイリヤの中にいてもアンリマユされ、ネイティブ関西人にされていたクロエだった。
「「スンマヘン、二人だけで来たんは「後は若い二人に任せましょうか~」とかオカンにエロイ目で言われて「まだ若いからゴムはちゃんと使うんやで、ヒッヒッヒッ」とか、オトンにも「イヤイヤ、ワシらみたいにいつ死ぬかも分らんから、頑張って子作りしてこいや、フエッヘッヘッ」とか言われて、これからご休憩するとこやねん」」
 クロエの前で正座させられ、説教を食らっている二人、なぜか関西弁でユニゾンしながら答えていた。
「ほんなら今すぐハウスッ! アンジェリカの部屋で5回はするまで出て来たらアカンでぇ」
「「は、はい(///)」」
 手を繋いだまま出て行く二人に満足したが、オーギュストの巨体に邪魔された。
「皆様、お夕食の準備が出来ました」
 プルプル震えたままのクロエは、空気とか間を分かっていないオーギュストにまで裏拳ツッコミを入れた。
「なんでやねんっ!」
 
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