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もう一人のカンピオーネ

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転入生

さて今日は始業式だ俺の通っているのは城楠学院(じょうなんがくいん)と言う高校だ
リーシャと麗子とは別行動だ学校についてから俺は掲示板にクラス分けを見に行った三年一組だった
始業式がおわりHRが始まる担任の教師が入ってくる
『突然だが転入生を紹介する、二人とも入ってくれ』
リーシャと麗子が入ってきた。
男子から歓声が上がる。
二人とも美人だから、そら注目を浴びるわな。俺は取り敢えず他人のふりを決め込んだ。
『こらこら静かにしなさい二人とも自己紹介をして下さい』
まずは麗子かららしい
『宮代 麗子ですよろしくお願いします』
続いてリーシャだ
『ギリシャから来ました、リーシャ・アルディといいますよろしくお願いします』
『では二人とも、とりあえず席は『『和也さんの隣でお願いします』』えっ和也とは誰かね『『東城さんのことです』』東城は手を挙げてくれ』
やれやれいきなり面倒なことになったぞ手あげたくないな~
「はい俺ですが」
『一体この二人とはどういう関係なのだね』
「どういう関係と聞かれても説明が難しいのですが」
『『私達は和也さんの婚約者です』』
えええーそんな話聞いてないんだけど、なんか男子からの視線が痛い背筋がゾワッとする。
『婚約者って二人ともか『『はいそうです特別な事情がありまして』』ならしょうがない、二人とも東城の両隣でいいね』
『『はいありがとうございます』』
なんか男子から殺気を感じる初日からやっかいごとが舞い込んできたなと一人考え込んでいた
HRが終わり下校時間になったさて帰るか席を立つと、二人が近づいてきて突然両方から腕を組まれたヤバイ男子の殺気は最高潮だもうどうにでもしてくれ
「二人ともどうして腕を組む必要があるんだ?」
『『だって婚約者ですから』』
はー疲れたもう何も言うまい
廊下を歩いているとザワザワとして体に力が漲る(みなぎ)のを感じた
前方からハーレムを引き連れた草薙が近づいてきた緊張感がはしる、とりあえず声をかけて見ることにした。
*****

「初めまして草薙後堂だよな?」
『あんたは?』
「おいおい一応先輩だぞあんた呼ばわりはないんじゃないかな」
『すいません先輩は誰ですか?』
「取り敢えず屋上ででも話さないか?」
『分かりました』
「それとそこの金髪のお嬢さんそんな敵を見るような目でみないでくれないか」
『エリカ『分かったわ』』
「じゃあ行くか」
こうして屋上に移動した
「俺は東城和也だよろしくな、あと一応は魔王だ」
『やはりそうですか』
「一応言っておくが敵対する気はこちらにはないぞ」
『俺も先輩と敵対する気はありませんよ』
「それは良かったエリカさんには睨まれているけどな、そんなに警戒しないでもなにもしないよ」
『エリカよせよ』
『分かったわよ、但し御身が護堂に敵対するのなら命をかけてでも反抗するわ』
「そちらが手出ししなければ、こちらからは何もしないさ」
『ではお互いに不可侵と言うことで良いですか』
「ああそれで結構だ、しかし草薙はもてるんだな~」
『東城さんも、もててるじゃないですか両手に花で』
それから他愛のない話をして草薙たちと別れた。 
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