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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》

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第13話絶望、再起動【後半】

 
前書き
投稿が遅れて申し訳ございません!!!! 

 
【試合直前のピットの中】

あれからシャルロットと合流しピットに行った

聖成はシャルロットの父、ジル・デュノアとの会話は黙っている
ISを展開しカタパルトに行く途中聖成はシャルロットにだけ聞こえる声で

聖成「シャルロット、勝ちに行くぞ…」

と言い、急に本名を言われて少し驚いているのか遅く反応された

シャル「っ!…、うん!」

最初に聖成がカタパルトに乗り

聖成「外川聖成、零騎士、行くぞ!」

シャル(おぉ〜…かっこいいなぁ、そうゆうの。僕も真似してみようかな?)

次にシャルロットがカタパルトにのり

シャル「シャルル・デュノア、ラファールリヴァイヴ、行きます!」














アリーナにはすでにラウラと箒が待っていた

アナウンス《それでは篠ノ之箒、ラウラボーレヴィッヒチーム対外川聖成、シャルルデュノアチームの試合を始めてください》

聖成「よし、手筈通りシャルル、ボーレヴィッヒの相手よろしく」

シャル「わかったよ」

プライベートチャンネルで会話をし、作戦どうり聖成が箒、シャルルがラウラの相手をする


箒「予想はしていたが、お前が相手とはな…」

聖成「そんなこと言うなよ…」

箒は両手で刀を構え、聖成は片手で構えた

それと同時に2人は一斉にかかり始めた

2人の激しい剣戟が繰り広げ始めた


ガギンッ

キンッ

2人は押しては押されるの繰り返しをしている

そしたら聖成が少しバランスを崩し、少しよろける

聖成「おっと…」

箒「チェストォォぉ!!」

しかし聖成は足のバーニアを使い体制を直した

聖成(あまり使いたくはなかったが…)

聖成は一旦、刀を鞘に納めて構え直した

箒「なっ、その構えは!?」

箒は気づいたらしいがもう遅かった

聖成「地獄焔火流ニノ型…叢雲…」

そう言いながら箒に一瞬で近づく…
しかも瞬間加速やバーニアの加速でもなく普通に走って
聖成が箒の背後に立つと板の間にか抜いていた刀をまた鞘に収めると同時に箒のシールドエネルギーがなくなった
シールドエネルギーが一瞬でなくなったのは地獄焔火流は人は確実に惨殺する剣術なのだがISには絶対防壁がありそれにより操縦者を守る事が優先になりそのためシールドエネルギーがなくなった

箒「あの頃はまだ気づいてはいなかったが…、こんなに近くに伝承者がいたとは…」

聖成「仕方ねぇだろ、あの頃はまだ俺たちはちいせぇ子供なんだから」

箒「それも…、そうだな…」

聖成「終わったんだからすぐに退場しろよ、危険だからな」

そういうと聖成はシャルロットの方を見る

すると…

シャル「がっ…、ぐっ、」

ラウラ「所詮、旧世代だったな…」

ラウラがワイヤーブレードでシャルロットの首を絞め、レール砲を構えた

聖成「っ!やめろ、てめぇぇぇ!!」

聖成が瞬間加速で急接近をしたがそれはレール砲が放たれたと同時だった
黒煙が上がりラウラは二人同時に締めたと思い後ろを向くが

聖成「大丈夫か、シャルル」

シャル「うん、でも負けちゃった…」

ラウラ「なにっ!?」

聖成は負傷したシャルロットを抱えて立っていてラウラはそれが信じられず驚くしかなかった
一旦シャルロットをピットに下ろしたが一目散に駆けつけた人物がいた
聖成と箒が一線を交わってる中その時のシャルロットとラウラの戦いを見ていたジルであった

シャル「お父さん…、どうして…」

聖成「お前の事をずっと心配してたんだってよ、学園に送ったのはお前をあの実妻から離して楽しく暮らして欲しいためなんだとよ」

シャル「えっ…嘘だよね…、そんなの…」

聖成「いや、本当のことだ。それにそのことを語っているジルさんの目は嘘をついているような弱い目ではなくお前を守ると必死な強い目だった」

シャル「じゃぁ…なんでお母さんのお葬式に顔すら出さなかったの…」

聖成「詳しい話は本人に聞いた方が早いんじゃないか?」

シャル「えっ…?」

そう言い聖成はシャルロットをジルに渡した

聖成「ジルさん、シャルロットのこと頼みますよ」

ジル「わかったよ」

シャルロットを抱え込み、その場で試合を見届けようとするのであった












フィールドに戻るとラウラが待っていた

ラウラ「まぁいい、1人仕留め損ねただけだ…、行くぞ!」

そう言いながら射撃をするが

聖成「てめぇは少しやりすぎなんだよ…」

ラウラから放たれたレール砲を軽々と片手で止められてしまった

ラウラ「なんだと!?」

聖成「あまりのるきではないが…。おい、零騎士…てめぇの力、貸せよ…」

聖成が独り言を言っていると思いきやそこから黒い風が出始めた
さらに黒い風の先がフィールドの地面や壁にあたりそこから凍りはじめた

そして…、一方的な戦いの始まりであった

ラウラはワイヤーブレードを飛ばすが簡単に避けられてしまい
しかもそのワイヤーを掴まれて引っ張られてしまうと同時にそこから凍りはじめた

ラウラ「くっ!…がはっ!!」

引っ張られたラウラは聖成に腹部を蹴り飛ばされた
追い討ちをかけるように続けてソードビットを飛ばした










そして前回の最初のここにつながる

ジル「聖成君の言っていた『使い方を謝ると大変なことになる』とはこのことだったのか…」

シャル(嘘…だよね、、あれが聖成なんて…)


観戦席の方でも生徒はその戦い方をやり過ぎだと思う者もいた

生徒A「さっきのボーレヴィッヒさんもやりすぎてたけど…、外川君はもっとやりすぎよ…」

生徒B「だよね。さっきからボーレヴィッヒさんに隙どころか攻撃のチャンスすら与えてないよね…」

一夏(おい、嘘だろ…!暴走なのか!?)

一夏だけは聖成の暴走を間近で見たためその恐ろしさも知っていた






戦況を覆されてから一方的に攻撃されているラウラは


ラウラ(わ、私はこんなところで…)

そつラウラが思った瞬間…

《機体負傷、判定D。基本数値オーバー。ヴァルキリー・トレース・システム作動》

ラウラ「ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

シュヴァルツァ・レーゲンスから黒い液体が出てそれをラウラごと包んだ
しかし問題なのはそのあと
黒い液体はラウラを包んだあと【ある】形へと変化した
それは…

一夏「なんで…、なんで!千冬姉とおなじすがたなんだぁ!!」

そう織斑千冬の同じ姿であった

《VTシステム》
ヴァルキリー・トレース・システムの略
そのデータは現役時代であった第一回ダイヤモンドグロッソの時の千冬の試合を元に
同じ動きなどを真似させるシステムである





鈴「待ちなさい、一夏!」

一夏「行かせてくれ!あいつは、あいつだけは!」

今にもアリーナ席の防壁を壊しそうな一夏の腕を掴み止めている鈴




だがそんなことをしているうちに…

VTシステムを作動しているラウラは聖成目掛けて突進をしてくるが、
聖成は突進を避けて、足とバックパックのバーニアを最大出力を出し、さらに瞬間加速もしてラウラに近づいた
その速さは一瞬で閃光までに到達した

聖成がラウラを通り過ぎたかと思うとラウラが急に倒れたが…



それがなんと倒れたのは体に大きな穴が開けられた織斑千冬を真似したシュヴァルツェアレーゲンだけで
ラウラ本人は…


聖成の右手で頭掴まれて気絶いたが…





ラウラ「うぅぅ…ああぁぁぁ!」

聖成はその小さい頭を握りつぶそうとする
ラウラの悲鳴がアリーナ中に響いている
観客席の全員が騒然とした




その瞬間とある一言がアリーナ中に響い





シャル「やめて!!聖成!!!」



シャルロットであった

そしたら聖成の動きが止まり、ラウラがアリーナの地面に落下したが先ほどのシュヴァルツェアレーゲンの織斑千冬を構成していた黒い液体がクッションになり怪我はなかった


聖成「シャル…、ロット…?俺は…なにを…」

聖成はそう言いながら片手を頭に乗せアリーナの地上へ降下し周りを見渡した
そこには先ほどまでのアリーナはなく氷の塊が所々にできていた

聖成「これを…俺が…、ゴホッ!がはっ!」

咳をした聖成であったがそれは咳ではなく吐血であった
何故なら本人の意思ではなく零騎士の暴走により人間の本来できない体制や行動をとったためそのぶんの負荷が今になって出てきたからだ

聖成「何…だよ…、こ…れ…」

聖成はよろめいてそのまま倒れてしまった 
 

 
後書き
第14話暴走の罪 
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