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黒川暗子の怪人事情

作者:zeron
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恐怖!マッドアルケミストの毒ガス漂うゴミ焼却!

 
前書き
実在する仮面○イダーやスーパー戦○は出てきません(単純に詳しくないという理由の方が大きかったり)
あまり深く考えず息抜きに書いたので内容はお察し…………たまには頭をからっぽにするのもいいですよね!

それでは本編をどうぞ!!
 

 









始まりは1900年代


宇宙か異次元から人間を遥かに超えた性能を持つ存在が悪の組織として地球を征服しにわざわざやってきた
警察や軍隊ではダメージを与えることも不可能だったというが1年も経たずにその組織はあっさり壊滅した


原因は彼らのテクノロジーが人間側に渡ったとも彼らの中から裏切り者が出たともいうが
悪の組織の力を正義のために使った存在……今では素顔を隠して仮面をかぶっていることから『マスク』とか最初の存在がバイクを愛用していたから『ライダー』とか呼ばれている


ただしそれで終わる宇宙ではないし異次元ではなかった

別の悪の組織がやってきてその目的は若干違うが地球を征服しに来た
始めは個人営業 (どこかの企業が裏でお金を出していたとか)で『マスク』が対処していたが何度も悪の組織がやってくるので国が対処しだした (私としては遅すぎると思う)

彼らは『マスク』にはない力 組織力があり基本的には5人1チーム しかもそのチーム毎に秘密基地とそれを支えるバックアップ
そして何より怪人が巨大化した時の対応として巨大ロボットを保有している


5人も居たらやばい!強い!と悪の組織から見たら思うが彼らは『マスク』ほど強くはない
彼らは5人全員でやっと『マスク』と同じ程度の力を発揮するのだ


ちなみに初期は5人それぞれが同デザイン別色の服装を身に着けていたことから『カラー』とか呼ばれていたが今では『マスク』と合わせて総称として『ヒーロー』と呼ばれている


『ヒーロー』の中には『魔法少女』なんて呼ばれるのもあるがあまり私は遭遇しないので割愛








私、黒川暗子は今『ヒーロー』と戦う悪の組織の大幹部をやっている
家が隣の仲が良い幼馴染が悪の組織首領の娘だったという理由で…………


「黒川お嬢どうされましたか?」

気が乗らず椅子でだらだらしていたら黒服にサングラス着用の大男に声を掛けられる
私の執事兼ボディーガード改造手術済み コードネームはケンカ (今の見た目では喧嘩したら海にコンクリ詰めで沈められそうだが昔は喧嘩ばかりする青年だったとか)

「本日のご予定では新しい怪人を作る予定でしたが延期されますか?」

「…………うん」

私の就職先 悪の組織『ショータイム』の開発室 (研究室だっけ?)で怪人を週一ペースで作る簡単なお仕事
しかも私の部下は『ショータイム』というより私に絶対服従という完璧な職場 (給料も良い)

なので多少の無茶や怠惰は許される

「ケンカさー、今日仕事終わったら飲みにいかない?」

「俺は構いませんがお嬢は明日幹部会ですよ。」

「あー…………あの特に意味がないのに重要視されるやつかぁー」
なんとなく悪そうな話をして新しい『ヒーロー』への対処方法、悪の組織間の連携方針についての会議
怪人を作るだけが能の私には正直関係ない

「お休みにしますか?」

「いや、一応行きますよ~」

参加しないと幼馴染が拗ねて面倒なのだ
行くと決めたからには容姿を整えなくては

もう3日も開発室に籠っている(ただし仕事はしていない)ので酷い見た目になっていた

鏡の向こう側にはゾンビのように顔色が悪く濃いクマが浮かびボロボロの黒髪と白衣が見える

「うっわこれじゃいつぞやに作った怪人ゾンビ女じゃん」

風呂、食事、睡眠をしたら何とかなるだろう
我ながら酷い堕落っぷりだ

好きなように遊んでだらけてそれでいて地位が高い
持つべきものは異世界から来た立場の良い友人だよなぁ


















高層ビルの会議室
悪の組織『ショータイム』が運営しているビルで6人の大幹部通称『六魔将』と首領での話し合いが行われる

「全員揃ったようだな」
重圧感のある首領の声が会議室(何故か電気を消して暗くしている)に響き会議が始まる

「マッドアルケミスト、今回の会議の主題を皆に話してやれ」

首領は『ショータイム』にカリスマ性と力で君臨するボス 『六魔将』全員で戦ってようやく本気を出すほど強大な存在なのだ

「あの暗子ちゃん?皆に説明を…………」

そんな首領にちゃん呼びされる暗子は『六魔将』のナンバー2になっている

「あれ?私のコードネームそれだっけ?ごめんごめん今日はねー秘密結社DDさんと協力して流星戦隊リュウセイジャーを倒そうって話ねー」

悪の組織は何故か資金が多く構成員も多いのに少数精鋭の『ヒーロー』に連敗しているので最近になって組織間連携が企画されるようになった

「もう!暗子ちゃんしっかりしてよ!せっかくお父様が雰囲気作ったのに!」

声を上げるのは『六魔将』のナンバー1
首領の娘であるカオスガール(ちなみに人間社会に紛れる時は黒条亜矢子という名前になっている)

当然実力も『六魔将』ナンバー1だが頭が若干悪く人間に混沌とさせるという感じでカオスガールなんて名乗っているが彼女の作戦は基本的に『ショータイム』側が混沌(カオス)なことになる
「だって今回亜矢子の作戦だしなー開発室もそうだけど他の部署も後始末の準備をもう始めてるよ?」

「亜矢子って呼ぶなぁ!!私はカオスガールなの!」










そして




























































「「「「「力を合わせて流星ビーム!!」」」」」


「覚えてろよーー!!!!!」


都会の青空の下で亜矢子の悲鳴が鳴り響くのであった


「あ、首領?うん今日も失敗だよ」
報告を素早く済まして撤収準備

「はーいみんなー!怪我した人は開発室で治療するからねー!動かない人も運んじゃってー!秘密結社の方もどうぞー。壊した物?そんなのリュウセイジャーに直させるわよ、それより早く逃げるよ」
『ヒーロー』が街のみんなに感謝されている間に悪党はこっそり逃げていくどの街でももはや見慣れた光景になってしまっていた
悪の組織も多いが1つ増えるたびに1つ増える正義の味方に見事に負けるのである
今日も世界は表向きには平和で安全で退屈だった






「リュウセイジャー大活躍!悪の組織『ショータイム』が列車爆破を試みるも大失敗?一方その頃秘密結社DDは謎の『ヒーロー』K・Aが討伐ねぇ」

翌朝の新聞に大きく『ヒーロー』の活躍が扱われている

「K・Aかぁーあいつが出てきてたならDDを見学してた方がよかったかなぁ」

作戦は失敗したがケンカが作った朝食を食べてコーヒーを飲む優雅な朝を私は満喫していた
いい加減どこかの組織が勝たないと悪の組織の威光が完全に無くなる
世界征服とか言っているが今では『ヒーロー』をなんとか倒すことを必死になって考えている

「私が酷い目に合ったのに随分と優雅に食事してるじゃない」

恨めしそうに暗子を睨むのは幼馴染の亜矢子
流石に常時怪人状態にはなっておらず普通の女性の姿をしていた
紫色の髪の毛に紫色の瞳着ている服装は何故かセーラー服

「えー、だってあんな古典的な作戦が通用するはずがないし」

悪の組織の構成員は基本的に3種類

1つは異世界人 『ショータイム』では首領と『六魔将』のうち亜矢子を含めた4人
この5人は半端なく強い ただし作戦がお粗末でいつも負けている

次が怪人

開発室で作られた怪人達は普通の人間を遥かに超えた力を持ちそこそこの地位がある
現場の指揮を頼まれる戦闘員達のリーダーだ
私は自己改造済なのでここに含まれる

一応巨大化能力を持たせている奴もいるが『ショータイム』は『マスク』との戦闘を前提としているので無駄な機能を増やさず通常の戦闘を重視した性能になっている
巨大ロボとの戦闘なんて想定していない
そもそも向こうもこちらが巨大化しない限り使ってこない

最後に人間

平の戦闘員から資金確保のための人員まで一部はそこそこの地位にいるが基本的には下っ端

作戦の企画立案は基本的に異世界人がするので負けるのだ
実力社会の弊害か……


「だったら暗子がやってよ!前スッゴイの見せてくれたじゃない!」

「えー、私は引きこもりのネクラだからそういうのは好きじゃないんだけどなぁ」

「本当お願い!最近ではお父様も元気がなくなってるしこのままじゃ『ショータイム』だけじゃなくて悪の組織全体のピンチなのよ!」

「そこまで言うなら仕方がないなぁ」
プライドの高い亜矢子が他人の力を求めるのは珍しいので暗子は頼みを引き受けてしまった

「でも亜矢子も協力してね?」

「え?」















何でもいいから勝ち星を挙げたいということなので単体で絶対的力を持つ『マスク』を標的とするのはやめておこう
実力的には『魔法少女』とかを誘い出せれば良いのだが彼女達は基本的に異次元で戦っているらしいので上手くいかない

となると前回負けてしまったリュウセイジャーへの報復が望ましい



リュウセイジャーは5人揃うと必殺技を放ってくる(何故か怪人は必殺技が発動中動けないらしい)ので分断したい
あまり大事にすると他の『ヒーロー』がやってくるのでしょぼい案件と思わせよう


以前作った怪人スカンク人間を使おう
能力的にスカンク人間と相性の良い怪人も連れて行く

いつも思うが怪人の逐次投入は勿体ない
潰せるときに全戦力とまでは言わないが一度に複数体を導入して倒せばいいのに

「明日の新聞の見出しはリュウセイジャー敗北!スターダストに という感じに決めるよ」

「なんだかかっこいいわね!それで私は何をするの?」

亜矢子はとりあえず風呂の用意とガスマスクかな







正午 サラリーマン達が昼食を食べようと姿を見せだした時間に異変は起きた

「なんだ!臭いぞ!」
「これじゃ飯が食えない!」
「きっと怪人の仕業だ!」

異臭が街の一部で発生して食事ができなくなったのだ
そして最寄の『ヒーロー』であるリュウセイジャーに通報が入った

「流星レッド出動します!皆の大切な食事の時間を邪魔する怪人め!俺が成敗してやる!」



















「そろそろかなぁー?スカンク人間君準備しといてアルラウネレディさんとガスマスクマンも配置についてねー」

悪の組織『ショータイム』はゴミ焼却施設の制圧を完了してテレビ局の電波をジャックする用意をしていた
この時間帯大変視聴率が悪い番組があるのでそこの放送を邪魔させてもらうことにした

亜矢子としては昼の定番番組をジャックしたいと暗子に話したがそこには先約がある


「全員ここからはガスマスク着用で放送始めるよー」
















「俺様は悪の組織『ショータイム』の怪人スカンク人間だ!このゴミ処理場から世界中に悪臭を放って世界を征服してやるぞぉ~」
「おーっほっほっほ!このカオスガールの完璧な作戦を見たか人間共!」











「我ながらアホじゃないのかと思うね」
くだらないが地域の方々としては悪臭に悩まされるのでリュウセイジャーは渋々やってくるだろう
これくらい馬鹿な方が良い

ちなみにスカンク人間は男性30代後半である
本当ごめんなさい

5分後には昼の定番番組で電波ジャックが起こり『ショータイム』より遥かに知名度の高い組織の名前を使って街中に爆弾を仕掛けたという放送が入りリュウセイジャー以外の『ヒーロー』はそっちの対処をすることになる

「恥ずかしかった……暗子!これで失敗したらクビよ!クビ!」

「そんな無茶苦茶な」

「ていうか他の組織の名前勝手に使っていいの?」

「あれれー?世界を混沌にするカオスガール様がいちいちそんなこと気にするの?」

「しないわよ!!」

口では強がっているが内心おどおどしているのがわかる
悪の組織も多種多様

場合によっては悪の組織同士での戦闘も有り得る
まぁ、今回は事前に許可を得ているので問題ないが亜矢子がおどおどしているのが楽しいので黙っておく
もちろん亜矢子以外は皆知っている


「お嬢、流星レッドが単身で乗り込んできました」
監視カメラからの映像を眺めていたケンカが報告をしてきた
黒服サングラスの大男がお嬢と呼ぶとか私はどこの……まぁ、いいや
悪の組織の大幹部だし


「それじゃ亜矢子ちゃちゃっと倒してきて」

「なんで私が?スカンク人間がいるから大丈夫じゃない?」

これも異世界人の悪いとこというかなんというか……

「勝てるかもしれないけど亜矢子がやったほうが確実じゃん?」

「え?当たり前じゃない!」

「じゃ!よろしく」

「任せなさい!」
























流星レッドは悪を憎んでいた
正義の味方になった理由は単純に『ヒーロー』というものにあこがれていた
怪人に襲われた時ある『ヒーロー』助けられたのだ

その『ヒーロー』を目指して彼は鍛えた
ただある日『ヒーロー』候補生として現地に行っていた時彼のあこがれていた『ヒーロー』は殺された
自分が足を引っ張ったのだと自分を責めて彼は悪を憎んだ

流星レッドのあこがれていた『ヒーロー』は悪の組織『ショータイム』の大幹部 マッドアルケミストの右腕に殺されたという




「いつもの『ショータイム』とはやり方が違うもしかしたらマッドアルケミストの仕業かもしれない」
もしそうだったら他のメンバー達では不意を突かれて負けてしまうかもしれない
だからレッドは仲間を置いて先に突撃したのだ

「なるほどなぁ、5人揃えば強いなら先に1人潰せば必殺技とか使われないもんなぁ暗子はやっぱ凄いよねぇ」

「貴様!」

今回の騒動の原因であるスカンク人間を探していたらそれは現れた
大幹部にして『ショータイム』首領の右腕 カオスガール
それも本気の戦闘形態 紫色の鎧を身にまとった紫騎士モードの姿で

「私がわざわざ紫騎士で戦ってやるほどのやつには見えないけどなぁ」

「変身!」




















「片付いた?じゃあレッドは先に捨てといて~臭いからやだ?なんのために風呂とガスマスクを用意しろって言ったと思ってるのよ」

「亜矢子お嬢様は相変わらずとんでもない強さですね」
同じ戦闘型としてケンカは色々と思うことがあるようだ
天然物の実力はやはり怪人と比べてもかなり差がある

「もう亜矢子1人でいいんじゃない?」

「流石にそれは……他4名到着したようです」

レッドが変身を使用してその後反応を消したことからリュウセイジャーの他メンバーは警戒しているようだ
既に全員が変身しており武器を手に取っている

「一般戦闘員は全員下がって怪人組は戦闘準備~亜矢子は引っ込んでいいよ」

本来であれば一般戦闘員全員に対『ヒーロー』用のマシンガンを配備する予定だったが予算が足りず諦めた

「レッドが居たらあの3人の怪人では厳しいかもしれないけどこれなら大丈夫でしょー」

「自分の作品を信用しているんですね」

組織の怪人を一手に請け負う開発室の主任が大丈夫と言ったのならこの作戦は成功する
ケンカはそんな信頼と自信があった









「レッドさんの反応が消えたのはここか」
流星ブルーはそういうと周囲を見渡す

大きくコンクリートの壁はえぐれており激しい戦いがあったと思われる
もしくはレッドが一方的に蹂躙されたか……


「レッドは大丈夫かしら……」
心配そうにつぶやくのは流星ピンク

ピンクとレッドはかなり親しい友人でそろそろ更に仲が進展してもいいんじゃないかとブルー、グリーン、イエローは思っている
「わからない、とにかく先に進もう」

指令室からは撤退しても構わないと言われてきたが大切な仲間がここで反応を消したのだ
ここで引くわけにはいかない


「慎重に進もう」




悪臭漂う通路を歩いていくと一際ひどいにおいがする扉があった
4人は無言で頷くと扉を破壊して飛び込んだ

「遅かったなぁ、いつまで待たせるんだよ。」

部屋の中にいる悪臭の原因 スカンク人間が居た

「なぁ、正義の味方さんよそんな遅いといけないよなァ?誰かに被害がでるぜ」

見た目は普通のスーツを着た男性だがその気配は間違いなく怪人のものだ

「レッドをどこへやった!」
ブルーは自分の武器である光線銃を怪人へ向ける

「そんなこと俺が知るかよ……俺の上司に聞いてくれもっともそう簡単に合わせるわけにはいかねェ」

「そうかよクソッタレの悪党……行くぞみんな!!」

ブルーの号令で全員が怪人に攻撃を仕掛ける




















「スカンク人間のコンセプトは当然あの匂い~、一応本人の肉体強化はしているけど怪人というには戦闘向きではない」

「ええ、よく知っていますよ彼は元は末端の戦闘員でしたし改造手術への適正はかなり悪かった」

「まぁーどーしても改造してほしいと言われたからねー今回作戦に参加したアルラウネレディとガスマスクマンはどっちも毒使いだけどそれの匂いが酷いもんだからいつも事前にばれちゃうんだよ」

「ただし今回相手は変身時に対毒効果は使わないってわけですね」

「特にレッドが負けたとなると無駄な効果を着けないで戦闘性能を重視するだろうからねー」

pipipipipipiと暗子の携帯電話が鳴る

「終わりましたか~それじゃあ捨てといてください。うっかり燃やされなければいいですねー皆撤収するよー」

亜矢子が若干悔しそうな顔をしているのを見て暗子は機嫌よく帰って行った













翌日

中々体についた匂いが取れず泣きついてきた亜矢子のために専用の洗剤を使っているときにケンカがやってきた

「黒川お嬢様新聞を持ってきました…………よ?」

「あーケンカおはよー」

「何見てるこの馬鹿ー!!!!」

当然亜矢子は裸である
私は水着着てるしそもそもケンカ相手に恥ずかしがるような精神を持ち合わせていないが一応ここは風呂場だしケンカにも非がある

なので私は亜矢子に殴られるケンカを眺めて笑っていた


「ケンカ~だめだよー一応乙女の入ってるところにズカズカ入ってきたらー」

「本当申し訳ありません」

「この私の肢体を見てその程度で済んだのだから感謝することね!暗子の側近じゃなければあの場で消してるわよ!」

「それで~どうしたの?」

「実はここが」


ケンカが差し出してきたのは新聞の大見出しにリュウセイジャー敗北はなかった


大活躍『ヒーロー』K・A今度は悪の組織『ショッキング』が設置した爆弾を全同時解除か!?


少しめくると小さな記事にリュウセイジャーについて書かれていた
リュウセイジャー敗北 相手は『ショータイム』か?
先日若手『ヒーロー』リュウセイジャーのチームが『ショータイム』と思われる組織に敗北した姿で発見された
レッドは重傷 他のメンバーも現在入院中

専門家はこの件については「彼らはまだ新人なのでこういうこともあるかもしれないがこれを乗り越えてまた戦ってもらいたい」と話している





「うーん、費用に対する効果は悪いな~この新聞社潰してよケンカ」

「すぐに手配します。ですが他のところやニュースも軒並みK・Aについてしか報道されてませんね」

「潰すの!?私も手を貸してやってもいいわよ!」

「冗談だよ~それにしてもK.Aは大活躍だねぇ……」

その後暗子は表情を曇らせ呟く

「元部下にここまでやられるとは中々悔しいねぇ」


現在世界中で注目されるこの地域最強の『ヒーロー』K.A

その経歴は元ショータイム所属
コードネーム:ナナシ改めK.A

ショータイム大幹部マッドアルケミストの最高傑作にして右腕
名もなき彼にマッドアルケミストが自身のイニシャルを与えた怪人だった 
 

 
後書き
2つに分けようとしたんですがどうにもバランスが取れなかったのでひとまとめ
次回は簡単な設定集
用語的なのもあるしよければみてね☆


では次回予告!正義の味方が負けてしまったので悪役の方々どうぞ!

マッドアルケミスト「次回!遂に現れる裏切り者K.Aに対して元上司である私は……!」
黒条亜矢子「亜矢子って表示するなぁ!!」
ケンカ「次回予告『お嬢が危ない!助けてヒーロー!』」

亜矢子「無視するなぁ!!」
暗子 (相変わらず涙目が可愛いなぁ)

次回が書けたらいいんですけどねぇ?
そして何より誤字脱字がなければいいんですが…… 
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