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勇者指令ダグオンA's

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第三十七話 白い魔王の恐怖



「はぁ~面子とはいえお見合いか~私まだ高校生やで」

と管理局にてお見合い話持ち出されたはやて。すると楓から強引に小瓶を見つめた。

「なになに・・これ1粒で完全治療『イヨクナール』ってなんちゅう安直な名前や・・・てか私い薬に縁がないし・・・」

と言いながらはやては2日後のお見合いの準備を始めた。

「まぁ経験ってことで断ればいいか・・・」


第三十七話 白い魔王の恐怖

「あ~どうしよう・・・」

とある喫茶店にてノートと睨めっこしている力とコーヒー飲んでる飛鳥。

「どした?宿題か?」

「あ~これ」

力が飛鳥にノートを見せる。

「家計簿だねこれ・・・ああ赤字か・・・てあんたこんなマメな事してたの?」

「俺の脳みそは日々のやりくりでいっぱいいっぱいなんだよ!」

とはいえいくら睨めっこしたところで赤字は消えない。

「お願い!お金貸して!この通り!!」

「え?」

力が必死に飛鳥に手を合わせた。

「お願い!飛鳥ちゃん!飛鳥様!!」

(こいつの事だ・・・・貸さないと弟と妹に被害が出る)

「お願いハニー!」

「・・・はいはいわかったよダーリン。けどあたしも恵んでやれるほど給料貰ってないよ・・・」

と言って財布丸ごと渡した飛鳥。

注意この時点でバイトしろよという突っ込みはしてはいけない。

「助かった~バイト見つかったら返す!っていうか割りのいいバイト無い?」

「そんなもんあったら、あたしがとっくにやってる・・・」

「なんか日雇い無い?雑用でも何でもやる!」

「いや、あたしの紹介じゃ門前払い食らうってあたし悪名高いし・・・」

「俺だって似たようなもんだよ!だから雇ってもらえないんだよ!!」

力のバイト履歴

コンビニ 強盗を病院送りにしてクビ

警備員  再び犯人を過剰に撃退してクビ

工事現場 絡んできた男をあらゆる手段を講じて撃退した挙句クビ

「て暴力事件ばっかじゃん・・あ」

飛鳥は一枚のポスターを出した。

「なんじゃこれ?」

「管理局大運動会豪華決闘戦のポスター。3人チームで日々の運動不足解消のために開催してるんだけど」

「でこれがなんだよ?」

「ここ見てみろ」

優勝賞金10万円

「なんで運動会で賞金?」

「最近参加者居ないみたいで賞金かかったのよ。それに研修で1週間訓練の日々だし・・・」

「よし!優勝すれば1ヶ月はもつ!!飛鳥やるぞ!」

「いや・・・残念だけど無理」

「なんで?」

ポスターにはこう書かれている。メンズのみ。

「男女差別じゃね?」

「いや・・・なんと言うか男性局員のメタボ解消のために始まったのよ・・・余程のことが無い限り職務の合間縫ってまで女性が参加しないから男性のみってなったみたいよ・・・それに研修のしごきが厳しいみたいよ・・・」

「お前喧嘩売らなかったのか?」

「門前払いくらいました」

「納得・・・とはいえ後3人か・・・よし!!」

といって呼び出された北斗とサイモン。

「なんでお前の都合で呼び出されなければならんのだ?」

「そうだそうだ!」

「俺んちの家計のためにがんばれ!!」

3人は早速研修のため訓練所に入ろうとするが。

「あ、南さんですね」

「はいそうですが」

「南さんは一般の参加ということで特別講師が来ていますこちらにどうぞ」

と受付の人に案内された力たち。部屋に入ると薄暗い部屋だった。

「・・・随分と暗いな「遅いの!!」「「え?」」」

ガシャコン!!ダダダダダダダダダダダダ!!

力たちが振り向くと影から何者かが現れ力たちに向かって持っているデバイスをマシンガンの如く乱射した。

「「「うぎゃっそうぢょあうあひゃさあ!!!s儀sysぢゃ位亜j費d!dのgのhgwしゅおshdふぉdpそ!!」」」

声にならない声を上げ逃げながら力達は壁に追い詰められると壁は3人の人型にくり貫かれた。

「あなた達を指導することになった高町なのはです・・・以後遅刻はしないように・・・」

「「「コクコク!!」」」

とりあえず命の危険を感じたのか頷く3人。


本来なのはは1週間休暇であるが、休暇返上してまでの目的は、はやてに恥を書かせ続ける力に対し真人間に変えるという目的で立候補した
























というのは建て前で目的は八神組会長ノルウェール氏の厳罰に対し現況である力たちへの仕返しであった。そのために態々休みをつぶした。










「まだまだ!!」

「ぬおおおおおおおおおおおおお!!」

訓練メニュー

グラウンド3億週 止まったらバスター

「だらしないの!!」

「うがああああああああああ!!」

腕立て伏せ40億回 休んだらバスター

「しっかりやるの!!」

「おおおおおおおおおおおおお!!」

走りこみ往復1000億回 止まったらスターライト・ブレイカー

「「「ぜえ!ぜえ!ぜえ!!」」」






昼食時

「「「キューーーーーーーーーーー!!」」」

流石の力たちもバテている。しかしこの時点で全てのメニューをこなしている分やはり化け物であろう。

「人間舐めんな!」

「「宇宙人舐めんな!!」」

因みに飛鳥は必死に手を合わせている。

「ごめん!大丈夫だった!?まさか高町教官が訓練するなんて思わなかった!!」

「あれ以上やったら身体もたねえ・・・」

「なんで俺がこんな目に・・・・」

「俺もう帰りたい・・・「そんなことでどうするの!?」

と力たちが座っているテーブルに向かってレイジングハート向けるなのはさん。

「午前中の訓練はほんの挨拶代わりです!!午後はもっと厳しくやります!!」

なのはの一言にグロッキーになりそうな力たち。

(くそ!負けてなるのもか!!10万円10万円!!)

と10万円のために必死に身体に鞭を打つ力。素直にバイトしろと言ってはいけない。

「こうなったら食べろ!あたしが責任持って奢る!じゃんじゃん食べろ!」

「「「ぬおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」

とりあえずこれから来るであろう苛酷な訓練に立ち向かうべく力達は必死に食べた。

『お・おい大丈夫か?』

「ビルガー・・・」

流石のチームアルフェリスも心配になったのか様子を見に来た。

『よく体もつな・・・』

「ボルト・・・」

『流石に我々が参加するわけには・・・といっても参加してあげたいんだが』

「ガンザー気持ちがうれしい!」

「じゃあチームアルフェリスの皆さんも訓練受けるの」

『『『『え?』』』』

となのはの砲撃を浴びせられチームアルフェリスは訓練を受ける羽目になった。

この小説において数少ない真面目キャラのチームアルフェリスも力の友達という時点で巻き添えを食ってしまうらしい。

「みんなごめん・・・だけど身体がもた・・・ガグ」

「力!しっかりしろ!力!!」

流石にぶっ倒れてしまった力。チームアルフェリスが訓練を受けた30分間だけ力達は休むことが出来た。

午後の訓練

グラウンド1000億週 止まったらバスター

腕立て伏せ1兆回   休んだらバスター

砲撃の回避なのはが飽きるまで どの道バスター

1日目終了



管理局医務室


「あ・ああああ~」

「ぐ・ぬあああ」

「か・か・・か・・・」

家に帰れないほど弱っている3人。飛鳥が必死に介護しシャマルが治療魔法をフルパワーで作用している。

「まさか力がここまでなるとは・・・止めたほうがいいんじゃ・・・」

「ここまで来て止められるか!!こうなったらあの女見返して意地でも10万ゲットしちゃる!!」

「「おお!」」

と弱りながらガッツポーズとる力たち。真面目にバイトしろと言ってはいけません。

「あ!助っ人!」

「「「え?」」」

「こんばんは・・・」

医務室に入ってきたのは無限書庫司書長ことユーノ・スクライアである。

「ユーノ君悪いんだけどこの子達の治療手伝ってくれない?」

「は・はい・・・」

力たちの姿を見て唖然としているユーノ。

「飛鳥・・・この兄ちゃんどなた?」

「高町教官の彼氏」

「「「なんだとーーーーーーーーー!!」」」

飛鳥の一発に飛び起きる三人。ユーノはメガネがずり下がってしまった。

「え?えと・・」

「お前あんなのと付き合ってんのか!?」

「あ、あんなのって失礼じゃないですか!!」

と口では言うものの力達の気持ちも察するユーノ。

「頼む・・・あんた明日から見学してくれ」

「え?」

「考えてみろ・・・あいつは相手が俺たちならいつでもどこでもかまわず砲撃する変わった女だ・・・」

「変わった女って言うより異常な女だろ「異常な女で悪かったの」」

ガシャコン!!

と言ってどこから現れたのか北斗にレイジングハート突きつけるなのは。北斗はばんざいしている。意味はホールドアップ。

「ユーノ君をたぶらかす奴は許さないの」

「なのは・・・ここは医務室」

「あ!ユーノ君ごめんなさい~」

(((((キャラ変わった)))))

とユーノの前でキャラが変わったなのは。管理局の白い魔王も彼氏の前では形無しのようだ。

(スクライア司書長・・・)

(東さん?)

(お願いです練習見学してください・・・もしかしたら緩和されるかもしれません)

(わ・わかりました・・・)

「ここ走んのか?」

翌日

はやてはお見合いをしていた。相手の男性も経験というだけであり形だけお見合いということになった。

「八神さん大変ですね」

「いえいえそれほどでも・・・」

その時

キュッピーン!

どこぞのゲゲゲの如くはやての髪の毛が1本立った。

「どうしました?」

「すみません・・・ちょっと用事が・・・」

髪の毛立ったままお見合い場を後にするはやて。

「お・おいはやてどうした?」

ヴィータがたずねるとはやては。

「ごめん・・・力君が何かしでかす!!」

と言いはやては髪の毛の指し示す方向へ向かった。

「ついに受信アンテナまで付いたか・・・」

「主ご愁傷様です」

とヴィータによって『力危険アンテナ』と名づけられたはやての髪の毛。






そして


なのはに連れてこられた力達はバイオパークの危険動物保護区という場所に連れてこられた。

因みにバイオパークとは絶滅しそうな生物や悪徳魔導師によって違法改造された動物などが保護されているアマゾンのジャングルよりも恐ろしい場所である。なのはの手にはダグコマンダー、クリスタル、タクティカルコマンダーなど力達の変身アイテムが握られていた。


「ちょっと待て!ダグコマンダーやクリスタル!タクティカルコマンダー無しでこんなとこ走って帰ってくるなんていくらなんでも無茶すぎる!!」

「ごちゃごちゃ煩いの!!」

ズドンズドン!!

「「「ちきしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」

とかまわず砲撃するなのはに力達は自棄になりながら特攻した。

「な!なのは!いくらなんでもこれはあんまりじゃ・・・」

流石のユーノもなのはを止めようとするが。

「大丈夫大丈夫!そう簡単に危険動物になんて出くわさないから」

















「出会ってしまった・・・」

入って5分もしないうちに力の目の間に居る通常の20倍の大きさはありそうな虎。北斗とサイモンとはぐれてしまった為力一人しか居ない。

「グルルルルルルルルルルル!!!」

力を獲物と認識したようだった。

「俺は食べても不味いぞ!!」

とは言え虎にそれは通用しない。

「こうなったらとるべき道は一つ・・・やるしかねえ!!」

力が構えると虎が巨大な身体を力に向けた。

「で・でけえ・・・」

力は虎相手に考えた。

「投げや絞めは無理か?・・・速ええ!!」

虎の強襲を力は紙一重でかわすと着ていたシャツが切り裂かれた。

「おりゃああああああああああああああ!!」

力の本気の拳が虎に突き刺さるが。

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

「なに!?」

虎は全く効いていないのか力に反撃した。必死押さえ込む力。

「ぐうううううううう!!おおおおおおおおおおおおおおお!!」

虎に吹き飛ばされ力は地面に叩き付けられた。

(くっ・・・俺の本気の拳が・・・甘かった・・・思い上がってた・・・勝ち目が・・・無い)

虎が力に襲い掛かろうとした瞬間。力が虎を押さえ込んだ。

「ぬがああああああ!こんなところで死んでたまるか!!うちの家計のために!そして賞金10万円のために!!こんなところで・・・死ねるかあああああああああ!!」

力は虎の攻撃を受け流すとそのまま背中に跨りマウントラッシュを決めた。

「ぐおおおおおおおおおおおおお!!」

「おおおおおおお!!」

振り落とされるが虎の様子が変だった。

「効いてる・・・のか?なら!うおりゃああああああああああああああああ!!」

力の凄まじいラッシュが虎の顔面に襲い掛かる。

「倒れろ!!うおりゃあああああ!!倒れろ!!」

力のパンチを受けても虎は力に襲い掛かってくる。力は必殺の捌きで虎の攻撃を受け流すとラッシュの嵐。その繰り返し。

「だあああああああああああ!!」

「グル・・・オ・・・・」

ダウンした虎。

「か・・勝った・・・」

その場でへたり込む力。そして虎の頭をなでた。

「悪かったなぁ虎君・・・流石の俺も餌になるのはごめんだ」

とりあえず虎を退け帰路に入る力。くどいようですが真面目にバイトしろと言ってはいけない。

因みに

「・・・手ごわかった・・・」

北斗は自分の数倍はあるであろう熊を倒した。北斗も襲われたようだ。

「はぁ・・はぁ・・・死ぬ・・・」

サイモンも恐竜を何とか退けた。流石宇宙人。



その時



ゴゴゴゴゴ

「な・なにこの地響き?」

力が空を見ると暴走した巨大生物が自然を飲み込み現れた。


「く!トライ・・・て無い!!」

力はダグコマンダーを起動させようとするがなのはに没収されてしまった事を忘れていた。

「このままじゃ・・・」

巨大生物から怪光線が発射され力達は吹き飛ばされた。

「おひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

出口まで吹き飛ばされた力、北斗、サイモン。この時点で既にダウン状態です。

「だ!大丈夫ですか!?」

「し・司書長さん」

サイモンが最後の力を振り絞りなのはからタクティカルコマンダーを奪い返すとユーノに渡した。

「え?」

「俺のかわりに戦ってください・・・」

「ちょっと待って僕戦えないよ!!」

「それ着ければ大丈夫です・・・大丈夫です裏事情では俺たち中身は一緒なのでボイスキー起動します」

「いやそういう問題じゃなくて!!」

「よろしく・・・ガク」

と言ってサイモンは親指立てながらダウンした。

「ああ!もう自棄だ!!えっとアクセス!!」

ユーノがタクティカルコマンダーを起動させるとユーノの身体を白銀のタクティカルスーツが覆う。

「タクティカルスーツ装着完了!」

顔フルフェイスのため違和感無いユーノ。

「なのは!この人たちを安全な場所へ!」

「え!ユーノ君!でも!」

「僕の言うこと聞けないの!!」

「は・はい!」

管理局の白き魔王も形無しであった。しぶしぶ力たちを非難させるなのは。

「ソードブレイカー・ガンモード!!」

ユーノがソードブレイカー・ガンモードで巨大生物をけん制した。

『ガシャアアアアアアアアアアアアアアア!!』

「ストラクルバインド!!」

緑色のバインドが巨大生物を雁字搦めにするが突き破る。

「く!なんてパワーだ!」

「待った待った待った!!」

「え?」

ユーノが振り向くと飛鳥とチームアルフェリスが応援に駆けつけた。

「司書長!なんでこんなかっこ?」

「えっと・・・サイモン君に代打頼まれて・・・」

「あ~あ。とうとう禁じ手やっちゃたか」

頭抱える飛鳥。因みにユーノにはダグオンであることはバラしている。

「とりあえず・・・ちゃっちゃと片付けましょう!」

「了解!みんな行くよ!」

『『『『おう!』』』』

『久々の魔導合体!』

ウィザーウインガーが人型に変形するとダグウィザーが乗り込み瞳が淡い緑に光った。

『ウィザーダグオン!』

『『『『超時空合体!』』』』

ビルガー、ボルト、ガンザー、デルタが合体する。

『スゥゥゥパァァァァアルフェリス!!!』

完成したウィザーダグオンとスーパーアルフェリス。

『いくぞ!光速拳!バリアブルプラズマ!!』

光の軌跡を描いた拳が巨大生物にヒットすると怯んだ。

『ウィザートルネード!!』

ウィザーダグオンの砲撃が巨大生物にヒットするが反撃に移った。

『ギシャアアアアアアアアアアア!!』

『『うあああああああああ!!』』

吹き飛ばされるウィザーダグオンとスーパーアルフェリス。

『く!』

ウィザーダグオンが魔方陣を展開すると霧が発生した。

『ガアア?』

巨大生物はウィザーダグオンの幻術『幻夢』に翻弄されている。

『あたしの霧は少し濃いよ・・・』

『ギアアアアアアアアアアアアアアア!!』

霧に隠れながら攻撃を加えるウィザーダグオンとスーパーアルフェリス。

『司書長ダイ呼んで!』

「え?そんなダイさん着てくれるかな・・・」

『王子のピンチだって言えば着てくれるんじゃね?乗れないけど』

「わかりました・・・ダイさん!王子のピンチです!来てください!!」

『了解!!』

すると天空から巨大戦艦ダイブライドが飛来した。

『チェエンジ!超星機甲!ダイブライド!』

降り立つダイ。

「ダイさん!」

『司書長申し訳ありませんが私は王子の従者です・・・従って王子以外を乗せることは出来ません!』

「それでもいいのでとにかく戦ってください!」

『了解!』

ダイはそのまま巨大生物に突撃した。

『ダイナックル!!』

『ヌゴオオオオオオオオオオオオ!!』

ダイのパンチが巨大生物を吹き飛ばした。

『よ~し!一気に決めて・・・「駄目です」え?』

「巨大生物は絶滅種です!保護しないと!!」

『あの凶暴な生物どげんしろと・・・』

頭抱えるウィザーダグオン。

「任せてください!チェーンバインド!!」

ユーノのバインドが巨大生物を雁字搦めにした。

『サーチ!』

スーパーアルフェリスがサーチすると首の部分が傷ついていた。

『もしかしてあれが痛くて暴れてただけじゃ・・・』

『え?』

『なんと・・・』

暴れていた理由にウィザーダグオンとダイは呆れた。

『もっと速く気づけばよかった・・・待ってくれ・・・はぁぁ』

スーパーアルフェリスがエネルギーを集中すると拳がやさしい光に包まれた。

『癒しの拳ヒーリングフィスト』

スーパーアルフェリスのヒーリングフィストが巨大生物の傷を癒した。すると巨大生物はご機嫌といった様子で帰っていった。

『ふ~良かった』

『なにが起きた?』

『ついこの間習得したばかりの技だよ・・・回復技だが・・・どうやら闘争本能を抑制したようだな』

『便利な技今度教えて』

『私にも是非』

『今度な』

と言ってとりあえず事件は終結



しないのがこのお話


30分後

「さぁ4人ともお話を聞かせてもらいましょうか」

無事生還を果たした3人だが、八神組会長ノルウェールさんの前で正座させられいる4人。

「詳しく話してくれませんか?」

会長は笑っているが目が笑ってない。やはり動物虐待になったらしく保護区は大騒ぎになったらしい。そして首謀者であるなのはも怒られている。

ダーン!!


突如部屋のドアが開けられるとはやてが飛び込んできた。

「八神三等空佐」

入ってくるなり会長に土下座体制に入る組長。

「すみません!すみません!ウチの馬鹿たれが何したか知りませんけどとにかく私が謝っておきます!!すみません!すみません!」

「八神三等空佐・・・顔を上げてください」

「いええ!謝らせていただきます!!すみません!」

手に負えないはやて。

「はやて止めろって」

「あのね・・う」

突然はやてが苦しみだした。

「うぐうぐぐぐぐぐ!」

お腹抑えるはやて。

「お・おいどうした?」

「い・胃が・・・殺人的に痛い・・・」

そう言って、はやては楓から貰った胃薬を飲んだ。

「はぁ・・はぁ・・・死ぬかと思った・・・流石300年後の胃薬。今度楓ちゃんに注文しとかないと・・・」

「大丈夫?」

「己のせいじゃああああああああああああああああ!!」

「ギャー!!」

とお仕置きされる力。


その後力負傷のため運動会に参加できなくなってしまったが巨大生物大暴れの余波で運動会は中止されたという。

南家の家計危うし。




数日後、どう連絡を取ったのか八神邸に300年後の楓から胃薬が箱でダース単位で届けられたという。この胃薬こそ後にはやての常備薬と化してしまった。





更に余談だが南家の家計は減俸されたなのはの給料によって守られたと言う。
 
 

 
後書き


今日は~ハロウィ~ンって事で毎回毎回こういう行事になると張り切るウチの組長の提案でハロウィンパーティをすることになった俺達。ええ!本物の幽霊が現れたから俺達に調査しろって!会長勘弁してよ~!
次回!勇者指令ダグオンA’s 幽霊だよ全員集合!
また幽霊相手かよ!

 
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