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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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ヒロシがエレクとおばあちゃんの元へ
向かうと、、、



ヒロシ:「エレク!おばあちゃん!」



エレク:「ビリビリっ!」



おばあちゃん:「これは驚いた、、。
今の世の中、まだポケモンがいたんじゃのぅ」



おばあちゃんはエレクのおかげで無事だった。



ヒロシ:「おばあちゃん怪我は!?」



おばあちゃん:「怪我なんか
しとらんよ。封筒も息子の同僚に渡し、
お兄さんのおかげじゃ。」



ヒロシ:「おばあちゃん、、」



ヒロシはエレクをボールに戻し、
しばらくするとフブキ巡査が来た。



フブキ巡査:「被害者の女性はこの方?」



ヒロシ:「はい、、」



フブキ巡査:「そう、、。私の不注意で
被害に遭遇させてしまい大変すみません」



フブキ巡査はおばあちゃんに
深く頭を下げた。


おばあちゃん:「なんじゃなんじゃ?」



フブキ巡査:「貴方が封筒を渡した相手は
最近この町を騒がせていた
詐欺集団だったんです」



おばあちゃん:「封筒なら息子の
同僚が持っていったから大丈夫じゃ」



フブキ巡査:「あの、、おばあちゃん、、」



ヒロシ:「、、、とにかく、おばあちゃんを
署で保護した後、本当の息子さんに
引き取ってもらいましょう。
1人で帰すには心配ですし」



フブキ巡査:「そうねっ、、。よしっ」






その後、フブキ巡査は署に連絡し
おばあちゃんは無事に警察署で保護された。








フブキ巡査:「さっきは貴方の事を
疑ってしまってすみませんでした。
どうかご無礼お許し下さい」



フブキ巡査はヒロシにも謝罪した。




ヒロシ:「あ、いえいえ。、、でも、
なんで俺を犯人だと思ったんですか?」




フブキ巡査:「良くぞ聞いてくれたわねっ。
私が貴方を犯人だと思った理由、
それは、、、これよっ!」



スッ(似顔絵)



フブキ巡査はヒロシっぽい似顔絵の
絵を取り出した。



ヒロシ:「、、、」



フブキ巡査:「どう?これ、
貴方そっくりでしょ?」


確かに、似顔絵はヒロシの髪型や色、
薄っすらだが輪郭が描かれていた。



しかし、、、




ヒロシ:「、、確かにそっくりですけど、
それ、多分子供が描いた絵ですよね?」



フブキ巡査:「えっ?」



ヒロシ:「クレヨン使って描くのって
子供しかいないと思うんですけど、、、」



似顔絵はクレヨンで描かれていた。



フブキ巡査:「、、、しまった!
今朝届いた郵便物と情報資料が
混ざってたのね!」



フブキ巡査は別件で届いた郵便物(似顔絵)を
詐欺グループの情報だと勘違いし
持ってきてしまったのだ。



ヒロシ:「、、、」



フブキ巡査:「私とした事が!!」




ヒロシ:「、、、もしかしてその絵、
あきちゃんが描いた絵ですか?」




フブキ巡査:「そうよ!、、これは私の娘が
描いて送ってくれた、、、え?何故それを?」




ヒロシ:「実は昨日、タマムシシティの
図書館でお子さんを連れたおばあさんと
出会ったんです。」




フブキ巡査:「、、、あ!もしや貴方、
昨夜母さんが電話で言ってた青年の!」



ヒロシが先日出会ったおばあさんは、
フブキ巡査に電話でヒロシとの出来事を
伝えていたのだ。



ヒロシ:「始めましてフブキ巡査。
俺、ヒロシって言います」




フブキ巡査:「こちらこそ!始めまして!
私は、グレンタウンの駐在所で勤務している
フブキ巡査と申します」(敬礼)




こうしてヒロシは、突然の事件がきっかけで
フブキ巡査と会う事が出来た。




フブキ巡査:「話は母さんから電話で
聞いてるわ!ここではなんだから、
とりあえず駐在所に行きましょう。
さぁ乗って!」



ヒロシ:「フブキ巡査、、自転車の
2人乗りは違法ですよ」



フブキ巡査:「はっ!そう言えば!」


フブキ巡査は自転車、ヒロシは
タクシーで駐在所に向かった。



 
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