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Blue Sea 『空と海の境界線』

作者:03-Moonlight
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Operation 01
異変と彼女の心
  Mission6「約束の場所にたどりつけなかったな」

 
前書き
(ネタ知ってる人いるかも) 

 
7/10 0125。

僕は寝ていた。だけど、今起きている。
理由は単純、エイラと共に来たサーニャと会話するため。

「…」
来た。ジェスチャーでここに座ってと合図して、ソファーに座ってもらった。

「サーニャ・V・リトヴャク、であってますか?」
「…はい。」
エイラと違って口数は少ない。
「…あまり喋りたくなければ、喋らなくてもいいよ。」
「待って…」
どうしたんだろう?
艦娘を探知するのであればセレンさんがいなければいけないがあいにく現在寝ている。
起きる様子ない上起こすとキレる。

「ここの海岸に…誰かがいる。倒れてるみたい」
「…本当なのか?」
謎であった。エイラとは何か違う固有魔法を持っている。

「だんだん場所が分かってきた……意識を失ってる、すぐに行きます」
そういうと彼女は部屋を飛び出した。僕も後についていく。
今はサーニャに話をしないほうがいいだろう。

「私は…わかっちゃうの」
「…え?」
サーニャが足を止める。
「サイレントライン、って何?」

聞いたことがある。ユークトバニアのある鎮守府と連絡が取れなくなり、艦娘の派遣をするものの帰ってこなかった。
それ以来誰も立ち入らなくなった海域をサイレントラインと呼び、侵入をしないように大本営が呼び掛けている。確実に帰ってこないこの海域で、生還できるという確率はあるのだろうか…
「後で説明させて。今は発見が第一」
そういうと彼女は再び走り始めた。


side ???

もう疲れましたの。
終わりの地だと思っています。

ごめんなさいね…鈴谷


















こんな世界…消えてしまえばいいのに

side out



ふと足が止まってしまう…。

「どうしたの?疲れた?」
サーニャが追いついて問いかけてくる。わからない、自分にも分らないことだ。

「いや、別に。」
何も問題ないところで止まってしまう。
なぜだ…?自分にはよくわからない。

止まる理由もないのに。
自分が何を判断したのかはさておき、走り直して向かう。

「もう近くにいる!」
サーニャがそう叫んだ。
一度止まって、見渡す。



いた。

「そこにいた、すぐに確認しよう」
すぐに走って容体をみる。

「大丈夫ですか…?」
サーニャも確認している。意識がなく体温もかなり冷えている。
脈はかろうじてあるけれど、立つのは無理だと判断した。

「医務室まで運ぶ!」
自分はその子を背負うと今度は医務室に向けて走り出す。
体温が冷えていると危険だ。

時間はそう長くはない。セレンを呼べば何とかなるが…。

それを考えてるうちに鎮守府の中へ入って行った。



サーニャside

私は一人戻らずにあの子の周りを探る。
艦娘、というのは艤装を持っているらしく、機動戦闘などでは艤装を用いて戦闘するというのを聞いた。
もしかしたら、あるかもしれない。
「…っ」
嫌な悪寒が走る。
ストライカーユニットは試作機がまだ届いていない。

ここで戦闘にあえば死ぬ可能性もある。そんな予感しかしない。

しかし、気づけば艤装を見つけていた。
「あの子の物…なのかな。私たちが感じないような力を…持ってる?」
不思議な感覚だった。

持ってこう。
そうやって、艤装を持った。
「重い…」
私には、とても持てないようなものだった。適性が関わってるのかな…。

仕方ないけれど、私は下して鎮守府に戻った。 
 

 
後書き
アーガイブ No.6「固有魔法について」 出典:ストライクウィッチーズ

ウィッチがそれぞれ持ってるという固有魔法。様々な種類があるが戦争中期より艦娘にもあることが判明している。
具体的に上げるとすれば、本話のサーニャが使用している「広域探査」。 
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