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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D

作者:ユキアン
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ハイスクールD×D 器用で不器用な赤龍帝 2

 
前書き
原作から離れていく3・4巻編です。 

 



「大丈夫か、ミッテルト」

ぎこちなく歩くミッテルトに声をかけて確認する。

「うぅ~、まだ、入ってる感じが。それにちょっと痛いっす」

「だからミッテルトは小さいからやめておこうって言ったんだよ」

「イッセーさんが大きすぎなんすよ」

「まあ、そうだけどよ」

「それに処女のまんまでメロメロにしたとか、信じられない可能性のほうが高いっすよ」

「だからって」

「……嫌だったっすか?」

ええい、そんな不安そうな顔で袖を掴んで上目遣いは反則だぞ。

「そんなことはないよ。嬉しかったし、気持ちよかったさ。言わせんな恥ずかしい」

「と言うか、イッセーさん本当に初めてだったんすか?手慣れてる感じがしたんっすけど」

「言っただろう、人の感情に敏感になったって。ミッテルトの反応を見ながらそれに合わせれば手慣れてるように感じるんだろう。内心テンパってたんだよ。最後の方は気遣う余裕もなかったしな」

「ケダモノ」

「否定できないな。ちょっとばかし感情のコントロールが不安定になってる。今まで押さえつけてた分が暴れてる感じだな。もう完全にミッテルトにメロメロだな。大抵のお願いなら聞いちゃうぜ」

「……なら、今夜もいいっすか?」

「……いいのか?」

「いや、まあ、痛かったけど、それ以上に気持ちよかったっすから」

ああ、もう、可愛いことを言いやがって。我慢できなくなるだろうが。こんなに性欲強かったっけ?









「師匠以外でまともに打ち合えるやつなんて久しぶりだが甘々だな」

「くっ、本当に貴様は人間なのか!?」

「オレより強い人間なんてまだまだ居るさ!!」

それに驚いてヴァーリに隙が出来る。

「食らえ、バックドロップ!!」

まともに受け身がとれずにバックドロップを食らってフラフラしているヴァーリをドロップキックで吹き飛ばす。

「英雄派の奴にも言えたけど、力だけに頼りすぎ!!技を磨け技を!!防御も回避も甘いし、基本中の基本の受け身が下手とか死にたいのか!!」

人外連中の悪い癖だ。すぐに力に頼りやがって。三角絞めでヴァーリの意識を落としてトレーニングルームから引きずって外で待機していた堕天使に預ける。

「お前、本当に人間だよな?」

「総督自ら検査したじゃないですか。人間だったでしょうが」

「そう不機嫌になるな。こっちだって驚いているんだ。ヴァーリだってアレで弱くない。むしろ上から数えたほうが早いぐらいに強い」

「あの程度で?」

「ヴァーリをあの程度って言える時点でお前は普通じゃないんだよ」

「いや、だって、少なくともオレの武術の師匠の方が強いですよ。今でもオレ負け越してますし。というか、魔力とかがあるせいで格闘技術が甘くなるのが人外なんですか?魔法方面しか鍛えてないのが丸分かりですよ」

「そんな奴ほとんど居やしねえよ」

「対軍戦ならともかく、対人戦なら必要な技術じゃないんですか?」

「なまじスペック差で押し切れることが多いからな」

「はぁ、人間よりも遥かに長生きなのに。武闘家からしたら舐めているとしか言いようがないですね。ちょっとがっかり」

「ドライグなんかもどっちかと言うとこっち側だぞ」

『まあ、姿形からして違うからな。格闘技と言うものはオレたちにはない。噛みつき、ひっかき、尻尾を叩きつける、踏みつける、翼で打つ、体当たり。それぐらいだな。悪魔や天使をブレスを倍加して薙ぎ払ったりしてたな』

「ドライグのあの姿じゃあそれぐらいが限界か。まあ、比べるものじゃないでしょう、人形とドラゴンじゃあ」

「そうなんだけどな」

なんというか、人間と人外って姿形は似ているけど根本は全くの別物って感じだな。







ミッテルト達みたいに勝手に行動している奴の処分を命じられて帰ってきました駒王に。グレモリー先輩達には勝手に行動しているコカビエルへの刺客を差し向けるとだけ連絡が行っている。だけど、初動が遅すぎる気もする。天界勢が動き出して1週間も経ってから動き出すとは。いや、裏で情報収集なんかはしてたんだろうが。戦争はしたくないけど戦力は削りたいっていう思惑が透けて見える。まあ、ギリギリ間に合ったと言えば間に合ったな。

赤龍帝の鎧を纏ったまま結界を潜り抜け、そのまま背後からコカビエルを手刀で貫き、心臓をえぐり取る。腕を突き刺したまま、コカビエルに見えるように目の前で心臓を握りつぶす。全身の力が抜けて落ちていくコカビエルを放っておく。

エクスカリバーを持ったフリードはまだ元気で、グレモリー先輩に加えてライザーの眷属の姿が見えるが、そちらはボロボロ。街を破壊する儀式術式は尚も健在か。やれやれ、ボランティアになるがもう一仕事終わらせますか。

まずは儀式術式の無効化だ。魔法陣に触れて、自然消耗の倍率を13万倍程倍加させる。それだけでみるみるうちに暴発しそうだった光力が霧散する。

「なっ、何をしたのだ!?」

「儀式の邪魔。それから、エクスカリバーも手放してもらおうか。そいつはおもちゃじゃないんでな。子供に持たせておく訳にはいかない」

フリードの懐に飛び込み、手刀で腕を切り落とす。何か反応する前に殺さない程度に、いや、殺しても問題ないか。返す刀でフリードをフリ/ードにする。そして余分な知恵を持っている元司教にもこの世から消えて貰った方が良いだろう。フリードと同じく、元/司教になってもらう。これでボランティアは終了だ。イリナちゃんを一目見ておきたかったけど、グレモリー先輩達には顔を合わせづらいからね。とりあえず、エクスカリバーはちゃんと変換しておかないとね。

「君が教会から派遣されているエクソシストであってる?」

「あ、ああ、そうだ。ゼノヴィアという。お前は?」

「グリゴリ所属の赤龍帝。コカビエルの処分にやってきた。フリードとバルパーはおまけで、儀式の邪魔はボランティア。イリナちゃんとは友達だからね」

「そうか、お前がイリナの言っていた一誠か。協力に感謝する。これでイリナの奴も報われるだろう」

「……えっ?」

「イリナは、主の元へと旅立った。お前に渡してほしいと預かった」

そう言ってゼノヴィアが渡してきたのは、去年のイリナちゃんの誕生日にちょっと奮発して贈ったブローチと髪飾りだった。所々壊れてて、血が付いていて、最後の時に身に着けていたのが分かる。

「……ゼノヴィアさん、イリナちゃん、苦しまずに逝った?」

「泣いていた。色々と後悔もしていた。前のオリンピックの時からずっと、お前のことを気にかけてた。手紙を読んでも、お前が無理してるって、ずっと言ってた」

「そっか。そっか。バレてたんだ。手紙じゃあ、そんなこと、一言も書いてなかったのに。ずっと心配かけてたんだ。それなのに、オレは」

甘く見ていた。この世界で17年も生きているくせに、現実だと理解していなかった。既に原作から乖離しているのに大丈夫だと、心の何処かで楽観視していた。覚悟が足りなかった。その結果がイリナちゃんの死。ミッテルトと一緒に生きていくと決めたことに後悔はない。そのために駒王から離れたのも。だけど、積極的に原作に関わるべきだった。受け身でいた所為でイリナちゃんを失ってしまった。

そこからなんとかコカビエルの羽を回収してアザゼル総督に報告して自宅に戻る。

「おかえりなさいっす、イッセーさん」

出迎えてくれたミッテルトを抱きしめる。

「ちょっ、どうしたんっすか!?」

「ごめん、ちょっとだけこのままで」

ミッテルトのぬくもりを感じながら、ミッテルトを失わずに済んだのは間違いじゃなかったんだと再認識する。

「大丈夫っすよ。ウチは傍にいるっすよ」

「ああ、そうだな」

「今日はもう寝ちゃいましょう。寝て起きたら、多少は落ち着くっすよ。話はそれからで十分っす」

「すまん」

そのままミッテルトに誘導されるままにベッドに寝かされる。その間もミッテルトを抱きしめたままだ。

「お休みなさいっす、イッセーさん」

「ああ、お休み、ミッテルト」

ミッテルトのぬくもりを感じながら眠りにつく。このぬくもりを手放した時、オレは修羅となろう。この世を滅ぼす悪となろう。そしてのたれ死のう。オレにはそれしか出来ない。







三種族会談による和平締結前に世界を変えるだけの力を持つヴァーリとオレが何を望んでいるのかを問われる。

「最後にイッセー、お前はどんな事を望む」

「オレのこの手の届く範囲が平和であればそれでいい。あまり遠くまで手を伸ばすつもりはない。力が有るから、無いからなんて関係無い。個人の力に義務は存在しないとオレは考えている。個人の力が組織に組み込まれることによって義務と権利が発生する。今のオレはグリゴリ所属だ。グリゴリという組織のために力を使う義務、コカビエルの討伐なんてのはその最もだ。そういう義務を果たすことで、オレ個人ではどうすることも出来ない拠点の確保なんて対価を得る権利を有している。他にも、アザゼル総督には色々と恩がある。恩には恩を、仇には仇を。それだけだ」

線引は既に済んだ。オレの一番はミッテルトで、その次に両親、借りを作っているアザゼル総督、そしてグリゴリ、その他大勢。オレの優先順位はそれだと決めた。

「周りがうるさかろうと自分の周囲の平和が保てれば良いときたか。もっと上を目指すことも出来ると思うんだけど」

サーゼクス・ルシファーがオレに問いかけてくる。暗に悪魔陣営に来ればもっと良い立場に付けられるぞと言ってきているが、悪魔のくせに人間の心が分かっていない。

「上を目指して何になる。今、その地位にいて、本当によかったと思えているか?オレはゴメンだ。何故顔も知らない者のために大事な者に苦労をかけなければならない。そんなものをオレは望んでいない。悪魔なのに人間の欲が全然見切れていない。その点、アザゼル総督は分かっている。普通の一軒家に生活に苦労しない程度の資金と重要度は高いが拘束が少ない仕事に、仕事の際に自由に動ける権限。どれもがオレに合っている、合わせてくれている。だからオレはアザゼル総督に恩を感じた上で、グリゴリに所属している。今の対応だけで分かる。悪魔の現政権の足元はぐらついている。統率が取れていない。和平を締結しなければ一番最初に衰退して滅びる。焦りが見えすけている。上に立つ能力が、資格がない」

オレの言葉にグレモリー先輩方から怒気を感じられる。だが、事実だ。サーゼクス・ルシファーとセラフォルー・レヴィアタンが何も言い返せずに俯向く。それが駄目だ。嘘でも良いから言い返さなくてはならないのが政治だ。

そして、その直後にカテレア・レヴィアタンが現れ、旧魔王派と呼ばれる悪魔の3割が現政権に対して離反を宣言。並びに『禍の団』として三勢力に宣戦布告を行う。こいつも馬鹿だ。興奮して隙だらけの姿を晒している。予め出していた赤龍帝の籠手の倍加を発動して手刀で達磨にして、鳩尾を殴って気絶させる。

「捕虜は多い方が良いか、総督」

「容赦ねえな、お前」

「奴らはオレの手の届く範囲の平和を脅かすと宣言した。その時点で滅ぼすべき敵だ。こいつからはどんな手段を使ってでも全ての情報を吸い尽くして、奴らは殲滅する」

「はぁ、捕虜はカテレアだけで十分だ。殲滅しろ」

「待ってくれ。カテレアをどうするつもりだい」

「何でもだ。二天龍の片割れに喧嘩を売ったんだ。見せしめのためにもなんでもするさ。馬鹿が出ないように、殉死にすらさせないために、最後には自分から死を望むまで追い詰める」

「そんなことが許されるわけがない!!彼女をこちらに引き渡すんだ!!」

「それは悪魔の都合だ。オレ達は宣戦布告されたんだ。それも、和平が締結される前にだ。禍の団は各種族に自分達以外に宣戦布告、しかも殲滅までも宣言した。これは政治的な戦争でも経済的な戦争でもない。生存戦争なんだよ!!どっちかが滅びるまで続ける必要がある。それが理解できないのなら引っ込んでいろ!!第一、貴様はオレに命令する権限を持ち合わせていない!!」

「っ、アザゼル!!」

サーゼクス・ルシファーがアザゼル総督に助けを求めるが無駄だ。アザゼル総督は出来る大人だからな。

「あ~、残念だがイッセーの言い分が正しいな。和平の締結は、まあ、条件を変えなくても良いや。本来なら悪魔が不利になるような条件をつけるところだが、それぐらいはまけてやる。だが、旧魔王派殲滅する。それが駄目ならオレはミカエルとだけ組むよ。足の引っ張り合いならまだしも、引っ張られるだけなら手を結ぶ意味がない」

「私も同じ考えですね。下が納得しないのなら意味がありませんから。条件をまけるだけでもうるさいでしょうが、それ位ならなんとかしましょう。ああ、でも言うべきことは言ってもらいましょうか。格下以外に譲ってもらうのですから、言うべきことはありましょう」

「そんな、そこをなんとか出来ないのかい」

「無理だな。オレ達は慈善団体じゃないんだ。利益があるから手を結ぶ、不利益を軽減できるから手を結ぶ。利益を上回る不利益をもたらす相手と手は結べない。分かるだろう?」

「それは、分かる。だが、確認のために時間が」

まだ言い訳をしようとするが無駄だ。総督もミカエルもリアリストな政治家だ。十分譲歩もしている。

「まずは離反を宣言した旧魔王派を殲滅すると宣言、向こうに同調していない者たちは命乞いでも何でもしてくる。そこで分ければいい。残りは殲滅だ。後から命乞いしてくるような奴らも殲滅だ。生温い対応をするならオレはイッセーを冥界に乗り込んで暴れさせるだけだ。それによって無関係の者も死ぬかもしれないが、知ったことじゃない。これは生存戦争だ。疑わしきは罰せよだ」

「そんなことをしたら暴動どころの騒ぎじゃすまない!!」

甘い。甘すぎるぞ!!王を名乗りながら醜態を見せ続けやがって!!

「今までに下をまとめきれなかったツケだ。それを払うときが来ただけのことだ。とっとと選べ。旧魔王派を切り捨てるか、切り捨てないか!!」

苛立ちから叫ぶが総督もミカエルも何も言わない。代弁をしたと考えていいだろう。黙り込むサーゼクス・ルシファーに失望する。ここは切り捨ての一択しかない。その後に裏で動けばいいだけなのによ。攻撃が激しくなり、騒々しくなる。

「総督、安全の確保のために殲滅する」

「ああ、任せる。ヴァーリもだ。二天龍の力を存分に見せつけるといいさ」

「そうさせてもらおうか」

ヴァーリが鎧を纏い、裏門の方に飛び出していくのを見送り、正門の方から攻めてくる奴らを相手にすることにする。鎧を纏う必要はない。やることはワンアクションと譲渡を2回だけだからな。上着を脱いで広げて横に仰ぎ、発生した風を65000倍程にする。一瞬にして爆風が起こり、校庭に居た奴らが結界に叩きつけられて潰れたトマトみたいになる。そして、爆風が他に被害を出す前にエネルギーの拡散率を13万倍にしておく。

「これで終わりっと。この程度で世界を変えようだなんて笑えてくるよ。そうは思わないか、ヴァーリ」

ヴァーリも片付け終わったのか校庭までやってきていた。やっぱり戦うのしかないのかな。

「一誠、お前は何故そこまで強くなった」

「そうだな、子供の頃、3歳ぐらいだったか。夢で未来っぽいものを見た。成長したオレが色んな者を相手に死にかけになりながらも仲間と共に戦い続ける夢を。ただそれだけだ。ただの夢だと切り捨てても良かった。だけど、それができなかった。何とも言えない強迫観念に襲われて、ただ力を磨いた。最初は楽しかったさ。今みたいに冷めちまったのは言わずと知れた3年前のオリンピック。気付かされたんだよ、オレが一般人から外れちまったんだってな。それからは、ただ夢の通りの出来事が起きれば良いとすら思い始めた。一般人から外れてしまったのなら、外れた先の非日常なら居場所があるはずだと」

そうして出会っちまったんだよな、レイナーレではなくミッテルトに。

「そして、夢の一番最初の出来事が外れた。出会う相手が違った。その時の気持ちがわかるか、ヴァーリ。オレは信じてきたものにさえ裏切られた」

あの時は内心かなり乱れていた。日頃から感情を出すことをやってなかったから表面上は普通に見えただけだ。それでも涙が溢れるくらいには辛かった。

「だけど、その出会いがオレを救ってくれた。ミッテルトは周りに流されるように生きながらも、自分で決めた芯をしっかりと持っていた。それだけで彼女は輝いていた。そして理解した。周りから影響を受けたものではなく、自分自身でこれと決めた芯を持っているものは美しく尊いものだと。そんな彼女と共に生きていきたいと」

赤龍帝の鎧を展開して身構える。

「これはお前が見たの夢の一部か?」

「そうだよ。戦う理由は黙っといてやるし、殺しもしない。離反する理由は、そうだな、和平を結ぶと自分の力を試せる場がなくなる。だから外側に出るとな。そういう理由にしといてやる。組織名は名乗るな。それが見逃してやる条件だ。だが、それとは別に敗北は刻ませてもらおう。白と赤の差ではない、オレとヴァーリの差を!!」

「面白い。やれるものならやってみろ!!」

ヴァーリの構えを見て、以前と異なり空手を習ってきたのだろう。武術を習った以上、前回よりは強くなっているだろう。だが、問題ない。体の限界である4000倍まで全身をブースト、思考速度は4000倍から更に2倍、最後に新陳代謝を通常の0.00025倍にする。これによって消耗を最小限にすることが出来る。今のオレは倍加の力ではなく等倍の力と呼んでいるこの力は0.00001倍から13万倍までを自由に乗算することが出来る。身体の限界のために部分毎に上限と下限は存在するが、譲渡で結果に乗算することで望む結果を手繰り寄せることが出来る。

態とヴァーリと打ち合い、半減と吸収と放出を発動させ、半減と吸収を0.0001倍、放出を100倍になるように譲渡してやるだけでヴァーリが地面に倒れ伏す。

「な、なにを、した!?力が、抜けて」

「言ったはずだ。これがオレとヴァーリの差だ。オレとお前は鍛える物が異なる。その差がこの結果だ。敗北を噛み締めろ」

殺さない程度にラッシュを浴びせ、上空に打ち上げる。美猴と思われる男が慌ててヴァーリを回収する姿が見えた。これでなんとか生き残れるだろう。次までにヴァーリがどこまで鍛えてくるか。オレも更なる力を付けなければな。


 
 

 
後書き
あっ、リアスはライザーに普通に負けました。やったね。 
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