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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達

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831部分:第二百二十九話 最後の戦いその四


第二百二十九話 最後の戦いその四

「戦い、そして」
「勝利を収めるか」
「この世界を護る」 
 勝利ではなくだ。そうするというのだった。
「そうしてくれる」
「かつて私は貴様等に敗れた」 
 シオンだけでなかった。黄金聖闘士達も見ていた。
「海皇ポセイドンに冥皇ハーデス」
「その都度、激しい戦いになったな」
「そしてギガンテス達もだったな」
 古の巨人達である。ガイアが生み出した巨大な者達だ。
「彼等もまた」
「そうだ、倒してきた」 
 シオンもまたその時のことを忘れてはいなかった。思い出したと言うべきであろうか。果てしない戦いの中での輪廻を忘れてはいなかったのである。
「そして今もだ」
「私を倒してか」
「神である貴様が不滅だとしても」
 神は死ぬことはない。人は輪廻転生により幾度も蘇るものだ。だが神にはそれがない。永遠にその生を生きる。例え肉体が滅びても魂は不滅であるのだ。
「それでも。今はだ」
「退けるというのか」
「如何にも」
 こう言ってであった。
 その全てを集めた小宇宙を今放った。
 それは黄金の一条の光となってだ。アーレスに迫る。
 しかしアーレスはそれを見てもだ。やはり微動だにしない。 
 そうしてだ。己の前に赤い壁を出してみせた。それで以てであった。
「これならばだ」
「守れるというのか」
「守ってみせる」
 その赤い壁は光を防いだ。弾き返しはしなかったがそれでもだ。防いだのである。アーレスはその向こうで不敵な笑みを見せていた。
「どうだ」
「それで防ぐか」
「私も簡単に敗れるつもりはない」
 そうしてだった。言う言葉はだ。
「ここで貴様等を倒し我が愛する者達をまた蘇らせ」
「そしてまたか」
「そうだ、また戦う」
 それから先も言うのだった。
「この地上を制圧し理想の世界とし」
 そしてであった。
「オリンポスも征服するのだ」
「それは知っていた。だが、だ」
「貴様等もまだ戦うか」
「今は防がれている」
 その光が防がれていることについてであった。
「だが」
「まだやるというのか」
「これで終わりと思わないことだ」
「そうだ」
「これで終わりではない」
 サガとアイオロスも言ってきた。彼等は今も小宇宙を込め続けている。そのうえでの言葉だった。
「我等の小宇宙はまだある」
「それを注ぎ込んでくれよう」
「聖闘士、見事だな」
 その二人の言葉を受けてだ。アーレスは褒め言葉も出したのだった。
「そこまでの気概があるか」86
「それがなければだ」
「聖闘士ではいられない」
「貴様等が私の部下であれば」
 そして言うことは。
「狂闘士達であればな」
「どうだというのだ」
「その場合は」
「愛せたものを」
 狂闘士達への愛はだ。ここでも健在であった。
 
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