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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

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turn:30 破滅を呼ぶ翼

 
前書き
強敵、ブラックルーラーとの試合でついに出場するタイガ
新たな仲間たちと共に強敵に挑む
だが相手の攻撃を前に序盤から窮地に陥ってしまう
脅威の能力を持つ相手の切り札を前に全力で挑むタイガ
はたしてこのファイトの結果はどうなるのか 

 
全国大会の予選に出場したタイガたち
強豪のチームブラックルーラーとのファイトを迎えていた
先鋒として出場することとなったタイガの手には大会前に組み上げた新たなデッキが
「珍しいユニットを使うそうだが………」
相手の先鋒として出場してきたのは前の試合でも先手を任されていた大柄な男性、新城ツカサ
「それだけで勝てると思うなよ」
「もちろんそのつもりだ、全力であんたに勝つ」
「ふっ、面白い事を言う少年だ、ならファイトで示してみろ」
「試合開始!」
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
ダークゾーンの古城に2体のユニットが舞い降りる
「グリーディ・ハンド!」
「クロノ・ティガー!」

Turn:30 破滅を呼ぶ翼

「ライド!ブレイドウイング・サイクス!更にグリーディ・ハンドを前へ、ディメンジョン・クリーパーとヴェアヴォルフ・ズィーガーをコール」
3ターン目、ダメージ1枚のツカサは早くもユニットを並べてきた
「ディメンジョン・クリーパーのブースト、グリーディ・ハンドでスチームハンター エメンバーラをアタック」
エメンバーラのパワーは7000、こんなに序盤からシールド10000のカードを使うわけにはいかない
グリーディの不気味な腕がエメンバーラを鷲掴みにする
【安眠を呼ぶギアタイパー】トリガーなし
「サイクスでアタック」
「(ここでトリガーを引かれたら後半苦しくなる!)カー・ランマでガード!」
「ドライブチェック」
【エンブレム・マスター】トリガーなし
カー・ランマの投げた爆弾の煙で立ち往生するサイクス
だがヴェアヴォルフが煙を飛び越えエメンバーラを切り裂いた
【スチームハンター エメンバーラ】トリガーなし

「やばいな、あのデッキ、ギアクロの苦手な速攻デッキだ」
戦況を確認していたハジメが唇をかみしめる
速攻デッキはストライドを主軸としているギアクロニクルよりも動き出しが早くその分手数で優位に立つことが出来る
例外ももちろんあるがそのためギアクロニクルのデッキは速攻を苦手としている場合が多い

「ライド!スチームテイマー ナニ!ヴァンガードにアタック!」
ナニにライドしたタイガがサイクスに向け剣を振り上げる
「(思った通り展開することはできないか)ノーガードだ」
「ドライブチェック」
【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
「ダメージゾーンのエメンバーラを回復!パワーはヴァンガードに」
タイガの叫びと共に剣が振り下ろされる
【ヒステリック・シャーリー】ドロートリガー
「効果で一枚ドロー」
「ターン終了」
「ではこちらのスタンドアンドドロー、光を切り裂く鋼鉄の翼!その力を解き放て!ライド!ブレイドウイング・レジー!」
不気味な翼を広げたユニットが鋭い眼差しでナニを見据える

「レジーか!」
「しかもリアガードには………」

「レジーのスキル、ヴァンガードに登場した時、リアガード一枚を選択し、同名のユニットを3枚までソウルへ、ディメンジョン・クリーパー」
デッキから三枚のディメンジョン・クリーパーがソウルに置かれる
「5枚………」
「ん?」
ふと、ツカサが何かを呟いていることに気付いたタイガ
「グリーディ・ハンドのスキル、自身をソウルに入れ、山札からグレード2以下のダークイレギュラーズをソウルへ、サイクス」
デッキからさらにサイクスをソウルに入れるツカサ
「7枚」
「(!数えているのはソウルの枚数か!)」
先ほどレジーのスキルで3枚増えて5枚、グリーディのスキルで2枚増えて7枚
おそらくソウルが増えることに何かしらの意味がある
それだけはタイガにもわかった
「ディメンジョン・クリーパーのスキル、ソウルからドロップすることでソウルチャージ2枚、ソウルにある3枚すべてのこの効果を使う」
ブレイドウイング・ロドピス、ヒステリック・シャーリー、再来の翼 ブレイドウイング・レジー、エンブレム・マスター、悪夢の国のアリス、悪夢の国のモノクロームがソウルへ
「10枚、サイクスのスキル、これもディメンジョン・クリーパーと同様自身をドロップして2枚チャージ、ソウルにある2枚をすべて使う」
サイクス、ヒステリック・シャーリー、ダークナイト、ブレイドウイング・ティリットがソウルへこれでソウルは12枚
「(まだ序盤、ここは………)ロドピスとエンブレム・マスターをコール、エンブレム・マスターでアタック」
エンブレム・マスターの放った邪気がナニに襲い掛かる
【スチームテイマー ナニ】トリガーなし
「エンブレム・マスターのスキル、アタックがヴァンガードにヒットしたのでソウルチャージ3、これで15枚、滅びの翼は開かれた、レジーのスキル、クリティカル+2」
ヴェアヴォルフ、エンブレム・マスター、ダークナイトがソウルに置かれレジーの能力の発動条件、15枚を達成
「はぁ!?バトル前からクリティカル3!?」
あまりの出来事に声を上げるタイガ
「くそぉ、なんだか嫌な記憶がよみがえる」

「なんだ、いやな記憶って?」
「ああ、石田先生のガントレッドバスター・ドラゴンね、前に派手にやられたらしいのよ」
その時見ていなかったハジメは首を傾げていたがメグミはその話を以前聞いていたため納得の声を上げた
「レジーでヴァンガードにアタック」
「エメンバーラ、ラッキーポット・ドラコキッドでガード!」
レジーの10000に対して2枚のガードを切ることで対抗するタイガ
「ほう、ガードに使えるカードがあったか、ドライブチェック」
【再来の翼 ブレイドウイング・レジー】トリガーなし
【悪夢の国のモノクローム】スタンドトリガー
「エンブレム・マスターをスタンド、ヴァンガードにアタック」
「っ!」
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
「ロドピスのブースト、ヴェアヴォルフでアタック
【スチームメイデン シャクシャ】トリガーなし
早くも窮地に陥ってしまったタイガ
「おもしれえ、これが全国大会か、でも、俺だって負けねえ!ライド!クロノファング・タイガー!ストライドジェネレーション!」
クロノスコマンド・ドラゴンが光を放ってヴァンガードを狙うが
「ジェネレーションガード!夜陰の紳士 サン・ジェルマン、スキルによりシールド+10000、更にモノクロームでガード」
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
【ニャンニャン・ワーカー】トリガーなし
【スチームスカラー ジジ】トリガーなし
トリガーこそ出たものの攻撃は届かずじまい
そのままツカサのターンに移行する
「ストライドジェネレーション、殲滅の翼 ブレイドウイング・ティボールド、スキルによりドロップゾーンのカードを山札へ戻し、前列のパワーを+10000」
圧倒的な攻撃力でタイガを圧倒するツカサ
「行くぞ、まずはエンブレム・マスターでアタック」
「ジェネレーションガード!時空獣 パンドラ・キメラ!」

「新しいGガーディアン!」
「あのデッキ!そうとう作り込んだな!」

「スキル発動!相手の後列のリアガード一体を山札の下に」
「ならばロドピスを戻す、どうする、シールドは足りないままだぞ」
「シャクシャでガード!」
「ティボールドでアタック」
タイガは自身のダメージゾーンのカードを見た
まだ4枚、1点だけならば余裕はある
既に相手のトリガーは4種類見えている、各種トリガーが1種類ずつ、クリティカルばかりのデッキではない、先ほど、ドロップゾーンから戻したなかにはクリティカルはなかった
「ノーガードだ」
「ドライブチェック」
【ブレイドウイング・サイクス】トリガーなし
【再来の翼 ブレイドウイング・レジー】トリガーなし
【ブレイドウイング・ティリット】トリガーなし
クリティカルトリガーはない、タイガが受けるダメージは1枚だけ
【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
「よし!」
何とここでヒールトリガー、ダメージを1枚回復、今の攻撃タイガに損失はない
「ヴェアヴォルフでアタック」
「ノーガード」
【ラッキーポット・ドラコキッド】ドロートリガー
「よしっ!」
ここにきての連続トリガー
押されっぱなしだったタイガに運が向いてきた
「ターン終了」
「(あとはここからうまくつながるか………)」
タイガが意を決してドローしたカードはスチームメイデン メラム
「っしゃあ!つながった!まずはクロノファングのジェネレーションブレイク!手札を1枚、ニャンニャン・ワーカーをバインドしてストライド!切り開け!我が心の示す先へ!時空竜 バインドタイム・ドラゴン!」
現れたバインドタイム・ドラゴンがレジーを見据える
「さらにメラムとジジをコール!」
「(ジジだと!?バカな!?そんなことをすれば)」
「ジジのソウルブラスト!一枚ドロー!」
タイガの行為に会場から疑問の声が上がる
バインドタイム・ドラゴンの効果を使うにはソウルブラストが必要
だが今の行為でソウルはゼロとなってしまう
「安眠を呼ぶギアタイパーをコール!そのスキルでドロップゾーンのナニをバインド!相手の前列のリアガードを山札の下に!エンブレム・マスター!」
ギアタイパーが足を鳴らすとエンブレム・マスターが時空の穴へと吸い込まれていく
「そしてクロノ・ティガーのスキル!相手のリアガードが山札に置かれたことにより、自身をソウルに入れてバインドゾーンのナニをスペリオルコール!更にパワー+4000!ナニ自身のスキル!バインドゾーンの数だけパワー+1000」
今は1枚だけ、だが後半になっていくにつれこのスキルも意味を成してくるはず
「ナニでアタック!」
「ロドピスでガード!」
「メラムでアタック!スキルでパワー+4000!」
「くっ!」
【ディメンジョン・クリーパー】トリガーなし
「(まて!今なぜブーストをかけなかった!?)」
動揺で気付くのが遅れたがメラムの後ろにはジジがいる
ブーストをかければもっと確実に決めに行けたはずだが
「メラムのスキルで、夜に啼くギアタビーをスペリオルコール!」
「(なんだあのユニットは!)」
クリティカルトリガーと思われるそのユニットはメラムのスキルで山札から呼ばれたもの
いや、思えばそれだけではない
ナニもエメンバーラも、そしてクロノ・ティガーもまた彼には見覚えのないユニット
「未知数のユニットを使いこなしているというのか………」
「バインドタイムでアタック!スキルでレスト状態の3体をすべてバインド!」
「なんだと!?」
確かにバインドタイム・ドラゴンの効果では好きな数のユニットをバインドできる
だが一気に3体選ぶ理由とは
「ヴェアヴォルフとクリーパーは山札の下に!カウンターチャージとソウルチャージ」
タイガの目的がこれだけなら一体バインドすれば足りたはずだが
「さらにギアタビーのスキル!リアガードからバインドされたとき、ソウルに移動して1枚ドロー!パワー+5000!」
「くっ!あのユニットを呼んだ目的はそれか」
バインドタイムはいま単体で41000、クリティカルが2
もしタイガがクリティカルトリガーを引いたら
「ブレイドウイング・ティリット!クインテットウォール!」
ディメンジョン・クリーパーが二枚、ダークナイトにサイクス、そしてシールドを持たないレジーこれでもまだ足りない
「モノクローム!」
これでタイガがトリガーを2枚引かない限りは攻撃は通らない」
「トリプルドライブ」
【スチームメイデン シャクシャ】トリガーなし
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「効果はすべてジジに」
「(ジジにだと?ジジは後列に居るんだぞ)」
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
「ティリットの効果で、グレード3のレジーをソウルへ、残りをドロップ」
これでタイガの攻撃は終了、そう思ってカードに手を伸ばそうとするが
「まだ攻撃は終わらない!スチームテイマー ナニのもう一つのスキル!」
「なんだと!」
ソウルのナニをドロップ、バインドゾーンにいたはずのナニがリアガードへと舞い戻った
「まさか!このスキルのために!」
タイガは思い出していた、これまでのファイターたちとの戦いで気付いたことを
「(俺に足りなかったもの、俺は頼り過ぎていたんだ、Gユニットの強力な力に、他のユニットの能力も生かして、自分だけの戦い方を貫くための戦い………今の俺にはそれができる!)ナニでアタック」
勢いよく振りかぶったナニの攻撃がレジーに決まる
【再来の翼 ブレイドウイング・レジー】トリガーなし

「よし!これでダメージ4!」
「次のターン、バインドタイム・ドラゴンのクリティカル2が届く!」

ターンが終わりクロノファングへと戻った自身のヴァンガードを見て笑みをこぼすタイガ
「やってくれたな、今のはいい攻撃だった、だが………俺もこのまま負けるつもりはない!来い!ドリーン・ザ・スラスター!」
「あのユニットは!」
ドリーン・ザ・スラスターを見たハジメが声を上げる
「ソウルのサイクスのスキル!ソウルチャージ」
ドリーン・ザ・スラスターとヴェアヴォルフ・ズィーガーがソウルへ
だが今ソウルを増やして一体何に
「ドリーンのスキル!ソウルにカードが置かれたのでパワー+3000」
2枚置かれたことでなんと6000のパワーアップ
「レジーでアタック!」
「ジェネレーションガード!パンドラ・キメラ!」
せっかくパワーアップしたドリーンだがパンドラ・キメラのあげた咆哮で時空の穴に飲まれてしまう
「まだ持っていたか」
【再来の翼 ブレイドウイング・レジー】トリガーなし
【悪夢の国のダークナイト】クリティカルトリガー
だがこのトリガーでもヴァンガードへ攻撃は届かない
「だが、私の攻撃もまだ終わらない!ソウルの再来の翼のスキル、サイクス、エンブレム・マスター、再来の翼を手札からドロップ!再び舞い上がり、更なる力を解き放て!スペリオルライド!再来の翼 ブレイドウイング・レジー!」
何とソウルからのスペリオルライド、このターンサイクスの効果を使ったのもおそらくはこのため
「再来の翼でアタック!そのスキルにより15枚をソウルブラスト!パワー+15000、クリティカル+2!」
再び強力な攻撃が、しかも先ほどよりパワーが高い
「エメルアンナ!クインテットウォール!」
カー・ランマ、ラッキーポット、シャクシャ、キラキラ・ワーカー、メラムがガーディアンとして立ちはだかる
更に手札からカー・ランマが
これで再来の翼の攻撃も防ぎ切った
【ブレイドウイング・レジー】トリガーなし
【悪夢の国のモノクローム】スタンドトリガー
「エメルアンナのスキルでドロップゾーンのナニをバインド、そしてカー・ランマ2枚をデッキに、一気に決めてやる!シャクシャをバインドしてストライド!」
再び現れたバインドタイムが再来の翼を見据える
「メタルグライダー・ドラゴンをコール、ヴァンガードにアタック」
その大きな翼で飛びかかるメタルグライダー
「モノクロームでガード!」
そのメタルグライダーの顔めがけて飛び降りるモノクローム
「ナニでアタック!」
「(バインドゾーンは三枚、ならば)ダークナイトでガード!」
ナニの剣をダークナイトが受け止める
「バインドタイムでアタック!スキルでメタルグライダーとナニをバインド!」
「くっ!」
手札を見るツカサ、だが残っているのはレジーと再来の翼
どちらもグレード3、ガードには使えない
それに、たとえこの攻撃を凌いでもまだナニが残っている
「ここまでか………」
「トリプルドライブ!」
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
【スチームメイデン メラム】トリガーなし
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「見事だ、本城タイガ」
【ブレイドウイング・ティリット】
【ヒステリック・シャーリー】

「っしゃああ!」
新しいデッキでの初陣を見事飾り声を上げるタイガ
「じゃ、次は私の番、行ってくるわね」
デッキを手にコンソールへ向かうメグミ

「すまんな、負けてしまった」
控室に戻ったツカサはチームメイトにそう告げて頭を下げる
「どんまい、いいファイトでした」
「後は私にまかせなさい、この矢作テンカに」
そういって白い髪の少女がデッキを手にコンソールへ向かっていった 
 

 
後書き
次回予告
メグミの相手は矢作テンカ
強力なユニットを使う実力者だ
彼女に真っ向から向かっていくメグミ
そして試合の裏で怪しい影が………
turn:31 矢作テンカ 
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