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病みそうにない艦娘が病んじゃったお話

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四話目という名のヤン(2つの意味で)な艦娘様

 
前書き
さて今回は過去編をあわせてつくってみました。

それにしても、病みそうにない艦娘って他になにがいるっけ? 

 
前回のあらすじ

木曾に愛された
・・・北上のすぐ近くで、
てことで木曾が寝た後の夜。

「き~た~か~み~~~???」

「・・・あっはっは~、いや~あそこは空気を読むところだったじゃん。」

「いや良くあの状況で入ることができたなぁ!せめて空気の読み方を間違えるなよ!!」

「けど提督すっごい気持ち良さそうだったから止めるのは野暮なんじゃないかなってさー。」

「そうなんだよな~木曾の身体って意外にも気持ち良くて・・・ってなんてとこ言わしとるんじゃーー!!!」

「うわぁ、その突っ込み無理矢理感があるな~」

「うわぁって・・お前なぁ・・・」

「あの~・・・提督?」

提督と北上がごっちゃしてると愛宕と呼ばれる重巡洋艦の艦娘が現れた。

「ん?どうした。」

「実は・・その・・・」

「・・・もしかして、摩耶が?」

すると愛宕が小さく頷く。

「大丈夫ですよ!ちゃんと高雄と鳥海が見張りながら手伝ってましたから!!」

「・・今は?」

「今もですよ!早く来て下さい!」

「・・・嫌だぁ・・・」

そう言ながら提督は愛宕に手を引っぱられた。

摩耶とは高雄型重巡洋艦四番艦の改二で、顔ははっきりと開いた蒼い眼に薄い茶色のボブヘアー、さらに頭に小さなベレー帽をのせている。

服装は白い襟の翡翠色を基準としたセーラー服の用なもので白いスカートを着ている。

性格ははっきりとしていて彼女もまた男勝りの用な感じになっている。



・・・ていうか今までのヤンデレって男勝りな性格しか出てねぇ・・・


とにかく天龍と木曾と違うところは彼女が一番不良っぽいところだろうか。

しかしそんな摩耶だが今回は提督のために料理を作ったのだという。

しかし提督の顔は雲っていた・・・。

提督が食堂に到着すると摩耶が笑顔で待っていた。

ついでに摩耶の姉である高雄と鳥海も。

「よう提督!お前の為に摩耶様のスペシャルカレーを作ってやったぜ!!」

「あ、あぁ・・・」

提督は返事をしながらもアイコンタクトで、

(高雄に鳥海ィ!!ちゃんと見張ったんだろうな!!)

(えぇ!勿論ですわ!!)

すっごい不安な会話をしていた。

ちなみにだが摩耶の左腕の一部は包帯で巻いているがそれは一週間前からだという。

「さぁ!早速アタシのカレーを食べてくれ!!」

「お、おぅ・・・(しゃーねー、腹くくるか)」

てことで提督は摩耶のカレーを食べることになった。

提督が一口食べる。

「・・・・・」

「どうだ?美味しいか?」

「・・・あぁ、しっかりとカレーの味がするし特に違和感がないな。」

それを聞いた愛宕、高雄、鳥海の三人はほっ、と胸を撫で下ろす。



なんやかんやで提督は全部食べることができた。

「どうだ!美味しかったかだろ!?」

「あぁ、本当に美味しかったぜ。」

あー良かった、と愛宕が思うとフラグを建てた様に摩耶がとんでもないことを言った。


「そりゃそうに決まってんだろ!?なんせあのカレーには摩耶様特性の


























正真正銘本物のアタシの血液が入っているんだからよ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「「「「えっ? 」」」」


四人が聞き直す。


「だーかーらー!アタシの血液があのカレーに混じってるんだよ!」


・・・・・・・・・・
・・・・・
・・・


「「「何ィィィーーーーッッ!!??」」」


すると提督がバタンと倒れた。


「んー?どうした提督、もしかしてあまりの旨さに気絶しちまったかー?いや~参ったなーー♪」


「摩耶ーーーー!?!?あなたいつから入れてたのよ??!!」

「ん?うーーん、少なくとも一週間以内ぐらいかな?そんときにあらかじめ材料につけておいたんだ。」

「えっ?!じ、じゃあそ、その包帯は・・・!」

「道具の運搬中に怪我をしたといったな、・・・
あれは嘘だ」

「「「な、何だってーーー!!!」」」

「ってちょっと待って!!私が味見してもそんな味はしなかったはずなのに・・・!」


「そりゃあ隠し味だからなぁ・・・?」

「じゃあどうやって!?」

「そりゃあ教えられないなぁ、けど意外に味を消す方法は簡単だったぜ?」

「摩耶・・・!おそろしい娘・・・!!」


この始末☆
ということでなぜこんなことを摩耶はしてしまったのか。



高雄と愛宕は元々前提督のころからいたが、摩耶と鳥海は彼が提督になった直後にこの鎮守府に来たのだ。

そしてなんと摩耶は現提督に一目惚れしてしまったのだ。

何とかして摩耶は自分に振り向いてもらおうとするが提督には既に恋人(木曾)がいたのだ。

まぁ半ば強制的にだが。

とまぁ愛宕が摩耶にそう言ったのだが諦めるどころか急激に青ざめて絶望していたのだった。

「う・・・嘘だろ・・・?そんな・・・そんな・・・!?」

「ま、摩耶?」

「そ・・・そんなの嘘だ、・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!」

「摩耶!?お、落ち着いて!」

「落ち着けるか!!そんなの俺が・・・・!・・・・・ ・・・!・・・そうだ・・・」

「ど、どうしたの?」

「あいつが外から支配するならよぉ・・・アタシが内から支配すればいいんじゃねぇか・・・。」

「摩耶・・・?!何言ってるの・・・!」

「待ってろよ提督・・・この摩耶様がお前だけの特性料理を作ってやっからなぁ・・・!」



・・・とこんな感じで摩耶はヤンデレになってしまったとさ。


ヤンデレになるにはやっぱり嫉妬というのがあるからなのうか・・・

はてさてこの先、どうなりますことやら。
 
 

 
後書き
摩耶様・・・というか今回の病み方ってかなり極端だな

本当無理矢理感があるなぁ・・・

・・・何かを書こうとしたらすぐ忘れる今日このごろ。

どうにかしてくれ・・・。 
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