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世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
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第一章 WORLD LINK ~Grand Prologue~
  キバ ~コルテージュ♫二十二年~


最初に言ってしまうと紅渡は仮面ライダーキバである。
ファンガイアのキングである太牙とは異父兄弟らしい。

そして名護敬介はファンガイアと戦うために組織された「素晴らしき青空の会」所属の戦士で、独自開発された対ファンガイア用パワードスーツを装着した、仮面ライダーイクサに変身する男だ。


少し前まではキングの立場である太牙と同じくキング継承権を持ちながら人間のために戦った渡は敵対関係にあったが、最終的には和解し、今ではファンガイアと人類は共存に向かっている。


太牙は現在ライフエナジーに変わる新たなエネルギーを開発中で、蒔風がこの短時間で脱走まで出来たのもこのエネルギーによる回復の恩恵だ。
開発途中の試作品だったらしいが、結果を見るにどうやらうまくいっているらしい。



「あのエネルギーはすごかったな。力に満ちてきたもん」

「ふむ、ひとまずは成功かな?」

「だけど人間には麻薬にしかならない。もう少し改良が必要だ」

「それは今後の課題だな。それと、その「奴」が・・・・キバ、渡を殺しに来るのはいつ頃か?」

「今回、「奴」は早くここに来たらしい。前の世界で意識と一緒にブッ飛ばさなかったのが仇になった・・・・だから世界もすぐにオレを前の世界から送り出したんだけどな」


蒔風が悔しそうな顔をして、残り時間を言った。


「正直に言おう。へたすりゃ今日だ」


「「「!!!???」」」


太牙と蒔風が話し込んでいる横では渡と名護が最近の治安について話し合っていたが、その言葉に同じく驚愕する。

「それは・・・・時間がなさすぎる!!」

「しかもそれは「奴」のノリ次第では早まるかもしれない」

「とんでもない話になったな。しかもそれだけ強大な敵ならば、我々は万全を期さなければならない」

「今のままじゃ・・・・「奴」には勝てても大苦戦するな・・・オレの怪我は多分治りきらないし、これ以上擬似ライフエナジーは使えないだろ?」

「確かに・・・・・これ以上の投与は危険が伴うな」

「絶対に負けられない以上、そこまでのリスクは懸けられない」

「だったらどうする?もう一日切ってるんだろう?なにができるというんだ・・・・この際、イクササイズの強化特訓を「「それはやめろ」」だがしかし「「黙りなさい」」イクササイズは「「静まりなさい!」」・・・・・・」


「イクササイズってなに?」

「思い出させないで」

「オレは話に聞いただけだが、やりたくないな」



「とにかく、時間がないことは確かだ」

「時間がなぁ~~~」


そのまま四人が考え込んでしまう。

そしてどうしようかと考えて、名護がポン、と手を叩いてなにかを思い付いていた。


「確か・・・・過去に通じる扉ってなかったか?」

「え?・・・・・あ!!」

「なるほど・・・・・キャッスルドランにそういった扉があると話には聞いてきた。それならいけるな」


「キャッスルドランってなにどらん?」

「キャッスルドランは・・・・見てもらった方が早いかな?」


渡がそう言って皆を引き連れて病院の裏の林に向かった。



「ここならいいな。キバット」

「おっしゃ!来いキャッスルドラン!」



キバットの呼び声に呼応して、ドラゴンの鳴き声が響いた。

蒔風がその声にびっくりして肩を竦める。
そして四人に影が落ち、見上げるとそこには「城」があった。

そのボックスの様な城には四本の足があり、ドラゴンの翼と尾と頭が伸びていた。


「なるほど・・・・・確かに、こいつは巨城竜だな」

「このキャッスルドランの中にはある扉があるんです」

「扉?」

「過去・・・・・22年前に通じる扉だ。オレも渡君も一度だけ行ったことがある」

「そこで特訓なり養生なりして、それからってわけだ」

「うーん・・・・・でもさ」

「なんだ?」



「それってこっちでの時間はどうなんだ?」



「あ・・・」

「そうだった・・・・向こうの時代で数日過ごして戻ってきたらこっちでも数日経ってた・・・・」

「・・・・・ふぅ。じゃ、帰りはこっちでなんとかするよ」

「なんとかって・・・・」

「まさかこのチケットがこう役立つとはな」


蒔風が懐から取り出したのはパスに入ったチケットだ。
それには「∞」のマークに重ねるように「INFINITY」と書かれていた。


「こいつはパスだ。時を越えるためのな。帰りはこれ使って帰ろう」

そこで蒔風に太牙が質問する。

「それがあるなら、最初からそれで行かないか?」

「これで時間を越えるとオレの力の軌道が残る。ましてや時間を越えるなんてもんだからな。だから、これ使うと飛んだ先に「奴」が追っかけて着ちまうんだ」

「それでは意味がないな・・・・」

「だからこれ使うのは帰りだ」

「そうと決まれば行きましょう。こっちです」




渡の案内で皆がキャッスルドランに入り、その扉の前に向かう。
中はいかにも豪奢な作りになっており、城と言う名前に一切劣りはしていなかった。



「この扉です」

「じゃ、いこうか!!」

「どれくらいになるだろうか?」

「さね。行ってみてから考えようや」



そうして四人が扉をくぐる。
無論、キバットともう一体の蝙蝠モンスター、キバットバット二世も一緒にだ。


「お前、いたの?」

「無駄に喋らんだけだ」



ガシャン・・・・・



重々しい扉が開かれ。




ギィィィィィ・・・・・バタン!!!!



それがビッタリと閉じられる。
こうして、蒔風達は向かった。そして戻ってくるのはすぐだろう。





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「う~~~ん・・・・いい日和♪さてさてここは・・・・・」


蒔風がこの世界にくる何日か前。


男が街中を歩く。
そしてある公園の中に風呂敷を広げて、座り込んだ。

足を組み、目を閉じて、座禅のような体制になって世界と接続する。



「・・・・・・・仮面ライダーキバ・・・・・"no Name""フォルス""ライクル""輝志""LOND"・・・・・その区分を我に開け放ち、その姿を現せ」



座禅を組む男を中心にその世界の紋章が現れる。
今回はキバの紋章で、そこから上に向かって何らかの文字列がホログラム浮き上がってきた。
そしてそれは次々と出てきて、ススキのように男を取り囲んでいく。


ピッ、ピピ・・・・・・シュパァン!!!!



空気を斬るような音がして、男の周囲に紙が落ちてくる。
その紙にはさっきまで浮かび上がった文字列が写されていた。


だがその順番はランダムだし、見ただけでは狂人の落書きにしか見えないような文章だ。



そしてその紙を見て、ニシシと笑う男。



「さ、解くぞーーーー。世界のパズルを解き明かしていこうかな」



取り出したるは「みかん」と書かれた段ボール。
そしてシャープペンシルに消しゴム、定規などの文房具。

準備は整ったさあ始めよう、と男が額にはちまき巻いて解読にとりかかった。
その姿はただの受験失敗した浪人生に見える。


「ふむふむ・・・・だぁ~~~っと?ここが?ちがうなぁ、こっちか?どこの紙にあるんだよ!!」


ガサガサと何十何枚もある紙を何度も何度も見直しては戻ってやり直し、進んでは確認してを繰り返す男―――「奴」



毎回これだけの苦労をして望んでいるのだ。
その執念は計り知れない物があった。


「絶対に食う・・・そして取り戻すんだ・・・・・・・・・・あぁっ!!風っ!!待って~~~その紙持ってかないで~~~!!キャアアァァァアアアアア!!!」





公園内でワタワタし始める「奴」
その十分後、結局は結界内にテントを張ってその中で計算を始めた。



この世界を食らうために。
彼にも願いはある。それをただ問答無用に慈悲も無く打ち砕けるのは、同一存在の人物だけなのである。




「立場逆だったら絶対に応援して・・・・・いや、オレも邪魔するかもな。オレ、あいつ嫌いだから」





二日間に及ぶ計算の日々が始まった。





to be continued
 
 

 
後書き
アリス
「今回過去に行きましたけど・・・・・出さないんですか?キャラ」

出さない、というか出せない。
あっちの時間で数日経ったらこっちでも同じだけ流れる。

それならその逆もしかり。
となるととっくに音也さんはお亡くなりになってしまっているわけでして



ちなみに、この話の中ではディケイドに出てきた紅渡とは別人として解釈しています。
公式ではディケイドの渡はキバ本編後の渡と言うことらしいですが、その設定はそぉい!!させてもらいます。

アリス
「ややこしいですからね~~」


あとサガーク出しません&出せません。
だってダークキバの方が絶対いいじゃん。

アリス
「今あなたはサガークファンを敵に回した」


今回のコルテージュは・・・・・なんだっけ?
興味あったら検索ゴー!!




アリス
「次回、そして現代、「奴」が来て」

ではまた次回







キバっていくぜ!! 
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