| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『恋愛抜粋』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『半分こ』



君が言った半分こごっこ。
嬉しいことや楽しいこと
悔しいことや哀しいこと
分け合えば楽になるって。

正直そんなの無理だから。
現実的に有り得ないから。
気休めにもならない慰め。

僕の荷物は預けれない。
君の荷物にはならない。
背負わす義理など無い。

別れ際に泣き叫ぶ君。
きっと解り合えない。
君は純粋すぎるから。
僕で汚すわけには...

堪えきれなかった涙
誰にも見られてない。
そう、それで良い...
臆病な僕を笑えば良い。

手を差し伸べてくれた
君に寄りかかるのは
とても簡単だった。
でももう僕のせいで
不幸になる人を
見たくはなかった。

君と一緒に前を
向いてくなんて
思えなかった。
巻き込みたくない。

前なんて向けない。
何も受け止めれない。
弱くて脆いくせに
強がりと意地で
踏ん張ってるだけ。

半分こなんて無理。


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧