| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一章 WORLD LINK ~Grand Prologue~
  恋姫†無双 ~午前の部、「奴」の可能性~



「なにをやっておるのだお主は」


蔵で眠っていた蒔風を起こしたのはそんな声だった。
目の前には星がおり、蒔風はなにかの壺を抱いて寝ている。


「うぉふぁよ~~~そして夢の世界へ~~~・・・・・・」

「こらこら、こんなところで寝るな」


再び寝ようとしている蒔風を星が起こす。
なんでもここは星がとっておきのメンマを保存している蔵らしい。

「メンマン?」

「メンマだ。まだ目が醒めていないみたいだな。顔でも洗ってこい」


そう促されて蒔風が洗面所を探して城内をさ迷い始めた。




------------------------------------------------------------

「ここは・・・・・・どこにゃ~~~~?(ボフッ)」

「はっ、はわ~~~~~~ッ!?って、舜さん?」


蒔風がやって来たのは玉座のある謁見の間だ。
今は軍師達が書類整理や白装束との戦いの準備をしている。


そこに蒔風が現れ、眠気に負けて倒れ込み、顔が諸葛亮(真名・朱里)の帽子に埋まったのだ。
そして床に倒れてあぐらをかいて座り込んだ。


「な、なにしてるんですか?」

「洗面所・・・・・どこ?」

「それならあっちの方よ。全く、ホントに昨日あれだけのことやった人間なの?」


元董卓軍軍師で、今は一刀の世話係も兼任している賈駆(真名・詠)が呆れた声を上げる。


「ふい。ありがと~~~~~」


そう言ってヨロヨロと歩いていく蒔風。
まだ頭がはっきりしていないようだ。



それと同時に蒔風が出て行った方とは逆の方から呉の軍師、陸遜(真名・穏)と魏の軍師の佳花が資料を持ってやって来た。


「あれぇ~?さっきまでそこに誰かいましたかぁ~?」


非常にのんびりとした口調で穏が首里に聞くと、蒔風がさっきまで居たことを告げた。


「えぇ!?それならもっと早く戻ればよかったぁ!!」

「あんたあいつが気になるの?」

「それはもう!!世界、翼人、不思議な力!!好奇心がビンビンですよぉ!!」

穏の知的好奇心はかなり高い。
確かに蒔風なんかは恰好の対象だろう。


「ったく、華琳様に言われなければなんで私があんな野郎なんかに真名を・・・・」

「あ、あはは・・・じゃあ始めましょうか。ここは・・・・・」




------------------------------------------------------------


「ふっ!ハァッ!!っと、準備体操はこんなもんかな?鈴々!始めようぜ!!」

「応なのだ!!・・・・お?あそこにいるのは・・・・・しゅーーーーん!!どーしたのだーーーー?」

「鈴々じゃないですか。朝から訓練です?」


次にフラついたのは昨日対戦をした庭園だ。
今は翠と鈴々しかいない。


「そーなのだ!舜もやるのだ?」

「今はまだ眠いからパスです(―_―)ノ“
 後でまた来るからそん時にやりましょうや」

「待ってるのだーーー」
「待ってるぞーーー。さ、鈴々!まずは十本勝負だ!」

「受けてたつのだ!」



------------------------------------------------------------


「ここかーーーー?(ガチャ)」

「あぁらん、舜ちゃんあたしになにか用かし(バタン)」

「洗面所どこだろ・・・・・」



------------------------------------------------------------



「ねむい・・・・洗面所どこだよ~~~~~」

「舜じゃないの。どうしたの?」

「どうやらまだ眠そうだな」


蒔風が何処かのテラスのような場所に迷い込む。
そこでは蓮華と華琳がお茶をしており、蓮華のとなりには妹の孫尚香(真名・小蓮)もいた。


「洗面所ってどこかね~~~~(=ω=)・・・・・・」

「なんて顔してんのよ。洗面所はあなたの歩いてきた方向にあるわよ」

「とおりすぎたか~~~~ふにふに、ありがと~~~」

「お前本当に蒔風か?昨日とは別人だぞ・・・・・・」

「じゃね~~~~~~・・・・・・」


ぐらぐらと頭を揺らしながら蒔風が戻っていく。
あ、今頭木に打った。




------------------------------------------------------------


「ん?舜!どうしたんだ?」

「およ、一刀。洗面所ってどこじゃ?」

「洗面所?すぐそこだぞ?でも確かお前いろいろ操る技持ってるって言ってなかったっけ?」

「・・・・・・・おぉ!?」

「気付かなかったのかよ!!!!」



ここは一刀の部屋。
今この部屋には一刀のほかにはメイド姿の董卓(真名・月)がいるだけだ。

蒔風がパシャンと圧水で顔を洗い、その水を窓から庭に捨てる。


「そういえば蒔風昨日どこで寝たんだ?」

「どっかの蔵だったな、うむ」

「それは・・・・・あとでちゃんと部屋を用意するよ・・・・・」

「サンキューー」


蒔風が一刀の後ろに回り込む。
今一刀は処務仕事をしている。この国の太守ともなると懸案事項がたくさんあるのだ。


「おぉ、結構な物だなぁ」

「それよりも「奴」対策はいいのか?来るんだろ?今日にでも」

「そうだな、来るのなら日が傾いたくらいかね。でも・・・・・」

「でも?」

「もしかしたら来ないかもしれない。来ない来るは・・・・・六分四分くらいかな?」

「なんでだ?早めの方がいいんじゃないの?」

「う~~~ん。まあこれは完全にオレの推測だから言わないでおくよ。今日来なきゃ当分は来ないよ」


そんな風にくっちゃべっている蒔風と一刀。
たまに月がお茶を出してくれるのを、蒔風がうまいうまいと飲む。

そしてほんの少しだけ書類を手伝ってから蒔風は約束をした庭園の方に向かった。



------------------------------------------------------------




「来たぞーーーーー」

「お?舜!!遅いのだ!!!」

「うちらもう二十三本目だぞ!!!」

「それやりすぎじゃねぇ!?」


蒔風が庭園につくと、翠と鈴々が座って水と飲んでいた。
少し離れた所には元董卓軍武将、張遼(真名・霞)が観戦している。


どうやらまたすぐに始めるようで、蒔風がその隣に座る。

「で?どっちが勝ってたの?」

「鈴々が12勝で翠が11勝やな。さすがに鈴々の方が強いなぁ」

そんなことを離しながら目をやると、鈴々が翠の十文字槍、銀閃を弾き、勝利を収めていた。


「やったーーー!!鈴々の勝ち越しなのだ!!!!」

「だぁーーーーー!!!!負けたぁ!!!!」





「なぁなぁ。あんたはあの二人どう思うん?」

「ん?そうだなぁ。鈴々はまだ荒っぽさがあるがそれを補って余りある豪快な攻撃で相手を叩いているな。
 それに対して翠はとてもきれいな演武を舞っている。だが、鈴々相手じゃいかんせん力不足。極めればもっと強くなるな」

「そうやのうてぇ、女の子としてや!!!」

「あん?普通に元気いっぱいだな、うん。ああいう子は好きだぞ。どっちもかわいいしな」

「おぉ?あんさんもかずちんみたいに節操なしかぁ?」

「え?ああ、違う違う、恋愛感情はないよ、オレは。誰に対してもそうだと思うよ?」

「はい?」


「お?りんりーーーん、今度はオレとやろーーぜ!!!」

「望むところなのだーーーー!!!」







蒔風が鈴々のところに駆け寄り、翠と入れ替わりになる。

「なあ舜、あのときやった早いの見せてくれよ!!」


その時唐突に翠がリクエストしてきた。
あのときの早いの、とは昨日蒔風が爆弾に走った時の加速開翼だろう。


「見えたのか!?あれが!!!」

「あ、ああ。確か霞も見えてたって言ってたぞ?なぁ!!霞!!!」

「うん?ああ、そうやな。確かに見えたで?でもほかの皆はだーれも見えんかったいうねん」


「お前ら・・・・それはすごいことだぞ・・・・・あのスピードが見えたってことは、あの速さで動けるってことだ!!!」


「すぴーど?」

「速さってこと。よしよし楽しくなってきた!!!翠!!霞!!特訓だ、あの速さで動きたいか!?」

「確かにできるようになれたら面白そうだけどさ」

「ホンマに出来るんか?そんなん」


「何を言う!!速さに置いて一位二位の二人ならこの領域に来れるはずだ!!!なぁに安心しろ、結構簡単なはずだ。この世界には"フォルス"が混じってるんだからな!!!」


そう言って二人を庭園の真ん中に連れ出し、早速やろうとはしゃぎだす蒔風。


「で?どうするんだ?」

「こうするんだ。力を借りるよ!!」

蒔風の手にカブトゼクターが現れ、腰にはベルトが装着される。

「変身!!キャストオフ!!!」


《Henshin.cast off―Change Beetle!》


「おぉ!?」

「そういえばそれなんなん?」

「仮面ライダーカブト。他の世界の仲間の力さ。制限時間があるんだ。早速始めよう!!!!」





こうして蒔風の超加速講座が始まった。



「まずは目で追ってみてくれ。行くぞ?」

《Clock up》


蒔風が消える。
だが二人の眼にはしっかりと見えていた。


「さて、なにをしたでしょうか?」

「「後方かかえ込み2回宙返り1回ひねり」」

「エクセレンッ!!正式名称・ツカハラだな。ムーンサルトと言った方がなじみがあると思う」

「むーんさると?」

「なんでもないよーーー。見えているようだから次は動いてみようか・・・・せぇい!!!!」



「「うおぉおお!?」」



翠と霞が必死になってかわした。
ちなみに蒔風はクロックアップしている。


「おお!?これは少し繰り返せばすぐにモノにできるな!!!!どんどん行くぞーーーー」

「ちょ、ま」

「堪忍してぇーーーーー」

「シューティーーング♪(ドンドンドン!!!)」


「「ひいいいいいいいいいいいいい!!??」」








to be continued
 
 

 
後書き

アリス
「蒔風エグイ」

彼、何かってーとSっ気あるんで

アリス
「あの二人が悲鳴上げてる時点でそうとうなことしてますよね!?」

制限時間15分だもん。
余裕を持って10分で終わらせるつもりだよ?彼。

アリス
「がんばってーーーー!!!!次回、午後の部」

ではまた次回






ドキッ!乙女だらけの三国志演義!!
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧