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転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション

作者:ムーン
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オリジナルハイヴ攻略   後編

 
前書き
もう少し続けます 

 


1990年 2月 インド方面軍の一大軍事基地において、一部の部隊がたった一機のMSに手も足も出さずに敗北しかかっていたのだ。


フルアーマーガンダムのビームライフルから訓練用のビームが連射されているがそれを紙一重で次々と交わしていくzzガンダム相手には、すでに撃墜されたパイロット達からも見てありえないほどの速度と反射で交わしていたのだから。


「チッ、うそだろう、こんな子供相手にも関らず全く手も足も出せないとかふざけているのか!!!!」



テオドールの言い訳は最もではあったが、現実問題としてもアイリス機・ベアト機はすでに機能が停止した状態でこの惨状を見ているのだから、テオドール以上の屈辱を味わっているが。


「でもねテオドールさん、そんなに殺気だっていると、何処から攻撃するのか? 簡単にわかるよ」


子供のような声では有ったが実際にはまだ子供である、今zzガンダムに乗っているのはジュドー・アーシタと呼ばれる最強のニュータイプの一角であるのだから、どんなにがんばっても無理なものはむりなのだ。



だがそこは流石にあきらめきれないテオドールはフルアーマーに残されているミサイルとレールガンを一斉発射下後に、次に避けて出てくる場所に向けてビームライフルをフルモードで連射し続けたのだ。



確かにエースと呼ばれるだけはあるが、だが現実問題として・・・



ミサイルは直前でzzガンダムに装備されているバルカンで爆破された上にレールガンも直ぐに飛行モードに可変した上で空に上がったのだ、




テオドールは流石に最初の攻撃は避けれると思っていたがミサイルの一斉攻撃により出来た爆炎と大量の煙によって視界が殆ど見えなくなっているが、それでも感を頼りにビームライフルをフルモードで撃つしか。



zzガンダムを倒すのは無理だと思っていたが、だがすでにテオドールはこの時点で敗北をしていたのだ。

「危ないな、流石にエース級の腕はあるけど周りをちゃんと見てないな」


zzガンダムに空中で飛行モードからモビルスーツモードに代わって直ぐにテオドール機に対して引き金を引いたのだ。



するとzzガンダムが持つ2連装ビームライフルが数発、発射されてそのままテオドール機をビームが貫いて演習が終了となった。


流石にニュータイプの実力とあわせた射撃能力であった、テオドール機が避けることを前提としてそこにビームを打ち込んだのだから、流石にテオドールも回避は不可能であった。



「ちっくしょう、あんな子供にもMSのパイロットとして腕も負けるということかよ!!!」


テオドールは自分が乗っているガンダムのシートに対して何度も腕を得るっていた。



そこへサトシがインカムから通して通信を入れてきたのだ。


「そこまでだ、全機訓練モードから通常モードに変更して格納庫へ集合だ、模擬弾といえども実弾やら足蹴りや格闘戦も行ったのだ、機体のメンテとデータ取りが必要だろう、後ここ半年間では有るがコロニーから地上に戻って大分地上戦の戦い方を取り戻しつつあるな」



確かにそうなのだ、実際にコロニーでいいまで生活していたとは、地上でMSを動かしたわけではない

むしろその逆で宇宙空間限定でMSを散々動かしていたメンバーであった。



だからこそオリジナルハイヴ攻略目前を前に地上の重力と地上戦の戦い方を取り戻す必要があったが。


元も地上に戻ってきているのは契約者の中でもエース級の腕を持つ連中に限られる上に合計で六名しかいないのだから訓練にも身が入るのは仕方がない。



そのためか今まで地上で戦っていた火星軍のメンバーの中で同じくエース級かまたは小隊戦を限定にして実機を用いて訓練をやっているのだから如何してもあまるメンバーは個人でこのような戦いを独自訓練としてやるのが殆どであった。

そうこうしている間にもテオドール・アイリス・ベアト三機はたったの一機になすすべもなく敗北したのが大きいが。


元々あいての機体は第4世代の最高機体の1つである上に同時にニュータイプが乗って動かしている機体なのだ。

さらにテオドール達の機体もスペック的には第二世代型と同等のMSではあるが、性能差が圧倒的に違う上にさらには搭乗者まで違うとなれば、どう考えても敗北は必須ではあったが。



だかそれでも敗北までの総合時間は10分というのはある意味ではすごいといえるのだ。


ニュータイプ相手に10分も相手に出来る腕を持っているエースは早々いない。


「まあまあ、テオドールさん達もよくやっているほうだと思うよ、ただもう少し常識とか固定観念とか色々と捨てたほうがもっと強く慣れるよ」


確かにジュドーの言っていることは間違いではない、今回ジュドーが相手にした三名は確かに飛行はしていたが、飛行限界コードが体に染み付いている為に、できるだけ低空で飛び戦うことを選んだが。


だがzzガンダム相手ではそれでは駄目なのだ、確かに空戦ではテオドール達が有利ではあるが、だが現実問題として可変機能がついている機体に低空で戦うのは無謀ともいえる。



常に相手に自分の頭を抑えられて飛行するのだから、どう考えも打ち落としてくださいといっているようなものではあったが。



確かに間引きが行われているが、それでもレーザー種の数は相変わらず毎度のごとく300程度の数でオリジナルから出てくるのだ。



それを知っているマブラヴの住人にしてみればオリジナルハイヴが近い場所にで限界コードを越えてそれを飛ぶなんて事は普通に出来ないのだ。



結果してジュドー相手に負けてしまったというわけである、これがさらに可変機系MSと模擬戦することとなると、どう考えても最初の一撃で模擬戦が終ってしまう結果となりえるのだ。



だからこそジュドーは自らの経験を元にテオドール達にこうしてアドバイスをしつつ、地上での完熟訓練を行っていた。



「分かっているがよ、長年のクセは中々体からはぬけないんだよ」


「こちらもよ、確かに推力や飛行能力を考えるとフルアーマー形態は理想とも言えるけど、レーザー種は我々には未だに脅威といえる存在だ」


「アイリスと同じくよ、火星軍のように皆が皆、普通にレーザーやビームが見てから避けれるという錬度や度胸はこちらにはないのよ」


「だからこうして、ジュドー・カミーユ・エマ・アムロさん達に頼んで訓練相手をしてもらっているんですよ、もう1小隊は別のチームが担当していますが、彼らも同じく錬度を高めている最中と聞きます」



確かにそうであり、もう1つのチームはヴィヴィ機・タカムラ機・ラトロア機というバランス的にも色々と不安定なチームであったが、だがそこはタカムラ機をリーダー機にすることで何とかチーム内の結束もようやくまともになりつつあったのだ。




これは最初として仕方がないのだ、ドイツの軍人・日本の軍人・ソ連の軍人が1チームとしてちゃんとしろというのは半年以内でよく出来たといえるのだ。


実際にラトロアでも言いかと思っていたサトシではあったが、確かに指揮官として優秀な部類に入るだろうが、TEの世界では自分の部隊がなにをしているという事を知りながら無視をしていたこともある少し癖の強い指揮官ではあった。



またヴィヴィは元々が歩兵出身であり、指揮官として適正が全くの未知数である、結果的に消去方として残ったタカムラに任せたというのが現実問題であった。




実際に武家出身ということからも指揮官適正は十分にあり、またチームをまとめるということにおいても十分に機能を果たしてくれた。



だからこそ08小隊・デルタチーム・ホワイト・ファング隊などの部隊で行動するチームを中心に模擬戦を行っていた。


「わーん、また負けちゃいました、強すぎますよ」



「確かにでもそれは私達のチーム力にまだまだ問題があると思う」


「ラトロアの言うとおりだと思うぞ、ヴィヴィよ、未だに我々は確かに契約者としての括りとしてならば強いが、地球に下りてきてしまった以上、自分達が属する国家間の問題もあるのだがな」



確かにそうなのたが、テオドール達は事実上統合されたドイツの陸軍の仕官として契約者としてこちらに来ているのだか、

ここはチームだけでも三国に属している人達がいるのだから整備兵も色々と気を使ってしまうことで有名なのだ。


ドイツ語・ソ連語・日本語の言葉が格納庫で飛び交っているのだから、さらに加えるとインド語や英語やフランス語など時々混ざってしまうとこからも。


インド方面軍の総司令部よりもこちらの方がよほど混沌としているのは仕方がない。


こうして宇宙から戻ってきた契約者達が完全に地上に慣れるまでは期間はオリジナルハイヴの間引きが現状も繰り返し行われているが。


中には欧州連合ではミラージュ2000の強化キットにより姿形は完全に後に出てくる【タイフーン】

と呼ぶ第三世代機並の性能を持った戦術機大隊が間引き作戦に参加した上でさまざまな戦闘データを得てより強い次世代型の量産型戦術機の開発に入ろうとしていたのだ。


これは欧州連合も【初期ジム】から技術を吸収した結果ある程度のブレイクスルーが発生していた。
本来ならば欧州連合はタイフーンの開発はECTSF計画の中に含まれてはいたが。


だがここに来て、火星軍やジムというMSと呼べる兵器の手本がある以上、ある程度の技術革新があってもなにもおかしくはなかったが、実際にはこの裏にはすでに第三世代機を開発していた唯一の国


そう日本からの技術支援が行われていたが、だが実際に日本も唯で技術を欧州側に渡すことはしなかった、


そう次のオルタ計画、第四計画の主導権と理不尽といえる日本とアメリカと間の安保理条約を何とかするという条件着きでこの技術が渡されたのだ。



このようなことが起きなければ実際にタイフーンに近い姿形や性能を持った機体へと生まれ変わることは未だに欧州側として出来なかったからだ。


確かにハイヴが幾つか火星軍の手によって陥落した上に軍事基地化しているが、周りの地域は未だに復興途中であり、難民の受け入れなどさまざまな事に資金や人材が持っていかれるために。

欧州側としても本当の歴史と同じ程度の軍事力と技術力しかなかったのだ。



こうして第三世代機並みまで性能を向上させたミラージュはの強化キットは欧州連合側の財政を担う一旦と成りえる主力商品として成った。



現状では第三世代機の販売は未だに行っていない日本帝国としても量産型不知火の開発と生産と配備並びにそれによって生まれた余剰戦力や予備戦力の第一世代機と第二世代機の戦術機は一部は性能向上用のテストベット機や



または特殊部隊用の専用機などに分けられた後いらない残った戦術機の多くは第一世代機であったが。
多少日本人が使いやすいように規格をあわせて作られている為に。


その戦術機の輸出先は如何してもフィリピンなど日本に友好的な国々販売されていくのだ。

このお金が結果として第三世代機の量産の資金になるのだから、現在の日本側としても全くとめる必要はなかった。


実際に近衛軍が独自に作った戦術機にしてみれば流石に他の国に売りに出すことは出来なかったが日本帝国が作った第一世代機の戦術機程度ならばすでに何も問題ではなくなっていのだから。




こうしてさまざまな国々が力をつけてオリジナルハイヴ攻略作戦に向けて実験機や試作機などの大隊をインド方面軍に派遣していたのだ。









































 
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