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ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダーゴースト ーAquors Gorstー

作者:ribbons00g
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第1章 英雄アイコンとレジェンドライダーアイコン
  第13話 英雄のガンマン

 
前書き
お待たせいたしました。

久しぶりに英雄アイコンが登場します。

ぜひ、お楽しみください。 

 
眼魔の世界にて・・・・・・

ユーゴたち幹部は、すでに部下のスペリオルからレオンが倒されたとの報告を受けている

ユーナ「まさか、レオンが仮面ライダーごときに敗れるとはね」

ユーゴ「侮ってはならぬということか、黒澤姉妹」

???「なら、私がレオンの仇を取ってまいります。ユーナ様、ユーゴ様」

ユーナ「あなたが行くというのね、リヴァル」

ユーゴとユーナのもとに来たのは、同じ幹部のリヴァルである。

リヴァル「私がいる限り、黒澤ルビィが生き返るなんてことは決してありません」

ユーゴ「その根拠は何だ?」

ユーゴにそう問われたリヴァルは、あるものを取り出す。

それは、リヴァルが所有している4つの英雄アイコンだった。

ユーナ「それって、英雄アイコン!?」

リヴァル「これが私のもとにある限り、黒澤ルビィは決して生き返りません。もはや、我々の勝利は決まったも同然です。ユーゴ様、ユーナ様」

ユーナ「ずいぶんな自信ね」

ユーゴ「だが、その過信は敗北を招くぞ」

リヴァル「とんでもございません。完璧な世界に過信というものはありません。それは、ユーゴ様もお分かりのはずでしょう」

ユーゴ「・・・・・・ああ、そうだったな」

リヴァル「では、これよりレオン様の仇を討つために、人間世界に行ってまいります」

そう言った後、リヴァルは目玉の紋章を描き、人間世界へと転移した。

ユーナ「父上が亡くなられてから、大帝の座は空席のまま」

ユーゴ「俺たちはまだ大帝と呼べるまでの素質はない。父上の理想が実現できていない以上、今はそのままにしておくのがいいだろう」

眼魔の世界では、大帝ユーリスの死去後、誰も大帝になっていない。

これは、遺された息子たちが、理想を実現するまでは父上の座を引き継がないと決めたからである。

これには、ユーリスが消滅した後も、ユーナたちがユーリスを父親かつ大帝と尊敬しているからこそである。

その座を引き継がないのは、自分たちが父上の座を引き継ぐにはまだまだとわかっているからでもあるのだ。

ユーゴ「すべては父上の理想である完璧なる世界のため。それを俺たちの世界と人間世界で実現してこそ、俺たちの誰かが大帝となるのがいいだろう」

ユーゴたちは、父親かつ大帝のユーリスの理想を実現するため、最大の障害である黒澤姉妹の排除をもくろんでいた。

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一方、人間世界、内浦の浦の星女学院では・・・・・・

花丸「ルビィちゃん!!」

ルビィ「どうしたの? マル」

花丸「ここのOBで、射撃競技の世界チャンピオンの内田夏美がこの学校に来ているんだって!!」

ルビィ「えっ、そうなの?」

花丸「うん。だから、一緒に行こう!!」

ルビィ「い、いいけど・・・・・・」

ルビィは花丸と一緒に廊下を歩くと、そこにはOBの内田夏美が廊下を歩いており、Aquorsのメンバーを含む生徒たちが注目している。

夏美は理事長である鞠莉に握手を交わし、リーダーである千歌の方を見る。

夏美「あなたが、リーダの高海千歌さんね。初めまして、応援してるわ」

千歌「あ、ありがとうございます!! わ、私は2年の、高海千歌です!!」

夏美「ふふっ、そんなに緊張しなくていいのよ」

千歌と夏美はそれぞれ握手を交わし、話を始めようとしたその時・・・・・・

ルビィ「危ない!! 伏せて!!」

ルビィが千歌と夏美を地面に伏せた途端、内部で爆発が起きる。

夏美「な、何なの!?」

3人の近くにいた花丸は、校庭の方にクモランタンの光を照らす。

花丸「ずら!!」

すると、トリガー眼魔が姿を現し、千歌や夏美、花丸などの生徒や先生も視認できるようになった。

トリガー眼魔を見た瞬間、多くの生徒と一部の教師の叫び声が聞こえ、校舎内は混乱状態となった。

ルビィは校舎から出ると、それを追って、花丸、千歌、夏美の3人も外に出る。

夏美「何!? あの化け物・・・・・・」

ルビィ「くっ、眼魔・・・・・・」

変身しようとしたその時、リヴァルがトリガー眼魔の後ろから、歩いて姿を現す。

ルビィ「あなたは、眼魔世界の新しい幹部!?」

リヴァル「お前が黒澤ルビィという小娘か。私はリヴァル。レオン様の仇を討つため、お前を排除する」

ルビィ(レオンって、もしかしてこの前、お姉ちゃんが倒した幹部のこと?)

ルビィはレオンの単語に、レオンは姉のダイヤが倒した幹部ではないかと思い出す。

ルビィ「ルビィは負けない!! こんなところで、眼魔に倒されるわけにはいかないの!!」

リヴァル「その威勢はいつまで続くかな? トリガー眼魔、あなたが相手をしなさい」

トリガー眼魔「了解しました、リヴァル様」

リヴァルはその場から消え、リヴァルの命令を受けたトリガー眼魔は、銃の形をした右腕からエネルギー弾をルビィに向けて放つ。

エネルギー弾により、ルビィは吹き飛ばされてしまう。

ルビィ「きゃあっ、くっ!!」

千歌・花丸「ルビィちゃん!!」

ルビィ「まだ、まだよ!!」

ルビィはゴーストドライバーを発生させ、右手にアクアゴーストアイコンを持ち、左の手のひらでアイコンのスイッチを押し、それをドライバーにセットし、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「変身!!」

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

夏美「変わった!?」

夏美は、ルビィが仮面ライダーゴーストに変身したことに、驚きを隠せない。

トリガー眼魔「仮面ライダー、消去スタート」

トリガー眼魔はエネルギー弾をゴーストに向けて放ち、ゴーストは吹き飛ばされる。

ゴースト「くっ、何て威力なの!? このままじゃ、みんなが・・・・・・」

トリガー「消去」

エネルギー弾の連続射撃に、ゴーストはなかなか手を出すことができない。

ゴースト「それなら、ウィザード!!」

ゴーストはウィザードアイコンを取り出すと、アイコンのスイッチを押し、セットされているアクアのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!ウィザード!指輪の魔法!最後の希望!》

仮面ライダーゴーストウィザード魂にチェンジし、右手をトリガー眼魔の方に向けると、バインドの魔法を繰り出し、トリガー眼魔を拘束し、ウィザーソードガンを構え、トリガー眼魔に近づく。

トリガー眼魔をウィザーソードガンで攻撃し、トリガー眼魔をダウンさせるが、トリガー眼魔も負けじと、エネルギー弾をゴーストに向けて放ち、攻撃を受けたゴーストは千歌たちのいるところの近くまで飛ばされてしまう。

そこへ、昇降口からダイヤが姿を現す。

千歌「ダイヤさん!!」

ダイヤ「みんな、できるだけ遠くへ離れて!!」

ダイヤは右手をお腹のあたりにかざし、ゴーストドライバーを発生させ、右手でアイコンのスイッチを押すと、右手からアイコンを離し、離れたアイコンがドライバーにセットされると、左手でカバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!》

ダイヤ「変身!!」

《カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ!ゴースト!》

ダイヤの体を黒のスーツが覆い、スペクターゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダースペクターとなった。

ダイヤがスペクターに変身したのを見た夏美は・・・・・・

夏美「まさか、あれが都市伝説となっている、仮面ライダー!?」

夏美(本当に、仮面ライダーが実在していたなんて・・・・・・)

一方、スペクターはガンガンハンドをトリガー眼魔に向けて銃撃するが、トリガー眼魔はスペクターの銃撃を回避し、エネルギー弾をスペクターに向けて放ち、スペクターは吹き飛ばされる。

スペクター「何て正確な射撃なの!?」

ゴースト「このままじゃ、千歌さんたちが・・・・・・」

トリガー眼魔に追いつめられるゴーストとスペクターを見た夏美は、カバンからあるものを取り出す。

それは、かつて、ある英雄が使用していた帽子だった。

ゴーストとトリガー眼魔の戦闘の際、その帽子がわずかだが、光ったことに気付いたのだ。

夏美(もしかしたら、あの仮面ライダーと関係が・・・・・・)

夏美は立ち上がり、ゴーストとスペクターの方を向く。

夏美「仮面ライダー!! この帽子を受け取って!!」

夏美はゴーストに向けて帽子を投げ、ゴーストはその帽子を受け取る。

ゴーストはその帽子に目玉の紋章を描くと、そこからパーカーゴーストが現れ、ポーズを取ると、横に伝説のガンマン『ビリー・ザ・キッド』の姿が現れる。

パーカーゴーストがドライバーに吸収されると、中から周りが茶色で、白のアイコンが現れた。

ちなみに、アイコンの上部は『05』となっている。

ゴーストはアイコンのスイッチを押すと、すでにセットされているウィザードのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発!百中!ズキューン!バキューン!》

仮面ライダーゴーストビリー・ザ・キッド魂にチェンジすると、ガンガンセイバーを取り出し、それをガンモードに変形させる。

さらに、新たなガジェットであるバットクロックを持つ。

ゴースト「わあ、何だかビリー・ザ・キッドになった気分」

トリガー眼魔「おのれ、仮面ライダー!!」

トリガー眼魔はゴーストに向けて銃撃しようとした瞬間、ゴーストはガンガンセイバーとバットクロックでトリガー眼魔を銃撃する。

トリガー眼魔が反撃しようとしても、再び銃撃で攻撃し、トリガー眼魔をダウンさせる。

ゴースト「命、燃やすよ!!」

ゴーストはバットクロックをガンガンセイバーと合体させ、ガンガンセイバーをドライバーにアイコンタクトさせる。

《ダイカイガン!》

《ガンガンミナー!ガンガンミナー!オメガインパクト!》

必殺の弾丸をトリガー眼魔に向けて放ち、弾丸がトリガー眼魔に直撃すると、トリガー眼魔は爆発し、トリガー眼魔のパーカーゴーストを纏った眼魔アサルトも爆発した。

そして、トリガー眼魔の眼魔アイコンは砕け散り、消滅した。

トリガー眼魔を倒し、ゴーストとスペクターは変身を解除する。

《オヤスミー!》

変身を解除したルビィはビリー・ザ・キッドのアイコンを見る。

ルビィ(これで、英雄アイコンは4つ目。これからよろしくね、ビリー・ザ・キッド)

そのルビィを、夏美が声をかける。

夏美「あなたなら、私に負けないガンマンになれるわ。私は、信じているよ」

ルビィ「夏美さん」

そこへ、ルビィの後ろから、ユルセンが現れる。

ユルセン「やったな、ルビィ。これでアイコンは4つ目だな!!」

花丸「あっ、ユルセンだ!! 捕まえるずら!!」

ユルセン「って、おい!! ルビィの親友!! こっちに来るなー!!」

結局、ユルセンは花丸に数時間追いかけられ続けた。

それを見たダイヤやルビィ、千歌のほか、OBの夏美も笑っていた。 
 

 
後書き
第13話現在の所持アイコン

ルビィ:アクア、ムサシ、エジソン、ビリー・ザ・キッド、フーディーニ、クウガ、ジョーカー、ウィザード
ダイヤ:スペクター、ファイズ、ゼロノス、ウォーター
ユーゴ:英雄アイコン×2、フォーゼ
リヴァル:英雄アイコン×4

ルビィの残り日数:あと76日

今回登場したオリジナル眼魔
・トリガー眼魔
 劇場版の仮面ライダーWに登場したトリガー・ドーパントの姿をした眼魔。
 能力はトリガー・ドーパントと変化はない。

久々の英雄アイコン、今回はビリー・ザ・キッドの登場です。

やっぱり、いいですね。

さらに敵側では新たな幹部、リヴァルが登場しました。

ユーゴと同じく、敵側で英雄アイコンを持つリヴァル。

そんなリヴァルに、ルビィとダイヤは勝てるのか、注目ですね。

次回も英雄アイコンを出します。

どのアイコンかは、次回をお楽しみに。

最後に真姫リコットさん、お気に入り登録ありがとうございます。

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