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暁ラブライブ!アンソロジー【完結】

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愚かな変態野郎の錯覚 【シベリア香川】

 
前書き
 

今回は同じく二度目の参戦!!『シベリア香川』さんです!!



ん、錯覚………?
ということでみなさんどうも!2回目のシベリアで〜す!
いつから俺が1作しか書かないと錯覚していた……ん、錯覚……?
ということでまさか2作目を投稿できるなんてっ!
しかもトリ前とは………ドキドキ……
さて、この2作目は「ギャグ」と「HENTAI」をメインテーマに書きました!
是非お楽しみ下さい!



 

 
「本当にボクが呼ばれちゃっていいの?」
「うん、勉強教えてもらいたいし!」
「大丈夫だよ亜里沙、私が付いてるからこいつの好きなようにはさせないから!」
「あの……ボクってどう見られてるの?」
「いつかやらかすかもしれないからね」

肩を落とすボクであります。
あ、今は同級生の絢瀬亜里沙ちゃんと高坂雪穂ちゃんと一緒に、亜里沙ちゃんの家に向かってるんだ。
何故かって?それはボク達は受験生だからね!
目指すはそう!音ノ木坂学院!
一時は廃校の噂が流れてたけど、μ'sっていうスクールアイドルの活動で存続が決まったんだ!
しかも、その一員に亜里沙ちゃんのお姉さんがいるんだって!すごいよね!

「着いたよ〜、2人とも上がって〜」
「「お邪魔しま〜す」」

わ〜、ここが亜里沙ちゃんの家かぁ〜!

「私の部屋はこっちだよ〜」

亜里沙ちゃんはトコトコと亜里沙ちゃんの部屋に向かっていった。

「ちゃんと見張ってるからね」
「だからそんなことしないって!」

何回言えばわかってくれるんだろう……別にそんなことしないって……

「ほら、2人とも早く早く〜!」
「はいはい、早く行くよ」
「おっけ〜」

ボク達はそうして亜里沙ちゃんの部屋で勉強会を始めたのであった!







「ただいま〜!あら、お客さん?」
「あ、お姉ちゃん帰ってきた!おかえりなさ〜い!」
「えっ……!?」

ボクは亜里沙ちゃんのお姉ちゃんとは初めて会うんだ!
き、緊張するなぁ……だってアイドルなんだよ!そりゃあ……緊張するよ……

ガチャ……

「あら、いらっしゃい。勉強?偉いわね〜」

そう言ってドアを開けて亜里沙ちゃんのお姉ちゃん。

「お邪魔してます」
「雪穂ちゃんいらっしゃい。あら、キミは……?」
「あ……は、初めまして!」

ボクは緊張気味に自己紹介をした。
あ、名前が台詞にないかっていうと、この企画にはオリ主は名前を出しちゃいけないって決まりだから。

「初めまして、亜里沙の姉の絵里です。いつも亜里沙と仲良くしてくれてありがとうね」
「あ、いえいえ!」
「それじゃあお菓子用意してあげるわ。亜里沙手伝って」
「は〜い」

亜里沙ちゃんはお姉さんと一緒にリビングに向かった。


でも………綺麗だったなぁ〜亜里沙ちゃんのお姉さん。
名前は絵里さんだっけ……

「お〜い、大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫だよ?」
「ふ〜ん……」

雪穂ちゃんが何故かボクのことをジト目で見てくる……なんで?

「な、なんでそんな目で見てくるの?」
「アンタ、絵里さんを変な目で見てたでしょ?」
「変な目って……別にそういう目では……」
「なら絵里さんを見てどう思った?」
「そりゃあ〜綺麗な人だな〜って……」
「変態」
「なんでっ!?」

なんでそう思っただけて変態って言われなきゃいけないの!?
あの綺麗な目をしていて、スラッとした体形、服の上からでもわかるぐらい大きな胸、スカートからのびる綺麗でスラッとした脚、そしてあの大きなお尻!まさにボン・キュッ・ボン!そう思うだけで何故変態って言われなきゃいけないんだ!

「顔に出てたからね……色々」
「なっ……!?」

ボクは驚いて頬を押さえる。
あの雪穂ちゃんのドヤ顔……うざい……!!

「2人とも〜お菓子とジュースだよ〜!」

おっ、亜里沙ちゃんがお菓子とジュースを持ってきてくれた。早速いただこうかな〜?
おっと尿意が……

「亜里沙ちゃん、トイレ借りていい?」
「うん、出てすぐ右だよ〜」
「は〜い」

えっと……出てすぐ右っと………


「わっ!?」
「あらごめんなさい。びっくりさせちゃったかしら?」

え、絵里さんだ〜………やっぱり綺麗だな〜…………じゃなくてっ!

「いえ、ボクの方こそすみません。ではトイレお借りしま〜す」

ボクは頭を下げてトイレに入った。





し終わってトイレを出ました。

すると絵里さんが向かいの壁に腕を組んでもたれていました。

「少しお話いいかしら?」
「は、はい……」

すると絵里さんはずんずんとボクに向かって歩いてきました。
ズンズンズンズンドコキ〇シ!
あ、ズンズンズンズンドコえりち!

「キミ……亜里沙とはどういう関係なの?」
「どういう関係って……ただの仲のいい友達ですよ」
「本当に……?」
「ほ、本当ですって!」

絵里さんのジト目……いいっ!

「でももし亜里沙に変なことしたら……わかってるわよね?」
「わ、わかってます!」

絵里さんはどこか黒い笑顔で言ってきた。
怖いです……普通に怖いです。
でも絵里さんに怒られるならいいかも……

「ならいいわ。これからも仲良くしてあげてね」
「っ……はい!」

かわいい……絵里さんの笑顔……かわいい〜〜!やばいよ!どれぐらいやばいって………シベリアさんがうるさいぐらいに発狂しちゃうぐらいだよ。
あ、ちなみにうるさいって漢字で五月蝿いって書くんだよ!
え、知ってた………?


………………………………………………



………………………………………………




………………………………………………




「今日はお邪魔しました!」
「えぇ、また来てもいいのよ?」
「はい、是非!」

夕方、ボク達は家に帰りました……まる






〜〜〜〜〜越えられる壁〜〜〜〜〜







「いやぁ〜絵里さん綺麗だったな〜………」

ボクはボクの部屋で幾度となくこんなことを呟いている。

でもボクは考えてしまうんだ………








なぜならボクは男の子だから………










ドン!

「え、絵里さん……!?」

「ねぇ、キミ……本当に亜里沙とはただの友達なの?」

「だからそうですって何回言えばわかるんですかっ!?」

「そう、ならよかったわ……」

「でもなんで壁ドンを………?」

「そんなの決まってるでしょ?」




「キミがかわいいからよ♡」


そうして絵里さんはボクの唇に唇を近づけて………!





あぁ、あとあと………






ドン!


「え、絵里さん……!?」

「キミってよく見ると可愛いわね……亜里沙はもったいないことするわね〜」

「そ、そんなことは………」

「ねぇ……」

クイッ……

そして絵里さんはボクの顎をクイッと上げた……


「亜里沙とはなにもないなら………
私のものにならない?」






ふぁあああああああああ!!
いいねぇ〜!壁ドンからの壁クイ!!



あとこういうのも………




「ん……あれ、寝てた……?」

「起きたかしら?」

「えっ……?」

ボクは目を覚まして声のした方を向く。

その方には絵里さんの顔があった。

そしてボクの頭には柔らかくて気持ちよくてまるで天国にいるような感触がしていた。

「ふふっ、おはよう」

「おはよう、ございます……?」

「キミの寝顔も可愛かったわよ?」

「え〜っと……これは……」

ボクはまだ状況を理解できずにいた。

「戸惑ってる顔も可愛わね。今はね、私がキミを膝枕しているのよ?」

「なっ!?///」

ボクは顔を赤くして起き上がろうとした。

「あっ、ダ〜メっ」

「ちょっ、絵里さん!?」

絵里さんはボクの頭を軽く押して、また膝の上に乗せて頭を撫でてくれた。

ボクは絵里さんの気持ちいいナデナデに落ち着きを覚えて身を任せる………







キタコレッ!
いいぞ〜?絵里さんの膝枕はいいぞ〜!


でも、絵里さんの手料理ってどうなんだろう………





「さ、食べて」

「ありがとうございます!いただきます!」

ボクはそう言って一口料理を食べる。

「どう?お口に合うかしら?」

「はい!とっても美味しいです!」

「ふふっ、よかった」

絵里さんは嬉しそうにボクを眺め、ボクはもぐもぐと料理を食べている。

「あっ、ぽっぺに付いてるわよ?」

「え、本当で……」

ボクは言葉を途中から言うことができなかった。

それは………

絵里さんに唇を奪われたからだ………









エクセレントゥ!!

でもさ、やっぱり絵里さんに勉強を教えてもらいたいよねっ!!
それなら合格間違いなし!!






「そしてこれはこうして………」

「あっ、なるほど!」

「キミ、のみこみ早いわね〜」

「いえ、絵里さんの教え方がいいんですよ」

「ふふっ、ありがとう」

そして絵里さんはボクにさらに近付いてきた。

絵里さんの大きな2つの膨らみがボクの腕にギューッと当たっていた。

「あ、あの〜絵里さん……その〜……当たってるんですが……」

「ん、な〜に〜?意識しちゃう?」

「そ、そりゃあ……」

「ふふっ、嬉しい」

「えっ……?」

そう言った絵里さんはさっきよりももっと強く引っ付いてきて、ボクの耳に口を近づけて………

「それじゃあ………"違うお勉強"………しましょうか」



そしてボクと絵里さんは…………







キタァッ!!

うぉおおおおおおおおおおお!!!


よし、告ろう!



ここまで来たらやるしかない!!







と思ったものの、一歩踏み出せずにいました。
ヘタレでごめんなさい。
チキンでごめんなさい。


そしてついに……合格発表の日!ついにこの話のメインだねっ!
……………えっ、違う?

「あった……」
「私も……」
「同じく……」

「「「やった〜!!!」」」

ボク、亜里沙ちゃん、雪穂ちゃんは自分の番号があるのを見て喜んだ。

あっ、絵里さんだ!

よし、今こそ告白を…………


あれ?



あの男の人………誰だ?

亜里沙ちゃんは『お義兄ちゃん』って言ってる……


「ねぇ、雪穂ちゃん……」
「なに……ってなんで泣いてるの!?」
「え……いや、ちょっと……合格したのが嬉しくてね。それより、あの男の人は?」
「あぁ、絵里さんの"許嫁"だよ」
「へぇ……許嫁……か………」


ボクの雪のように降り積もった恋心は、いとも簡単に溶けていったのでした………


ボクは錯覚してた……そうなんだね……バカだね……


戻りたい………










その後、小学生のときにスカートをめくったことのあるボクを慰めてくれた雪穂ちゃんと付き合うことになりましたとさ。

めでたしめでたし………











本日のハイライト!

「絵里さん好きです、付き合ってください!」
「ごめんなさい」

「ボクは錯覚してたそうなんだねバカだね戻りたい……」
「大丈夫……?まぁ……ドンマイ」
「雪穂ちゃ〜ん!」
「なら私と付き合う?君のこと好きだし」
「いいの!?うん、付き合う!」









『さっかくくろすろーず』

作詞 ボク


 
 

 
後書き
ありがとうございました!
さて、みなさん楽しんでいただけたでしょうか?
あの曲の作詞は実は通称ボクがしていたなんて驚きましたよね!?
私も驚きましたよ!!
今回の話をまとめると………
「絵里を使って色んな妄想をして絵里も自分のことを好きに思ってくれてると錯覚していた可哀想な変態主人公の恋物語」ですかね!

さて、今回はこのような企画に参加させていただいたウォールさんありがとうございます!
いよいよ次回でこの企画もラストですね!
最後までみなさん、楽しんでいって下さいね!

それでは私はこの辺で………サラバダッ! 
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