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ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダーゴースト ーAquors Gorstー

作者:ribbons00g
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第1章 英雄アイコンとレジェンドライダーアイコン
  第4話 希望を繋ぐ魔法の指輪

 
前書き
久しぶりの更新です。

今回はレジェンドライダーのアイコン第2弾です。

では、本編どうぞ。 

 
ルビィの残り日数が93日となったある日の夕方・・・・・・

内浦の住宅街を帰宅している女子生徒に眼魔の魔の手が忍び寄っていた。

女子生徒は右手でスマートフォンを操作しているが、彼女の後ろの電柱の上で、眼魔が獲物を狙っているように見つめていた。

???眼魔「エモノ、ハッケン・・・・・・」

眼魔は電柱から飛び降り、地面に着地する。

その音に気付き、女子生徒は後ろを振り向くが、当然、その女子生徒に眼魔は見えないため、何も見えず、不安に襲われる。

女子生徒「な、何なの・・・・・・」

すると突然、その路上から女子生徒の姿が突然消えた。

悲鳴は聞こえず、彼女の骨や内臓をかみ砕く音だけが聞こえ、周りには彼女の物と思われる血が飛び散る。

その日の夜、彼女はこの路地を通りがかった住人によって、遺体となって発見された。

だが、その遺体は頭や両脚がなく、胸部が食い尽くされ、骨が露呈していた。

しかも腕も、左の手首以外は発見されず、右手に持っていたと思われるスマートフォンは粉々にかみ砕かれていた。

道路やコンクリートの壁に、彼女の物と思われる大量の血が付着しており、現場にいた人のほとんどが、気分を悪くしていた。

遺留物のカバンも食いちぎられ、現場に残されていたが、カバンの中に入っていた生徒手帳が原型をとどめていたことが幸いし、その生徒手帳から、被害者は浦の星女学院に通う『佐藤友梨佳』と確認された。

翌日の朝、浦の星女学院では緊急の全校集会が開かれ、彼女に起こったことを生徒たちに説明した。

だが、あまりの無惨さに、話している校長も声を詰まらせていた。

集会が終わり、それぞれの教室に戻るが、特にルビィのクラスは大きな悲しみに包まれていた。

そう、被害に遭った生徒はルビィたちのクラスメイトで誰からも愛される、人気のある生徒だった。

それだけに、彼女の死はルビィを含む、残されたクラスメイトを悲しみの底に突き落としたのだ。

その日の夜、友梨佳の通夜が営まれ、親族やクラスメイト、友人たちが参列し、親族はもちろん、クラスメイトの多くが泣き崩れた。

ルビィ(救えなかった・・・・・・ごめん・・・・・・なさい・・・・・・)

ルビィは生き返るため、みんなを眼魔から守るために仮面ライダーの力を手にしたにも関わらず、友梨佳を救えなかったことに、その悔しさからルビィは涙を流していた。

友梨佳の通夜が終わると、ルビィはほかの生徒に気付かれないよう、足早に去っていった。

夜道を歩いている中、後ろで違う学校の制服を着ている生徒を見つけるが、その先の電柱の上に眼魔を見つける。それを見た姿を消して、ルビィは眼魔の方へと走る。

ルビィ「そこまでよ!!」

ルビィの声に気付いたのか、眼魔は電柱から降り、ルビィの方へを向く。

ちなみに、ルビィが姿が消えている状態でも、眼魔にはルビィが見える。

そう、その眼魔こそ、友梨佳を食い殺し、クラスメイト達を悲しみの底に突き落とした元凶、ティーレックス眼魔である。

ティーレックス眼魔「何ダ、オマエハ?」

ルビィ「眼魔、やっぱり、あの殺人も眼魔の仕業ね!!」

ティーレックス眼魔「人間ハ我ノ餌ナリ、我ハ人間ノスベテヲ食イ尽クス」

ルビィ「・・・・・・許さない、絶対に許さない!!」

ルビィはゴーストドライバーを発生させ、右手にアクアゴーストアイコンを持ち、左の手のひらでアイコンのスイッチを押し、それをドライバーにセットし、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「変身!!」

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

ティーレックス眼魔「仮面、ライダー・・・・・・」

ゴースト「行くわよ!!」

ゴーストはガンガンセイバーを持ち、ティーレックス眼魔に切りかかる。

2回攻撃を受け、ティーレックス眼魔はよろける。その直後、ティーレックス眼魔は衝撃波を発生させる咆哮で、周りのコンクリートの壁を破壊し、その衝撃でゴーストも吹き飛ばされる。

ゴースト「くっ、きゃあ!!」

ティーレックス眼魔はゴーストにめがけて突進するが、ゴーストはすぐに立ち上がり、ガンガンセイバーで受け止める。

そして、ガンガンセイバーで反撃し、突き刺し攻撃でティーレックス眼魔は倒れる。

ゴースト「よしっ、一気に!!」

とどめを刺そうとしたゴーストだったが、ゴーストとティーレックス眼魔の戦いを電柱の上から、謎の男が見ていた。

???「仮面ライダー、我々の邪魔はさせん」

謎の男は右手をゴーストの方に向けると、右手から電撃を放ち、ゴーストに直撃する。

ゴースト「きゃあああああああっ!!」

ゴースト(い、今のは!?)

ゴーストは電撃が放たれた方向を向くが、すでに、電柱には誰もいなかった。

電撃が放たれた場所に気を取られたのか、ティーレックス眼魔はゴーストに猛攻する。

すると、ティーレックス眼魔は巨大な顎でゴーストにかみつく。

ゴーストにかみついたティーレックス眼魔は壁にぶつけたり、地面にたたきつけたりを繰り返す。

そして、ゴーストを放り投げるように顎から放し、壁にぶつけられたゴーストは変身が解除され、ルビィの姿に戻る。

ルビィ「うう・・・・・・」

蓄積ダメージが大きく、ルビィは意識を失った。

そして、意識を失って倒れているルビィにティーレックス眼魔が寄ってくる。

ティーレックス眼魔「仮面ライダー、我ノ餌」

ティーレックス眼魔はルビィを噛らおうとするが・・・・・・

ティーレックス眼魔「アレ? 食ベラレナイ?」

ゴーストであろことが功を奏したのか、ルビィは食べられずに済んだ。

ルビィを食べることをあきらめたティーレックス眼魔はその場から消えていった。

次に、ルビィが目を覚ました時は、ルビィは自分の部屋にいた。

ダイヤ「ルビィ、気が付いた?」

そこには姉のダイヤがいて、心配そうは表情で、ダイヤはルビィを見つめていた。

ルビィ「お姉、ちゃん・・・・・・」

ダイヤ「よかった。本当に心配したんですよ。夜の路上で、ケガして倒れていたもんですから」

ルビィ「ごめん・・・・・・なさい・・・・・・」

ダイヤ「いいんですの。ルビィがいてくれれば、それで・・・・・・」

ルビィ「・・・・・・」

少しすると、ダイヤは部屋から出る。ダイヤが部屋から出てから少しした後、友梨佳を救えなかったことと、眼魔との戦いに負けた悔しさから、ルビィは泣いていた。

翌日、ケガの具合は大したことなかったため、ルビィは学校に登校する。

だが、昨日のことがあってか、ルビィに元気はなく、暗い表情だった。

そのこともあってか、授業で注意されたりなど、ルビィらしくないこともしてしまう。

そして、授業後も誰とも話すことなく、ルビィは校舎を出る。

学校を出た後、ルビィは海岸につながる階段の真ん中あたりに1人で座っていた。

ルビィ「・・・・・・」

ルビィ(ルビィは、どうしたらいいの?)

そこへ、ルビィが懐の小さなカバンにしまってあったムサシのアイコンがルビィの目の前に現れる。

ムサシアイコン「ルビィよ」

ルビィ「えっ、ええーっ!?アイコンが、しゃべった!?」

ムサシアイコン「驚くのも無理はない。我らはこのアイコンに魂として宿っておるから、こうしてしゃべることも可能だ」

ルビィ「そ、そうなんですか」

そうつぶやいているとき、さらにクウガのアイコンもルビィの前に現れる。

ルビィ「く、クウガのアイコンも!?」

クウガアイコン「ルビィ、負けた悔しさはよくわかる。だが、やると決めた以上、しっかりとやり遂げなければならない」

ルビィ「でも、あの眼魔に勝てないルビィじゃ・・・・・・」

ムサシアイコン「ルビィ、折れない心を持て」

ルビィ「折れない、心」

ムサシアイコン「ルビィには強い心を持っている。強くて折れない心を持てば、希望はきっとつながる」

ルビィ「強い心・・・・・・そうね。ルビィはもう迷わない。最後の時まで、ルビィは戦う!!」

ムサシアイコン「その意気だ、ルビィ」

クウガアイコン「お前なら、やれると信じているぞ!!」

ルビィ「ありがとう。最後の時まで、命を燃やし続ける!!」

ムサシとクウガのアイコンに励まされ、ルビィは立ち直る。

ユルセン「大変だぞ、ルビィ!! あそこに眼魔がいるぞ!!」

ユルセンが向いている方を向くと、そこにはティーレックス眼魔と同じスクールアイドル部で、今年、浦の星女学院に転校してきた桜内梨子がいた。

ルビィ「眼魔に、あれは梨子さん!?」

ムサシアイコン「行け、ルビィ!!」

ムサシアイコンがそう言った後、クウガアイコンとともにカバンの中に戻る。

ルビィ(梨子さんには眼魔は見えない。早くしなきゃ!!)

そして、ルビィはティーレックス眼魔の方に走る。

一方、ティーレックス眼魔は梨子を吹き飛ばし、梨子は壁にぶつけられてしまう。

梨子「痛っ、一体、何なの!?」

梨子にはティーレックス眼魔は見えておらず、不安と恐怖に襲われる。

ティーレックス眼魔「我ノ獲物・・・・・・」

ティーレックス眼魔が梨子を喰らおうとしたその時、ルビィがティーレックス眼魔をタックルで突き飛ばす。

この時、梨子にはティーレックス眼魔とルビィの姿が見えておらず、何があったのか、戸惑ったままだった。

一方、海岸の方に突き飛ばされたティーレックス眼魔を追い、ルビィも海岸の方にやってきた。

ルビィの接近にティーレックス眼魔は再びルビィの方を見る。

ティーレックス眼魔「アノトキノ、小娘カ・・・・・・」

ルビィ「今度は絶対に負けない!! これ以上、眼魔の好きにはさせない!!」

ルビィはゴーストドライバーを発生させ、右手にアクアゴーストアイコンを持ち、左の手のひらでアイコンのスイッチを押し、それをドライバーにセットし、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

ルビィ「変身!!」

《カイガン!アクア!レッツゴー!覚悟!マ・-・メ・イ・ド!ゴースト!》

ルビィの体を黒のスーツが覆い、アクアゴーストパーカーを纏った姿、仮面ライダーゴーストアクア魂となった。

ティーレックス眼魔「グアアアアッ!!」

ティーレックス眼魔は咆哮による衝撃波を発生させ、海岸の砂を吹き飛ばしながらゴーストに攻撃する。

ゴーストはそれにかまわずに走り、ティーレックス眼魔にめがける。

ゴースト「はあっ!!うりゃ!!」

ティーレックス眼魔に連続で攻撃し、ティーレックス眼魔を追いつめていく。

だが、次の瞬間、磁場を発生させた素振りを見せると、海岸にあったごみや木の破片などがティーレックス眼魔に吸収される。

ゴースト「な、何?」

そして、ティーレックス眼魔は巨大化し、ビック・ティーレックス眼魔へと変化した。

ゴースト「き、巨大化した!?」

巨大化したティーレックス眼魔はゴーストにめがけて頭突きする。

巨大化しているためか、威力が増しており、ゴーストは突き飛ばされる。

ゴーストは立ち上がろうとするも、巨大なしっぽの攻撃に、壁にぶつけられたり、地面にたたきつけられたりを繰り返す。

ティーレックス眼魔「仮面ライダー、消去・・・・・・」

ゴースト(そんな、やっぱりルビィじゃ勝てないの? 生き返ることができずに、ここで終わりなの? 嫌、ルビィはそんなの嫌だ!!まだ終わりたくない!! ルビィにはまだやり残したことがたくさんある!! だから、こんなことで負けたくない!!)

ゴースト「ルビィが、私が、みんなの希望を守る!!」

すると、ルビィの想いに応えたのか、小さな火の玉がティーレックス眼魔にヒットし、ダウンさせる。

その後、ゴーストの目の前に到達すると、小さな火の玉は赤い指輪へと変わった。

ゴーストはその指輪に目玉の紋章を描く。

すると、パーカーゴーストが現れ、ポーズをとった後、横に仮面ライダーウィザードの姿が横に現れた。

パーカーゴーストがドライバーに吸収されると、周りが黒で、銀色のアイコンが現れた。

アイコンの上部には『R14』となっている。

ゴースト「新たなアイコン、力を貸して!!」

ゴーストはアイコンのスイッチを押すと、アクアのアイコンと入れ替え、カバーを閉じる。

《アーイ!バッチリミナー!》

《カイガン!ウィザード!指輪の魔法!最後の希望!》

仮面ライダーゴーストウィザード魂にチェンジし、左手を縦にし、ポーズを構える。

ティーレックス眼魔「グルルルルルルルルルルルル」

ビック・ティーレックス眼魔が立ち上がった直後、ゴーストはウィザーソードガンを持ち、ガンモードで牽制する。

そして、ソードモードに変形させ、ビック・ティーレックス眼魔の胴体を切り裂く。

ゴーストは先ほどの指輪を発生させ、それを左の中指につけると、ウィザーソードガンの手の部分を開き、指輪をかざす。

《キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!》

《フレイム!スラッシュストライク!ヒー・ヒー・ヒー!》

ゴーストはフレイムスラッシュで、ビック・ティーレックス眼魔の胴体を切り裂き、ビック・ティーレックス眼魔は胴体の装甲の半分を失う。

ゴースト「さあ、ショータイムよ!!」

ゴーストはすかさず、ゴーストドライバーのレバーを引いて押し込んだ。

《ダイカイガン!ウィザード!オメガドライブ!》

ゴーストの足元に赤い魔法陣のようなものが現れると、火のエレメントが右足を纏る。

そして、ロンダートによって威力が増して空中反転し、ビック・ティーレックス眼魔の頭部にめがけて飛び蹴り攻撃『ストライクウィザード』を叩き込む。

ストライクウィザードの攻撃がビック・ティーレックス眼魔の頭部に直撃すると、ビック・ティーレックス眼魔の頭部がえぐられ、大爆発した。

それと同時に、ティーレックス眼魔のパーカーゴースト纏っていた眼魔アサルトも爆発した。

その後、ティーレックス眼魔の眼魔アイコンは砕け散り、消滅した。

《オヤスミー!》

ゴーストは変身を解除し、ルビィの姿に戻ると、ルビィはウィザードアイコンを見つめる。

ルビィ(もう迷わない。最後のその時まで、あきらめない。眼魔を倒して、生き返るその時まで)

決意を固め、ルビィは帰っていった。

だが、それを黒い軍服風の服装をした謎の男がルビィを見ていた。

???「新たなアイコンを手にしたか、仮面ライダー。いや、黒澤ルビィ。貴様はいずれ、俺の手で倒す」

謎の男は、目玉の紋章を目の前に描き、その場から消えた。
 
 

 
後書き
第4話現在の所持アイコン

ルビィ:アクア、ムサシ、エジソン、クウガ、ウィザード
???:英雄アイコン×2

ルビィの残り日数:あと90日

・今回登場したオリジナル眼魔
 ティーレックス眼魔
 仮面ライダーWに登場するティーレックス・ドーパントの姿をした眼魔。
 能力はティーレックス・ドーパントと変化はなく、巨大化してビック・ティーレックスにもなる。

どうでしたか?

今回はウィザードのアイコンが登場しました。

戦うたびに、ルビィは強くなっていきますね。

ちなみに、無惨にもティーレックス眼魔に殺されてしまった女子生徒の名前は、私の方で考えてつけました。

そして、暗躍する謎の男。彼の正体とは一体何か、それが判明するのはまだ先になります。

次回もライダーアイコンが登場予定です。

評価とレビュー、感想を待ってます。ぜひお願いします。

それでは、次回をお楽しみに。 
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