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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進路指導のウィザード
  次元の狭間本家×外部からの宿泊者達

「なあ一ちゃん。ここは空軍施設だよな、何故ここに行くんだ?」

「次元の狭間を支配しているのは俺ではなく真龍であるアグニで、別勢力の本拠地である事から滑走路や空港のような施設を創ったのさ。だからそのテストとして飛行機を飛ばす、空港施設がちゃんと動くかどうかの確認な」

「確かに次元の狭間は一誠君の物ではなくアグニの物だったね」

「まあ私達は天界・冥界・人間界のトップだとしても、次元の狭間は誰の所有物ではないって事ですか」

「ちなみに航空機は小型だが、俺がよく乗るスナイプ・ゼロだ。ゼロ、車から小型航空機にチェンジだ」

車から一度ロボモードになってから小型航空機となって乗るが、荷物は貨物室に入れられてパイロットは俺となる。で、離陸許可を貰い旋回してから空間切断で次元の狭間へと向かう。次元の狭間は一言で言うなら虹色の世界とされていて、本来なら無となってしまわないよう守護結界を張っている。やがて滑走路が見えてきたから着陸態勢に取って、着陸成功と共に到着ロビーまで案内させた。

「ここが次元の狭間空港か」

「到着ロビーまであるとは、出口に向かうと次元の狭間本家がある所だな」

全員降りた所でゼロを車へチェンジさせてから空間に入れて、次元の狭間本家の玄関口である関所へ向かう。ついでに人間界本家には、既に連絡済みなのでしばらくBSメイド達だけとなる。関所を潜るとそこは金色の芝生とお花畑の出迎え、ルシファーの趣味は家庭菜園なので最近だと珍しい花や茶葉を作っている。次元の狭間本家は隠している。

「凄い!人間界や冥界でも見た事のない花や木々がある」

「空は青くないし、冥界のように紫ではないのね」

「一ちゃん。ここが次元の狭間本家だそうだが、どこにもないようだけど」

「当たり前。普段なら隠してないが、ここにはお前らのような外部から来る輩もいるから霧によって隠している」

そう言いながら指を鳴らすと霧が晴れてきたけど、人間界本家よりも大きな大豪邸が出て来た様子だ。グレモリー家の城よりデカいので、皆ビビっていたが俺ら住人によって玄関を潜るんで皆付いて来る。玄関ドアを開けて広い玄関にて靴箱が沢山あるし、俺達はいつもの場所に収納するがミカエル達も好きな場所に入れた。

「さてと、俺らはここに戻ってきたら鍛錬に集中する事になっている。今日は人間界本家のように過ごしてくれ、ヴァーリ達はすぐに来れるが客である者らは我が家にいるメイドらに案内させるか。月・詠・秋蘭・蓮華、コイツらを客室に案内後にリビング集合させておけ」

「「「「畏まりましたご主人様」」」」

グレモリー眷属の朱乃と白音以外とシトリー眷属のソーナ以外の者、ケルディム夫婦と姫島夫婦とミカエル達三人はゲストルームへ案内されて行く。朱乃と白音はハイブリッド・ピースとなったので、ここにも自室を用意させてあるし部屋数も前より増やした。俺達人間界本家組は荷物が無いので、そのままリビングへと行くとアグニ達が席に座っていた。

『お帰りなさい』

『お帰り』

「ただいまだ、全く今更だが連れてきてよかったのか分からんよ。今の俺は織斑一真としているから、気軽に一真と呼んでくれ。姿も変えているから大丈夫だと思うが」

「確かにな。一真の所為ではなくアイツらが勝手に来たようなもんだ、従姉さんの隣に座っていいかな?」

「いいわよヴァーリ。一応フェンリル達を中に入れたら?」

ヴァーリ達も空いてる席に座るが、これから来る客用のを空けとくので上座と言われた席がとんでもなく離れている。大人フェンリルは最近庭で自由にさせているが、たまには親子であるスコルとハティと一緒にさせた方がよさそうだ。それに三匹が居ればいらない心配しなくて済むし、上座に座って数十分後にやっとリビングへやって来た。

「そしてこちらがリビング兼ダイニングルームでございます」

『広!』

「一ちゃん付近にいるのはフェンリルか、最近見てないがまさか飼い犬のようにしているとは最強の番犬だな」

「まさか家まで負けるとは思わなかったよ。我らの城以上に広いとは」

全員ソファに座ったが、一番奥にいる俺らから離れているけどピンマイク付けてるし聞こえるようにしている。それと時間が掛かったのは、荷物を置いて来てから軽く案内させていたようだが質問攻めされてたようだ。

「お前ら、今回は特別に次元の狭間本家へ来させた。有難く思いながら、この場所が立ち入り禁止区域だと知れ」

「それはどう言う事だ?一見場所が違うだけで人間界本家と次元の狭間本家は同じだろ」

「はぁー・・・・ここは俺らCBの拠点と言う場所であり、お前らが知らないオーバーテクロノジーの塊だからだ。それとここにいるメイドらは劉備や曹操達となっているが、俺達とお前らでは呼び名が違う」

「それはどう言う事なの?一真には言えて私達だと呼べない理由とかあるのかしら」

「例えば愛紗だが、我達は真名を許されているから呼べる。だがお前達は関羽と呼ばなければならない」

「真の名と書いて真名と俺達は呼んでるが、本人が心を許した証として呼ぶ事を許された名前である。本人の許可無しに真名を言ってしまうと、問答無用で斬られても文句は言えない程の失礼に当たる。つまりお前らが許可無く真名を言ってしまうとどうなるか、最悪その首が無くなる事だと思え。真名とはそれ程大事なのだ」

「なるほど・・・・そんなに重要な事があったとは・・・・だから先程からメイド達から睨みやら殺気を感じます」

真名だけでも重要な事で、ここではなく人間界本家の方が良いと言う意味はそう言う事でもある。俺の盛大なため息を吐きながらだったが、ここには黒神眷属が住んでるし剣魂やISとMSのような技術もあれば各チームメンバーが居る。

「とりあえず今日はここに泊まり、明日『アース』に向かうけど教室で言った通りこちらとあちらでは時間軸が違う。『アース』だと一日経過するこことは違い、下手すると七日間経過する事もある」

「他の星は行けるのかな?」

「丁度良いので言っておくが『ナイトメア』にいる三大魔王らからの伝言として、お前ら三大勢力と和平協議したいそうだ。改めて新政府として、一度三大勢力と正式に和平をしたいとカテレアからな」

「おお、では私達現政府との和平をしたいと言う事か」

「特例としてだが、一度は冥界の危機から救った事もあるし和平協議させた方がいいのでは?と俺から進言しといた。なお『PMW』以外なら行ける」

俺は立ち上がり、自室に行く事と夕食になるまで解散と言っておいた。ヴァーリ達は基本鍛錬だが、今回は監視役をやってくれるとの事。ヴァーリとシーグヴァイラとイリナの三人はミカエルら三人の監視として付く事になった。

ソーナは自分の眷属で、グレモリー眷属は朱乃と白音とレイヴェルとなった。姫島夫婦とケルディム夫婦には桜花達とグレイフィアとなり、立ち入り禁止区域に入るとアラームが鳴るので勝手に入るなと言って自室に行った。

「にしても今回は監視役を付ける事になるとはな」

「相棒にとって嫌な予感が当たるが、許可なく動き回る程バカな連中じゃないはずさ」

ドライグを召喚してから話し合ったが、客室は一階なので俺の部屋に行くにはエレベーターとカードキーがないと入れないようにしてある。更に言えば庭から先にIS専用アリーナを設置し、トレミー専用ドッグがあったりと機密やら極秘が多く存在する。部屋に戻ると丁度紫苑と璃々が部屋の清掃をしていた。

「ただいま、紫苑に璃々」

「お帰りなさいませご主人様」

「お帰りなさいご主人様。何だか疲れ切ってるけど何かあったの?」

「まあな~外部からの奴らがここに泊まりに来たのだから疲れるさ。璃々は紫苑の手伝いか?」

「うんまあね~ご主人様から頂いた黒の駒で成長してから、色々と学んでる所だから」

「ま、そうだろうな。・・・・休憩しようと来たのにもう警報が鳴るとかどんだけだよ」

警報アラームが響き渡るが一体何があったのか監視役のヴァーリに内線で聞くと、ここに住んでいるISチームが庭にあるアリーナへ行こうとして付いて行こうとしたらしいな。だが住人に通れて外部からだと見えない壁となっていて、アザゼルが非常に興味があると許可を求めたらしい。早速か!と思いながら、俺は自室から一階へ行き早速アザゼルにハリセン一発。紫苑と璃々は作業の続きがある。

「おいアザゼル。俺言ったよな?立ち入り禁止区域に入るな、とね」

「いいだろう別に。技術を見たとしても真似するような事はしないって」

「どうかしましたの?一真さん」

「お、セシリアか。パイロットスーツと言うよりお古のISスーツを着ているようだが」

「ええ。イアンさんからの注文で、パイロットスーツとISスーツのどちらかを着ても同じ性能が出せるか。だそうで」

なるほどなと思いながら、俺らでは見える壁から消えたセシリアを見ていたアザゼル達。奴らが人間界から来た者で、ここは機密が多い場所だと分かっていて何も聞いて来ない。だがセシリアの格好を見た女子達から見ると違和感を感じてたようで、セシリアが着ていたのは水着か?

と聞かれて一々説明するのが面倒なんで、特別に庭へ出る事を許可した。全員興味津々だそうで、両隣にフェンリルがいて朱乃と白音とレイヴェルら監視班と一緒にな。

「ここがISアリーナと言ってな、主に人間が乗る機動兵器と言えば分かるか。アイツらが良い例でもある」

「一真、彼女達が着ているのは水着なの?体のラインが出過ぎていて、恥ずかしくないのかしら」

「あれはISスーツと言ってな。バイタルデータを検出するセンサーと端末が組み込まれていて、体を動かす時に筋肉から出る電気信号とかを増幅してISに伝達するよう出来ている。見た目スクール水着状のレオタードと膝上サポーターとなっていて、カラーリングも各自それぞれとなっているが現在は使われていないスーツだ」

「さっきから何度も言っていたが、ISとは何だ一ちゃん。何かの略称か」

「正式名称はインフィニット・ストラトスと言い、本来なら宇宙空間での活動を想定して開発されたマルチフォーム・スーツ。従来の兵器を凌駕する圧倒的な性能を持っている事で、何時の間にか飛行パワード・スーツと言う名になって軍事転用している。最もウチだけだから例えISを造ろうとしても技術力が無ければ造れないし、コアを解析しない限りな」

「補足説明致しますと、コアはブラックボックスとなっておりましてコアの製造が出来るのは一真さん以外おりません。攻撃力・防御力・機動力はMS並みに高い究極の機動兵器で、特に防御力に関して突出して優れておりますから戦争が起きたとしてもすぐに殲滅可能とされています。この前あった冥界の危機でも見ましたでしょ?あの時にも説明されていたはずでは」

補足説明した桜花達もだが、もしまた三大勢力戦争になったとしても我らのIS部隊を投入すると短時間で殲滅可能。冗談は置いといて、模擬戦終了した所でここには用無しとなったので俺らの鍛錬場を見せる事にした。ただし地下ではなく、俺らがよく使っている場所として愛紗達各チームがメニューを元にしてな。

「ここは凄いな。皆が皆同じトレーニングをしている訳では無さそうみたいだけど、一真君らが鍛錬メニューを作成しているのかい?」

「基本的にアグニらが見てからメニューに関してアスモデウスが作成している。各チームの戦い方も違うし、武器の使い方も一通りマスターしているが最近だと銃に関してとかな。リミッター解除するとライフル使用出来るんで」

「俺達ヴァーリチームもだが曹操達英雄チームも基本自由に鍛えてるし、鍛錬メニューを熟せばあとは自主トレだからな。俺や曹操らの模擬戦相手は日によって違うが、アグニやオーフィスとの相手だと骨が折れる」

「私達だって勝てないけど、一太刀ぐらい入れないとあとで反省会があるもんねー」

模擬戦する時は、勝率を上げる為に弱者には強者と戦ってもらうが勝てるヒントを出しながら模擬戦する。そのデータを俺らの端末に送られて、後々のデータで一番になった者には褒美を与えるようにしている。

グレモリー眷属とシトリー眷属は興味津々だが、勝手に使われると困るのでダメだと断りを入れた。すると館内放送にて夕食が出来たと一報が入ると、俺らは二階にあるダイニングルームへと向かう。一階にあるリビング兼ダイニングは、基本的にアグニらと俺らのみ使う場所。

「今回は客がいるんでな、一人ずつトレイを持って空いている席に座れ。ここではバイキング方式で、朝食は自由に食っていいが夕食だけはちゃんと栄養管理されたのを食っている」

「なるほど、だからここの住人達は自由に座っている訳なのか」

「そうだ。ケルディムらのようにマナーがあるような食い方はここではないし、お代わりはないけどな」

「これは美味しいですね。ですがリアス達が落ち込んでますが」

落ち込んでいる女性陣だったが、主に味やらで負けたとかだったな。今日はカレーとなり、食い終わったら先に女性陣らが風呂の時間となっている。その後男性陣による風呂だが、全員出たのを確認すると俺ら全員が脱衣所に来て簡単な清掃をしてから入る事にしている。ヴァーリらも一緒なので、監視役を解除してるんで気軽に入ってた。

「ふう~気持ちいいが、これは温泉か?どうやって汲んでいるんだ」

「まあな~人間界から特殊な方法で汲んでいるから、各温泉の源泉を取り揃えている」

「これが温泉ですか。天界には大浴場はありますが、天然温泉とかはありませんね」

「天界には無い施設だが、大浴場があるだけマシとも言えるが効能があるのだと別だ」

バラキエルもシェムハザも気持ちよさそうにしていたし、親子で入るケルディムとサーゼクスの絵が貴重なので写真として残した。後程グレモリー家にあるアルバムに入れとくが、ミリキャスもこんな大きな風呂はグレモリー家よりデカいらしい。俺らが出るのを確認したゼロにより、大浴場と脱衣所を自動清掃した事であとは寝るだけとなった。

「一応言っとくがここは六階建てで、五階にはヴァーリ達が使っているがお前らは一階の客室を使う事になる。一応監視を付けさせてもらうが、俺らの家で勝手に動かないでもらいたい」

「うむ。それに関しては承知済みですし、勝手に動くと例のハリセンによって叩かれるのは嫌ですから」

そう言う事なので、分かれたがグレモリーには朱乃と白音にシトリーにはソーナがいるから大丈夫だろう。俺やアグニらがいる六階にはカードキーが無いと入れないが、愛紗達との添い寝が出来るので今回は愛紗と桃香と一緒に寝たけどな。ここのセキュリティーもガチガチとなっているから、例えアザゼルでも大丈夫とはいえ一応心配だから動きがあれば自動的に電流が流れるようにしておいた。 
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