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SAO~円卓の騎士達~

作者:エニグマ
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第十九話 新メンバー加入

~シンタロー side~

何がどうしてこうなった。
そう誰かに問いたいぐらいの事が起きた。
大勢の中層のプレイヤーがギルドに入りたいと言ってるのだ。

アーサー「全員は無理だ。 だからと言って門前払いする訳にもいかないし。」
ユージオ「じゃあ、入団試験でもしたら?」
「「「「「それだ!!」」」」」

そして、数日後。
ギルドの前にある広場みたいなところで入団試験が行われた。
試験内容は同じ試験を受ける人を4ブロックに別け、勝ち抜きでデュエルをし、各ブロックの優勝者、合計四人が合格。
それ以外は脱落というものだ。
え? 大分厳しくないかだって?
今のギルドの残り部屋の都合があるんだよ!

アルゴ「中々楽しそうな事してるナ。」
サクマ「こいつ、いつの間に。」
アルゴ「ニャハハ、情報屋の隠蔽スキルをなめてもらっちゃ困るナ。」
アーサー「ところで、誰が残ると思う?」
アルゴ「Aはダントツでストレアっていう大剣使いの女の子だナ。 Bはフィリア、Cは少し予想が付けづらいナ。 Dはシリカっていうビーストテイマーかナ。」
キリト「二人知った名前が出てるんだが。」
アーサー「フィリアとシリカだな?」
サクラ「あー、言ってたね。 確か、中層プレイヤーのアイドル的存在だっけ。」

そして、各ブロックの決勝。
A、B、Dはアルゴの予想通りになった。
そしてCブロック。
クローを使うリュウという男のプレイヤーと短剣を使うハルという、これも男のプレイヤー。
勝負はもちろん初撃決着。
戦闘が始まる。

リュウ「せい!!」

開始と同時にリュウが飛び出し、ソードスキルではなく体術スキルを発動する。

ハル「っ、はっ!」

ハルは短剣でクローを弾く。
リュウはそれに対し、蹴りを繰り出して追撃する。
ハルは後ろに跳んでそれを避け短剣でリュウを刺そうとするが、リュウはクローで短剣を絡め、弾き飛ばす。

ハル「あー、クソ。 リザイン。」

勝負がついた。

アーサー「あいつは?」
アルゴ「中層プレイヤーで普段はソロで動いてル。 理由は戦いかたの性質上、スイッチが出来ないからだそーダ。」
シンタロー「スイッチが出来ない?」
アルゴ「さっきの戦いを見てたらわかっただロ。 ソードスキルの代わりに体術スキルを使うんダ。」
キリト「なるほど、体術なら硬直が無いから連続でスキルを使用できるもんな。」
アーサー「さて、歓迎会と行きますか。」


そして、歓迎会。
各々が食事や会話を楽しんでいる。

シンタロー「そう言えば、何でこんなにギルドに入ろうとする奴が集まったんだ?」
フィリア「簡単よ。 ラフコフのスリートップを撃退した三人が居るなら自分達の安全は確定したと考えて、入ろうとしたのがだいたい六割、元から攻略組に入ろうとしてたのが三割、その他が一割。」
アーサー「その他?」
フィリア「私みたいに情報を安定して貰いたいプレイヤー達。」
シリカ「私は元から入ろうとしていた三割のグループです。」
リュウ「同じく。」
ストレア「私もー。」
アーサー「ふーん、フィリアの言ってる六割が居たら叩き出してやろうと思ったが、居なくて良かった。」

容赦無いな。
そう思ったのは俺だけでは無いはず。

~side out~ 
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