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『キズ痕』

作者:零那
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『汚れた街』



あなたが消えゆく
その人混みを
いつまでも眺めた
あなたはもう
其処にいないのに

飲み込まれてく
だけじゃない
あなたは自ら
夜の闇に潜り込む

叫んだって
泣いたって何も
変わらない
だったら自ら
変えてくだけだって

颯爽に通り過ぎる
景色達をずっと
忘れはしないだろう
二度と帰らぬ今日

雨が降る度に
躰が震える度に
今日を思い出して
苦しくなるだろう
そう思ったんだ

ほら降りだした雨が
此の胸抉ってく
永遠に忘れない...

こんなに淋しくて
こんなにイタイ...
こんなに苦しいのは
どうしてなのか


 
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