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マウリア軍について

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第四章

 教育体制は複数の士官学校と少年学校、教育隊を基幹としている。士官学校は高校卒業者及びその資格を持っている者ならば誰であろうとも入学試験を受けられるがヴァイシャ階級の高位の者がその試験を受ける者の殆どでありまた入学者も同じだ。士官学校の入学倍率はヴァイシャ階級の志願者を想定して入学者を決められるマウリアの社会事情を反映してか高くはない。このことは他の入隊課程も同じである。一般大学からの入隊は士官候補生学校での一年の教育課程の後で士官に任命されることは連合と同じであるがこの課程ての入隊もヴァイシャ階級の士官学校入学のカーストの者より下位のカーストの者が殆どでやはり高くない。パイロット課程やそうした特殊技能から入隊する者もカーストの影響が大きい。カースト制度は法的には否定されているがマウリア社会においては存在し続けていてマウリアの社会構成特に職業分化や住み分けにもなっていてマウリアの社会を安定させる要因にもなっているがこのことは軍隊においても影響を与えている。下士官候補学生、下士官候補兵士、一般の入隊もやはりカーストの影響が大きい。他宗教の者からの入隊もあるがやはりマウリアの宗教人口の割合からヒンズー教徒が圧倒的に多い。教育については当然ながら軍隊というもののことや各種技能、動作、軍規軍律へのものに作戦や戦略戦術、軍事史等がある。そこにマウリア軍人としての規範が軍規軍律に加わっており女性軍人達にはラクシュミー=バーイーが尊敬及び女性軍人の手本と教えられている。
 マウリア軍は連合、エウロパ、サハラ各国のいずれの国共交流のあるマウリアという国を反映して各国の軍とも交流がある。その為各国に武官を派遣し軍事研究にも余念がない。その軍事知識及び資料の蓄積は驚くべきものがあるがこのことは他国にはあまり知られていない。
 全ての課程に宗教が強く影響している、ヒンズー教が特に多いことは事実だがそれだけではなくジアナ教やイスラム教、キリスト教という各宗教への配慮も行われている。食事もヒンズー教徒用のものには牛肉は入らない。他宗教の食事にも宗教的配慮が為されベジタリアン向けのメニューが多い菜食ならばヒンズー教モジャイナ教も問題ないからだ。この複数の宗教への配慮が確立するまでには様々な紆余曲折があり特に牛肉を食材に入れることについては様々な議論がありヒンズー教徒からの反発が多くマウリア全体の議論となったこともある。


マウリア軍について   完


                     2016・8・30
 
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