サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

敷地内にて




サトシがトラックの場所に行くと、
作業員がトラックに荷物を積んでいた。



サトシ（”ひかりのかべ”は間に合ったのか！？）


茂みから様子を確認していると、、、




ピピッ（無線機）



ヒロシ：「サトシっ遅かったじゃないか」



サトシ：「ヒロシ！！”ひかりのかべ”は！？」



ヒロシ：「無事、間に合ったよっ」




サトシ：「えっ！？」



サトシは驚いた。
エレクの”ひかりのかべ”はサトシも、
そしてシルフ社員も気づかない程
完璧にヤマブキ1号を透明化していた。




サトシ：「すげぇじゃねぇかヒロシ！
本当に、俺達のトラックの前に
ヤマブキ1号があるのか？」



ヒロシ：「あぁ！、、
社員がポケモンを積み終わったら、
誘導と時間稼ぎを頼むっ」



サトシ：「あぁ！わかった！」




その後、シルフの社員は次々と
ダンボールをトラックに積み込んだ。





ピピッ




ヒロシ：「サトシっ、社員がトラックの
ドアを閉めた！」




サトシ：「よし！今からあの社員を
遠くに誘うぜ！」



ヒロシ：「頼むぞサトシ！」




サトシは茂みから出ると、
シルフの社員に近づいた。




サトシ：「すいませ〜ん！」



シルフ社員：「ん？、、あっ、
あなたはさっきの、、、」



サトシ：「さっき、向こうにも
ダンボールがあったんですけど、
取りに行かなくて大丈夫ですか？」



シルフ社員：「あっ、本当ですか？
じゃあ取りに行かないとっ」



サトシ：「道案内しましょう！ささっ！
こっちです！」



サトシは建物から離れた草原へ誘導した。