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Liber incendio Vulgate

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Edizione straordinaria
  Move

 
前書き
_φ(゚Д゚ ) 

 
腐敗区・STUDENTアジト───


「というわけで四人は着いてきてくれ」


野口勝哉(やぐちしょうや)》が共に最深学区へ行くメンバーを決めるよう他のSTUDENTに要請した。


「品物を受け取るだけだって言うんなら別に問題は無いだろう。俺が行く」


騎城優斗(きじょうゆうと)》は一番に行くことを志願。まあ別の意図もあるにはあるのだが。


「久し振りに向こうへ
ヴェルザーさんの顔でも見に行くか」


桐崎飛鳥(きりさきあすか)》は知り合いに会うついでに用事を手伝うことにした。


「僕は彼処(あそこ)の住人の平均的な肉体レベルを調べたいんだよね」


池野操作(いけのそうさく)》は勝哉と同じように【封絶葬殺界(ケーラウェルト)】の方へと行ってみたいらしい。


「おーし俺に任せろ。【最深学区】の奴等が掛かってきたら正当防衛成り立つから手出し出来る」


影縫子規(かげぬいしき)》は腕試しと能力の実戦訓練が大半の目的で自分と同じ絶対能力者(レベル6)だろうと通用する力を手に入れるため。


「最深学区ねえ」

「ヤバイからなあ」

「足手まといも嫌ですし」

「興味はあるんですけど」


残りのSTUDENTメンバーである四人、

神薙悠持(かんなぎゆうじ)

我紋駿河(がもんするが)

箱部鈴菜(はこべりんな)

七草花夜(ななくさはなよ)

は留守番をすることになった。


「全員違う場所から行くことになる。つまり目的地までは一人だ。大体の場合は戦闘になっても何とか出来るけど、たまに当たりを引くことがあるからくれぐれも気をつけてくれ」


五人はそれぞれの出発場所に向かう。ちなみに影縫子規は一番安全な中央(センター)の位置で行くことが決定している。


「なんで?」


「子規の能力はSTUDENTのメンバー中で
一番安定してないだろう?」

「最深学区の連中で
本当の限界点を見極めるんだ」

「それがお前の力を伸ばしつつ
制御を高める方法だからな」

「敵の数が数が多いとやりにくい」


勝哉以外の同行メンバーも同意見だ。

最深学区へ行く為には【最低部移動機(ダウンエレベーター)】というものに乗って移動する。

知られている最低部移動機は腐敗区、監禁区、目的区、支配区の四つの区画の中心にあり、最も大きい中央の移動機。

これが子規の乗って行くものだ。

そしてあまり知られていないのが四つの区画それぞれの中央にあり、少し小型になっている最低部移動機(ダウンエレベーター)

利用者が四区画の【管理者(ボス)】以外に殆どいないというのもあるが、好んで最深学区に行く人間がいないことも知られていない理由だ。


「それじゃあ四人とも、準備は良いね?」


勝哉は他のメンバーに連絡して移動機を同時に動かす。この方が危険の分散になるらしい。


「頑張れよー」


腐敗区の管理者、《矢田狂次》が
野口勝哉を見送りに来た。


「無許可で行くことも出来るのに
しなかったことは評価しよう」

支配区の管理者、《矢田子狂《やだこくる》》は池野操作にアドバイスする。


「………」


目的区の管理者、《矢田凹狂《やだおうくる》》は何やら桐崎飛鳥に(あめ)のような薬を渡す。


「いや、なんか喋りましょうよ」(汗)

「ルールを守るのは良いが俺も忙しい身だからな。早く戻らなければならん」


監禁区の管理者、《河戸璃(こうどり) 殴獣(おうじゅう)》が決まりのため騎城優斗を見送る。

四人の【管理者(ボス)】は【STUDENT】とそこまで関わりがあるわけではない。

ただ、正式な許可を取って【最低部移動機(ダウンエレベーター)】を使う者を監視し、その目的が正しいものであることを確かめる必要がある。

まああくまでも形式上のものなので使用者が無事に最深学区へ向けて出発すれば後は何をするでもなく放置して問題は無い。

ならば四区画の中央にある
最低部移動機は誰が見ているのか。

実を言うとあそこには正式な管理者がいない。特に大きなものや大量のものを()()させる以外で使用することも無い。

敢えて外部委託して管理を任せている。


「子規君は一人で【最深学区】に向かうのか。僕も行ったことがあるけどAIM(くうき)が濃いよ。他の能力やP・R(パーソナルリアリティー)に引っ張られないようにね」

「心配しなくても大丈夫ですよ。俺はこう見えても【絶対能力者(レベル6)】なんですから」


今日、中央(センター)の最低部移動機を管理しているのは【災禍の軍隊(ユーベミリテア)】という傭兵組織に所属する《春日桜花(かすがおうか)》。

かつては【命廻天翔(フェネクス)】の能力者だった男であり、桐崎飛鳥の親友でもある。


「何かあったら…呼べ」


もう一人の男が緊急連絡用のボタンを渡す。

彼は【無白の証明(イノセントゲイン)】という組織のメンバーで《坂本龍次(さかもとりゅうじ)》。

本来はこのような仕事はしないのだが組織には色々とお金が要りようなのでバイトしている。


「お、あんがとな。そんじゃ行ってくる!」


勝哉達は予定通り(とどこお)りなく四区画を後にして、最深学区へと出発した。 
 

 
後書き
この話は次から問題なんですよ。最深学区は旧版でも一部分しか出てなかったはずなのでイメージの限界に挑戦しなければならない。

ちなみに地上と第0学区の四区画、最深学区には住人の身体能力に大きな違いがあります。

生物的に見てスペックが別。

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【住人の平均的な身体能力】

地上が1

四区画は1千

最深学区は1万

封絶葬殺界は暗黒魔京の外で10万

暗黒魔京は一層目で100億

─────────────────
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

不夜明業界(ノクタルシア)】の【管理者(ボス)】は本来、【封絶葬殺界(ケーラウェルト)】での管理者になってもおかしくない力の持ち主。

伊達に管理者を任されていないということ。

封絶葬殺界を含めた地下世界の絶対権力を持つ支配者であるNo.1実力者の【統括官(キング)】は最低値が地下世界の住人で一番高い。

統括官は【神格化(ディビジョン)】を別にしたら人間の中で一番身体能力が凄いかもしれません。

世界を相手に出来る方なので。

本家の二次設定とは違っており、
特殊なルールで成り立っています。 
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