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仮面ライダードライブ アクセル踏み込め

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第八章

「もうあいつ等はな」
「全員死んだ筈だけれどね」
「またスサノオが蘇らせたのか?」
「そうじゃないかな」
「間違いないな」
 駆紋も言う。
「あいつ以外には考えられない」
「だから呉島さんも俺達を呼んでるのか」
「そういうことだね」
「ならここで話している暇はない」
 強い声でだ、駆紋は言う。そして二人を連れて店を出るがこの時残ったメンバーの方に顔を向けて言った。
「暫く店を頼む」
「ああ、じゃあな」
「三人共頑張って来いよ」
 チームバロンの面々も三人を見送った、そしてだった。
 アームドシステムを使うライダー達はユグドラシルの本部に集まった、彼等が呉島貴虎の部屋に行くと湊耀子もいた。湊は今は呉島の秘書として活動しているのだ。
 その湊を見てだ、最初に来た駆紋は彼女に言った。
「後はだな」
「ええ、残りのメンバーが来て」
 湊も微笑み駆紋に答える。
「それからよ」
「私から話したいことがある」
 呉島も己の席を立って言う。
「何かとな」
「それならな」
「うん、もう少しで皆来るよ」 
 ザックとペコがその呉島に応える。
「丁度入口で会ったからな」
「他の六人ともね」
「エレベーターの関係で遅れてるだけだからな」
「もう少しだよ」
「わかった、なら葛葉達が来てからだ」
 呉島も駆紋達の話を聞いて言う。
「話そう」
「あっ、そう言ってる間に」
 ペコは部屋の扉、さっき自分が入って来たその扉の方に気配がしたので振り向いた。するとそこにだった。
 残りのライダー、葛葉達も来た。呉島は彼等の姿を確認してだった。
 そのうえでだ、全員に言った。
「では今から話す」
「やっぱり俺達を呼んだってことは」
「察しの通りだ」
 呉島は仲間達が部屋のソファーの席にそれぞれ座ったのを確認してからまた言った。
「戦いだ」
「あのロイミュードとかいう連中か」 
 駆紋は呉島の言葉に鋭い声で応えた。
「また出て来たか」
「いや、まだ影が出た程度だ」
「影が、か」
「しかし出て来てだ」
 そしてというのだ。
「警視庁の特状課から応援の依頼が来ている」
「それでその依頼に応えるのね」
 鳳は呉島のその話を聞いて納得した。
「そういうことね」
「私はそうしたいと考えているが君達はどうだ」
 呉島はあらためめてだった、仲間達を見回して尋ねた。
「特状課の応援に応えて共に戦いたいが」
「それならもう答えは出てるだろ」
「そうだよな」
 ザックにだ、城乃内が応えた。
「もうな」
「俺達としてはな」
「俺達は仮面ライダーだろ」
 角居は微笑み言った。
「それなら行くしかないだろ」
「ロイミュードの後ろにスサノオがいることは間違いないからね」
 ペコも言う。 
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