| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

歌集「春雪花」

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

257




 愛しくも

  想い届かぬ

   夏影の

 姿なかりき

    君探しける



 愛しくて…恋しくて…どれだけ想い続けても叶わない…。

 夏の陽射しはどこまでも大地を照らし…落ちた影すら淡くする…。

 そんな何気ない夏の日…揺らぐ陽炎の中に君を探してしまう…。

 会いたいと願うのは私の我が儘…。


 だから幻でも…君に会いたい…。



 長からむ

  人の命の

    儚さに

 恋ぞ思えば

    なお侘しける



 然して長くもない人間の命…いつかは必ず去り行くもの…。

 そんな儚く脆い人の命を考えたとき…恋とは何なのだと思ってしまう…。

 時はこんなにも短いと言うのに、恋しい人と居れなければ…ただただ侘しいだけではないか…。


 生きることそのものが…虚しくなるだけだ…。



 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧