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『Deep pain』

作者:零那
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『Anxiety』



あの時は
馬鹿みたいに
飲み過ぎてたね
楽しかったの
テンション上がってた

どうかしてた
吐く迄飲んでたね
トイレと友達になって
もう何やってんだ
とか言われてね

眠れる筈も無いのに
吐き気を堪えて
ベッドにダイブした

やっぱり目は
開いた侭朝が来た
遠く遠いアナタの事
ずっと考えてた

離れてたって
蒼空は繋がってる
なんてありきたりな
セリフを言えるアナタ

同じ空を見上げ
同じ月を眺めてる
ほら其処に
心が通う筈だから

こうなることは
解ってたし
どうってことない
其の筈なのに

何故こうも弱い
意気地が無いのか
いや、そんなことない

此は、そうだあれだ
きっと曖昧な
世の中への不安とか
そういう類と同じで
漠然としてるもの


 
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