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元吸血鬼の魔道士生活(休息中)

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花咲く都・クロッカス

・・・・・・・・・・
ロギア「おいショウブ!!どういうことだ!!」
ショウブ「あ?」

合宿中、ギルドで放置されていた、ロギアことアクノロギア。天浪島で仲間になったまま力を抑えるためショウブに力を抑える術を使われていた(ちなみにレビィやフリードはその術式を見てショウブに迫って吹き飛ばされた)。家にも行ったが合宿の最中っはギルドの仲間と仲良くするためにもショウブが預けていた。だが結局放置されっぱなしでさらにそのままナツ達と家で食事をするという始末。ロギアは怒っていた。

ショウブ「まあそのことは謝る、すまんな。てか、大魔闘演武の開催する町であるこ「クロッカス」で騒ぎを起こすと面倒だからやめろ。今度グルメ界の食いもん食わせてやるから」
ロギア「わかった!!本当に食わせろよ!!嘘だったら承知しないぞ!!」
ショウブ「へいへい。ほれ、スキマの中入ってな。中にあるのは読んでていいぞ。ただし暴れるのは禁止だ。暴れたら魂をあの世に強制転移させるからな」
ロギア「イエス、マイ、ロード。絶対に暴れません!!」

そう言ってロギアはスキマに入って行った

ルーシィ「魂を強制転移…」
グレイ「やっぱすげーな…」

ルーシィとグレイが関心しているとナツが口を開く

ナツ「そういえばよー、お前やっぱり大会出ないのか?」
ショウブ「ああ、俺が選手として出たら誰も勝てんからな。妖精の尻尾の大会出場メンバーに入ればそこそこと楽しめそうな奴がいる思ったのにな。残念だ」
エルザ「それよりグルメ界とはいったいなんなのだ」

やはり食いついてきたエルザだ。前回の後ビックリアップルがグルメ界のものだといったらこのありさまだ

ショウブ「いい加減しつこいわ。で、グルメ界ね。まずその前に捕獲レベルの話ね。捕獲レベルは生息地や獰猛さ、その猛獣の強さなどから決まる。レベル1ならそこらの魔道士でも倒せるな。レベル10ぐらいは討伐クエスト出てるやつ数人で狩れるな。ただレベル50になるとS級魔道士がいる。レベル100は腕のたつS級魔道士が5人以上ってところだ。その捕獲レベル100以上のやつがゴロゴロいる。すごいのは1000以上ある。捕獲レベル百っていうとまあ、S級魔道士が百ぐらいいるかな。10年クエストに行ける奴なら5人くらいでいいんじゃね。それからグルメ界の環境。毒の雲に50度以上の超高温の気温、隕石の雨に通常の二十万倍ものスピードで年を取る洞窟、さらにさらに普通の200倍の重力がかかる森などふざけた場所だな。まあうまいもんがいっぱいあるから住む場所を追われた猛獣もめったにグルメ界からでることはない。さらにグルメ界は八つのエリアに分けられ、それらのエリアを支配するとてつもなく強い猛獣が一匹づついる。それを八王という。八王は最低捕獲レベル2000。現在八王で一番強いと言われる猛獣の捕獲レベルは…6600、だ。旨いもんがたくさんあり、危険で普通では考えられない場所、それがグルメ界だ。ほらこの話は終わりだ。さっさとマカロフ達を探すぞ。」

ショウブが話を切り上げマカロフをさがそうとする

マカロフ「やっときたかお前達」
エルザ「マスター」
マカロフ「参加の手続きは済ませてきたぞがーっはっはっはっはっはっは……妖精の尻尾の力、見せつけてくれるわい」

住人「だーっはっはっはっは」
住人「妖精の尻尾?あいつらが?」
住人「万年最下位の?」
住人「どうせ今年も最下位だろ」
住人「優勝は剣咬の虎で決まりさ」
ショウブ「………」
ナツ「うぬぬぬぬぬぬ」
マカロフ「笑いたい奴には笑わせておけい」
ショウブ「いや、俺のきがすまんな。ハハハハッハハハハハハハ」
マカロフ「…ショウブ?」
ウェンディ「落ち着いてショウブ!!」

住人「はははは!!気が済まないって!!」
住人「万年最下位のお前らになにができるんだよ!!」

ショウブ「そうだな、たとえば…ブリザードクロック」

次の瞬間、大量の魔法が住人をカスっていった。住人の頬を軽く切り、焼く

ショウブ「俺にとっちゃお前らなんぞなんの価値もない。これは俺が生きることに必死で知り合いというのすらあまり作らなかったのが原因だ。普通の奴とは違うし、お前らに押しつける道理もない。ただ仲間を傷つけないように加減しただけだ。じゃなきゃ今ごろお前らは跡形もなく消え去っていただろうよ。それから最弱っていってるが、お前らは勝てるのか?妖精の尻尾のメンバーに。相手をバカにするなら最低限、相手に勝てるぐらいにならないとな?」
住人『あ…あ…あ…』

ショウブ「あーすっきりした」
ナツ、グレイ「うんうん」
マカロフ「すっきりしたじゃないわ!!」
ショウブ「まあまあさっさと次行こう」

ショウブが魔法を発動する

マカロフ「たくっ。よいか、三十万ジュエゴホン!!フィオーレ一のギルドになる為に全力を尽くすのじゃ!!でなければワシらの命を救ってくれた初代に顔向けできん」
『うん』
ショウブ「じゃ俺もうよう済んだし。ちょっと依頼を進めとくわ。本当はウェンディとシャルルと回るつもりだったんだが、早めに終わらせないと面倒そうだしな」
エルザ「頼んだ」
グレイ「てか最近ショウブが妙にイチャつくようになったきが」
ショウブ「まぁいいじゃん。グレイは早くジュビアを何とかしないと後ろから刺されても知らんぞ」
グレイ「怖いこと言うな!!」
マカロフ「…依頼?」
エルザ「それよりマスター競技は一体…」


・・・・・・・・・・
ショウブ「ん~、どーこにあるのかな。一般人が知ってるはずないし、王族関係に行き成り聞くのわな。魔力使うと感知されそうだし、霊力や妖力はそういうのに向かないんだよな………ああ、そういえば音魔法があったな。よし、エコーロケーション」

音魔法を使う。エコーロケーションは音の反響具合で周りの物を確認する技。魔力を纏わせてあるので土の中だろうと関係ない。城の構造もまるわかりである。実際目の見えない人などは舌打ちや靴底で地面を叩いたりして音を鳴らし、周りを確認する。

ショウブ「この城広いなおい、地下もあるってどんだけだよ。それにしても街自体も広いな。強い魔導士もかなりいる。普段がどうかは知らんが、今年は結構盛り上がりそうだ」

ショウブはエコーロケーションの範囲をさらに広める

ショウブ「ん、これは……扉?あいつの魔力が感じられるが、これはあいつが作ったのか?この扉の奥にはなにもないのに。空間魔法の一種か、時魔法の応用か。それにしてもなにか大きなものが出入りするような。今の時代、大きな飛行船があるわけでもないし。地下からどうやって出すって話だ。となると生物か?だがそんな大きな生物なんて………ああ、いたな。そうか、「あの生物」がいる。強大な力と巨大な体を持つ、今はないものとされているあの生物。だがあんなもの呼びだしたら国が滅ぶぞ。扉自体の魔力から考えるにあきらか一匹以上は出る。国はなにを考えてるんだ。考えても仕方がない。あの扉について調べなければ。黙示録や聖書になら少しは載っているはず。最悪俺達四人で管理しているあれ関連の本の魔術を使ってでも」

ショウブはスキマを開き中に入る

ショウブ「おい、ロギア。今すぐ隙間からでてナツ達と合流しろ」
ロギア「断る。まだこのまんがとやらを読んでいたい」
ショウブ「この際後で返すならいい。ナツ達の所にはスキマを開いてやるから、出ていけ」
ロギア「なにをそうあせっている」
ショウブ「あせっていない。ただあれ関連の本を読むことになるかもしれんからな。お前を廃人にするはけにはいかん」
ロギア「俺が廃人になるって、どんな本だよ。それから俺の場合廃人じゃなくて廃竜じゃねえか」
ショウブ「そうか、じゃさっさと漫画もっていきな」
ロギア「なっとくいかんが、廃竜はいやだからいかせてもらおう」

ロギアは大量の漫画を持って、スキマから出ていく

ショウブ「よし、まずは黙示録か。どこにおいてあったか」

ショウブは図書室の扉を開け、本を探し始めた


・・・・・・・・・・
けっきょくあれ関連の本を探しても殆ど見つからなかった

ショウブ「結局わかったのは、扉の名前はエクリプスで時を渡る力を持つ扉、ってだけか。これだとあれ関連を引っ張り出した意味がない。また宇宙的狂気にのめりこんだだけだ。はぁ、ナツ達の所に行くか。それからいつ戻ったか知らんが、さっさと行くぞロギア」
ロギア「む、やはりわかっていたか」
ショウブ「当たり前だ」

ショウブはスキマを開く。座標を間違えたのか空中に隙間ができた。スキマを除くとナツとハッピーとルーシィ、そして型の紋章から剣咬の虎のメンバーと思われるもの二人と。おそらくハッピーと同じエクシードであろう猫二匹。金髪がスティング、黒髪がローグ、茶色の猫はレクター、気ぐるみを着た猫がフローと言うらしい。面白そうなので見ていることにした

スティング「アクノロギアと赤い竜」
「「「「「!!」」」」」
スティング「ドラゴンを倒せなかった滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)でしょお。それって滅竜魔導士の意味あんのぉ」
ナツ「ああ!」

ショウブ「たしかに」
ロギア「うむ」

スティング「これでも昔はあんたにあこがれてたんだぜ。ちなみにこいつはガジルさん」
ローグ「同じ滅竜魔導士として気になっただけだ」
ナツ「滅竜魔導士!?お前ら二人とも」
スティング「真の滅竜魔導士って言ってくんないかな。俺たちなら二匹ともを倒せる」
ルーシィ「あんた達あの二匹を見たことないから言えるのよ!」
ハッピー「そうだそうだ!!」

ショウブ「ロギアより強いとか」
ロギア「俺を舐めすぎだろう。あの人間と猫ども」
ショウブ「てか黙示録の龍って俺ら四人でやってやっと封印したってのに、昔よりは強くなってるが、あいつ等だけであの龍狩るとか笑い話にもならん」

レクター「頭の悪そうな猫ですねぇ」
フロー「レクターは頭いいよね」
ローグ「見たかどうかは関係ない」
スティング「様は滅竜魔導士としての資質の差」
レクター「私が説明しましょう。ナツ君などは、(ドラゴン)から滅竜魔法を授かったいわゆる第一世代といいます。おたくらのラクサス君や六魔将軍(オラシオンセウス)のコブラ君は竜の魔水晶(ラクリマ)を体に埋め込んだ第二世代。そしてスティング君とローグ君はあなたの様に本物の竜を親に持ち、竜の魔水晶を体に埋めた、ハイブリットな第三世代」
ナツ「第三世代!?」
レクター「つまり最強の滅竜魔導士!!」
ナツ「最強の滅竜魔導士…」
レクター「第一世代と第三世代ではその実力の差は雲泥の差。お話にもなりませんよ」

ショウブ「そんな世代差があったのか」
ロギア「ナツ達とあいつ等の実力はあまり変わらんと思うがなぁ」

ナツ「お前達も、777年に竜がいなくなったのか」
スティング「まあ、ある意味でわ」
ローグ「はっきり言ってやる。俺達に滅竜魔法を教えた竜は、自らの手で始末した。真の滅竜魔導士になるために」
ルーシィ「竜を…殺した!?」
ハッピー「人間が…竜を」
ナツ「親を、殺したのか」

ロギア「………」
ショウブ「調子に乗りすぎだよなぁ。十分見たし、行くか」

ショウブとロギアはスキマからでる

ショウブ「ほら、もういいだろ。さっさと行くぞ」
ナツ「ショウブ」
ルーシィ「ロギア」
スティング「あんたが噂のショウブ?ジュラに勝てるっていう」
ショウブ「どこの誰だそんなこと言った奴。たしかにあの程度の奴なら勝てるが戦った事など一度もない」
スティング「やっぱり嘘かぁ」
ローグ「所詮は雑魚だ」
ルーシィ「ちょ、そんなこと言ったら」
ナツ「お、おい、今すぐ謝った方がいいぞ!!」
ハッピー「そうそう!!」
レクター「嘘付き相手に下げる頭はありませんよ」
ショウブ「…そうか。ふふふ、俺にここまでつっかかってくる人間はナツ以来だ。最近は全力で戦える奴がいなくてスッキリしてなかったしな、ちょうどいいか。おい、人間、あと猫、お前ら俺に喧嘩売る意味わかってるのか。俺はナツ達程優しくねえからさ……殺すぞ」
「「「「ッ!!」」」」

威圧をしながら低い声でいう。その凄まじい威圧を直接浴びたスティング達は一歩後ずさった

ショウブ「そうそう、天浪島での咆哮、あれアクノロギアのじゃねぇから。アクノロギアは俺が倒して今ここにいるし。てかアクノロギア殺すとか調子に乗るなよ。思わず笑いそうになった」
ロギア「俺を殺すなどお前らでは無理だ。少なくともこの速度についてこれないようならっな!」

ロギアは亜音速で動きだす。周りには突風が吹く

ロギア「これは半分の力もだしていない。もっと力をつけろ」
ショウブ「早くなったなロギア。今のは50ほどか」
ルーシィ「だいたいわかるけど、なにが」
ショウブ「ロギアが回った回数。ほら帰るぞ面倒だし転移でいいよな。ほい転移」

 
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