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英雄伝説~光と闇の軌跡~(碧篇)

作者:sorano
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第34話

~アルセイユ・会議室~



「なるほど……彼女(エステル)たちから聞いたんですか。」

クローディア姫達から話を聞いたロイドは頷き

「皆さんがエステルさん達と冒険を共にした仲だったなんて……ティオちゃんや局長が持っている”影の国”という場所で撮った写真を見てまさかとは思っていましたが……」

「ハハッ、つくづくとんでもない遊撃士達だよな。」

エリィは口元に笑みを浮かべて呟き、ランディは笑顔で言った。

「まあ、そんなワケで気をラク~にしてくれたまえ。ボクたちとエステル君達はリベールの異変に立ち向かった仲間。ティオ君とヴァイスは”影の国”で共に戦った仲間。そしてキミたちとエステル君達やヴァイス達もクロスベルの異変に立ち向かった仲間。つまりボクたちも運命の仲間同士というわけさっ♪」

「うむ!その意味ではリウイやプリネ達と共に戦ったお主たちも余の戦友と言う事になるな!」

「い、いや~。そう単純にはいかないかと。」

「その……正直、畏れ多いです。」

オリビエとリフィアの言葉を聞いたロイドは苦笑し、エリィは疲れた表情で答えた。

「ふふっ、でも本当に気を楽になさってください。相談したい事があってお呼びしたのも確かですが……それ以上に、皆さんとお近づきになりたいと思っていたんです。」

「姫殿下……」

「おお、感激ッス……!」

「あわわ……きょ、恐縮です!」

クローディア姫の言葉を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべ、ランディとノエルは嬉しそうな表情で答えた。

「しかし、エステル君達もどうやらクロスベルで楽しく過ごしていたようだねぇ。テーマパークなんてのもあるし、ボクも1ヵ月ほど滞在して―――」

そしてオリビエは嬉しそうな表情で何かを提案しかけたが

「……お前のスケジュールは向こう半年埋まっているがな。」

「ミュラー君のイケズ!夢見たっていいじゃない!」

ミュラーの指摘を聞いてミュラーを睨み

「先に言っておくけどリフィアも同じ状況………いえ、それ以上にスケジュールが埋まっているからね。」

「ええい、言われなくてもわかっておるわ!」

同じようにエリゼに突っ込まれたリフィアは疲れた表情で答え

「クスクス♪エレボニアの皇子さんのようにしっかりと手綱を握られているわね♪」

「フッ……あの清楚で礼儀正しい娘が随分と変わったものだ……」

「ハ、ハハ……」

その様子を見ていたレンは笑い、レーヴェは静かな笑みを浮かべ、リィンは冷や汗をかいて苦笑し、ロイド達全員は冷や汗をかいていた。

「いや~、それにしてもヴァイス。さっきは楽しませてもらえたよ。おかげで有意義に過ごせたよ。」

「フッ……俺なりの友への再会の挨拶を楽しんでもらえて何よりだ。」

「へ……」

「ま、まさか局長は最初から知っていらしたのですか!?」

オリビエとヴァイスの会話を聞いていたロイドは呆け、エリィは驚きの表情で尋ね

「フッ……何を今更。依頼者がミュラーの時点で既に気付いていたぞ?……まあ、あの時はミュラーも身分を偽っていたようだから、黙っていたが。」

「……お気遣い、感謝する。」

口元に笑みを浮かべた後言ったヴァイスの言葉を聞いたミュラーは軽く頭を下げたが

「とは言っても、オリヴァルト皇子と共に色々と騒いでいましたが。」

「…………………………」

アルの話を聞いて顔に青筋を立てた。

「おいおいおい……!つーことは、誰を捜索するのか知っていてわざと黙っていたのかよ!?」

「アハハ、まんまとやられたね。」

一方ランディは呆れた表情でヴァイスを見つめて突込み、ワジは笑い

「うふっ♪というかヴァイスハイト自身、楽しんでいたじゃない♪」

エルファティシアは小悪魔な笑みを浮かべてヴァイスを見つめた。

「……兄様は気付かなかったのですか?」

会話を聞いていたエリゼは不思議そうな表情でリィンを見つめ

「オリヴァルト皇子とは会った事がないからわからなかったよ……そういうエリゼだって会った事はないだろう?」

「フフ……確かにそうですね。」

疲れた表情で答えた後尋ねたリィンの疑問に苦笑しながら答えた。

「フム………リフィア殿下が専属侍女に親しい態度で接する事を許している事に驚いたが、まさかその侍女が”百日戦役”でメンフィル帝国に降った元・エレボニア貴族のシュバルツァー家のご息女とは……もしかしてエレボニア皇族のボクへのあてつけかい?」

「さて……どうだろうな?もしかして羨ましいのか?余が言うのも何だが、エリゼは優秀だぞ!侍女としての仕事だけでなく、秘書や護衛の仕事も可能なのだからな!」

「ほう……………」

「その年でそれほどまでの能力があるとは……」

オリビエに尋ねられたリフィアは口元に笑みを浮かべた後、胸を張って答え、リフィアの答えを聞いたオリビエは興味深そうな表情で驚きの表情をしているミュラーと共にエリゼを見つめ

「リフィアが無理矢理私に政務書類の処理を押し付けてきたことがきっかけなのに、よくそんな事が言えるわね?」

「むう………あの時は余が直々に教えてやっただろうが!」

ジト目のエリゼの指摘に唸ったリフィアは反論したが

「そもそもそれ以前に、侍女に政務書類の処理を頼む事自体が間違いなのだけど。」

「クッ…………ええい、余が悪かったからそれ以上言うな!」

エリゼの指摘を聞いて押し黙った後疲れた表情で言い

「全く…………」

リフィアの様子を見たエリゼは溜息を吐いた。

「ハッハッハッ!何だかボクとミュラーのいつものやり取りを見ているみたいだよ♪フム……エリゼ君と言ったね?何ならリフィア殿下からボクに乗り換えてみないかい!?ボクは君となら親しい関係……いや、それ以上の深い関係でも歓迎するよ!」

その様子を見ていたオリビエは笑った後酔いしれった表情でエリゼを見つめたその時

「い、い、加、減、黙、っ、て、ろ。」

「謹んでお断りします。これ以上苦労したくありませんし。」

「ハイ、スミマセンデシタ…………」

「エ、エリゼ……」

ミュラーに睨まれ、さらに威圧を纏った笑顔のエリゼに微笑まれ、身体を震わせながら肩を落とし、その様子を見ていたリィンは大量の冷や汗をかいていた。



「フフ………まあ、そんなわけでこちらは君達について一通り知っている状態だ。それを踏まえて幾つか君達に伝えたいことがあるんだが……」

オリビエ達の様子を口元に笑みを浮かべて見つめていたユリアは表情を戻してロイド達を見詰めて言った。

「―――はい。本題というわけですね。」

「何でも、通商会議に関する気になる情報をお持ちだとか?」

「はい……」

エリィに尋ねられたクローディア姫が頷いたその時、ユリアが立ち上がってモニターの画面を映した。

「あ……」

「エプスタイン財団製のシステムを使っているんですね?」

「ああ、この艦の情報処理システムは財団のものを導入しているからね。こちらを見て欲しい。」

そしてユリアがモニターの操作をするとオズボーン宰相の写真が映し出された。

「……エレボニア帝国宰相、ギリアス・オズボーン閣下ですね。」

「ま、”鉄血宰相”でいいさ。彼の人となりを知らない君達にここで悪口を言うつもりはない。ただ、一つだけ前提として知っていて欲しいことがあるんだ。――――現在、エレボニア帝国内でいつ内戦が起きてもおかしくない事を。」

「な……!」

「そ、そうなんですか!?」

オリビエの話を聞いたロイドとノエルは仲間達と共に驚いた後厳しい表情をした。

「残念ながら事実だ。具体的には、宰相を中心とする帝国に新たな中央集権体制を作り上げようとする『革新派』……そして有力貴族を中心とする、旧い貴族制度を維持し続けようとする『貴族派』……―――この2つによる対立が行きつくところまで行ってるのさ。」

「革新派と貴族派の対立……」

オリビエの話を聞いたロイドは呟き

(……昔を思い出しますね、ヴァイス。)

(ああ…………)

(魔導技術で国を豊かにすることを強調するエイフェリアと魔導を捨て、魔法で国を豊かにすることを強調したオルファンの対立ね……)

静かな表情のアルに小声で言われたヴァイスは重々しく頷き、エルファティシアは目を伏せて小声で呟き

「……話は聞いていましたけど相当、深刻な状況みたいですね。」

「まさかエレボニアがそこまで緊張状態になっていたなんて……」

「……シュバルツァー家が今もエレボニアの貴族のままだったら、私や父さん達も派閥争いに巻き込まれていたかもしれませんね……」

「…………………………」

「ふむ、察するところ、殿下は中立のお立場なのかな?」

エリィは溜息を吐いて呟き、リィンは驚きの表情で呟き、エリゼは目を伏せて静かな様子を纏って呟き、レーヴェは目を伏せて黙り込み、ワジは尋ねた。

「フフ、中立というより第3の道を行こうと思っている。ま、どちらの陣営からも胡散臭いコウモリに見られてしまう切ない立場なんだけどねぇ。」

「……まあ、否定はできんな。」

エリィの疑問に答えた後溜息を吐いたオリビエの言葉にミュラーは目を伏せて頷いた。

「し、しかし……両者の対立が、内戦直前まで行き着いているということは……まさか通商会議に関する『気になる情報』というのは!?」

「あ……」

「……なるほどね。」

「やはり宰相の敵対勢力か。」

「―――ヴァイス殿や君の懸念どおりだ。『貴族派』の有力者であるカイエン公の方で動きがあった。どうやら、この通商会議中、オズボーン宰相を担うテロリストをクロスベルに送り込むらしい。」

「…………っ!」

「その、刺客ではなくテロリストというのは……?」

(チキの情報通りね………………フフ、ますますやりやすくなったわ。)

ミュラーの説明を聞いたロイドは厳しい表情で唇を噛みしめ、エリィは尋ね、ルファディエルは不敵な笑みを浮かべていた。

「宰相殿は、貴族派以外からも激しい恨みを買っていてねぇ。国内外で弾圧された勢力がテロ組織を結成しているんだ。そんな連中を、貴族派が体よくミラを与えて利用しているわけさ。」

「そういうことか……」

「自分達の手は汚さずに政敵を葬ろうってワケだね。でも、そんな事になったらさすがに色々マズイんじゃない?」

オリビエの話を聞いたランディは目を細め、ワジは頷いた後ある事に気付いて呟き

「マズイどころじゃない!クロスベルにとって大問題だ!市長が開催した会議中に帝国の宰相が暗殺されたりしたらどんな賠償を要求されるか―――す、すみません……」

ワジの疑問にロイドは怒鳴った後オリビエに気付いて謝罪した。

「いや、その心配はもっともだ。暗殺を防げなかった代償として帝国からクロスベル自治州に莫大な賠償が突き付けられるだろう。たとえそれが帝国内での対立問題から起きたことでもね。」

「し、信じられない……」

「……非常なようだけどそれもまた外交の一側面だわ。」

「……だろうな。」

「……宰相を暗殺できれば、クロスベルも手にいれられるまさに一石二鳥な策だな………」

オリビエの推測を聞いたノエルは信じられない表情をし、複雑そうな表情で呟いたエリィの言葉にランディは頷き、リィンは真剣な表情で言った。すると

「―――そして。実は同じような構図が共和国の方にもあるのです。」

「え……!」

「そ、そうなのですか!?」

クローディア姫が話を続け、ロイドとエリィは驚いた。

「ユリアさん、お願いします。」

「は。」

そしてクローディア姫に指示されたユリアがモニターを操作すると今度はロックスミス大統領の写真が画面に映った。



「カルバード共和国政府代表、サミュエル・ロックスミス大統領……」

「こっちのオジサンも恨みを抱えちゃってるとか?」

「いえ、彼がどうというよりはカルバードの歴史によるものです。西ゼムリアにあって、様々な文化を昔から取り入れてきたカルバードには非常に難しい問題があります。いわゆる『民族問題』です。」

「民族問題………」

「知っての通り、カルバードは昔から東方系の移民を受け入れてきた国だ。共和制に移行してからその流れは顕著になり、巨大な東方人街などが誕生することになったのだが……当然、そうした流れに対する反動というものがあり得るわけだ。」

「……反東方・移民政策主義ですね。そのような運動が存在するのは知識としては知っていましたが……」

「そうした民族主義者が大統領を狙っているんですか?」

ユリアの説明を聞いたエリィは疲れた表情で呟き、ロイドは尋ねた。

「ええ、やはり潤沢な資金源を持つスポンサーがいるらしく……最新の武装を供与された過激派(テロリスト)が動いているという情報が入っています。」

「……………………」

「……そいつは厄介ッスね。」

「……―――お話はわかりました。ですが、どうしてこのような重大な話を自分達に……?」

「確かに、自治州政府に直接伝えた方がいいんじゃないの?」

クローディア姫の話を聞いたロイドとワジは尋ねた。するとクローディア姫達は黙り込んだ。

「……伝えたくても伝えられない事情がある。つまり、そういう事ですね?」

「え……」

その様子を見て尋ねたエリィの疑問を聞いたロイドは呆けた表情でエリィを見つめた。



「エリィ君の言う通りさ。オズボーン宰相にしてもロックスミス大統領にしても……当然、自分達を付け狙う勢力が動いているのは知っているはずだ。にも関わらず、クロスベル政府にその事実は全く伝えられていない。」

「……!」

「そこにどのような思惑があるのか現時点ではわかりませんが……ただ、そのような状況でこちらが帝国と共和国の裏事情を勝手に伝える訳にもいきません。」

「そしてボクも皇族とはいえ、帝国政府の方針に干渉はできない……そこで姫殿下の提案でキミたちを呼んだというわけさ。」

「……なるほど。つまり、ここでの話はあくまで非公式というわけですね?」

クローディア姫とオリビエの話を聞いたロイドは2人に確認した。

「ええ、共通の友人を持つ者同士のお茶の席でのちょっとしたお喋り……無論、そこで聞いた噂話をどなたにお伝えしようと自由です。」

「ふふっ、そういうことですか。」

「いやはや……思った以上に大胆っつーか。」

「フフ、優雅なお姫様の割になかなかのやり手みたいだね?」

「ちょ、ちょっとワジ君。いくら何でも失礼なんじゃ……」

「ふふっ、いいんです。クロスベルを取り巻く状況はますます混迷を深めている……少しでも見通しを良くするためには悪あがきをするしかありませんから。」

「ただでさえ、厄介な面々に情報をコントロールされているみたいだしねぇ。エステル君方面のコネくらいは活用させてもらわないと。」

「厄介な面々……?」

オリビエが呟いた言葉を聞いたロイドは仲間達と共に首を傾げた。

「……多分、ご存知だと思います。レクター・アランドール氏とキリカ・ロウラン女史の2人です。」

「……!」

「……なるほど。先程の情報が、クロスベル政府にほとんど伝わっていないのは……」

「多分、その2人の情報操作だろう。キリカ女史は、元々リベールで遊撃士協会の受付をしていた人物だが千里眼というべき慧眼の持ち主でね。そのくらいの情報操作ならば苦も無くやってのけるはずだ。」

「……なるほど。ギルドの方でも聞きましたが……」

「味方ならともかく、敵に回したら一番厄介なタイプだな……」

ユリアの話を聞いたロイドは疲れた表情になり、ランディは溜息を吐いた。

「そして―――レクター・アランドール。経歴不詳、出身も不明だが一つ明らかになっていることがある。それは『鉄血の子供達(アイアンブリード)』と呼ばれるメンバーの一人だということだ。」

「て、鉄血の子供たち……?」

「また大層な呼び名だね。どうやら鉄血宰相と関係のあるメンバーみたいだけど?」

ミュラーの説明を聞いたノエルは戸惑い、ワジは溜息を吐いた後尋ねた。



「宰相殿が拾い上げたという子飼いの若者たちらしくてね。クセはあるが恐ろしく有能で様々な工作を行っているようだ。貴族派からは最大限に警戒されているみたいだね。」

「…………………」

オリビエの話を聞いたクローディア姫は黙り込み

「『鉄血の子供達(アイアンブリード)』……」

「単なる情報将校以上に大変そうな相手みたいね……」

ロイドとエリィは考え込んでいた。

「……加えて、現在クロスベルに居座る『黒月』と『赤い星座』の問題もある。それぞれ政府と繋がりがあるようだからよもや会議を狙うとは思えないが……」

「だが、不可解な動きを見せているのはこちらにも伝わっている。それについては君達の方が実情には詳しいかもしれないが。」

「はい……―――お返しといってはなんですが現状でわかっていることについてお伝えします。」

そしてロイド達は『赤い星座』と『黒月』の動きについて説明した。

「……そんな事が。」

「ふむ、その”(イン)”という刺客はいささか気になるが……」

「まあ、宰相殿やボクを狙う必要はないんじゃないかな?それに『赤い星座』というのは恐ろしく好戦的な猟兵団らしい。護衛もあまり連れていないボクみたいな相手は標的として物足りないんじゃないかな?」

「ハハ……そうかもしれないッスね。そちらの少佐さんがいるんなら戦りたがるヤツもいそうですけど。」

「たかが軍人一人だ。それも現実的ではなかろう。いずれにしても。現時点ではあらゆる事態を想定して備えておくしかなさそうだな。」

「そうですね………」

ミュラーの言葉にユリアが頷いたその時

「その事態だが……俺には心当たりがある。」

ヴァイスがクローディア姫達を見つめて言い

「え……?」

「ほう……?もしよければ聞かせてくれないかな?」

ヴァイスの言葉を聞いたクローディア姫は驚き、オリビエは驚いた後尋ね

「その前に……ロイド。ルファディエルをこの場に呼んでくれないか。奴がいた方が説明も楽になるしな。」

「あ、はい。―――ルファ姉。」

そしてヴァイスに促されたロイドはルファディエルを召喚し

「まあ……」

「話には聞いていましたが、まさかエステル君以外に”天使”と契約している人間がいるとは……」

「おお……!ニル君やエリザスレインさんとはまた違った美しいエンジェルだ……!」

ルファディエルを見たクローディア姫とユリアは驚き、オリビエは声を上げた後酔いしれった表情になった。

「ふふ、初めまして。”能天使”、ルファディエルと申します。では早速ですが、私と局長が推測したエレボニアとカルバードの両政府の狙いについてお話しましょう――――」

その後ヴァイスとルファディエルは昨日の夜、ロイド達やセルゲイに話した推測を話した…………… 
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