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Subject wars record0

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2.逃亡

 
前書き
さっそく真面目さ加減を失うこのごろ、
それがフブキ。 

 
エレベーターの近くでは人で溢れていた。
やはり好都合だからだろうか?
多分あの人たちは助からない。
俺はそう思う。

俺はエスカレーターを駆け上がり、
なるべく上へと上がっていった。
8階。これが限界なのと、奴の動きになるべく
合わせられるようにしたい。


そういえばABC枠それぞれが別れてるん
だっけか。すると相手は........
ガラガラッ!

マジかよ(´・ω・`)!
そういうことだったか!

4.8.12階に別れていた!となれば俺はここで........

あれ?気づいていない。
俺は確か角にすぐに隠れた
エスカレーター上りの方に。
奴は7→8の方にはいかないのだ。
「もしいったら逆送野郎」

俺はその場からしばらく動かなかった。

俺はエレベーターの方にいく。

蒼「うっわお........ざっと20人くらいか。」

チェーンソーや鉈で斬られた死体が転がっていた。
そのなかに、死んだふりをしている男がいた。

蒼「大丈夫か!?」
?「新一年生か..........僕もだ。」

その男は碧の制服を着ていて、眼鏡。
長身のオタクみたいな人だった。

?「サバゲーはやらないからよくわかんないけど
助かったってことかな?スッゴいこれとか
重いからどけてくんない?」

俺は死体を退ける。

?「ありがとうね!僕は若葉 リョウ。」
蒼「俺は五十嵐 蒼。宜しく。」

自己紹介の後、動いていないエレベーターを
呼び、一階を押そうとする。

若葉「少しまって。このカメラで。」

エレベーターのカメラで階を見渡す。
1階には奴はいなかった。
だが2階には奴がいる。チェーンソーを振り回して
暴走している

若葉「この様子なら大丈夫だ。」

そう言って一階にレッツゴー。
チーン。

やはり1階にはなにもいない。
若葉「エレベーター、エスカレーター
から離れるよ!すぐに!」

蒼「どういうこと..........」

ブルァァァァ!

とその声は金属音と共に響き渡る。
奴はエレベーターを破壊する気だ。

破壊出来ないとなれば、
先程のチーンという音に引かれてやってくる
だから離れろといったのか、なるほど。

若葉は頭が良い。

俺は先程の時計をみる。110:05
これは残り時間か。俺たちは保健室に到着した。

ここなら多分。入り口も二つあるから
誤魔化しも効く。
しかしだ。先客がいた。

?「..........。」

制服は黒く赤のリボンであしらわれている。
肌をほぼ見せず、こちらを見据えている。
下半身はスカートにストッキング。

俺と若葉の目を見ているのだろう。
俺は蒼色。若葉は碧色。彼女は赤。
その目に念はなく、ただ見据えるだけ。
どうしても話しかけづらい。

若葉「先客がいたのか......しかも女子..........」
蒼「頭が回る奴なんだろうな。」

女子のほとんどは恐らく恐怖ガラガラァで
エレベーターでつまって殺されるのが落ちだと
思ってたけど。スゴい奴もいるもんだ。

?「..........。」

やはり彼女は無表情。

ヴヴヴィィィィィィィィィンン

蒼「奴がきたな。」
若葉「いい加減終わらないかね。」

俺と若葉はどこに隠れるか迷っていると、

?「こっち。」

彼女は保健室のシーツをどけて地下ルートを
出した。彼女の力では開かないようだが

若葉「マンホールか。」
?「入ったら隠してよ。」

若葉があける。そして降りる。
彼女が降りていく。
俺は隠すことを忘れずに扉を閉める。
その後3秒とたたずに奴は保健室に入ってきた。


その地下は下水道のようで、少し明るかった。
ゴミ処理とかでなくてよかったと思う。

蒼「とりあえず大丈夫だな。」
若葉「よかったぜ。」
?「ふぅ。」

3人全員安堵の表情を浮かべる。
しかし万が一を考え少し入ったところから
離れることにする。

とりあえず経緯を。

蒼「俺はA枠として体育館にいたぜ。」

若葉「僕はB枠。エレベーターの死体に
潰されたよ。全く」

?「.........C枠。エレベーターに乗り込んで
一階まで逃げた。その後は保健室。」

それぞれに奴は割り振られていたようで
間違いない。

自己紹介。

蒼「俺は五十嵐 蒼。そんなに頭はよくないさ。」

若葉「僕は若葉 リョウ。力では頼りにならないから
そこんとこ宜しく。」

?「私......は黒瀬 霊葉。色々迷惑......になるかも,」

霊葉も若葉も俺もコンプレックスがある。
それは当然なのでみんな気にしてない。

俺は腕時計をみる94:30

時間がたつのが長く感じる。


仕方なく目的を持とう。
ここから会話シーン

蒼「行く宛はあるのか?」
若葉「いや、ない。」
霊葉「家庭科室............」
若葉「なんで家庭科室?」
霊葉「いや........その......」
蒼「好きに言って良いよ。」
霊葉「武器があるから。」
若葉「包丁か?それだけじゃ勝てない気もする」
蒼「さすがにちょっときついかもな。」
霊葉「........ごめん。」
蒼「気にしなくて良いさ。」
若葉「............武器か。」
蒼「不可欠になるかもな。」
若葉「あれ?霊葉........」
霊葉「スゥ......スゥ........。」
若葉「寝てるな。」
蒼「怖かったんだろうな。休ませておけ。」
若葉「もちろんさぁ。」
俺と若葉はこのあとも暫く話続けることとなる。


 
 

 
後書き
恐怖って味わいたくないですよね。
恐怖とスリルは違うものです。


 
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