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転生とらぶる

作者:青竹
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機動戦艦ナデシコ
  1386話

 連合軍……いや、反乱軍は最終的に被害が大きくなり過ぎた事もあって撤退していき、取りあえず無事に何とかナデシコを……アカツキを守る事には成功した。
 追撃を掛けようと思えば可能だったし、それこそ全滅させようと思えばそれも可能だっただろう。
 だがそれをやると、俺はともかくナデシコの連中の士気がどん底まで落ちてしまうのは確実であり、結局黙って見逃す事になった。
 ……出来れば今のうちに反乱軍の戦力を少しでも減らしておいた方がいいと思うんだけどな。

『ありがとうございました、アクセルさん。もしアクセルさんが来てくれなければ、恐らくこちらの被害はもっと大きくなっていたでしょう』

 映像モニタに映し出されたユリカが、そう言いながら頭を下げてくる。
 一応艦長なんだから、そう易々と頭を下げるのはどうかと思うんだが……いやまぁ、それだけピンチだったって事なんだろうが。

「無事で何よりだ。……言っておくけど、俺は別にナデシコの援軍に来た訳じゃないぞ。古巣のナデシコに遊びに来たら、偶然ナデシコが敵に襲われていたから手助けをしただけだ。……ミナトやエリナも乗ってるしな」
『もう、馬鹿』
『なっ、い、いきなり何を言ってるのよ!』

 ミナトとエリナがそれぞれ反応を返してくるが……実際にこうして直接会うのは随分と久しぶりなんだよな。今までは通信で話すくらしかしてなかったし。
 いや、これも通信である以上は直接会ってるとは言わないのか。
 ただ、一応近くにいるという意味では今までの通信とは違うか?
 それはともかくとして……

『もう、やだアキトったら。私にそんな事を言っても何も出ないわよ? あ、でもでも一緒に食事になら……』
『だーっ! 俺は何も言ってないだろ! 何だってユリカはそうやって自分勝手に決めるんだよ』

 ともかくとして……いや、ナデシコは相変わらずだな。
 テンカワとユリカもどうやらまだくっついていないらしい。
 まぁ、テンカワはエリナに惹かれているようなところがあったしな。
 そう考えれば、ユリカの攻勢は未だに通じずといったところらしい。
 少しだけユリカに援護射撃でもするか。

「夫婦漫才はその辺にしておけ」
『ちょっと待ってくれ! 誰と誰が夫婦だって!』

 テンカワがこのまま黙っていられないとばかりに叫んでくる。
 あー、うん。やっぱりまだエリナについての件はまだ未練があるらしい。

「まぁ、その話はそっちで好きにやってくれ。それよりナデシコにいる筈のアカツキはどこに行ったんだ?」
『うん? ああ、僕ならこっちだよ』

 そう告げ、新たに映像モニタに映し出されたのはアカツキ。
 ただし、パイロットスーツを着ており、同時に今アカツキがいるのは明らかにエステバリスの中にいた。
 ……なるほど。あの見知らぬ新型のエステバリスのパイロットは誰かと思っていたら、アカツキだったのか。

「お前、馬鹿か?」
『ちょっ、いきなりそれかい!? 幾ら何でも酷いんじゃないかな!』
「いや、馬鹿だろ。大体お前はネルガルの会長だろ? だってのに、何だって戦場に出てるんだよ」
『ぐっ、いや、けどナデシコの戦力が少なかったのは事実だし、それを思えば僕が出るのも仕方ないだろ? アクセルが来てくれるって話だったけど、いつになるかわからなかったし』
「それでもお前が死ねばサワガサキが喜ぶだけだぞ?」
『それは……確かにそうだけど、それを言うならアクセルだって戦場に出てるじゃないか』
「俺とお前は違うだろ」

 俺の場合は自分で言うのもなんだが、非常に高い操縦技術を持っている。
 同時に、もし……本当に万が一ニーズヘッグが撃破されたとしても、物理攻撃無効である俺がこの世界で負傷をするという事は有り得ない。
 そんな俺に比べると、アカツキは普通の人間でしかない。
 もしエステバリスが撃墜されようものなら、死んでしまうだろう。
 そしてアカツキが死んでしまった場合、俺が……正確にはエザリアが考えているこれからのシャドウミラーの指針が全て瓦解する可能性があった。
 いやまぁ、別にその件を前もってアカツキに言っていた訳でもないし、そう考えれば出撃していてもおかしくないのだろうが。
 それでもアカツキの立場として、戦場に出るのは無謀を通り押して自殺行為としか言えない。
 ……それが幾らエステバリスの操縦技術に自信があったとしても、だ。

『そうは言ってもね。そもそも戦力が足りない以上、出来る者がやるしかないってのも事実なんだよ』
「……まぁ、それは否定しない。ナデシコの戦力でも連合軍の軍人相手だと色々と勝手が違っただろうしな」
『……アクセル。お前は普通に連合軍の機体を撃破してたけど、平気なのか?』

 映像モニタに映し出されたのは、リョーコだ。
 どこか深刻な表情を俺へと向けている。

「ああ」
『私は、木星蜥蜴と戦う為にネルガルに入って、エステバリスに乗ってたんだ。なのに、連合軍と戦えだなんて……何でお前は平気なんだよ』
「そうだな、俺が元々は軍人だったという話は以前しただろ? その時に俺は幾つもの戦場を潜り抜けてきている。だからこそ……いや、今はこれ以上の話は止めておくか。話そうとすれば長くなるし」
『……分かった』

 リョーコもそれ以上は聞いてくるような事はせず、大人しく引き上げる。
 何だか随分と元気がなかったな。
 いや、現状を考えれば当然か。

「取りあえず俺もナデシコに入りたいと思うから、乗艦許可をくれるか」
『いやん、アキトったら。駄目よそんなの……そういうのは誰もいない場所で……え? あ、はいはい。勿論です。どうぞ。ただ、その、アクセルさんが連れてきた機体は格納庫の大きさを考えると、ちょーっと……』

 ユリカが何を言いたいのかは、大体分かった。
 元々このナデシコというのは決して大きな格納庫を持つ戦艦ではない。
 エステバリス程度の小型機の運用を考えている以上、とてもではないがメギロートを多数入れるような真似は出来ないだろう。
 シャドウに限って言えば何を言わんやといったところか。
 それに、問題として撤退していった反乱軍がこのままって可能性はない。
 寧ろ撤退してすぐに戻ってきて奇襲……なんて可能性すらある訳で……そう考えればシャドウが周囲を警戒するというのは寧ろ最善の選択だろう。
 ……人間と違って、休憩する必要とかがないだけに、余計。

「取りあえずシャドウとメギロートには周辺の警戒をさせておく。オモイカネがいても、より多くの手段で警戒した方がいいだろ」
『お願いします』

 短く言葉を交わして通信が切れる。
 本当にテンカワが絡まないと即決即断で有能だよな。
 そんな風に考え、メギロートとシャドウへと命令を下すと俺もナデシコへと向かって行く。
 ただし、ニーズヘッグは格納庫に入れない。
 入らないといった方が正しいか。
 エステバリスに比べると、普通のPTとかの中では小型機のニーズヘッグも圧倒的な大きさになるんだよな。
 俺がナデシコに乗ってた時にミロンガ改用に用意されたコンテナがまだ残っていればそれを使えたかもしれないが、ナデシコは既にコンテナが存在しない普通の状態になっている。
 それに、ニーズヘッグはシャドウミラーの中でも最重要機密の機体だ。
 それこそシャドウミラー独自の技術をこれでもかと無数に使われているだけに、ウリバタケのような男がいる格納庫に置いておくというのは心配でしかない。
 だからこそ、格納庫の近くに出たところでコックピットから出てそのままニーズヘッグを空間倉庫に収納。同時にそのまま空を飛びながら格納庫の中へと入っていく。
 生身で空を飛んできた俺を見れば、当然格納庫の中にいる連中は驚く訳で……

「おわぁっ!?」

 これがシャドウミラーなら、生身の人間が空を飛ぶくらいどうという事もないんだけどな。
 驚愕の表情を浮かべたままのウリバタケだったが、そのウリバタケのいる場所が問題だった。
 何故なら、ウリバタケがいたのは格納庫にあるメギロートのすぐ側。
 そこに俺がやってきて、あからさまに驚きの表情を浮かべているとなれば……それが何を意味しているのかは、考えるまでもないだろう。
 ただまぁ、それでも実際に行動に移していなかったのは評価してもいいが。
 メギロートもダメージが大きい機体であっても、別に動けないって訳じゃない。
 もしウリバタケが何か自分に危害を加えようとしていれば、それこそサークル・レーザー……とまではいかないだろうが、手足を振り回して牽制とかはするだろう。
 そうなれば、幾らナデシコであっても内部からの破壊ということになり、恐らく大きな被害を受けていた筈だ。
 ウリバタケもそんな馬鹿な真似はしない……と言いたいところだが、実際には技術馬鹿だけに後先考えずメギロートに手を出しそうなんだよな。
 聞いた話だと、ナデシコに乗る前には違法な改造とかをやってたらしいし。

「……で、ウリバタケは何をしてるんだ?」
「げっ、アクセル! いや、別にだな。その……ちょーっとこのメギロートって機体を見せて貰おうと思っただけで」
「ブリッジの方からメギロートには触れないようにって指示が来てなかったか?」
「いや、けどよ、ほら。あの羽根の近くとか煙が出てるだろ? 応急処置くらいしておかないと、その、だな。もしかしたら格納庫で爆発とか起こされたら……」

 へぇ。
 ウリバタケの口から出た言葉に、少しだけ驚きの表情を浮かべる。
 もしかしたら単なる誤魔化しの言葉なのかもしれないが、実際にメギロートの羽根の部分から煙が出ているのも事実。
 だとすれば、本当に何か危険があるかもしれない……そう思わざるを得ないのは事実。
 まぁ、だとしても……

「なら、こうすれば問題はないな」

 呟き、メギロートの側まで移動して足へと触れると、次の瞬間にはメギロートの姿は格納庫の中から消えていた。

「ああああああああああああっ!」

 驚愕の表情で叫ぶウリバタケ。

「うん? どうかしたのか? 取りあえずこれで格納庫の中で爆発したりといった事の心配はいらなくなっただろう?」
「い、いや、それはそうだけど……あああああああ!」

 自分の言い訳の結果、メギロートが姿を消してしまった事にウリバタケが喚き散らす。……いや、どのみち小破といった具合のメギロートだっただけに、このまま格納庫に置いておくつもりはなかったんだけど。
 そうして暴れているウリバタケを見ていると、やがてこっちに近づいてくる複数の足音が聞こえてくる。
 そちらの方へと視線を向けると、そこにはナデシコご自慢のエステバリス隊の姿があった。
 それとアカツキも。
 ……スーツ姿のアカツキを見慣れている身としては、パイロットスーツを着ているアカツキはかなり珍しいな。

「アクセル!」
「そう叫ぶなって。聞こえてる。それでどうした?」
「いやいや、どうしたじゃないだろ。迎えに来るって言ってたのに、随分と遅かったんだから」
「……そうか?」

 いやまぁ、実際問題こうして迎えに来たら戦闘になってたんだからアカツキが愚痴りたくなる気持ちは分かる。分かるんだが……

「こっちだって、一応急いで来たんだぞ?」

 普通の軍隊であれば、出撃するのに一々書類の提出とかそういうのが必要になったりする事もあるのだが、シャドウミラーの場合はそういうのは殆ど必要としない。
 いや、当然全く何もしないって訳じゃなく、後からその手の書類は提出する事になるんだが……それでも普通の軍隊に比べれば、恐ろしく簡単な手間となっている。

「それは分かってるけど……もう少し早く来てくれれば、こっちとしても戦闘にならずに済んだのに」
「けど、結局ナデシコに被害は出なかっただろ? ……まぁ、精神的な被害という面では別だったけど」

 木連の無人機ではなく、人間と戦ったというのは色々と強いストレスをパイロット達に与えた筈だ。
 その精神的な被害という面では少し思うところはあるが……

「まぁ、いい。それは個人で解決しなきゃいけない事だしな。それより折角向こうが引いてくれたんだから、戻ってくる前にニヴルヘイムに向かう……けど、一旦ブリッジに顔を出しておいた方がいいか」
「そうだね。一応艦長とかにはこれからどうするのかってのを話してあるけど」

 アカツキが頷く横で、物言いたげにしているリョーコやテンカワ達。
 さっきの通信の件だろうが……

「リョーコ、話は後でゆっくりと聞くから、今はもう少し待ってくれ」

 そう告げると、何故かリョーコの顔は急激に赤く染まっていく。

「な、な、な、なぁっ! だ、だ、誰がそんな事を頼んだよ!」

 ……うん? 何でいきなり顔を真っ赤にして怒るんだ?
 しかも足音も荒くこの場から去って行くし。

「あーあ。アクセルももうちょっと女心を分からないとねぇ」
「うんうん。アカツキ会長の言う通り」
「あ、僕の事はアカツキでいいよ。堅苦しいのは嫌いなんだ」
「……大関スケコマシ……」

 アカツキ、ヒカル、イズミの会話を聞きながら、俺が出来るのは首を傾げるだけだった。 
 

 
後書き
アクセル・アルマー
LV:43
PP:465
格闘:305
射撃:325
技量:315
防御:315
回避:345
命中:365
SP:1415
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
   努力 消費SP8
   集中 消費SP16
   直撃 消費SP30
   覚醒 消費SP32
   愛  消費SP48

スキル:EXPアップ
    SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
    念動力 LV.10
    アタッカー
    ガンファイト LV.9
    インファイト LV.9
    気力限界突破
    魔法(炎)
    魔法(影)
    魔法(召喚)
    闇の魔法
    混沌精霊
    鬼眼
    気配遮断A+

撃墜数:1200 
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