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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】

作者:Bloo-D
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クラス対抗戦
  第9話 転校生はセカンド幼馴染 Ⅰ

 
前書き
悪友再会。箒と似た展開に…… 

 
白夜SIDE



たく!なんでこいつなんだよ!本当についてねぇ‼︎

鈴音「ねぇ一夏?なんであんた__」

≪ダアンッ!≫

鈴音「うわっ⁉︎」

一夏って言葉を聞いて反射的に拳銃を発砲。幸いワザとカスルくらいで狙った上に、本人から躱してくれたから当たることはまずない。

鈴音「ちょっと何なのよ、いきなり発砲だなんて!幾らなんでも危ないにも程があるわよ!」

マドカ「おいお前、中国の代表候補生だったな。まさかと思うが、兄さんのことを誰にも聞いてないのか?」

鈴音「知る訳ないでしょそんなの!」

セシリア「白夜さんは“一夏”っと呼ばれるのがとってもお嫌いなのですよ。加えて言えば、自分の過去についても触れて欲しくないそうなので、それを知らなかったから言おうとも、誰も責任は取りませんのよ」

鈴音「はぁっ、なんでそうなるのよ⁉︎ちょっと一(いち)__!」

≪ガチャッ!≫

これ以上は歯止めが効きそうにないから本気で殺そうかと喉辺りに狙いをつける。

鈴音「ああもう、解ったわよ!あんたの名は白夜、そんであんたとは他人!そんで良いわね⁉︎」

白夜「フン……」≪スッ≫

やっと理解したようでサッサと拳銃を下ろす。
聞き分けが良くて助かる……けど……

ーーーー

千冬「おい」

鈴音「何よ⁉︎」

≪パシーンッ!≫

千冬「SHRの時間だ。
解ったらそこを退け、出入りの邪魔だ」

ここが織斑先生が受け持つクラスだったのが彼女の失敗っと言っても良い……

鈴音「す…すみません……」

っといった感じでその女は頭を抱えながら退散。


その後SHRが終わってすぐ授業が始まったものの……

≪バシバシッ!≫

他の何かに集中してたのか、織斑先生からの指名に聞こえ…いや応じなかった箒とセシリアが織斑先生からの鉄拳制裁を受け……

「「この唐変木!」」

なんてことを叫んだが、何のことかさっぱり解らなかった……

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから時間が経過して昼放課……

箒「お前のせいだ!」
セシリア「あなたのせいですわ!」

何故か織斑先生に殴られた件を怒られる。
知らねぇよ!てか、んなもん応えなかったお前らがいけないんだ!自業自得だろうが‼︎


白夜「とにかく学食行こうぜ、てか待ち合わせてる奴が居るからさ」

待ち合わせてる相手は簪のこと。実は特訓の件で話しておきたいことがあるから、一緒に食べるついでに話そうと思ってだ。
けどその名は決して出さない。何故なら……

箒「何だと⁉︎待たせてる奴は誰だ!言え‼︎」

セシリア「そうですわ!正直に白状なさいな‼︎」

マドカは良いが、肝心のこいつらが煩いからだ……


白夜「悪いがそれは守秘義務ってのが有るんでな、マドカ以外に教える義理は無いな」

箒「何故だ!そのくらい言えないとは男として恥だぞ‼︎」

セシリア「そうですわ白夜さん!恥ずかしいと思わないのですか⁉︎」

白夜「残念だがお前らの指図を受ける義理は無いんでな!」

≪ダダッ!≫

「「待て〜〜!」」

≪ダダダダッ!≫

流石にこれ以上は埒が明かないからダッシュで離脱。

ーーーー

白夜「簪、待ったか?」

簪「ううん、私も今来たところだから」

白夜「そっか」

あの厄介な2人を撒いた後で待ち合わせてた簪に会ってそのまま学食へと向かう。
けど……

ーーーー

箒「何故四組の専用機持ちと食べるんだ!」

セシリア「納得のいく説明をしていただきたいですわ‼︎」

案の定学食前で待ち伏せてた篠ノ之とセシリアに鉢会って問い詰められる始末に。
ついてねぇ〜……

白夜「その件はマドカとの話で解るから落ち着け。
幾ら俺でも、こんなに 所で騒ぎ起こして織斑先生に殴られるなんてゴメンだからな。2人が代わりに受けるならいいけど」

「「……」」

これ以上騒ぐと厄介だから脅しにでもと織斑先生の名を出して事の終息を図る。

箒「解った、お前に何か考えがあるなら仕方ない……」

セシリア「そうですわね、幾らなんでも織斑先生を引き合いに出されたらやむを得ませんわね……」

たく……やっと収まった。けど……まだ越えなきゃならん障害があるがな……

ーーーーーーーーーーーーーーー

学食に入ってすぐ……

鈴音「待ってたわよ一(いち)…じゃなくて白夜」

越えなきゃならんもう一つの壁の鈴音と鉢会うが……

白夜「何でお前が俺たちを待つ必要があるんだ?てか用があるとしてもマドカと簪の方でその他はオマケだ」

セシリア「なっ⁉︎」

箒「貴s__!」

白夜「あと付け加えて言うなら、そんなとこすっ立ってたら邪魔だ。サッサと退け、でなきゃ織斑先生に報告するぞ」

鈴音「くっ、煩いわね!言われなくても解ってるわよ‼︎」

オマケ2人を無視して目の前を遮る鈴音を軽い脅しで退かす。その際簪を心配させてしまったけど、優しく声を掛けてなんとか落ち着かせた。

ーーーー

それから、前持って席を確保してくれてたマドカと一緒に食べながら本題について語るとした。

白夜「簪は専用機を持ってるとはいえ、訓練機での特訓もやった事が無いそうなんだ。そこでその特訓をマドカに頼みたいんだ。マドカは俺にISの特訓をやってもらってたから一番頼りになるんだ」

マドカ「成る程、それで。
解った。兄さんがそう言うなら、私に異存は無い。
喜んで引き受けさせてもらう」

簪「私の為だけにありがとうございます」

マドカ「いいんだ、同学年としてのよしみだ。
あと私に敬語は要らん、名前も呼び捨てでいい」

簪「ありがとうマドカ、なら私も簪でいい」

マドカ「解った。これから宜しくな簪」

簪「うん」

理由を説明したところ、反対されるかと思ったが一発OK。しかもすぐに呼び捨てにしたりと仲良くなった。これには少しばかり驚くが、簪が成長するキッカケにもなるから良しとする。
だが……

ーーーー


白夜「なんでお前がここに居んだよ?」

鈴音「イイじゃん別に、減るもんじゃないんだしさ」

同じ席でラーメンを食べる凰が目障りだった。

白夜「お前が居るとムシャクシャするんだ」

鈴音「はあ⁉︎それが久々に会った“幼馴染”に対して言__!」

白夜「テメェ俺を暫し身体の痛みに悩ませる気か?それ以上昔の事をほざくなら容赦しないぞ」≪ガチャッ!≫

鈴音「わ…解ったわよ……」

白夜「フン」≪スッ≫

居るだけならまだいいけど昔の事を言われたらもう勘弁ならんから銃で無理矢理黙らせた。

ーーーー

マドカ「ねぇ兄さん」

ん?マドカか、一体なんだ?

白夜「どうした?」

マドカ「前から聞こうと思ってたんだが……兄さんが言ってる身体の痛みって、力を得た反動なのか?一体兄さんは、どんな痛みを味わってるの?」

箒「そういえば、セシリアとの試合の後で“マドカの件で数日間身体の痛みに悩まされた。”っとか言ってたな」

セシリア「そうなのですの⁉︎白夜さん、それはどういうことですの⁉︎」

鈴音「ちょっとちょっと、それ一体何の事よ⁉︎あたしにも言いなさいよ!」

簪「白夜、私…白夜の事をもっと知りたい。だから教えて、一体何を隠してるの?」

おいおい…まさかそれを聞くなんて無いだろ……
マドカの一言で一斉に詰め寄る女性陣。まあこれだけならまだしも……


「ちょっと、それどういうことなの白夜くん⁉︎」
「白夜くんの悩み聞いてあげるから、洗いざらい白状して!」
本音「ビャッキー、内緒にするから教えて〜」
「そうよ白夜くん、私達結構口は固いから話したらいいわよ。話せば楽になるだろうし」

他の女子生徒からも問い詰められた以上は幾らなんでも誤魔化しなんか効く筈が無い。
ましては……

楯無「みんなの言う通りよ白夜くん、君の都合は知ってるけど…幾ら君とはいえ、女の子に問い詰められたら断れないでしょ?」

“秘密にするから懺悔なさい”って書かれた開かれた扇子を持って出て来た会長からもこうも言われては尚更回避不可能だ。


白夜「はあ……仕方ない……」

辺りを取り囲む女子生徒を見回してから、切り抜けまいと判断して溜息をつきながらも話す他無かった。

白夜「じゃあこの事は、雇い主の織斑先生には絶対に言わないでください。
俺が味わってる苦痛っていうのは…四股を鎖で拘束されてから身体を一気に引きちぎられるくらいの痛みだ、しかもそれはダダの苦痛じゃない。普通の人間の心が壊れるくらいのもので、身体と精神の両方に与えられるんだ。数日間休む間も無くね」

今言ったのが力を得た代償、そして俺が“織斑 一夏”だった頃の過去に触れる度に受ける苦痛だ。

鈴音「あんた…そんな痛みを受けてるの?過去を振り返る度に?」

白夜「その通りさ」

簪「そんな……幾らなんでも……」

楯無「それが現実なのかしらね。けれど、そんな痛みを受けるなんて…私ならすぐ自殺を図るわね」

マドカ「私も同じ状況に置かれたら、即刻自殺を選ぶな」

白夜「確かにな、俺も始めはそうだった。
けど、俺は死ねなかった。俺に力をくれたあの人を越えるまでは死ぬことは一切許されない、これからも」

箒「そんな…だったら抗えばいいだろ⁉︎人間には選ぶ権利がある!男ならそのくらい抗えなきゃなんとするのだ⁉︎」

白夜「まさかと思うが、それをやってないと本気で思ってるのか?」

箒「何っ?」

マドカ「兄さん、まさかと思うが__」

白夜「一度ばかり試したさ。けどその際、神からの制裁を受けて生死の境を彷徨ったがな……」

セシリア「そんな……」

簪「そんなの、嫌でも耐えられないよ……」

箒「この世で地獄を味わってる奴が居るなら、正にそれは白夜本人だな……」

楯無「そうね……私は立場的にはある程度は慣れてるけど、それは流石に無理ね……」

『……』

大体予想はついてたが、やっぱくらい空気になったな……事実である事に変わりは無いが、慣れてない者から見ればすぐダウンするだろうな……


マドカ「なんかゴメン…兄さん……」

鈴音「あたしも…謝るわ……今度はあたしのせいであんたがその苦痛を受けることになるだろうし……」

白夜「いいんだ。これが現実、そして俺が力を得てから抱えるようになった闇だ」

みんなには悪いが、これが現実ってヤツだ。理解しろとは言わないが、事実を受け入れることだけでもして欲しいな……

ーーーー

鈴音「ゴメン白夜……あんたとはこれから他人として接するわ……それなら苦痛は少しでも減るでしょ?」

セシリア「わたくしもお手伝い出来ることがあればなんでもいたしますわ……」

箒「私も…以下同様だ……」

簪「私も手伝う。だって白夜は、私のヒーローなんだから……」

マドカ「私もだ、兄さん。血は繋がってるが、それでも状況が状況なら仕方ない……」

楯無「私も生徒会長として、あなたをサポートするわ。生徒達を気にかけるのも、生徒会長の務めだから……」

「白夜くん!何かあったら私にも言って!なんでもお手伝いするからさ‼︎」
「わたしもわたしも!」
「困ったことがあったら絶対言ってよね!」
「だから一人で全部背負いこまないで!」
「そうよ!だって白夜くんは、わたし達の大切な仲間なんだから‼︎」

色々と話してからマドカ達を中心に一斉に騒ぎ出すみんな。
心配してくれるのはありがたいが……程々ってのも念頭に入れてくれよ……


それから、織斑先生達が止めに来るまでこの騒ぎは永遠に続き、みんな騒いだ罰に学食に居た全員連帯責任で反省文を提出させられる始末になった。
これが本当の“踏んだり蹴ったり”ってヤツか……? 
 

 
後書き
幾ら強い奴でも誰だって心に闇を抱えるもの。それは自然の摂理でもあり世の摂理でもある。(咄嗟に出て来た言葉。)


そんなことより次回は、簪達との特訓。他…… 
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