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『Talk rot』

作者:零那
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『Hunter』



脳髄から響く警鐘
喧噪の中で
引き金を引くのは
せめてもの
思い遣りだからと

罠に掛かってく蝶
此の記憶は
此の失敗は
永遠に消されない

何が共鳴するのか
何に惹かれたのか
憑依されたかの如く
繋がり合ってった

此の夜が明けたら
中毒の様な
殺意は消えてしまう
だってもう
記憶の中だけの存在

代償?
そんなのとっくに
払い終えてた筈
引き金を引くのが
遅過ぎたくらい

狙う獲物は
たかが一匹じゃ
済まないから

仕留める迄は
狙い続けるのが
当然じゃない?


 
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