| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

がっこうぐらし!The world in confusion

作者:ウィング
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

chapter57

悠里SIDE

局員「おい!そっちにいたか!?」

局員「いや、だがそう遠くにはいいないはずだ探せ!」



……

圭「行ったかな?」

悠里「多分いったと思うわ、それじゃあ動きましょうか」

人気のないのを確認して私達は匍匐前進で移動を開始する。

なぜ、匍匐前進でなければならないのかそれは私たちがいる場所に関係している。

現在私達は通気孔の中を通って移動している

これなら発見は難しくないからだ。

美紀「それにしても、圭がスタングレネードを持ってて助かったね」

圭「あっ、うん、奴等との戦いじゃあ使い物にならないから一杯いったの、たがら数個だけ持ってきたんだ…でも使える場面が出てくるなんて思ってなかったけど」

えへへと、頬を浮かべる圭さん、けど、ゆうくん達とは離ればなれとなってしまった…

ゆうくんや胡桃達は無事だといいんだけど

圭「それにしても…これどこまで続くんだろうね」

ゆうくん達の安否も気になりながらも通気孔を進んでいくけど出口がない

悠里「そうね、もしかしたら司令室にも続いているかもしれないわね」

そうすれば先ず初めの作戦が成功して他のみんなも動きやすくなるはず。

…まだこの状態が続くけど…それにしても

悠里「なんか、動きずらいわね」

圭「……」

美紀「……」
え?どうしてそんなにわたしを見つめるんのかしら…

圭「それは…私たちにとっての冒涜ですよ…」

美紀「若狭先輩、それは私たちの嫌みと受けとります」

悠里「ええ!?いや、でも胸が大きくても結構不便よ、肩こるし…」

圭&美紀「それは勝ち組の言葉です!」

え~そんなに…失言だったかしら

圭「もう、勝ち組はおいて私達だけで行こう美紀」

美紀「そうだね、圭」

悠里「ちょ、ちょっと待ってよ~」


先に先にといく二人に必死に追いかけていき、すると先頭にいる圭が左手に光が漏れているのを確認する。

圭「もしかして出口かも」

悠里「行ってみましょう」

そして光が漏れる場所にむかって匍匐前進で進み、案の定出口があり、先頭の鉄格子を圭が強引に外すとそこは少し広い空間であった。

悠里「また倉庫かなにかかしら」

通気孔から出てきて弓矢を携えながらも辺りを見渡す私はひとつだけ長方形で今も起動している妙な装置に目が止まる。

悠里「なにかしら…あれ」

美紀「何かの装置だと思いますが」

気になるため装置に近づく。

装置にいく最中に微かに気配を感じる。

悠里「殺気!?」

圭「美紀危ない!!」

とっさに感じたさっきに私達は臨戦態勢を取り、圭さんは美紀さんの体を飛び込みで押すと、先程美紀さんがいた場所に魔力による矢が2本刺さる。

悠里「誰!?」

するさま矢を引いて放てるようにしてあの矢が来た方向にむける。

???「なるほど、伊達にここまで来ることだけはあるな」

私の向いた方向にはコンテナの上に達弓を構えている男性は見下している雰囲気で私達に話しかける。

圭「あなたは誰ですか!?」

???「いいだろう、私の名はヴィトン!この武装隊のエースでもある」

ヴィトン!?確かジュード君がいっていた注意しないといけないAランクの魔導士!

ヴィトン「私はあの噂の暗黒騎士と戦えると思っていたのだが…まさか、デバイスも持たないもの達とは…」

悠里「あら?私じゃ不服ということかしら」

ヴィトン「あの暗黒騎士を倒した暁にはあの美しいデバイスをコレクションにと思っていたが…仕方がないこれが終われば褒美としてコレクションに加えるとしよう」

狙いはゆうくんのルミナスアーク!?あれはゆうくんの相棒…絶対にこんな人に渡すわけにはいかない!

悠里「絶対にゆうくんのもとには行かせない!あなたは私と圭さんで倒す!」

圭「それしかないですね!」

私達は戦うことを決め、武器を構える。

絶対にゆうくんに指一本も触れさせないんだから!

胡桃SIDE

胡桃「ふぅ…雄也達見当たらないな」

ジュード「僕たちが分断されたんだ、多分合流できる通路は隔壁が下ろされている上に通信も妨害されているから合流な難しいはずだ」

罠によって分断されたんだ私達は襲いかかってきた局員を蹴散らしたあと基地の内を徘徊して雄也達に合流するために移動していた。

めぐねえ「月宮さん達無事だといいんだけど…」

胡桃「大丈夫だってめぐねえ、雄也達は強いんだから、負けないって」

めぐねえの心配はごもっともだが雄也達の強さはそこらの局員には負けるとは思えなかった。

胡桃「問題は私たちの方だと思うぞ、今どこら辺にいるかわからないし…それに」

辺りを見渡しそして気配も探るが…やっぱりいないな

胡桃「あれきり、私達を襲ってくる局員が居ない…これは流石に奇妙じゃないか?」

あの分断されてから局員の接敵が一度もない、これはたんに運がいいのかはたまた油断させてるための罠なのか判断が難しい。

由紀「胡桃ちゃん、今は先にいこ」

胡桃「…そうだな考えても仕方がないし、今は先に進んでいこう」

突然の奇襲されるかもしれないと辺りを警戒しながらまだいっていない奥へと進んでいく。

通路は特に気になったものは存在せず、奥に進み分かれ道を右に曲がると何故か扉が開いている部屋があった。

胡桃「あそこだけ、扉が空いてる」

気になって扉の前に近づき端から中を覗くと、中は巡ヶ丘中学の地下基地のコンピューターが存在した部屋に疑似していた。

胡桃「ここ、何かを操作する部屋なのか?」

部屋を見る限りではそういうところだと理解し警戒しながら中に入っていく。

ジュード「胡桃、大丈夫なの?」

胡桃「…気配はないみたいだし…」

問題ないとかと口にして私はみんなを部屋の中に呼び込むと気になっていた装置をみる。

胡桃「なんの装置だ?これ?」

見てもこれがなんなのか全くわからないこういうときはジュードに任せるしかないか

そうして私は装置の前からどいてジュードがこの装置を調べると何かわかったのか笑みを浮かべていた。

ジュード「これ、パンデミックの操作装置だ!」

ガングニール[ってことはここからノンパンデミックを発動できるって訳だな!]

ジュードの言葉ではぱっとしなかったが、ガングニールの捕捉があって理解することができた。

胡桃「それじゃあここからパンデミックを止めて…っ!?」

止めてもらおうと思ったとき、私は突然現れた殺気に同じく気づいたジュードと共に警戒を強める。

次第に部屋は霧に包まれは始める。

胡桃「霧?みんな気を付けろよ」

霧が濃くなっていくことに奇襲の可能性がありうると思った私は皆に忠告しみんなそれに応対する。


???「ようこそ…」

するとどこからともなく男性の声が聞こえてきた

胡桃「っ!!」

突然の声で周囲の警戒を更に強め、そして…

???「黄泉への入り口へ」

私の目の前に突如としてフードをかぶり素顔が見えない男が出現した。

雄也SIDE

雄也「邪魔だ!どけぇ!!」

先行して行く手を遮る局員達を紙一重で攻撃を回避して一撃でノックダウンさせながら司令室へと向かう俺達

倒しても倒しても次々と立ちふさがる敵に今うんざりとしていた。

雄也「怪我したくなかったらそこを…どきやがれぇぇ!!」

ちまちまと一人一人倒していくことにしびれを切らせ叫びと共にライトブリンガーを放ち、通路上の局員ながら断末魔をあげながら通路の端に吹き飛ばされ倒れていく。

音姫「雄也くん!飛ばしすぎだよ!」

雄也「問題ない!俺一人で十分だ!」

力の使いすぎだと忠告する音姉、それにたいして俺は敵が大したことないから問題ないと即答するも音姉の顔は浮かない顔をしており、それに俺は気づかなかった。

優花「………」

雄也「ここを左に曲がれば司令室への直通通路だけだ!」

そして俺達は通路を左に曲がると突き当たりに司令室らしき扉がある

雄也「あれが司令室か!!なら速攻で!!」

制圧してしまおうとライトブリンガーを放とうとしたときであった。

???「そのようなことさせませんわよ」

聞いたこともない女性の声が聞こえると警戒したときだった。

雄也「なっ!?」

音姫「雄也くん!?」

右の壁から魔法陣が出現しそこから岩石の拳が俺にめがけて飛び出してきて咄嗟の判断が遅れて防御魔法が間に合わず、アークで防ぐが拳に押されて逆の壁に打ち付けられる。

雄也「がはぁ…!?」

背中を強打したことに肺から空気を吐いてしまう。

雄也「ぐっ…!これはただ者の攻撃じゃないな…」

???「咄嗟にデバイスで防御するとは…流石は期待されてたエースであることはあります」

司令室の扉が開き中から、下っぱの局員とは全く気迫が違う女性が現れる。

雄也「お前は…」

???「御初にお目にかかりますわ、私はエスミ…前の部隊エースであったツキミヤさんに会えるとは光栄ですわ」

音姫「エスミ…ジュード君がいってた!?」

雄也「ああ、要注意人物の一人だ」

まさかこんなところで…いや、重要な施設だからこそこんな場所で出くわしたのであろう。

どっちにしても、目の前の敵を倒すことには変わりはない。

どれ程の力量か計りながらもアークを構える。

雄也「音姉と優花は下がっていて!こいつは俺一人で倒す」

音姫「そんな、無茶だよ!」

一人で倒すことに音姉が反対する。

俺のからだの事を考えての話だろうが…今は第一に目の前のこいつを倒すことなのだ。

雄也「ごめん、音姉、それは聞けない…今回の相手はちっとやそっとじゃ勝てないだろうし…それに優花はなにもせずに下がっていてくれよ…下手を打てば、不利になるかもしれないしな」

優花「…っ!」

相手はこれまでとは違うAランク…1つのミスが敗北に繋がる可能性もある。

一対一で相手の動きを見切り…的確に当てる。

雄也「さあ、行くぜ」

エスミ「あなたを倒して…私は更に上に行きます、そのための踏み台となってもらいますわ!」

そういってエスミは持っているタクト型のデバイスを振るい、俺とゴーレムクイーンのエスミとの戦いの火蓋が切って落とされた。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧