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『Talk rot』

作者:零那
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『Days』



目に見えるものだけ
信じてしまうと
生きてけないから
目に見えないものを
信じて生きてね

まだ僕が幼かった頃
そんな難しい事を
吹き込む大人が居た

子守唄なんて
聞いたことない
ご飯なんて
貰ったことない
抱っこなんて
して貰ったことない

母親の愛情なんか
知る由もなかった
目の前に居るのに
見えるのはいつも
後ろ姿だけだった

頭を撫でて欲しい
手を繋いで欲しい
ギュッとして欲しい

いつも温もりを
求めていた気がする
ご飯より何より
愛情に飢えていた

ただ...
笑顔が見たかった
ただ...
優しさに触れたかった

言えなかったけど
言おうとしたけど
言えずに終わった

貴女があまりにも...
忘れない
忘れられない
未だに...
貴女のあの時の眼は...

二度と帰らぬ日々...


 
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