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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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一方その頃サトシ達は、張り込みの為
シルフの駐車場の後ろにあるカラオケ店に
来ていた。





カラオケルーム
(ヤマブキシティ)にて





ヒロシ:「とりあえず、窓がついてる
カラオケルームで良かった」





サトシ:「張り込みって、カラオケでか?」





ヒロシ:「この部屋の窓からだと、
シルフの駐車場を見渡せる。
自家用車はもちろん会社の車も
置いてあるから、四天王はもちろん
他の関係者の顔も確認出来る。」





ヒカリ:「でも、顔を確認してどうするの?」





ヒロシ:「今日の張り込みの目的は
四天王の確認と、四天王が乗っている
車をマークする事。ただでさえ
情報が少ないシルフだから、
普通の張り込みより地道(じみち)
やっていくしかないんだ」





ヒカリ:「へぇーっ。それで、
車を確認したらどうするの?」





ヒロシ:「隙を見て、小型の発信機と
盗聴器を車に取り付ける。
そして、会話からシルフの様子を聞き出し、
どんな行動をしているのか把握する。」






サトシ:「なるほどっ。って事は、
今日1日で終わらないって事だよな?」




ヒロシ:「うん、、期間は無期、
張り込みが3日で終わるか1カ月かかるかは
誰にもわからないけど、
もし何か情報を掴む事が出来たら
その情報に合わせて俺たちの行動も
変えていくから」




ゴソゴソ(ヒロシのリュック)





ヒロシはリュックから双眼鏡と
カラオケルームの窓
と同じくらいの大きさ(50センチ)の
鏡のようなものを取り出した。





ヒカリ:「なぁに?その黒メッキの
鏡みたいなの、、」





ヒロシ:「マジックミラーだよ」




サトシ:「マジックミラー?
それポケモンの技だろ?」





ヒロシ:「、、、この鏡は、向こうからは
鏡に見えて、こっちからは透けて見えるのさ」





サトシ:「へぇーー!
人間にも作れるのか!!」






ヒカリ:「 それ、どうやって使うの?
まさか、今ついてる窓を取り外して、
新しく取り付けするの?」





ヒロシ:「そんな大胆な事はしないよっ。
ここのカラオケ店は
窓がついていて、内側のカーテンで
中を見えなくしている
仕組みになってるだろ?
これを窓の内側に設置する事で
俺達からは向こうが見えて、
向こうからは黒いカーテンで部屋を
覆っている普通の部屋に見えるわけさ」






サトシ:「そうか!それなら
怪しまれず且つ大胆に張り込めるって訳だな!」






ヒカリ:「名付けてマジックミラー号室ね!」






サトシ:「かっこいいな!
マジックミラー号か!」






ヒカリ:「あたしたち素人だから
もっと色々教えてね!」(張り込みを)






サトシ:「ヒロシは
色んな経験してるんだな!」(探偵として)





ヒロシ:「まぁねっ。素人でも大丈夫だよっ、
実践するとなれば最初は誰でも
緊張すると思うけど、3人だから
交代してやっていこう(張り込みを)
さて、張り込み開始だ!」



3人は張り込みを開始した。







 
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