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ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐

作者:sonas
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間章 人物紹介
  人妻と干物姉編

 
前書き
※ただし、フラグは立たない。 

 
   名前  :志発田(しばた) 優子(ゆうこ)(幻影版グリセルダさん。原作での本名不明)
キャラクター名:Griselda
   性別  :Female
   年齢  :※赤黒い染みで判別できない。

 原作における圏内事件のバックボーン的なキーパーソンにして、その半年前に発生した指輪事件の被害者。燐ちゃんの戦友であり親友にして、旦那を愛する人妻。
 性格は極めて快活でサッパリしているお節介屋。クーネよりも母性が強く、リゼルとは違った方向で姉御肌。登場人物中最年長ということもあり、それ故に人生経験を経たからこそ若者の間違った行動には口うるさい一面もあったり、意外とめんどくさい。そのくせ変なところで自分を棚に上げる子供っぽさもあったり、堅物そうに見えてフリーダム。でもちょっと臆病。この性格を欠点ととるか愛嬌ととるか、対面した人物や置かれた局面によっては大きく分かれるところかもしれない。そして虫が苦手。脚の多い節足動物系は見るだけで力が抜けるレベル。
 かつて中層で活動していた零細ギルド《黄金林檎》ギルドマスターであり、そのサブマスターであった《グリムロック》とはSAOでも現実でも夫婦の間柄であったが、夫婦生活の間に演じていた《ネットゲーム上の自分》と、SAOに拘束されてから積極的に行動すべく露にした《本当の自分》の人間像の乖離によって、夫婦としての距離感が次第に遠ざかってしまい、その関係を修復する事も出来ないまま、当の旦那の妄執により当時最前線で活動していたオレンジギルドに誘拐、殺害された………という《形式的な結末》を隠れ蓑に、紆余曲折を経て生存。世間的に《死亡したプレイヤー》であることから表舞台から姿を消したという事実は変わらない。
 事件後は正式に《片翼の戦乙女》のメンバーに加入。
 ローゼリンデによって魔改造されたことで圧倒的な隠蔽補正を得たベールに加え、耐久度全損によって消滅する寸前で回収された《旦那謹製の片手剣》と、スレイドと共にクリアしたクエスト報酬である片手剣《クルジーン》の還元インゴットから精錬された新たな片手剣と盾を主武装に足技主体の体術スキルまで操るようになった。AGI特化隠蔽クリティカル威力マシマシ(防御姿勢の出来ていない相手にこっそり全力攻撃派)。盾持ちだから防御(ただしSTR不足で非力なので受け流し(パリィ)主体)も出来るし足技で相手の意表も突ける変則型オールラウンダー。ただし低HPなので長期戦に不利。
 どんなにレベルを上げたとしても、立場上ボス攻略のような目立つ場所に姿を現すことも出来ず、燐ちゃん達に紛れて隠しダンジョンへ潜り込み、資金調達をしつつレベリングという名目のリハビリに勤しむ日々を送る傍ら、クーネと共にキッチンに立つ。割烹着派(かっぽぎ)。ギルドを構成するメンバー全員やヒヨリ等が年端もいかない女の子ということで、いつしか《お母さん》と呼ばれるようになる。二人のオカンが存在するギルドとかどういうことなのか。
 夢はSAO脱出後、目覚めた旦那に第一声「おはよう」と告げて迎えること。現ギルドメンバー全員が全力でバックアップすると誓った命題であったりする。女の絆を垣間見た瞬間である。
 また、ヒヨリ(妖怪・実名晒し)に出会った際に燐ちゃんの実名が発覚。以降は「リン君」と呼ばれることとなり、スレイド君がSAOから姿を消した瞬間であった。地味に自分よりも胸の大きい中学生に出会ったことでメンタルに傷を負ったりしたのは秘密。生き残っても世界は苦悩に満ちていた。


   名前  :氷那谷(ひなた) 薊実(あざみ)
キャラクター名:Roserinde
   性別  :Female
   年齢  :19歳(2022.11.06当時)

 SAOにおいて、アシュレイと双璧を為す売れっ子のお針子。実名が冷たくて刺々しいけれど実際はそれどころではない(やる気のなさ的な意味で)。赤ジャージに太縁メガネ。少しボサボサした灰髪ゆるふわロング。
 明らかにやる気のない無防備な服装が示す通り、根本的にやる気のないダメ人間。気だるげな口調とふざけた態度で相手に接し、親密な仲の相手には性的な冗談さえ口にしたりもする。ただし、乗り気な返答が来るとそれまでの余裕は鳴りを潜め、突如として真っ赤になる。いわゆる耳年増。テンパると言葉が纏まらなくなるタイプ。
 上記の性格の所為で大抵は一歩引かれるところがあるが、ところどころに光るこだわりや妥協のない仕事ぶりが示す通り第一級の仕事人であることは間違いない。加えて底知れない洞察力と教養の片鱗を覗かせ、燐ちゃんをして戦慄させる才気を内に秘める………かも知れない。
 ストイックな仕事を至上とするアシュレイに敷居の高さを感じたプレイヤーが訪れる駆け込み寺のような隠れ家的名店であり、主に女心の解らない男性プレイヤーにリピーターが多い。「肩肘張らなけりゃ告白前にだって落ち着けるっしょ?」というのが本人の弁。何気に気遣いが行き届いた言い訳だったりする。眼鏡の端を持ち上げると仕事モードのスイッチが入った証拠。燐ちゃんも防具のオーバーホールや性能強化を依頼するなど、どんなに残念でも最前線に立つプレイヤーの装備のメンテナンスをこなす実力派。
 それでも仕事中に遊んだり自由奔放。相手の緊張をほぐすことが目的と見せ掛けて集中力が持たないだけ。ネームバリューによってマイナス面をプラス補正に変化させる稀有な存在。どこまでも評判に救われるダメ人間であった。 
 

 
後書き
これだけ女性に恵まれていながら、フラグの一本も立てられない主人公ってどうなんですかね?(困惑)

とはいえ、次回は燐ちゃんの恩人となっていたキバオウさんが登場する回。
原作で言えば原作1巻といったところでしょうか。ここまで来るのに何年かかってるんですかね?(戦慄)

ですが、ストーリー構成を考えるので時間が空いてしまいます。
ご了承くださればと思います。



ではまたノシ 
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