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英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~ 戦争回避成功ルート

作者:sorano
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第80話

~ジュライロッジ~



「――――――」

ヴァイスリッターとの戦闘を開始したアスタルテは戦斧を振り上げてヴァイスリッター目掛けて攻撃したが

「甘い―――そこっ!!」

ヴァイスリッターはクラフト―――残月で回避した後反撃を叩き込み

「まだ終わりません!閃光斬!!」

「!?」

更にヴァイスリッターは追撃をしてアスタルテにダメージを与えた。



「―――――」

ダメージから立ち直ったアスタルテは短い詠唱によって魔術―――獄槍スンラスーアを発動した。

「キャッ!?」

突如足元から発声した煉獄の槍を巨体である為、回避が遅れたヴァイスリッターはダメージを受け

「――――!」

その隙を逃さないかのようにアスタルテは戦斧に凄まじい雷を溜め込み、クラフト―――雷招メ・ベルデをヴァイスリッター目掛けて放った。

「ヴァイスリッター、パトリオットフィールド展開!」

「了解シタ―――」

雷撃がヴァイスリッターに命中するその瞬間ヴァイスリッターは特殊結界を展開し

「!?」

ヴァイスリッターが展開した結界によって雷撃は反射し、アスタルテは自身の攻撃によってダメージを受けた。



「グレネード弾発射!」

攻撃を反射したヴァイスリッターは特殊なグレネード弾―――ポリティカルグレネイドを放ってアスタルテを怯ませた後一気にアスタルテに詰め寄ってクラフトを叩き込んだ。

「伍の型―――光鬼斬!!」

「―――!?」

ヴァイスリッターが放った強烈な抜刀技を受けたアスタルテは吹っ飛ばされ

「秘技―――桜花爛漫!!」

ヴァイスリッターは追撃の手を止めず、太刀から闘気の狼を解き放った。



「―――――」

しかしその時アスタルテは転移魔術によってその場から消えて攻撃を回避した後ヴァイスリッターの背後に現れて戦斧を振るった。

「……ッ……!」

背後からの気配に気付いたヴァイスリッターは間一髪防御が間に合い、アスタルテの戦斧を太刀で受け止めた。

「――――」

「!?か、身体が……!」

ヴァイスリッターとつばぜり合いをしていたアスタルテは魔眼でヴァイスリッターの動きを封じ込めた後空へと舞い上がり始めた!



「コォォォォォ…………ハアッ!!」

動きが封じ込められたヴァイスリッターはクラフト―――麒麟功で爆発的に霊力を上昇させて魔眼の効果を打ち破った。するとその時アスタルテは戦斧をヴァイスリッター目掛けて投擲した!

「六の型――――竜破斬!!」

対するヴァイスリッターは太刀に強烈な闘気を溜め込み、戦斧が自分に命中する瞬間に太刀を振るって戦斧を真っ二つにしてアスタルテのSクラフト―――魔槍アシュターを無効化した。そしてヴァイスリッターは跳躍してアスタルテの目の前に現れ

「セイッ!!」

「!?」

太刀をアスタルテに叩きこんで地面へと叩き落とした!

「これで終わりです!荒ぶる心、無風なる水面(みなも)の如く、鎮まれ――――」

アスタルテを地面へと叩き落としたヴァイスリッターは空中から一気に詰め寄って無数の斬撃を叩きこんで太刀に闘気を溜め込み

「六の型――――無想神烈閃!斬!!」

「―――――――!!??」

そして一気に詰め寄って強烈な斬撃を叩き込んでヴァリマールの背後へと駆け抜けた後に居合い斬りを叩き込み、最後の一撃によって巨体を真っ二つにされたアスタルテは断末魔を上げながら消滅した!



「―――――」

「受け止めて、パテル=マテル!」

「――――!」

ロストフルムが突撃して振るった鉄球をパテル=マテルは正面から受け止め

「バスターキャノン、発射!!」

「――――!」

更にロストフルムの攻撃を受け止めている間に両肩に搭載されてある片方の導力砲を至近距離で解き放った。

「―――――!?」

「追撃よ、パテル=マテル!」

「――――!」

至近距離で導力砲を受けた事で怯んでいるロストフルムにパテル=マテルは巨大な腕をロストフルムに叩き込んだ。



「――――」

パテル=マテルの攻撃を受けたロストフルムは反撃に両手の巨大な鉄球を振るって攻撃するクラフト―――双粉砕撃で反撃してパテル=マテルにダメージを与え

「――――!」

更に両手で強烈な一撃を叩きこむクラフト―――粉砕撃を放った。

「両脚のブーストを逆噴射させて後退しなさい!」

「――――」

対するパテル=マテルは両脚についているブーストを逆噴射して後退してロストフルムの攻撃を回避し

「機関銃用意!」

「――――」

「撃ちなさい(ファイアー)!!」

「!?」

更にレンの指示によって異空間から大型の銃を召喚して両手にそれぞれ一丁ずつ持ち、怒涛の銃撃を行ってロストフルムを怯ませた!



「そのまま突進!」

「―――――!!」

そして銃撃に怯んだロストフルムにパテル=マテルは突進して攻撃した。

「更に追撃!」

「――――!」

「―――――」

追撃として放ったパテル=マテルの巨腕に対抗するかのようにロストフルムは片手の鉄球を振るい、2体の攻撃がぶつかり合った瞬間2体は互いの攻撃を相殺した事によって起こった衝撃波でそれぞれ後退させられた。

「――――――――――――!!」

パテル=マテルとの距離を取らされたロストフルムは防御を犠牲に攻撃力を上げる雄たけびのクラフト――――煉魔咆哮で自らの攻撃力を上昇させた後戦場を飛び上がった!



「大技が来るわよ!パトリオットフィールドで凌ぎなさい!」

「――――――!」

ロストフルムの見覚えのある行動を見たレンはパテル=マテルに特殊結界を展開させた。

「――――――!!」

パテル=マテルが結界を展開した瞬間ロストフルムは地面に突撃し、すざましい衝撃波を発生させるSクラフト―――激神の鉄槌を放った!



「―――――」

Sクラフトを放ったロストフルムはパテル=マテルに止めを刺す為にクラフト―――粉砕撃を放ったが

「うふふ、今よ、パテル=マテル!」

「――――!」

結界によって大技を防いだパテル=マテルの両腕によって自身の両腕を掴まれ

「――――握りつぶしちゃいなさい。」

「―――――」

「―――――――!?」

更にパテル=マテルのクラフト――――ギガントプレスによって掴まれた両腕を握りつぶされ、両腕を握りつぶされたロストフルムは悲鳴を上げながら暴れ始めた!

「今よ、パテル=マテル!連携(チェイン)モード発動!」

それを見たレンはパテル=マテルに指示を出し、レンの指示によってパテル=マテルの片手には大型の導力の機関銃が、もう片方の手には巨大な戦斧が握られ、更にはパテル=マテルは背中から自動浮遊射撃機”ファンネル”を展開した。

「殲滅しなさい(ゴー)!!」

「―――――!!」

そして様々な武器を召喚した後片手の銃を連射し、ファンネルからも怒涛のレーザーを放って敵を怯ませ

「止めよ!」

「―――――!!」

連射攻撃を終えたパテル=マテルは戦斧を豪快に振るって強烈な一撃を叩きつけてロストフルムの頭を砕いた!

「――――――!!??」

頭を砕かれた事によって致命的なダメージを受けたロストフルムはその場で暴れながら消滅した!


「そらっ!!」

「……ッ!」

オルディーネと化したクロウとの戦闘を開始したヴァリマールは先制攻撃代わりに放ってきたクロウの攻撃を太刀で受け止めてダメージを最小限にし

「一の型―――閃光斬!!」

「グッ!?」

クロウの攻撃が終わると反撃代わりの連続攻撃を叩き込んだ。

「喰らえっ!!」

「甘い!」

クロウが放ったクラフト―――ブレードスローに対してヴァリマールは機体を側面へと傾けて回避し

「まだ終わらないぜ!?そらっ!!」

投擲したダブルセイバーを回避されたクロウはヴァリマールへと向けて加速しながら戻って来るダブルセイバーを受け取ってヴァリマールに突きを放った。

「させない!」

「何っ!?」

しかしヴァリマールは放たれた突きを太刀で受け流してクロウの側面へと回り

「そこだっ!!」

「グッ!?」

反撃を叩き込んだクロウを怯ませた。



「燃え盛れ……滅!!」

側面からの攻撃によって怯んでいるクロウ目掛けてヴァリマールはクラフト―――龍炎撃を放ち

「!!」

ヴァリマールの更なる追撃に気付いたクロウは間一髪前方へと加速して回避した。

「へへっ、これに耐えられるか……っ!?」

ヴァリマールと距離を取ったクロウは溜めの構えでダブルセイバーを構え

「秘技――――」

対するヴァリマールは抜刀の構えでクロウの攻撃に備えた。

「クリミナルエッジ!!」

「百烈桜華斬!!」

そして互いに突撃した2体の機体は強烈な一撃を放ち、互いの攻撃によって相殺された2体は相殺した際に発生した衝撃波でそれぞれ後退させられたが

「三の型――――天衝斬!!」

生身のクロウより機体の中で操縦するリィンは衝撃がクロウより少なかった為クロウより早く立ち直ってクロウに詰め寄って攻撃を叩き込んだ。



「グアッ!?」

「まだだっ!ハアッ!!」

「グッ!?」

必ず敵の体勢を崩すクラフトを叩きこんでクロウの体勢を崩したヴァリマールは更に追撃をしてクロウにダメージを与え

「クッ……お返しだっ!―――崩爆華!!」

対するクロウはダメージに苦しみながらもダブルセイバーに闘気を溜め込み、ヴァリマールに反撃を叩き込んだ!

「うあッ!?」

クロウの放った反撃によってヴァリマールは仰け反り

「そこだっ!隙だらけだぜ!」

「うっ!?」

その隙を逃さないかのようにクロウは更なる追撃をヴァリマールに叩き込んだ。



「一気に決めてやる!オォォォォォ……!」

ヴァリマールに強烈な一撃を叩きこむ為にクロウは再びダブルセイバーで溜めの構えで力を溜め始めたが

「させるか!―――閃光斬!!」

「チッ!?」

ヴァリマールのクラフトを受けて溜めの構えを解除されると共にダメージを受けて怯み

「今だ!ハアッ!!」

「ガハッ!?」

更にヴァリマールの追撃によって頭の部分を攻撃されて呻き声を上げた。



「ハア、ハア………何でだ?騎神によるARCUSのリンクも使わずに、何でここまであいつはやれるんだ……?」

ヴァリマールと一端距離を取ったクロウは今までの戦いの疲労やダメージによって息を切らせながらヴァリマールを見つめて信じられない思いを抱えていたがミシェラムでのエリゼとのやり取りをふと思い出した。





兄様はベルフェゴール様達――――”超越者”達の力をその身に宿しているのですから。兄様がその気になれば貴方如き”瞬殺”できるはずですし、私も”本気”になった兄様には足元にも及ばないでしょうね。



……じゃあ嬢ちゃんはあの時のリィンは無意識で手加減して俺と戦ったって言いたいのか……!?



あくまで推測ですが。この際ハッキリ言わせてもらいますが貴方は神々や魔神の”力”を軽く見過ぎています。彼らはその気になれば単独で国を滅ぼせる程の”力”を持っているのですから。



……つまり、あれか?あの時のベルフェゴール達もそうだが、パンダグリュエルでのリィンも俺を殺さないように手加減をしていたって事か……!?



”裏切り者”の貴方を生かしたベルフェゴール様達の意図はわかりませんが、兄様はそうでしょうね。



「………けんじゃねぇ。」

「?どうした、クロウ!もう終わりか!?」

ミシェラムでのエリゼとの戦いの最中で交わした言葉のいくつかを思い出し、ヴァリマール―――リィンが急激に強くなった理由を自分なりに推測したクロウは怒りによって身体を震わせながら呟き、クロウの様子がおかしい事に気付いたヴァリマールの操縦席にいるリィンがクロウに声をかけたその時!

「ざけんじゃねぇぇぇ―――――ッ!!」

クロウは咆哮を上げると共に全身に膨大な瘴気を纏い、かつてトリスタでヴァリマールを圧倒的に倒した姿へと変化した!

「!あの姿は……!」

かつてトリスタで敗北した際のオルディーネ―――クロウの姿を見たリィンは唇を噛みしめた。

「俺はこの時の為になりふり構わず”力”を求めたんだ!これ以上”部外者”共の介入で醜態をさらしてたまるか――――ッ!!」

「一体何の事を言っているんだ、クロウ!?」

「そんな事を気にするのは後にしなさい!それよりもあのままだと冗談抜きでバンダナ男がすぐに死ぬわよ!?」

「!?どういう事だ、それは!」

操縦席の中に自分と共にいるセリーヌの警告を聞いたリィンは血相を変えて尋ね

「アンタがさっき使い魔にした娘みたいにあのバンダナ男は周囲の霊力(マナ)を過剰に取りこんで、自身の霊力(マナ)暴走(オーバーロード)させようとしているのよ!」

「何だって!?」

「止めなさい、クロウ!これ以上霊力を取りこめば、貴方はすぐに死ぬわよ!?」

「例え暴走(オーバーロード)する程の霊力(マナ)を自身の力にする事ができても、その行為は寿命を大きく削る行為です!ですからこれ以上の霊力(マナ)の摂取は止めてください!」

セリーヌの説明にリィンが驚いている中、クロウの状態を既に察していたクロチルダとエマは血相を変えてクロウに警告をした。



「るせぇ!外野は引っ込んでろっ!!オォォォォォォ―――――ッ!!」

「クロウ……」

「どうしてそこまでして………」

二人の警告を無視して更なる霊力(マナ)を取りこみ続けるクロウを見たアリサとエリオットは辛そうな表情をし

「パント様、クロウさんを助ける方法で何かいい方法はありませんか!?」

「……彼を助けられる方法は唯一つ。ここにいる全員が協力して早急に彼を制圧して”魔人化(デモナイズ)”を解かせるしかない。」

セレーネに尋ねられたパントは重々しい様子を纏って答えた。



「で、ですがそれでは……」

「……リィンとクロウの”約束”を破る事になってしまうな。」

パントの答えを聞いてある事を察したエリスとガイウスは辛そうな表情をし

「もうそんな事を気にしているレベルじゃないわ!今すぐ全員でクロウを速やかに制圧して”力”を取りこむのを一秒でも早く中断させ――――」

サラ教官は武器を構えて全身に紫電を纏い、アリサ達にも戦うように促そうとした。

「―――待ってください!俺が何とかします!」

「リ、リィンさん……?一体何を……」

「……俺達の手を借りずにお前だけの力で早急に奴を制圧できるのか?」

するとその時リィンが制止の声をあげ、リィンの制止の声を聞いたプリネは戸惑い、レーヴェは真剣な表情で尋ねた。



「俺の”力”を増幅してゼムリアストーンの太刀に乗せて、攻撃を叩き込みます。やれるか、ヴァリマール?」

「理論的ニハ可能――――過負荷(オーバーロード)状態トナリシバシ動ケナクナリソウダガ。」

「すまない……だけど、よろしく頼む!」

ヴァリマールの返事を聞いたリィンはその場で集中し

「”神気合一”――――!」

自身に秘められる”力”を解放した状態になった!するとヴァリマールが構えた太刀が凄まじい光を放ち始めた!



「おお……!?」

「クロウのオルディーネと同じ……!」

「!!あれは……!」

太刀に込められる光を見たフィーとミリアムは驚き、リアンヌは目を見開いた。

「受けて見よ、終焉の十字!」

「無明を照らす閃火の一刀!」

そして互いに力を溜め終えた2体はそれぞれ加速し

「デッドリー――――」

「ハアッ!」

「あ――――」

クロウが振るったダブルセイバーをヴァリマールは闘気によって発生した炎を太刀に纏わせた状態で一撃でクロウの手からダブルセイバーを弾き飛ばし

「せい!たあ!おおおお………!終ノ太刀―――――暁!!」

次々と怒涛の連続攻撃を叩き込み、最後にヴァリマールはクロウの背後を駆け抜けた。すると炎の大爆発と無数の斬撃がクロウに叩きこまれた!

「グアアアアアアアア――――ッ!?ハハ、これがお前の”本気”、か……………」

ダメージに耐えきれなくなったクロウは戦闘不能になると共に地面に叩きつけられた! 
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