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サクラ大戦来訪者は私の幼馴染

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欧州は花の都へ到着・・・前編


時は太正15年5月・・・

大神達を乗せた船は予定通り、欧州に着いた。

「「やっと着きましたね巴里に大神さん」」

「何言ってんだい二人共まだここは巴里じゃないぞ」


「「ええーーそんな」」

「巴里に行くならここから汽車で後3時間はかかるぞ」

今の大神の言葉は、スバルとエリオにとっては、地獄への片道切符に等しかった。

「エリオごめん私、先に逝くから」

「駄目ですよ、スバルさんスバルさん」

「あーあもうすぐ巴里の美味しいお菓子が食べられるのになあ」

大神がそう言うと、スバルは起き上がった。

「お菓子ーーー」

(スバル君のことなのはちゃんに、聞いててよかった)

大神はスバルの事を聞いていて、つくづく良かったと思っていた。


そして3人は巴里行きの汽車に乗った。

それから3時間後・・・

大神達3人を乗せた巴里行きの汽車が目的地の巴里に着いた。

「はあ、今度こそ巴里に着いたね、エリオ」

「そうですねスバルさん。大神さん僕達はこれからどこに行くんですか?」

エリオが大神に質問をする。

「ああ、これから俺達は一度パリ市内にある。日本大使館に挨拶に行くよ」

「「わかりました」」

3人はパリ市内にある日本大使館に向かった。

そのころ先に来て、新婚旅行を楽しんでいる直哉とさくらは・・・

「直哉君今日はどこに行くの?」

「先ほど迫水大使から連絡があって、大神さん達3人が巴里に着いたんだって」

「え、そうなのなら今日からは、夜のお出かけにしたほうがいいかしら?」

「今日はその方がいいかもね」

「わかったわ」

時は大神達が日本大使館に着いた頃まで遡る。


日本大使館内大使館室・・・

「大神一郎中尉、ただいまこちらに着任しました」

「やあ、君が大神一郎君かい、帝都での事など、聞いてるよ、ここでも頑張ってくれたまえ」

「おっといかん、僕の名前は、迫水だ。一応君の上司だからよろしく、そして君がスバル君に、エリオ君だねよろしくね」

「ええーー何故私の事を、知ってるんですか?」

スバルが、迫水大使に質問する。

「ああ、それは君達二人については、帝国華撃団総司令の紫藤直哉君から事前に連絡を受けてたからね、そして君達の後ろ盾になってくれと、頼まれたからね」

「ああ、成る程だから直哉が、大使に連絡したんですね」

「そう言うことだよ、大神君」

「「ええ、どういう事ですか?」」

「いいかい君達は、この世界の人間じゃないでしょ?」

「「ええ、そうです」」

「そんな君達がこの世界の事件に巻き込まれたら困るだろ」

「「確かに」」

「そうなった時の為の後ろ盾さ」

「よし3人とも今日の夜に良い所に連れて行くよ。だから時間まで巴里観光しておいで」


「「やったーーー」」

「しかし、大使?」

「良いんだよ大神君これは、あの二人の不安を捨てさせる為なのだから」

!!

「成る程わかりました」

そして大神達は、日本大使館を後にし、巴里観光に出かけた。


巴里観光中の大神達・・・


「楽しいねエリオ」

「そうですねスバルさん」

スバルとエリオが、観光を楽しんでいる頃大神は、二人から離れていた時に、赤い修道服を着ている少女と出会っていた。






 
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