| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『ある転生者の奮闘記』

作者:零戦
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

TURN35

 
前書き
COREルートも大詰めですね。 

 




 南遣方面艦隊全艦から発射された三式融合弾――三式弾はバージニアのバリアをすり抜けて全弾がバージニアの装甲を貫いて爆発した。

「次弾装填ッ!!」

 主砲では急いで発射された砲弾の薬莢が出されて次弾が装填されている。

「効果大ッ!! 損傷が激しいですッ!!」

 ……確かに効果はあるな。

「夕張は?」

「夕張は無事です。夕張は無事に要塞内へ突入しました」

 モニターを見ていたシャルロットが言う。

「……頼むぞ」

 俺はモニターを見ながらそう呟いた。

「バージニアからエネルギー反応ッ!!」

「バリアミサイル発射ァッ!!」

 バージニアから来る攻撃に再びバリアミサイルを前方に発射して攻撃を防ぐ。

「後方からエイリス艦隊接近ッ!!」

『申し訳ありません。残存艦艇の編成に手間取りました』

 通信してきたのはセーラ女王やった。

「ほぅ、セーラ女王自らとは光栄やな」

『妹……マリーが何故貴方を信じたのか、それを見極めさせてもらいます』

 エイリス艦隊は防護巡洋艦を前方に展開して南遣方面艦隊の周囲に集まる。

『南遣方面艦隊を守るのですッ!!』

 セーラ女王はそう指示を出す。そんな期待しても困るんやけどな。

「突入部隊の様子は?」

「夕張からの情報ですと機関区に残存部隊が、管制室に山下長官とダグラス大統領が向かったようです」

 ……頃合いやな。

「バージニアに通信を繋げろ」

「え……? 長官、それは一体……」

 シャルロットが俺を見ながら驚く。

「なに、少しキングコアと話がしたくてな」

 俺はシャルロットにそう言った。

「あの子は……」

 ダグラスと山下が中央管制室に突入した時、キングコアはそこでプリンセスを犯していた。

「その汚らしいモノを引っ込めろッ!!」

 山下長官は超振動ブレードを正眼に構えてキングコアを見さだめる。

「ヒュウ、切り落とされそうだぜ。勇ましい女だ」

「何が可笑しいッ!! その子を解放しろ」

「解放? 命乞いをするのはお前らだ」

 キングコアはそう言った。

「既にバージニアは帝のチカラで封じ込めたッ!!」

「ミカドか……バージニアが暴れだしたのはやっぱりそのせいかよ」

 山下長官の言葉にキングコアはそう吐き捨てた。

 山下長官はジリジリと歩み寄る。

「このバージニアはッ!! キングコア……てめぇの擬体も、全部ガメリカ軍の装備であり血税だ。国民に返してもらうぜ」

 ダグラスは携行擲弾をキングコアに向ける。いつでも撃てる。

「やれやれだぜ」

 キングコアはそう言ってモニターを点けた。投影されたモニターはバージニアによる破壊の図だった。

 連合艦隊は半壊していた。前衛にエイリス艦隊と南遣方面艦隊が支えていたが左翼のドクツ艦隊は壊滅寸前であり中央の日本艦隊は何とかエイリスから編成された防護巡洋艦により無事であった。後方のガメリカ艦隊は左翼のドクツ艦隊を救助しようとしたがこれもまた、ブレスによる攻撃でやられていた。

「……ん? 通信だと?」

 その時、キングコアがそう呟いた。モニターには通信が来ているアラームが鳴っていた。

「発信はマヤ?」

「狹霧だと?」

 キングコアの呟きに山下長官はそう答えた。摩耶には雪風が乗っていた。

「……おもしれぇじゃねぇか」

『お、あんたがキングコアか?』

 そしてモニターに雪風が投影された。

「あんたがキングコアか?」

『そうだ。俺がCOREを率いているキングコアだ』

 モニターにキングコアが映る。

「北アフリカ星域でCORE艦隊を全滅させたのは俺や。その方が分かりやすいやろ?」

『お前がトルーマンを片付けたサギリか。色々と情報は知っているぜ、何でも有らぬ疑いを掛けられて軍を追放されたとかな』

「ハッハッハ、流石はCOREやな。情報が早いな」

『それで俺に何の用だ? 降伏でも進めるのか?』

「ま、一応はそうなんやけど降伏はしないやろ?」

『たりめぇだ。命乞いをするのはお前らだ』

 ……さて、此処で爆弾を投下するか。

「……キングコア、いやリンカーン。何故プリンセスがお前に聖書を渡したと思う?」

『……何?』

 キングコアの声が変わったような気がした。

『……何故貴様がそれを知っている?』

 ちゃんと言わないと殺す。というような言葉に聞こえるな。

「……俺の情報屋にガメリカ人のやつがいてな。そいつは色んな情報ルートを持っていてな。連絡が無いから恐らくCOREの反乱で亡くなったんやろな。そいつが日本とガメリカが開戦になる前にたまたま通信してきたんや。『イレブン=ゴーストに聖書を渡した少女がいた』ってな」

『………』

 キングコアは何も言わない。

「そいつがどうやってその情報を知ったのかは俺も知らん。だがそいつは興味を持って少女……プリンセスを追跡したらしい。プリンセスさん、その聖書はまだ持っているんやろ?」

『………』

 キングコアに犯されていたプリンセスはごそごそと動き、身体の中から聖書を取り出した。







 
 

 
後書き
御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧