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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!

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第十五話 陰謀の季節なのです。

 
前書き
 今日も張り切って改革に乗り出す皇女殿下。派手に動きさえしなければ、もう怖いものなし・・・・と本人は思っています。 

 
帝国暦480年4月3日――。

■ ノイエ・サンスーシ
カロリーネ・フォン・ゴールデンバウム
 エル・ファシル星域の再奪取をあきらめて、全面撤退するとおじいさまが教えてくださいました。軍部の決定だそう。あ~あ!これで完全にリンチ以外なにもなくなっちゃったじゃないの。無駄に兵を死なせただけ。しかも原作以上に大敗しちゃって。バカみたい!!
 あきれちゃったからこれ以上はエル・ファシルに手ェ出さないことに決めました。後はそっちで勝手にやって頂戴なって感じ。

 こっちはその間にやることやって勢力固めです。女性士官学校に手は出せないので、幼年学校や士官学校の方を改革します。というか手を出そうとしたのだけれど、あっちの方はなぜかマインホフ元帥と爺様がスカウトしてきたイケメン教官のせいですっかり色が塗られちゃってるの。まいったなぁ。今更私が行っても大した効果はないかなって思ってそっちは諦めたわけ。爺様の私物化されてる女性士官学校なんて、私が改革に乗り出したときにもっといい方向に矯正よ!
 
 幼年学校の方は、食事の改善をまず第一目標ね。それと倉庫の物資の積み上げ方の改善ね。こっちの方は先日ファーレンハイトと一緒に視察した時にそれとなく危険性を教えてあげました。
 相変わらずラインハルトの方は私を見ても可もなく不可もなしってところ。どうしたんだろう?覇気がないみたい?興味がないのかな?今度オフレッサーでも連れていったらどうなるんだろうね。
 あ、そうそうそうなのですよ!原作でひどい最後を遂げたオフレッサーさんが可哀想になったんで、自宅を訪問しました。とっても喜んでた。あ~だけれど、さすがにあの剥製はちょっちリアルすぎて引いたけれどね。顔に出さないようにしてたから多分大丈夫。
 次は病院や救貧施設を狙いに行く予定です。これまでの度々やってきたけれど、今年から本格的に頻度を増やしていこうって思ったの。アルフレートとも話したのだけれど、ラインハルトの勢力拡大フラグと出世フラグはへし折っていかないといけないなと思いました。うん、いい感じじゃない。
今のところは慰問が中心なのね。あ~あ、早く社会機構改革しに行きたいけれど、これ以上動こうとすると貴族に睨まれちゃうからなぁ・・・・。




ランディール侯爵邸
■ イルーナ・フォン・ヴァンクラフト
 最近とみにカロリーネ皇女殿下の動きが活発化している。これを阻止するために以前ブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯爵にアレーナが皇女の動きを漏らしたから、そろそろ何らかの動きがあってもいいと思っているわ。それが表面化した時、私たちは無関係の立場を貫くためにあえて接触しないことと決めました。

 もっともアレーナとサビーネの仲はとても親密。私も何回かあったけれど、素直ないい子だと思うわ。ラインハルト同様少しずついろんなお話をしてあげているところよ。これが後々彼女のためになるといいのだけれど。ブラウンシュヴァイク公爵のご息女の方は、終始冷たい態度だったので、アレーナは接触しないと言っていたわ。それでいいでしょう。

 2大貴族の対皇女殿下への陰謀を進ませるため、皇女殿下の改革を阻止するというプランを急きょ変更しました。アレーナと協議した結果、捨てるところは捨てて守らなくてはならないところを死守しようという話になったわ。まずは女性士官学校。ここはアレーナがすっかり手なずけてしまっているから心配はないようね。皇女殿下も近づくのをやめてしまわれたわ。ルッツ、メックリンガー、レンネンカンプに加えて、ワーレンを登用しました。アレーナはしょっちゅう彼らと会っているようで、とっても馬が合うと言っていたわ。いいことね。

 そして、アレーナが継承しつつあるグリンメルスハウゼン子爵閣下の情報網とその情報。これから宮中貴族たちを相手にしなくちゃならない私たちにとっては利用しない手はない武器ね。
 そしてほかならないラインハルトとキルヒアイスの二人。この二人をあの転生者たちの毒牙にさらさせるわけにはいかない。なんとしても守り抜かなくては。



 ブラウンシュヴァイク邸――。
 今日もブラウンシュヴァイク邸にリッテンハイム侯爵が訪問し、そしてそこにシュトライト、アンスバッハ等の信頼できる家臣を交えて相談していた。

「あの皇女やはりただ者ではないな。オフレッサーの奴めを抱き込みにかかり、幼年学校等の慰問をしておる。将来自分に忠誠を誓わせようという者を増やすつもりなのだろう」

 リッテンハイム侯爵が忌々しげに顔をしかめた。

「ここは卿、やはりあの手でいくしかあるまい。人気をおとさせ、その上で実行すれば、仮に我らの仕業と露見してもその時には堂々と名乗りを上げればいいのだからな」
「うむ。アンスバッハ、用意はできておるか?」

 ブラウンシュヴァイク公爵の問いかけにアンスバッハは姿勢を正して答える。

「はっ!調べましたところ、カロリーネ皇女殿下、いやその母君のシルヴィア皇女殿下のご出生にはやはり少々不審な点があるようです」

 差し出された書類に目を通したブラウンシュヴァイク公爵の眼が光る。
「どれ。・・・ほほう。リッテンハイム侯爵、これを見てみろ」
「ほほう、これは・・・・」

 リッテンハイム侯爵が目を細める。それによるとカロリーネ皇女は先々代皇帝オトフリート4世の孫にあたるのだが、その母親であるシルヴィア皇女の出生には不審点がある。
 彼女はオトフリート4世の寵姫の一人から生まれたのであるが、生まれたのがオトフリート4世が死亡して11か月後なのである。普通妊娠の期間は10か月後であるから、この基準を当てはめればオトフリート4世が死亡して1か月ほどたった後に妊娠したことになり、時間軸があわない。

「つまりシルヴィア皇女は帝室の人間ではないということだな。そしてその血を引くカロリーネ皇女も当然・・・ほほう、これはなるほど、とてつもない醜聞だな」

 二人の大貴族は顔を見合わせてにやりと笑う。この際それが真実かどうかはどうでもいい話である。要はカロリーネ皇女殿下に揺さぶりを、それも致命的なものを、かけられればそれでいいのだ。そしてもう一つ、この話が上がってきたとき、カロリーネ皇女殿下側にはそれを反証するすべはない。
反証するにはDNA鑑定が決定的でありもっとも有力なものなのであるが、それはできない。

 なぜか?

 鑑定を行うには当人の細胞が必要であるが、恐れ多くも陛下の玉体に触れるわけにはいかないからである。


 二大貴族がこの話に食いついたのも、そういう背景があったからであった。

「オトフリート4世の寵姫が密通・・・・そのけがれた血の孫が帝室に連なっているなどとはな。卿はどう思うか、リッテンハイム侯爵」
「うむ。儂もブラウンシュヴァイク公爵の意見に賛成だな。これを使用しない手はないぞ。暗殺よりもよっぽど我らの手を汚さずに済むではないか。その上我らはこれを義憤として告発したと言えば、世間における我らの評判は高まるぞ」
「うむ。その通りだな!」
「これをただちに帝都にばらまく。スキャンダルとして火種を飛ばしておき、その後一気に皇帝陛下に直訴申し上げ、カロリーネ皇女殿下を降嫁という形でどこぞの貴族の家に嫁がせ、御隠しいただく。もしくは修道院に放逐するか、陛下のご意向によっては帝室を汚した大逆罪として死刑に処するということもできるが・・・・」
「それは駄目だ。儂らの娘が侍女として仕えている。罪はその方面にも及ぶだろう。こうと知っていればこうなる前に手を回して引き上げさせたのだがな」
「それではだめだ。余計に我らが疑われるではないか。むしろ『自分の娘を差し出すほど忠誠を誓っていたのにそれを裏切られた被害者。』を演じればよいではないか」

 ブラウンシュヴァイクはなるほどと手を膝に打った。

「なるほど、リッテンハイム侯爵、卿は策士だな。皇女殿下、いや、カロリーネなどどこぞの貴族に拾ってもらえれば関の山というべきだろう」
「もっとも、あのようなスキャンダルの後だ。もらおうなどという考えを起こす貴族などいないのではないかな」
「ハッハッハ!!それはそうだろうな」

 二人の大貴族が哄笑する。

「よし、そうと決まればさっそく帝都の全輪転機を使用して取り掛からせよう。ネット、ユーチューブ、ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、ミクシィ、あらゆるSNSも総動員じゃ!!今日から3日間、徹底的にこの噂を流してしまえ!!!」


 その翌日から、帝都オーディンを奇怪な噂が嵐の様に吹き荒れた。曰く――。
カロリーネ皇女殿下の母上、シルヴィア皇女殿下は、密通によって生まれた女子であり、実はオトフリート4世の血を引いておらず、したがってカロリーネ皇女殿下も皇族ではないのだと――。

 これらはあらゆる情報媒体を通じて流れ出し、さらには昼のワイドショーにも大きく取り上げられた。帝国であっても、皇帝や大貴族の琴線に触れない限りは、こうした報道は自由であった。むしろ陰謀を進める効果的な手段としてマスメディアはしばしば利用されてきたのである。
 今回は皇族そのものの話題ということで最初はどのメディアも躊躇したが、ブラウンシュヴァイク・リッテンハイム両大貴族の援護がある上に、決定的ともいえる調書などの証拠も挙がってきたため、ついに各メディアはこれを取り上げることとなった。
 最近スキャンダルなどの話題が少なくなってきて飽いていた帝都フェザーン、果ては自由惑星同盟にもこの情報が流れ込み、大騒ぎになったのである。

 皇女殿下偽物!!のニュースは全宇宙を嵐の様に吹きまくっていた。

ノイエ・サンスーシ 居室
■ カロリーネ・フォン・ゴールデンバウム
ドンドンというけたたましい音に目が覚めた。

「皇女様!!!皇女様!!!!」

 なぁによ、うるさいわね。人がせっかく気持ちよく昼寝してるのに、起こさないでよ。

「皇女様、大変でございます!!TVが、TVを!!」
「どうしたというのじゃ?」

 寝ぼけ眼で起き上がったところに侍女が血相を変えて立ってる。皇女殿下の寝室にノックもなく侵入してくるなど、本来なら無礼極まる行為であるけれど、その顔がただ事ではない顔つき。え、なに?どうしたの?

「TVをご覧ください!!」

 腕を引っ張られて、居間の大型78インチTVの前に腰を下ろす。そこにうつっていたのは昼のワイドショーだった。

「ワイドショーなどみとうないわ!妾をこのようなもので起こそうとするなど・・・・・するなど・・・・する、など・・・・?!」

 え、なにこれ、なにこれ?なにこれ?!


 話題に上ってんの、私じゃんか!?


『疑惑!?カロリーネ皇女殿下は実は皇族ではない!?』
『後宮にはびこるみだらな官能の茨。陛下もその犠牲者に!?』
『ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯、苦衷の決断』

 次々と流されるテロップ。そのすべてを見ても信じられなかった。

「こ、こ、こ、これは――!?」

 バ~ン!!と扉が開け放たれ、ファーレンハイトが入ってきた。日頃冷静な彼も顔色が尋常ではない。

「皇女殿下、お気を確かに!!」
「ファーレンハイト。なに、妾は落ち着いておる。心配するな」

 まだ事態を理解できていない上に、突然の報道で内心は心臓バクバクだったが、ここは皇女らしく落ち着きを示さなくちゃならないわけで。

「恐れ多くも皇女殿下を偽物だと言うとは、ブラウンシュヴァイク、リッテンハイム両方とも何を考えておられるのか!」

 な、な、な!?再び心臓がバックン、って。今バックンって!?言ったわよ!!わ、私が偽物!?
冷静に落ち着こうとして深呼吸、はい、すって~はいて~すって~はいて~。よ、よし、これでいいわね。さぁ、ファーレンハイト、説明してちょうだい。

「皇女殿下、どうかお気を悪くなさりませんよう・・・・」

 そう言ってファーレンハイトが伝えたところを簡潔に書止めると、どうやら私のお母様が皇族の血を引いていない疑惑が出てきていて、そのとばっちりを娘が受けているということだ。私のおばあさまが皇帝との間にお母様を設けたのではなくて、どこかの知らない男と密通して生まれたのが私のお母様ということらしい。

『ブラウンシュヴァイク公、今回はどうしてこのような情報を?』

 一面リポーター、TVクルー等にすっかり取り囲まれたブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯爵は傍目でもわかるくらい沈痛な顔をしてTV局の質問に答えている。
 おい、嘘だろ!?いいのかよ、大貴族がTVなんかに出て!!絶対平民なんか虫けらみたいにしか思ってない奴らが平民の質問に答えてる!!!

『うむ。儂らとしても苦衷のことだった。特に皇帝陛下に置かれてはさぞご心痛のことだろうと思う。だが、我々はこの情報を手に入れた以上、それを秘匿することなどできなかった。いやしくも帝室貴族に生まれたからにはその帝室を辱める存在を放置できなかったのじゃ』
『ブラウンシュヴァイク公の言う通りだ』

 リッテンハイム侯爵もブラウンシュヴァイク公爵に負けないくらい沈痛な表情だ。これ、本当か?テメエら絶対腹の中で笑ってんだろ!!口調が完全に妾から逸脱したけれど、そんなこと気にしている場合じゃないわ!!

『なお、付け加えるならば、先々代皇帝オトフリート4世の髪は見事な黒髪であった。そして寵姫もそうであった。ところが、お生まれになったシルヴィア皇女殿下の髪は栗色だった。カロリーネ皇女殿下もだ。その事実を考えればおのずから結論は出るのではないかな?』

 おお・・!!という悲痛などよめきが沸き起こってる。うわ、いいから!!そんなこと信じないでいいから!!オイ、信じるなぁ!!!
 不意にたまらない恐怖が沸き起こってきて私は床にへたり込んだ。殺される・・・・殺される・・・・殺される・・・・!!それもラインハルトじゃなくて、たかがブラウンシュヴァイクとリッテンハイムに!!OVAじゃバカで無能な貴族ってバカにしていたあの二人なんかに・・・・。
 喉が鳴った。いつの間にかしゃくりあげていたらしい。怖かった。とても怖かった。私の涙を拭いてくれていたのは侍女だけれど、その眼はファーレンハイトと当惑したように見つめあってた。
 不意にす~っと周りが寒くなり、私は意識を失った。世界がガラガラと崩壊するのってこんな感じなのかな。

ノイエ・サンスーシー 居室
■ アレーナ・フォン・ランディール
 うわ~~!!!これ最悪だわぁ。さすがはブラウンさんとリッテンさんよね、やることがえげつないわ。というかユーチューブやSNSがいつの間にかこんなに浸透してたなんてビックリよ。私が使い始めたことなんてごく一部しか使われてなかったってのに。
 それに大貴族ってTVに出るんだ。こんなの原作にもなかったよね。
 まぁ、これでカロリーネ皇女殿下には致命的なダメージでしょう。残念でした。OVA見て「貴族?バカじゃないの?無能の代名詞じゃない!!」なんて言ってるからこんなことになるんだわ。彼らだってそれなりに優秀なんだから。性格は最悪だけれど。
 あ~でも一つ残念なのはアルフレート・ミハイル・フォン・バウムガルデンにもとどめを刺しておけばよかったってこと。目の上のたん瘤なんだから、皇女殿下と密通とかいくらでもねつ造してよかったのに。あ、10歳じゃあまだ早いか。


 ま、二兎を追う者は一兎をも得ずなんていうから、ここはカロリーネ皇女殿下を撃沈できただけで良しとしましょうか。よ~し!次行くわよ、次。


 そんなことを考えていたら、私の部屋のドアがノックされた。誰だろう?ドアを開けると、あ、サビーネだ。サビーネが顔を青くして立ってる。

「どうしたの?」
「あ、アレーナ姉様、テ、テ、テ――」
「テレサ?あぁ、この前話してたゲームのボスね。あれはね、その手前にある隠しブロック叩いて、そこから出てくるスターで蹴散らしちゃえば――」
「違うの!テレビで、お、お父様とブラウンシュヴァイク叔父様が話していること――」

 知ってる。だから話題をそらしたんだけれど、そんなことじゃごまかせないよね。ごめんね、サビーネ、あなたたちを利用しちゃったのは悪かったけれど、でも、私たちには『チート共を排除する。』っていう使命があるからね。
 サビーネは終始どうしようどうしようとうろたえていた。それはそうでしょ。私がたきつけたとはいえ、自分の発言で皇女殿下を貶める結果になってしまったことを、心の優しい素直なこの子は心から悔いている。
 そんなこの子の姿を見ていると、急に自分がドス黒く汚れきったアラサーに戻った気分になっちゃった。この子は何も悪くない、悪いのは私。だからそんなに悲しまないで、サビーネ。あなたのせいじゃないんだから。
 私は手を尽くしてずっとサビーネを慰めていた。皇女殿下に醜聞がたっても、まさか皇女殿下が皇族をはく奪されることはないでしょう。まして殺されるなんてもってのほか、さすがにブラウンシュヴァイク公爵様もリッテンハイム侯爵様もそこまではおやりにならないでしょうと、心の声とは正反対のことを言い続けた。なんてしんどい!そして、つらい!
 一生懸命な私の態度が通じたのか、やっと落ち着いたサビーネは「お姉様ありがとう」と笑顔で言って出ていった。あぁ、最悪だわ。こんな純真な子供を前にすると、私がとんでもなく汚れきった(以下省略)に見えてしまう。
 今日は早めに休もうかな。


帝都オーディン――
 ブラウンシュヴァイク、リッテンハイムの両貴族の会見はすぐに帝都のみならず宇宙中に波及していった。これを見たリヒテンラーデ侯爵等の現政権の貴族たちは顔に血をたぎらせて激怒したが、時すでに遅しでどうにもできなかったのである。もはや山火事の様に燃え尽きてしまうまでは手が出せない状態だった。
 ここに今まで皇族として名を連ねてきていたカロリーネ皇女殿下が実は非嫡出子であったという情報が決定的なものとなったのである。

 
 

 
後書き
 いったん染み付いた色はなかなか抜けないのです。ことにそれが「帝室」の「血」という話になると、もう大変。 
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